JP2537747Y2 - 移動式クレーンの操作装置 - Google Patents

移動式クレーンの操作装置

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JP2537747Y2
JP2537747Y2 JP1990108855U JP10885590U JP2537747Y2 JP 2537747 Y2 JP2537747 Y2 JP 2537747Y2 JP 1990108855 U JP1990108855 U JP 1990108855U JP 10885590 U JP10885590 U JP 10885590U JP 2537747 Y2 JP2537747 Y2 JP 2537747Y2
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switching
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憲男 石川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、移動式クレーンの操作装置に関するもの
である。
(従来の技術) 移動式クレーンは、第2図および第3図に示す如く、
起伏並びに旋回自在な伸縮ブーム1の先端にフックブロ
ック2を吊下し、伸縮ブーム1の起伏動、伸縮動、フッ
クブロック2の巻き上げ巻き下げ動および旋回動を、起
伏シリンダー3、伸縮シリンダー4、ウインチモータ5
および旋回モータ6で行うようになっている。そして、
起伏シリンダー3、伸縮シリンダー4、ウインチモータ
5および旋回モータ6の駆動制御を、それぞれ起伏制御
弁7、伸縮制御弁8、ウインチ制御弁9および旋回制御
弁10で以て行うようにしている。この種の移動式クレー
ンには、上記起伏制御弁7、伸縮制御弁8、ウインチ制
御弁9、および旋回制御弁10を操作するための操作装置
として、各制御弁を操作するための信号を入力する手動
入力部11と、この手動入力部11の出力信号を受け取って
演算処理し前記各制御弁7、8、9、10に操作信号を出
力する演算処理装置12とからなる操作装置が取り付けら
れている。
前記手動入力部11は、起伏制御弁7の切替え方向を指
定する信号を出力する起伏駆動方向指定スイッチ13、伸
縮制御弁8の切替え方向を指定する信号を出力する伸縮
駆動方向指定スイッチ14、ウインチ制御弁9の切替え方
向を指定する信号を出力するウインチ駆動方向指定スイ
ッチ15、および旋回制御弁10の切替え方向を指定する信
号を出力する旋回駆動方向指定スイッチ16を備えると共
に、各制御弁7,8,9,10の操作量に関連する信号を出力す
る共通の切替え量信号発生手段17(ポテンショメータ等
で構成されている)。前記起伏駆動方向指定スイッチ13
は、起仰信号発生用の端子13aと起伏信号発生用の端子1
3bを備え、中立復帰機能を有する単極双投スイッチで構
成されている。伸縮駆動方向指定スイッチ14は、伸長信
号発生用の端子14aと縮小信号発生用の端子14bを備え、
中立復帰機能を有する単極双投スイッチで構成されてい
る。ウインチ駆動方向指定スイッチ15は、巻き上げ信号
発生用の端子15aと巻き下げ信号発生用の端子15bを備
え、中立復帰機能を有する単極双投スイッチで構成され
ている。旋回駆動方向指定スイッチ16は、左旋回信号発
生用の端子16aと右旋回信号発生用の端子16bを備え、中
立復帰機能を有する単極双投スイッチで構成されてい
る。
前記演算処理装置12は、上記の手動入力部11からの出
力信号を受け取り、操作に係る前記方向指定スイッチ13
〜16に対応する制御弁7〜10へ操作信号を出力するもの
である。
図示の例では、演算処理装置12は、手動入力部11の方
向指定スイッチ13〜16の端子13a,13b,14a,14b,15a,15b,
16a,16bからのON−OFF信号を信号伝達線18〜25を介して
受け取る一方、手動入力部11の切替え量信号発生手段17
からの電圧信号を信号伝達線26を介して受け取ってい
る。27〜34は、それぞれ信号伝達線18〜25にON信号が流
れたときに作動するリレーである。35は、前記信号伝達
線26を介して切替え量信号発生手段17から入力される電
圧信号を増幅する増幅器である。増幅器35により切替え
量信号発生手段17の出力電圧と比例関係をもって増幅さ
れた電圧は、前記リレー27の作動時に接続されるリレー
スイッチ17aを介装した回路36を介して起伏制御弁7の
起仰方向切替え側7aに、前記リレー28の作動時に接続さ
れるリレースイッチ28aを介装した回路37を介して起伏
制御弁7の倒伏方向切替え側7bに、前記リレー29の作動
時に接続されるリレースイッチ29aを介装した回路38を
介して伸縮制御弁8の伸長方向切替え側8aに、前記リレ
ー30の作動時に接続されるリレースイッチ30aを介装し
た回路39を介して伸縮制御弁8の縮小方向切替え側8b
に、前記リレー31の作動時に接続されるリレースイッチ
31aを介装した回路40を介してウインチ制御弁9の巻き
上げ方向切替え側9aに、前記リレー32の作動時に接続さ
れるリレースイッチ32aを介装した回路41を介してウイ
ンチ制御弁9の巻き下げ方向切替え側9bに、前記リレー
33の作動時に接続されるリレースイッチ33aを介装した
回路42を介して旋回制御弁10の左旋回方向切替え側10a
に、前記リレー34の作動時に接続されるリレースイッチ
34aを介装した回路43を介して旋回制御弁10の右旋回方
向切替え側10bに、それぞれ接続している。
即ち、演算処理装置12は、上記の手動入力部11からの
出力信号を受け取り、操作に係る前記方向指定スイッチ
13〜16に対応する制御弁7〜10へ操作信号を、当該方向
指定スイッチ13〜16の指定する方向に前記切替え量信号
発生手段17の出力信号に関連した量切り換えるよう対応
する制御弁7〜10に操作信号を出力するよう構成してい
るのである。
尚、各制御弁7〜10は、入力される操作信号レベル
(この場合、電圧レベル)に応じてその切替え量が制御
されるものである。
(従来技術の問題点) 以上の如く構成した従来の移動式クレーンの操作装置
は、手動入力部11からの操作で、任意の制御弁7〜10を
任意の切替え方向に任意の量だけ操作することができる
ものでありながら、手動入力部11には、各制御弁7〜10
を切替え制御する手段として、方向指定スイッチ13〜16
および1個の切替え量信号発生手段17を設けるのみでよ
いので、手動入力部11の構造を簡単にできる他、手動入
力部11から演算処理装置12への信号伝達が簡単になると
いう効果を持つものである。このためこの種の操作装置
は、手動入力部11と演算処理装置12間の信号伝達を可撓
性の長尺なケーブルで行うかあるいは無線で行うように
した、いわゆるリモートコントロール式の操作装置とし
て多用されている。
しかしながら、この種の移動式クレーンの操作装置に
あっては、方向指定スイッチ13〜16のうち2個の方向指
定スイッチを操作すると共に、切替え量信号発生手段17
を操作して、起伏制御弁7,伸縮制御弁8、ウインチモー
タ制御弁9および旋回モータ制御弁10のうちの2個の制
御弁を同時に操作する、いわゆる併用操作をした場合、
操作にかかる2個の制御弁の切替え量が、共通の切替え
量信号発生装置17の操作量により一義的に決定されるた
め、これら両制御弁の操作に関連して駆動される2個の
油圧アクチュエータ(起伏シリンダー3、伸縮シリンダ
ー4、旋回モータ6およびウインチモータ5の内の2個
の油圧アクチュエータ)により位置変化する部位を、予
め定めた所定の軌跡に沿って移動するよう制御すること
ができなかった。
特に、伸縮制御弁8の伸長方向(または縮小方向)に
操作すると共にウインチ制御弁9を巻き下げ方向(また
は巻き上げ方向)へ操作して、伸縮ブーム1の伸長駆動
(または縮小駆動)とウインチモータ5の巻き下げ駆動
(または巻き上げ駆動)を併用する際には、伸縮ブーム
1の先端部とフックブロック2間の距離が伸縮ブーム1
の伸長駆動(または縮小駆動)に関わらず一定となるよ
うに制御できれば、フックブロック2の挙動が予測し易
くしかもフックブロック2が伸縮ブーム1の先端部に衝
突する過巻きの状態になることがないので、極めて便利
でありそのような制御が要求されるところであるが、上
記従来の移動式クレーンの制御装置では、伸縮制御弁8
およびウインチ制御弁9の切替え量を個別に制御するこ
とができないので、このような要求を満足できなかっ
た。
本考案の移動式クレーンの操作装置は、従来の操作装
置の簡単な手動入力部11をそのまま使用するものであり
ながら、当該手動入力部11の伸縮駆動方向指定スイッチ
14を伸長方向(または縮小方向)に操作すると共にウイ
ンチ駆動方向指定スイッチ15を巻き下げ方向(または巻
き上げ方向)に操作し且つ切替え量信号発生手段17を操
作して、伸縮ブーム1の伸長(または縮小)とウインチ
モータ5の巻き下げ駆動(または巻き上げ駆動)を併用
する時には、伸縮ブーム1の先端部とフックブロック2
間の距離が伸縮ブーム1の伸長駆動(または縮小駆動)
に関わらず一定となるように制御できる新規な移動式ク
レーンの操作装置を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の従来技術の問題点を解決する事を目的とするも
のであって次の如く構成する。
起伏並びに旋回自在な伸縮ブーム1の先端にフックブ
ロック2を吊下し、伸縮ブーム1の起伏動、伸縮動、旋
回動およびフックブロック2の巻き上げ巻き下げ動を、
起伏制御弁7、伸縮制御弁8、ウインチ制御弁9および
旋回制御弁10で以て駆動制御される起伏シリンダー3、
伸縮シリンダー4、ウインチモータ5および旋回モータ
6で行うよう構成した移動式クレーンの操作装置、特
に、起伏制御弁7の切替え方向を指定する信号を出力す
る起伏駆動方向指定スイッチ13、伸縮制御弁8の切替え
方向を指定する信号を出力する伸縮駆動方向指定スイッ
チ14、ウインチ制御弁9の切替え方向を指定する信号を
出力するウインチ駆動方向指定スイッチ15、旋回制御弁
10の切替え方向を指定する信号を出力する旋回駆動方向
指定スイッチ16、および各制御弁7〜10の操作量に関連
する信号を出力する共通の切替え量信号発生手段17を備
えた手動入力部11と、この手動入力部11の出力信号を受
け取って演算処理し前記各制御弁に操作信号を出力する
演算処理装置12を備えてなり、前記演算処理装置12が、
手動入力部11の各方向指定スイッチ13〜16および切替え
量信号発生手段17からの出力信号を受け取り、操作に係
る前記方向指定スイッチに対応する制御弁を当該方向指
定スイッチの指定する方向に前記切替え量信号発生手段
17の出力信号に関連した量切り替えるよう対応する制御
弁に操作信号を出力するよう構成したものにおいて、 演算処理装置12は、手動入力部11の伸縮駆動方向指定
スイッチ14から伸縮ブーム1の伸長信号(または縮小信
号)を受け取り且つウインチ駆動方向指定スイッチ15か
らウインチ巻き下げ信号(またはウインチ巻き上げ信
号)を受け取ったときには、伸縮ブーム1の先端部とフ
ックブロック2間の距離が伸縮ブーム1の伸長駆動(ま
たは縮小駆動)に関わらず一定となるよう、伸縮制御弁
8の伸長方向(または縮小方向)への切替え量を指示す
る操作信号と、ウインチ制御弁9の巻き下げ方向(また
は巻き上げ方向)への切替え量を指定する操作信号を、
前記手動入力部11の切替え量信号発生手段17からの信号
を用いて演算するよう構成したことを特徴とする移動式
クレーンの操作装置。
(作用) 以上の如く、移動式クレーンの操作装置における演算
処理装置12に、手動入力部11の起伏駆動方向指定スイッ
チ13から伸縮ブーム1の伸長信号(または縮小信号)を
受け取り且つウインチ駆動方向指定スイッチ15からウイ
ンチ巻き下げ信号(またはウインチ巻き上げ信号)が入
力したときには、当該演算処理装置12は、手動入力部11
の切替え量信号発生手段17からの信号を用い伸縮ブーム
1の先端部とフックブロック2間の距離が伸縮ブーム1
の伸長駆動(または縮小駆動)に関わらず一定となる如
き関係を持つ、伸縮制御弁8の伸長方向(または縮小方
向)への切替え量を指示する操作信号と、ウインチ制御
弁9の巻き下げ方向(または巻き上げ方向)への切替え
量を指示する操作信号とを演算算出し、この算出結果で
以て伸縮制御弁8とウインチ制御弁9を操作するように
したものであるから、伸縮制御弁8を伸長方向(または
縮小方向)に操作すると共にウインチ制御弁9を巻き下
げ方向(または巻き上げ方向)へ操作して、伸縮ブーム
1の伸縮駆動(または縮小駆動)とウインチモータ5の
巻き下げ駆動(または巻き上げ駆動)を併用する際に
は、伸縮ブーム1の先端部とフックブロック2間の距離
が伸縮ブーム1の伸長駆動(または縮小駆動)に関わら
ず一定となるように制御できるのである。
(実施例) 以下本考案の移動式クレーンの操作装置の実施例を第
1図に基づいて説明する。
本考案の移動式クレーンの操作装置は、第2図および
第3図に示し上述した従来の移動式クレーンの操作装置
と比較すると、伸縮ブーム1のブーム長さLを検出する
ブーム長検出器とウインチモータ5の巻き上げ巻き下げ
量を検出するウインチ巻き上げ巻き下げ量検出器とから
なる稼働姿勢検出手段を付加した点、およびこの稼働姿
勢検出手段からの稼働姿勢情報を伸縮操作弁8の伸長方
向(または縮小方向)操作とウインチ制御弁9の巻き下
げ方向(または巻き上げ方向)操作の併用操作時におい
て、これら伸縮制御弁8およびウインチ制御弁9の切替
え量を指定する信号の演算に利用するようにした点に差
異を有するものである。従って、以下の説明において
は、第2図〜第3図に示し上述した従来の移動式クレー
ンの操作装置で用いた符号は、全て同義のものとして援
用する。
第1図において、44は、稼働姿勢検出手段であって、
伸縮ブーム1のブーム長Lを検出するブーム長検出器45
と、ウインチモータ5の巻き上げ巻き下げ量Sを検出す
るウインチ巻き上げ巻き下げ量検出器46とで以て構成さ
れている。47は、演算処理装置12中に内在させた演算手
段である。この演算手段47には、前記稼働姿勢検出手段
44からの稼働姿勢情報(ブーム長さLとウインチ巻き上
げ巻き下げ量S)と、手動入力部11の切替え量信号発生
手段17からの信号Vが入力しており、演算手段47はこれ
らの入力信号L、S、Vを用いて後述する演算を行い、
伸縮制御弁8の切替え量を指示する操作信号V1(電圧信
号)とウインチ制御弁9の切替え量を指示する操作信号
V2(電圧信号)とを出力する。
29a′は、手動入力部11の伸縮駆動方向指定スイッチ1
4から伸縮ブーム1の伸長信号を受け取った時に作動す
るリレー29の作動時に接続するリレースイッチである。
30a′は、手動入力部11の伸縮駆動方向指定スイッチ14
から伸縮ブーム1の縮小信号を受け取った時に作動する
リレー30の作動時に接続するリレースイッチである。31
a′は、手動入力部11のウインチ駆動方向指定スイッチ1
5からウインチモータ5の巻き上げ信号を受け取った時
に作動するリレー31の作動時に接続するリレースイッチ
である。32a′は、手動入力部11のウインチ駆動方向指
定スイッチ14からウインチモータ5の巻き下げ信号を受
け取った時に作動するリレー32の作動時に接続するリレ
ースイッチである。リレースイッチ29a′とリレースイ
ッチ32a′は、これら両リレースイッチ29a′、32a′が
共に接続された時にリレー48が作動するよう、リレー48
の作動回路に直列に接続されている。従って、リレー48
は、手動入力部11の伸縮駆動方向指定スイッチ14が伸長
方向に操作され、且つウインチ伸縮駆動方向指定スイッ
チ15が巻き下げ方向に操作されたときに作動するように
なっている。また、リレースイッチ30a′とリレースイ
ッチ31a′は、これら両リレースイッチ30a′、31a′が
共に接続された時にリレー49が作動するよう、リレー49
の作動回路に直列に接続されている。従ってリレー49
は、手動入力部11の伸縮駆動方向指定スイッチ14が縮小
方向に操作され、且つウインチ駆動方向指定スイッチ15
が巻き上げ方向に操作されたときに作動するようになっ
ている。
50は、伸縮制御弁8の伸長方向切替え側8aへの回路38
に介装され前記リレー48の作動時に絶たれるリレースイ
ッチ48bと、このリレースイッチ48bの後段側に接続され
前記リレー48の作動時に接続されるリレースイッチ48a
とで構成された切替えスイッチである。
51は、伸縮制御弁8の縮小方向切替え側8bへの回路39
に介装され前記リレー49の作動時に絶たれるリレースイ
ッチ49bと、このリレースイッチ49bの後段側に接続され
前記リレー49の作動時に接続されるリレースイッチ49a
とで構成された切替えスイッチである。
52は、ウインチ制御弁9の巻き上げ方向切替え側9aへ
の回路40に介装され前記リレー49の作動時に絶たれるリ
レースイッチ49b′と、このリレースイッチ49b′の後段
側に接続され前記リレー49の作動時に接続されるリレー
スイッチ49a′とで構成された切替えスイッチである。
53は、ウインチ制御弁9の巻き下げ方向切替え側9bへ
の回路41に介装され前記リレー48の作動時に絶たれるリ
レースイッチ48b′と、このリレースイッチ48b′の後段
側に接続され前記リレー48の作動時に接続されるリレー
スイッチ48a′とで構成された切替えスイッチである。
前記演算手段47の出力に係る操作信号V1、即ち伸縮制
御弁8の切替え量を指示する操作信号V1(電圧信号)
は、切替えスイッチ50および51におけるリレースイッチ
48aおよび49aの各一端に接続されている。前記演算手段
47の出力に係る操作信号V2、即ちウインチ制御弁9の切
替え量を指示する操作信号V2(電圧信号)は、切替えス
イッチ52および53におけるリレースイッチ48a′および4
9a′の各一端に接続されている。
リレースイッチ48、49、および切替えスイッチ50〜53
の上記の如き関連構成は、手動入力部11の伸縮駆動方向
指定スイッチ14が伸長方向に操作され且つウインチ駆動
方向指定スイッチ15が巻き下げ方向に操作されたとき
に、演算手段47の出力信号V1が伸縮制御弁8の伸長方向
切り替え側8aに操作信号として入力すると共に、演算手
段47の出力信号V2がウインチ制御弁9の巻き下げ方向切
り替え側9bに操作信号として入力するようになってい
る。また、手動入力部11の伸縮駆動方向指定スイッチ14
が縮小方向に操作され且つウインチ駆動方向指定スイッ
チ14が巻き上げ方向に操作されたときに、演算手段47の
出力信号V1が伸縮制御弁8の縮小方向切り替え側8bに操
作信号として入力すると共に、演算手段47の出力信号V2
がウインチ制御弁9の巻き上げ方向切り替え側9aに操作
信号として入力するようになっている。
次に、演算処理装置12に内在した演算手段47について
説明する。演算手段47は、上述したようにブーム稼働姿
勢検出手段44からの稼働姿勢情報(ブーム長さLおよび
巻き上げ巻き下げ量S)と手動入力部11の切り替え量信
号発生手段17からの切り替え量信号Vに基づき、伸縮制
御弁8の切り替え量を指示する操作信号V1(電圧信号)
と、ウインチ制御弁9の切り替え量を指示する操作信号
V2(電圧信号)を演算出力するものであるが、この演算
は、次の如くなされる。
演算手段47には、先ず、演算処理装置12に手動入力部
11の伸縮駆動方向指定スイッチ14が伸長方向(または縮
小方向)に操作され且つウインチ駆動方向指定スイッチ
14が巻き下げ方向(または巻き上げ方向)に操作された
信号が入力すると、当該入力時点における稼働姿勢検出
手段44のブーム長検出器45からのブーム長さ信号L0およ
びウインチ巻き上げ巻き下げ量検出器46からの信号S0を
初期値として記憶する。次いで演算手段47は、手動入力
部11の切り換え量信号発生手段17からの切り替え量信号
Vに比例したV1を演算算出して伸縮制御弁8へ操作信号
として出力する。その結果伸縮ブーム1は、伸縮駆動方
向指定スイッチ14の指定する方向に伸長または縮小す
る。伸縮ブーム1の伸長または縮小動に伴って、伸縮ブ
ーム1の前記ブーム長検出器45からのブーム長信号Lが
変動する。演算手段47は、ブーム長検出器44からのブー
ム長信号Lと前記初期値L0との差を、ブーム長の変化量
ΔLとして算出すると共に、ウインチ巻き上げ巻き下げ
量検出器45からの信号Sと前記初期値S0との差を、巻き
上げ巻き下げ量の変化量ΔSとして算出し、更に、この
巻き上げ巻き下げ量の変化量ΔSとブーム長の変化量Δ
Lの差を求め、この差が大きければ大きい出力電圧のV2
を出力するようにしている。
この例の場合、いわゆるフィードバック制御と呼ばれ
る制御である。
演算手段47における他の演算算出例を示すと、次の如
くである。
伸縮ブーム1の伸長(または縮小)駆動に伴うブーム
長さLの変化量が、ウインチモータ5の巻き上げ(また
は巻き下げ)駆動に伴うウインチ巻き上げ巻き下げ量S
の変化量とが同一となるような関係の、伸縮制御弁8の
切り替え量を指示する操作信号V1(電圧信号)とウイン
チ制御弁9の切り替え量を指示する操作信号V2(電圧信
号)は、 V1=f(V2) なる関数関係にある。演算手段47中には、この関数式を
記憶しておく。演算手段47は、演算処理装置12に手動入
力部11の伸縮駆動方向指定スイッチ14が伸長方向(また
は縮小方向)に操作され且つウインチ駆動方向指定スイ
ッチ15が巻き下げ方向(または巻き上げ方向)に操作さ
れた信号が入力すると、上記の関数式と、手動入力部11
の切り替え信号発生手段17からの信号Vを用いて、伸縮
ブーム1の伸長(または縮小)駆動に伴うブーム長さL
の変化量が、ウインチモータ5の巻き下げ(または巻き
上げ)駆動に伴うウインチ巻き上げ巻き下げ量Sの変化
量とが同一となるような関係の、伸縮制御弁8の切替え
量を指示する操作信号V1(電圧信号)とウインチ制御弁
9の切り換え量を指示する操作信号V2(電圧信号)を演
算出力する。出力されるV1およびV2は、手動入力部11の
切り替え信号発生手段17からの信号Vが大きいほど大き
くなる関係にある。
この場合、稼働状態検出手段44(ブーム長検出器45お
よびウインチ巻き上げ巻き下げ量検出器46)は必要では
ない。
上記の何れの演算算出例においても演算手段47は、デ
ジタルコンピュターで構成するが、当該デジタルコンピ
ュターに入出力するアナログ電気信号は、適宜A/D変換
器あるいはD/A変換器で変換処理すると共に、必要に応
じて増幅処理して使用することは勿論である。
次に作用を説明する。手動入力部11の伸縮駆動方向指
定スイッチ14が伸長方向(または縮小方向)に操作さ
れ、且つウインチ駆動方向指定スイッチ15が巻き下げ方
向(または巻き上げ方向)に操作された場合、演算処理
装置12から伸縮制御弁8の伸長方向切り替え側8a(また
は縮小方向切り替え側8b)に入力される操作信号は、演
算手段47の上記演算結果であるV1が入力されると共に、
演算処理装置12からウインチ制御弁9の巻き下げ方向切
り替え側9b(または巻き上げ方向切り替え側9a)に入力
される操作信号は、演算手段47の上記演算結果であるV2
が入力されるので、伸縮ブーム1の伸長駆動(または縮
小駆動)とウインチモータ5の巻き下げ駆動(または巻
き上げ駆動)を併用する際には、伸縮ブーム1の先端部
とフックブロック2間の距離が伸縮ブーム1の伸長駆動
(または縮小駆動)に関わらず一定となるように制御で
きるのである。
この様な併用操作以外は、従来の移動式クレーンの操
作装置と同様に各制御弁7〜10を操作できること説明す
るまでもない。
尚、上記の実施例では、アナログ電気回路で構成した
演算処理装置12を有する従来の移動式クレーンの操作装
置に、本考案を実施した例を示したが、従来の演算処理
装置12がデジタルコンピュータで構成されているものに
あっては、本考案で演算処理装置12中に付加した各種装
置は、このデジタルコンピュータ内に内在させることが
できること勿論である。
(効果) 以上の如く構成し作用する本考案の移動式クレーンの
操作装置は、従来の操作装置の簡単な手動入力部11をそ
のまま使用するものでありながら、当該手動入力部11の
伸縮駆動方向指定スイッチ14を伸長方向(または縮小方
向)に操作すると共にウインチ駆動方向指定スイッチ15
を巻き下げ方向(または巻き上げ方向)に操作し且つ切
り替え量信号発生手段17を操作して、伸縮ブーム1の伸
長(または倒伏)とフックブロック2の巻き下げ(また
は巻き上げ)を併用駆動した時には、伸縮ブーム1の先
端部とフックブロック2との距離を一定に保ったまま、
伸縮ブーム1を伸長(または縮小)駆動できるという優
れた効果が達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の移動式クレーンの操作装置の説明図
である。第2図は、移動式クレーンの説明図、第3図は
従来の移動式クレーンの操作装置の説明図である。 伸縮ブーム1;フックブロック2; 起伏シリンダー3;伸縮シリンダー4; ウインチモータ5;旋回モータ6; 起伏制御弁7;伸縮制御弁8; ウインチ制御弁9;旋回制御弁10; 手動入力部11;演算処理装置12; 起伏駆動方向指定スイッチ13; 伸縮駆動方向指定スイッチ14; ウインチ駆動方向指定スイッチ15; 旋回駆動方向指定スイッチ16; 切り替え量信号発生手段17;

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】起伏並びに旋回自在な伸縮ブーム1の先端
    にフックブロック2を吊下し、伸縮ブーム1の起伏動、
    伸縮動、旋回動およびフックブロック2の巻き上げ巻き
    下げ動を、起伏制御弁7、伸縮制御弁8、ウインチ制御
    弁9および旋回制御弁10で以て駆動制御される起伏シリ
    ンダー3、伸縮シリンダー4、ウインチモータ5および
    旋回モータ6で行うよう構成した移動式クレーンの操作
    装置、特に、起伏制御弁7の切替え方向を指定する信号
    を出力する起伏駆動方向指定スイッチ13、伸縮制御弁8
    の切替え方向を指定する信号を出力する伸縮駆動方向指
    定スイッチ14、ウインチ制御弁9の切替え方向を指定す
    る信号を出力するウインチ駆動方向指定スイッチ15、旋
    回制御弁10の切替え方向を指定する信号を出力する旋回
    駆動方向指定スイッチ16、および各制御弁7〜10の操作
    量に関連する信号を出力する共通の切替え量信号発生手
    段17を備えた手動入力部11と、この手動入力部11の出力
    信号を受け取って演算処理し前記各制御弁に操作信号を
    出力する演算処理装置12を備えてなり、前記演算処理装
    置12が、手動入力部11の各方向指定スイッチ13〜16およ
    び切替え量信号発生手段17からの出力信号を受け取り、
    操作に係る前記方向指定スイッチに対応する制御弁を当
    該方向指定スイッチの指定する方向に前記切替え量信号
    発生手段17の出力信号に関連した量切り替えるよう対応
    する制御弁に操作信号を出力するよう構成したものにお
    いて、 演算処理装置12は、手動入力部11の伸縮駆動方向指定ス
    イッチ14から伸縮ブーム1の伸長信号(または縮小信
    号)を受け取り且つウインチ駆動方向指定スイッチ15か
    らウインチ巻き下げ信号(またはウインチ巻き上げ信
    号)を受け取ったときには、伸縮ブーム1の先端部とフ
    ックブロック2間の距離が伸縮ブーム1の伸長駆動(ま
    たは縮小駆動)に関わらず一定となるよう、伸縮制御弁
    8の伸長方向(または縮小方向)への切替え量を指示す
    る操作信号と、ウインチ制御弁9の巻き下げ方向(また
    は巻き上げ方向)への切替え量を指示する操作信号を、
    前記手動入力部11の切替え量信号発生手段17からの信号
    を用いて演算するよう構成したことを特徴とする移動式
    クレーンの操作装置。
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