JP4397458B2 - フック吊下長さ保持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレーンのブームを伸縮させるときフックの吊下長さを一定に保持するためのフック吊下長さ保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2に示すように、クレーン1は、左右にアウトリガ用油圧シリンダ3L、3Rを備えたアウトリガ2によって支持されるベース4上に、旋回用油圧モータ5によって旋回されるコラム6が設けられ、このコラム6の上端部にブーム7の基端部が枢着されている。このブーム7は、ブーム伸縮用油圧シリンダ8によって伸縮され、ブーム起伏用油圧シリンダ9によって起伏される。
【0003】
また、コラム6にはウインチ用油圧モータ10で巻上巻下作動されるウインチ11が設けられており、このウインチ11から繰出し、繰込みされるワイヤロープ12をブーム7の先端部に導いて、ブーム7の先端部の滑車(図示略)を介してフック13に掛回すことにより、フック13をブーム7の先端部から吊下している。
【0004】
このため、ブーム7の伸縮に伴ってフック吊下長さ(ブーム先端下部とフック上端間の距離)Lが変化する。即ち、ブーム7を伸長させると、フック吊下長さLが短くなり、ブーム7を縮小させればフック吊下長さLが長くなる。
従って、ブーム7を伸長させた場合に、誤ってフック13をブーム7の先端部に衝突させたり、ブーム7を縮小させた場合に、気付かないでフック13を着地させてしまい、ウインチ11のドラムに巻かれているワイヤロープ12が弛んで乱巻等が発生し、ドラムにワイヤロープ12を巻き直さなければならない等の不具合を生ずることがあった。
【0005】
このため、オペレータは、クレーン作業中、フック吊下長さLを常に監視し、ブーム7を伸縮させるときにフック吊下長さLを一定に保持するためには、ブーム7の伸長操作と同時にウインチ11の巻下操作を行ない、ブーム7の縮小操作と同時にウインチ11の巻上操作を行うことが必要となる。このような操作はオペレータにとって煩雑であり、適切に行うのは極めて難しく熟練を要する。
【0006】
そこで、オペレータの操作を容易にするために、ブーム7を伸縮させるときにフック吊下長さLを一定に保持したい場合には、ブーム7の伸長又は縮小操作を行ったときに、ウインチ11の巻下又は巻上操作が同時に行われるような回路構成を、個々の単独操作回路構成とは別に設けたフック吊下長さ保持装置が用いられている。
【0007】
このフック吊下長さ保持装置において、回路構成は図3に示すようになっている。即ち、ブーム伸縮用油圧シリンダ8を操作するブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁20に、そのスプール21を切換えるピストン22と、ピストン22の変位を検出する差動トランス23とが設けられ、ウインチ用油圧モータ10を操作するウインチ用油圧モータ切換弁30には、そのスプール31を切換えるピストン32と、ピストン32の変位を検出する差動トランス33とが設けられている。
【0008】
ピストン22の制御を行う電磁弁24、25のソレノイド24S、25Sには、演算部40からデジタルアナログコンバーター26、スイッチ27を介して制御信号が送られる。ピストン32の制御を行う電磁弁34、35のソレノイド34S、35Sにも、演算部40からデジタルアナログコンバーター36、スイッチ37を介して制御信号が送られる。
【0009】
差動トランス23は、位相検波器28 、アナログデジタルコンバーター29を介して演算部40に検出信号を送る。差動トランス33も、位相検波器38、アナログデジタルコンバーター39を介して演算部40に検出信号を送る。
クレーン作業の際に、演算部40からの制御信号により、図3に示すように電磁弁24、25を切換えてピストン22を右方へ移動させ、ブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁20のスプール21を伸長側へ切換えると、圧油がブーム伸縮用油圧シリンダ8の伸油路14に供給され、ブーム伸縮用油圧シリンダ8が伸長するので、ブーム7が伸長する。
【0010】
このとき、差動トランス23は、ピストン22の右方への変位を検出し、演算部40に検出信号を送る。演算部40はその検出データに基づいて、フック吊下長さL一定になるように予め定められた所要の制御量を求め、制御信号を電磁弁34、35に送る。すると、ピストン32が右方へ移動してウインチ用油圧モータ切換弁30のスプール31を巻下側へ切換えるので、ウインチ用油圧モータ10の巻下油路16へ圧油が供給され、ウインチ11が巻下側へ回転してワイヤロープ12を繰出し、フック吊下長さLが一定に保持される。
【0011】
演算部40からの制御信号により、電磁弁24、25を切換えてピストン22を左方へ移動させ、ブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁20のスプール21を縮小側へ切換えると、圧油がブーム伸縮用油圧シリンダ8の縮油路15に供給され、ブーム伸縮用油圧シリンダ8が縮小するので、ブーム7が縮小する。
このとき、差動トランス23は、ピストン22の左方への変位を検出し、演算部40に検出信号を送る。演算部40ではその検出データに基づいて、フック吊下長さL一定になるように予め定められた所要の制御量を求め、制御信号を電磁弁34、35に送る。すると、ピストン32が左方へ移動してウインチ用油圧モータ切換弁30のスプール31を巻上側へ切換えるので、ウインチ用油圧モータ10の巻上油路17へ圧油が供給され、ウインチ11が巻上側へ回転してワイヤロープ12を繰込み、フック吊下長さLが一定に保持される。
【0012】
なお、ピストン32の左右への変位は差動トランス33で検出され、演算部40にフィードバックされるので、ウインチ用油圧モータ切換弁30の切換が適切に行われるように制御することができる。
ブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁20は、上述のように演算部40からの制御信号によって電気的に切換える他、ブーム操作レバー18を手動操作して切換えることもできるが、手動操作の際にも、差動トランス23でピストン22の移動の方向と変位を検出し、演算部40に検出信号を送り、演算部40からの制御信号でウインチ用油圧モータ切換弁30を制御することでフック吊下長さLを一定に保持することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、クレーンのブームは、近年、3段、4段、・・・と多段化されており、このような多段ブームでは、ブーム伸縮用油圧シリンダの使用本数も2本、3本、・・・と増加している。
多段ブームでは、各段のブーム伸縮用油圧シリンダは、それぞれ必要とされる推力、伸縮速度等が異なるので、受圧面積がそれぞれ異なっており、単位長さ当たりの伸縮に要する油量も異なっている。
【0014】
従って、ある段のブーム伸縮用油圧シリンダの伸縮に対応してウインチの巻下、巻上が適切に行われフック吊下長さが一定に保持されていても、次の段のブーム伸縮用油圧シリンダの伸縮に切り替わると、ウインチの巻下、巻上が適切に対応できず、フック吊下長さがくるって一定に保持できなくなることがある。
本発明は、複数のブーム伸縮用油圧シリンダを備えたクレーンにおける上記問題を解決するものであって、ブームの伸縮操作を行う際に、ブーム伸縮用油圧シリンダが切り替わったときもフック吊下長さを一定に保持することが可能なフック吊下長さ保持装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、互いに受圧面積が異なり単位長さ当たりの伸縮に要する油量も異なる複数のブーム伸縮用油圧シリンダによって順次に伸縮作動を行うブームと、ウインチ用油圧モータによってフックの巻上巻下作動を行うウインチとを備えたクレーンに用いられるフック吊下長さ保持装置において、前記ブームの伸縮操作を行う際に、前記複数のブーム伸縮用油圧シリンダの前段のブーム伸縮用油圧シリンダの伸縮から次の段のブーム伸縮用油圧シリンダの伸縮に切り替わったときも、前記複数のブーム伸縮用油圧シリンダ各段の受圧面積や単位長さ当たりの伸縮に要する油量の差異によらずに、フックの吊下長さを一定に保持するフック吊下長さ保持装置であって、前記複数のブーム伸縮用油圧シリンダを操作するブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁のスプールの変位を検出する変位検出手段と、前記複数のブーム伸縮用油圧シリンダのいずれが伸縮中であるかを検出する伸縮段検出手段と、前記ウインチ用油圧モータを操作するウインチ用油圧モータ切換弁のスプールを切換える切換手段と、前記変位検出手段の検出データと前記伸縮段検出手段の検出データとに基づいて、前記フックの吊下長さが前記複数のブーム伸縮用油圧シリンダのいずれが伸縮中であるかに拘わらず一定にする演算部とを備え、前記演算部は、前記伸縮段検出手段の検出データが前段のブーム伸縮用油圧シリンダであるときには、当該前段のブーム伸縮用油圧シリンダに対応し且つ前記変位検出手段によるフィードバックされる検出データに対応する前記ウインチ用油圧モータ切換弁の所要のスプール制御量を求前記伸縮段検出手段の検出データが次の段のブーム伸縮用油圧シリンダであるときには、当該次の段のブーム伸縮用油圧シリンダに対応し且つ前記変位検出手段によるフィードバックされる検出データに対応する前記ウインチ用油圧モータ切換弁の所要のスプール制御量を求め、当該求めた所要のスプール制御量の制御信号を前記切換手段に送ることで前記フックの吊下長さを一定にすることにより、上記課題を解決している。
【0016】
本発明のフック吊下長さ保持装置では、クレーン作業の際に、ブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁のスプールを切換えてブーム伸縮用油圧シリンダを伸縮させると、ブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁のスプールの変位が変位検出手段で検出され、また、複数のブーム伸縮用油圧シリンダのいずれが伸縮中であるかが伸縮段検出手段で検出され、検出信号が演算部に送られる。
【0017】
演算部は、変位検出手段の検出データと伸縮段検出手段の検出データとに基づいてフック吊下長さが一定になるようにウインチ用油圧モータを操作するための所要制御量を求め、切換手段に制御信号を送る。この制御信号でウインチ用油圧モータ切換弁が制御されるので、ブームの伸縮に対応してウインチの巻下、巻上が行われ、フック吊下長さが一定に保持される。
【0018】
ブームが伸縮しているとき、伸縮段検出手段によって複数のブーム伸縮用油圧シリンダのいずれが伸縮中であるかが検出されるので、前段のブーム伸縮用油圧シリンダの伸縮から次の段のブーム伸縮用油圧シリンダの伸縮に切り替わってもウインチの巻下、巻上は常に適切に行われ、フック吊下長さにくるいが生じることはない。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施の一形態であるフック吊下長さ保持装置の構成を示す回路図である。
このフック吊下長さ保持装置は、2本のブーム伸縮用油圧シリンダを備えたクレーンに用いられるものであるが、その基本的な構成は図2、図3に示す従来のクレーンのフック吊下長さ保持装置と同様である。
【0020】
即ち、2本のブーム伸縮用油圧シリンダ8A、8Bを操作するブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁20に、そのスプール21を切換えるピストン22と、ピストン22の変位を検出する差動トランス23とが設けられ、ウインチ用油圧モータ10を操作するウインチ用油圧モータ切換弁30には、そのスプール31を切換えるピストン32と、ピストン32の変位を検出する差動トランス33とが設けられている。
【0021】
ピストン22の制御を行う電磁弁24、25のソレノイド24S、25Sには、演算部40からデジタルアナログコンバーター26、スイッチ27を介して制御信号が送られる。ピストン32の制御を行う電磁弁34、35のソレノイド34S、35Sにも、演算部40からデジタルアナログコンバーター36、スイッチ37を介して制御信号が送られる。
【0022】
差動トランス23は、位相検波器28 、アナログデジタルコンバーター29を介して演算部40に検出信号を送る。差動トランス33も、位相検波器38、アナログデジタルコンバーター39を介して演算部40に検出信号を送る。
このフック吊下長さ保持装置には、上記の他に、2本のブーム伸縮用油圧シリンダ8A、8Bのいずれが伸縮中であるかを検出するための伸縮段検出手段として、ブーム長を検出して演算部40に送るブーム長検出器50が設けられている。(ブーム伸縮用油圧シリンダ8A、8Bは、伸油路14に圧油が供給されると、まずブーム伸縮用油圧シリンダ8Aが伸長し、その後ブーム伸縮用油圧シリンダ8Bが伸長するように構成されているので、ブーム長を検出することによりブーム伸縮用油圧シリンダ8A、8Bのいずれが伸縮中であるかを検出することができる。)
クレーン作業の際に、演算部40からの制御信号により、図示のように電磁弁24、25を切換えてピストン22を右方へ移動させ、ブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁20のスプール21を伸長側へ切換えると、圧油がブーム伸縮用油圧シリンダ8A、8Bの伸油路14に供給され、ブーム伸縮用油圧シリンダ8A、8Bが順次伸長する。
【0023】
ブーム伸縮用油圧シリンダ8A、8Bが伸長するとき、差動トランス23は、ピストン22の右方への変位を検出し、演算部40に検出信号を送る。また、ブーム長検出器50がブーム長を検出し、演算部40に検出信号を送る。演算部40は差動トランス23とブーム長検出器50の検出データに基づいて、フック吊下長さLが一定になるように予め定められた所要の制御量を求め、制御信号を電磁弁34、35に送る。すると、ピストン32が右方へ移動してウインチ用油圧モータ切換弁30のスプール31を巻下側へ切換えるので、ウインチ用油圧モータ10の巻下油路16へ圧油が供給され、ウインチ11が巻下側へ回転してワイヤロープ12を繰出し、フック吊下長さLが一定に保持される。
【0024】
演算部40からの制御信号により、電磁弁24、25を切換えてピストン22を左方へ移動させ、ブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁20のスプール21を縮小側へ切換えると、圧油がブーム伸縮用油圧シリンダ8A、8Bの縮油路15に供給され、ブーム伸縮用油圧シリンダ8A、8Bが縮小するので、ブーム7が縮小する。
【0025】
このとき、差動トランス23は、ピストン22の左方への変位を検出し、演算部40に検出信号を送る。また、ブーム長検出器50がブーム長を検出し、演算部40に検出信号を送る。演算部40では差動トランス23とブーム長検出器50の検出データに基づいて、フック吊下長さL一定になるように予め定められた所要の制御量を求め、制御信号を電磁弁34、35に送る。すると、ピストン32が左方へ移動してウインチ用油圧モータ切換弁30のスプール31を巻上側へ切換えるので、ウインチ用油圧モータ10の巻上油路17へ圧油が供給され、ウインチ11が巻上側へ回転してワイヤロープ12を繰込み、フック吊下長さLが一定に保持される。
【0026】
なお、ピストン32の左右への変位は差動トランス33で検出され、演算部40にフィードバックされるので、ウインチ用油圧モータ切換弁30の切換が適切に行われるように制御することができる。
ブーム長検出器50によって2本のブーム伸縮用油圧シリンダ8A、8Bのいずれが伸縮中であるかが検出されるので、前段のブーム伸縮用油圧シリンダ8Aの伸縮から次の段のブーム伸縮用油圧シリンダ8Bの伸縮に切り替わってもウインチ用油圧モータ10の巻下、巻上制御は常に適切に行われ、フック吊下長さLにくるいが生じることはない。
【0027】
ここでは、伸縮段検出手段としてブーム長検出器50を用いているが、ブーム伸縮用油圧シリンダの伸縮段が切り替わるのをリミットスイッチを用いて検出する等、他の伸縮段検出手段を用いることができる。ブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁のスプールの変位を検出する変位検出手段も差動トランス23に限定されないことは勿論である。
【0028】
ブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁20は、上述のように演算部40からの制御信号によって電気的に切換える他、ブーム操作レバー18を手動操作して切換えることもできるが、手動操作の際にも、差動トランス23でピストン22の移動の方向と変位を検出し、ブーム長検出器50がブーム長を検出して演算部40に検出信号を送り、演算部40からの制御信号でウインチ用油圧モータ切換弁30を制御することでフック吊下長さLを一定に保持することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のフック吊下長さ保持装置によれば、複数のブーム伸縮用油圧シリンダを備えたクレーンにおいて、ブームの伸縮操作を行う際に、ブーム伸縮用油圧シリンダが切り替わったときもフック吊下長さを一定に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるフック吊下長さ保持装置の構成を示す回路図である。
【図2】従来のクレーンの正面図である。
【図3】従来のクレーンのフック吊下長さ保持装置の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 クレーン
7 ブーム
8A、8B ブーム伸縮用油圧シリンダ
10 ウインチ用油圧モータ
11 ウインチ
12 ワイヤロープ
13 フック
14 伸油路
15 縮油路
16 巻下油路
17 巻上油路
20 ブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁
21 スプール
22 ピストン
23 差動トランス
24 電磁弁
25 電磁弁
30 ウインチ用油圧モータ切換弁
31 スプール
32 ピストン
33 差動トランス
34 電磁弁
35 電磁弁
40 演算部
50 ブーム長検出器

Claims (1)

  1. 互いに受圧面積が異なり単位長さ当たりの伸縮に要する油量も異なる複数のブーム伸縮用油圧シリンダによって順次に伸縮作動を行うブームと、ウインチ用油圧モータによってフックの巻上巻下作動を行うウインチとを備えたクレーンに用いられるフック吊下長さ保持装置において、
    前記ブームの伸縮操作を行う際に、前記複数のブーム伸縮用油圧シリンダの前段のブーム伸縮用油圧シリンダの伸縮から次の段のブーム伸縮用油圧シリンダの伸縮に切り替わったときも、前記複数のブーム伸縮用油圧シリンダ各段の受圧面積や単位長さ当たりの伸縮に要する油量の差異によらずに、フックの吊下長さを一定に保持するフック吊下長さ保持装置であって、
    前記複数のブーム伸縮用油圧シリンダを操作するブーム伸縮用油圧シリンダ切換弁のスプールの変位を検出する変位検出手段と、前記複数のブーム伸縮用油圧シリンダのいずれが伸縮中であるかを検出する伸縮段検出手段と、前記ウインチ用油圧モータを操作するウインチ用油圧モータ切換弁のスプールを切換える切換手段と、前記変位検出手段の検出データと前記伸縮段検出手段の検出データとに基づいて、前記フックの吊下長さが前記複数のブーム伸縮用油圧シリンダのいずれが伸縮中であるかに拘わらず一定にする演算部とを備え、
    前記演算部は、前記伸縮段検出手段の検出データが前段のブーム伸縮用油圧シリンダであるときには、当該前段のブーム伸縮用油圧シリンダに対応し且つ前記変位検出手段によるフィードバックされる検出データに対応する前記ウインチ用油圧モータ切換弁の所要のスプール制御量を求前記伸縮段検出手段の検出データが次の段のブーム伸縮用油圧シリンダであるときには、当該次の段のブーム伸縮用油圧シリンダに対応し且つ前記変位検出手段によるフィードバックされる検出データに対応する前記ウインチ用油圧モータ切換弁の所要のスプール制御量を求め、当該求めた所要のスプール制御量の制御信号を前記切換手段に送ることで前記フックの吊下長さを一定にすることを特徴とするフック吊下長さ保持装置。
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