JPH05239310A - ポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents

ポリアセタール樹脂組成物

Info

Publication number
JPH05239310A
JPH05239310A JP4039650A JP3965092A JPH05239310A JP H05239310 A JPH05239310 A JP H05239310A JP 4039650 A JP4039650 A JP 4039650A JP 3965092 A JP3965092 A JP 3965092A JP H05239310 A JPH05239310 A JP H05239310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
polyacetal resin
weight
interpolymer
resin composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4039650A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2561881B2 (ja
Inventor
Kosuke Nagasaki
浩介 長崎
Ryoichi Nakai
了一 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP4039650A priority Critical patent/JP2561881B2/ja
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to EP93301334A priority patent/EP0558279B1/en
Priority to US08/021,361 priority patent/US5354810A/en
Priority to ES93301334T priority patent/ES2091553T3/es
Priority to DE69304369T priority patent/DE69304369T2/de
Priority to TW082101357A priority patent/TW275641B/zh
Priority to KR1019930002833A priority patent/KR960005632B1/ko
Priority to CN93103451A priority patent/CN1056864C/zh
Publication of JPH05239310A publication Critical patent/JPH05239310A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2561881B2 publication Critical patent/JP2561881B2/ja
Priority to HK97102103A priority patent/HK1000513A1/xx
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L51/04Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to rubbers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L33/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L33/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C08L33/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, which oxygen atoms are present only as part of the carboxyl radical
    • C08L33/08Homopolymers or copolymers of acrylic acid esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L59/00Compositions of polyacetals; Compositions of derivatives of polyacetals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L59/00Compositions of polyacetals; Compositions of derivatives of polyacetals
    • C08L59/02Polyacetals containing polyoxymethylene sequences only
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L51/06Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to homopolymers or copolymers of aliphatic hydrocarbons containing only one carbon-to-carbon double bond
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S525/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S525/902Core-shell

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アクリル酸もしくはメタアクリル酸と炭素数
1〜6のアルコールとからなるエステル1〜60重量
%、アクリル酸もしくはメタアクリル酸と炭素数7〜1
2のアルコールとからなるエステル99〜40重量%を
主成分とする共重合体を軟質相とすることを特徴とする
多相インターポリマーを、1〜50重量%配合してなる
ポリアセタール樹脂組成物。 【効果】 艶消し性と機械物性にすぐれたポリアセター
ル樹脂組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なポリアセタール樹
脂組成物、更に詳しくは艶消し性と機械物性に優れたポ
リアセタール樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアセタール樹脂は優れた機械物性や
成形加工性を有するため、エンジニアリング樹脂として
種々の分野、特に自動車、家電分野等で幅広く利用され
ているプラスチックスである。しかしポリアセタール樹
脂の成形品は表面光沢度の高いものであり、自動車内装
部品等で使用される際には高級感を損なう等大きな支障
となることがあり、成形品の艶消し性が必要とされてい
る。
【0003】成形品に艶消し性を付与する方法として金
型表面にシボ加工を施し成形品表面に転写する方法及び
艶消し塗装を施したりする方法が知られているが、前者
は充分な艶消し効果が得られず、塗装の場合には溶剤に
よる環境汚染等の問題があり好ましくない。一方、樹脂
自体を艶消しにする方法も種々検討されており、樹脂マ
トリックス中にゴム重合体をブレンドしたり、無機充填
剤をブレンドする方法(特開昭64-54053号公報、特開平
1-170641号公報、特開平1-319561号公報)が知られてい
る。
【0004】前者の場合、成形品の耐衝撃性の維持、向
上を図るため、ABS樹脂等で多く用いられているが、
耐熱性の低下が生じることもあり、耐熱性に優れるポリ
アセタール樹脂組成物を得るには好ましい方法ではな
い。ポリアセタール樹脂に充填される無機充填剤として
は数多くの物が知られている。またこのような無機充填
剤の配合されたポリアセタール樹脂組成物はその成形品
表面に微細な凹凸を生じる結果、照射された光を乱反射
し、艶消し効果が実現できるものの、その効果の度合は
充分ではない。又、該ポリアセタール樹脂組成物は機械
的物性、特に伸度、靭性が極度に低下し、ポリアセター
ル樹脂本来の特徴を損なう欠点を有する。
【0005】一方、ポリアセタール樹脂に多相インター
ポリマーを添加する方法として、2相構造からなるアク
リル系多相インターポリマーをポリアセタール樹脂に添
加する方法(特開昭59−136343号公報)、−20℃以下
のガラス転移温度を有するゴム弾性グラフト共重合物を
アセタール重合体に添加する方法(特公昭48− 34830号
公報)、ブタジエンを有するゴム弾性グラフト重合体を
ポリアセタール樹脂に添加する方法(特開昭61−120849
号公報)が知られているが、上記方法で得た組成物はい
ずれもポリアセタール樹脂本来の機械物性(特に強度、
弾性)を大きく損なう事、及び成形時の熱安定性が不充
分である事、等の問題点を有している。しかも上記方法
で得た組成物はいずれも艶消し特性を目的とするもので
はないため、艶消し効果の度合は充分ではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ポリ
アセタール樹脂本来の機械物性を保持し、且つ充分な艶
消し特性を実現するポリアセタール樹脂組成物を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明者らは鋭意検討した結果、ポリアセタール樹脂
に特定の組成を有した多相インターポリマーを添加して
得られるポリアセタール樹脂組成物が、極めて優れた艶
消し特性を持ち、且つポリアセタール樹脂本来の機械物
性を損なわない事を見いだし、本発明に至った。
【0008】即ち本発明は、ポリアセタール樹脂99
〜50重量%と、 中心相から最外相に向かって軟質相と硬質相の繰り返
しよりなる2相以上の多相構造を有する多相インターポ
リマーであって、該多相インターポリマーの軟質相がア
クリル酸もしくはメタアクリル酸と炭素数1〜6のアル
コールからなるエステル1〜60重量%、アクリル酸も
しくはメタアクリル酸と炭素数7〜12のアルコールか
らなるエステル99〜40重量%を主成分として共重合
させて得られるエラストマー相である多相インターポリ
マー1〜50重量%とからなる、ポリアセタール樹脂組
成物に関する。
【0009】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
組成物で用いられるポリアセタール樹脂とは、ホルムア
ルデヒド単量体またはその3量体(トリオキサン)もし
くは4量体(テトラオキサン)等の環状オリゴマーを原
料として製造された、実質的にオキシメチレン単位から
なるオキシメチレンホモポリマー及び上記原料とエチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、エピクロルヒド
リン、1,3−ジオキソラン、グリコールのホルマー
ル、ジグリコールのホルマール等の環状エーテルとから
製造された、炭素数2−8のオキシアルキレン単位を
0.1−20重量%含有するオキシメチレンコポリマー
である。また、分子鎖の分岐化されたオキシメチレンコ
ポリマー及びオキシメチレンの繰り返し単位を50重量
%以上含み異種ポリマー単位を50重量%未満含むオキ
シメチレンブロックコポリマーも包含する。
【0010】本発明で使用することのできる多相インタ
ーポリマーとは、中心相から最外相にむかって軟質相と
硬質相の繰り返しよりなる2相以上の多相構造を有する
多相インターポリマーである。例えば、2相構造からな
り、中心相である第1相に軟質相であるエラストマー相
を有し、最外相である第2相に硬質相を有する多相イン
ターポリマーを本発明に用いることができる。
【0011】さらに、その最外相にエポキシ基あるいは
水酸基を有する多相インターポリマーであってもよい。
軟質相を構成する重合体のガラス転移温度(以下Tgと
略す)は、25℃未満が好ましく、0℃未満が更に好ま
しい。一方、硬質相を構成する重合体のTgは25℃以
上が好ましく、50℃以上が更に好ましい。
【0012】また、3相構造の場合は、例えば第1相
(中心相)及び第3相(最外相)が硬質相からなり、第
2相(中心相)がエラストマー相からなり、軟質相を構
成する重合体のTgは、25℃未満が好ましく、0℃未
満が更に好ましい。硬質相を構成する重合体のTgは2
5℃以上が好ましく、50℃以上が更に好ましい。更
に、ポリアセタール樹脂と多相インターポリマーとの界
面接着を向上させるためにこれらの多相インターポリマ
ーの最外相は、エポキシ基、ヒドロキシル基或はカルボ
キシル基等の官能基を持つものでも良い。
【0013】ここで重要なことは多相インターポリマー
の軟質相を構成するためのその出発原料となるモノマー
の組成である。本発明の組成物で用いられる多相インタ
ーポリマーの軟質相はアクリル酸もしくはメタアクリル
酸と炭素数1〜6のアルコールからなるエステル(以
下、成分Aと略記する)1〜60重量%、アクリル酸も
しくはメタアクリル酸と炭素数7〜12のアルコールか
らなるエステル(以下、成分Bと略記する)99〜40
重量%を主成分として共重合させて得られる共重合体で
あることが必要である。軟質相を構成するモノマーに関
して成分Aが60重量%を越える場合、或は成分Bが4
0重量%未満である場合、該多相インターポリマーを用
いて得られたポリアセタール樹脂組成物は充分な艶消し
効果を有さない。一方軟質相を構成するモノマーに関し
て成分Aが1重量%に満たない場合、或は成分Bが99
重量%を越える場合、該多相インターポリマーを用いて
得られたポリアセタール樹脂組成物は極度に柔軟化する
ために、ポリアセタール樹脂本来の機械物性(特に強
度、弾性)を大きく損なう。
【0014】成分Aとして使用可能なモノマーとして
は、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸n−ブチル、アクリル酸ヒドロキシエチルなどの
アクリル酸エステル;メタアクリル酸メチル、メタアク
リル酸エチル、メタアクリル酸n−ブチル、メタアクリ
ル酸ヒドロキシエチルなどのメタアクリル酸エステルが
挙げられ、該エステルの中でもアクリル酸n−ブチル、
メタアクリル酸メチルが好ましい。これらのモノマー
は、単独で用いても2種類以上を組み合わせて用いても
良い。
【0015】成分Bとして使用可能なモノマーとして
は、例えばアクリル酸nーオクチル、アクリル酸2ーエ
チルヘキシル、アクリル酸nードデシルなどの、アクリ
ル酸エステル;メタアクリル酸2ーエチルヘキシルなど
のメタアクリル酸エステルが挙げられ、該エステルの中
でもアクリル酸2ーエチルヘキシル、アクリル酸nード
デシルが好ましい。これらのモノマーは、単独で用いて
も2種類以上を組み合わせて用いても良い。
【0016】また該多相インターポリマーの軟質相には
第三成分としてスチレン、p−メチルスチレン、α−メ
チルスチレンなどの芳香族ビニルモノマー;塩化ビニ
ル、塩化ビニリデンなどのハロゲン化ビニルモノマー;
アクリロニトリル、メタアクリロニトリルなどのニトリ
ル系モノマー;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの
ビニルエステル;アクリルアミド、メタアクリルアミド
などの不飽和アミド;ビニルメチルエーテル、ビニルエ
チルエーテル、ビニルブチルエーテルなどのビニルアル
キルエーテル、ブタジエン、イソプレン等の共役ジエ
ン;エチレングリコールジアクリレート、ブチレンジア
クリレート、ジビニルベンゼン、アクリル酸アリル、メ
タアクリル酸アリルなどの1分子中に2個以上の二重結
合を持つ単量体を、該多相インターポリマー本来の性質
を損なわない程度に成分A、成分Bに付け加えて共重合
させて得ることもできる。しかしこのような場合も、軟
質相を構成するモノマー成分は、A成分1〜60重量
%、B成分99〜40重量%、の範囲を越えないで、更
に第三成分が添加されることが本発明の必要条件であ
る。
【0017】該多相インターポリマーの硬質相は、次に
あげるモノマーからなる単独重合体、或は、2種類以上
のモノマーからなる共重合体から構成される。使用可能
なモノマーとしては、例えば、スチレン、p−メチルス
チレン、α−メチルスチレンなどの芳香族ビニルモノマ
ー;塩化ビニル、塩化ビニリデンなどのハロゲン化ビニ
ルモノマー;アクリロニトリル、メタアクリロニトリル
などのニトリル系モノマー;メタアクリル酸メチル、メ
タアクリル酸ブチル、メタアクリル酸ヒドロキシエステ
ルなどのメタアクリル酸エステル;アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸
2−エチルヘキシル、アクリル酸ヒドロキシエチルなど
のアクリル酸エステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ルなどのビニルエステル;アクリルアミド、メタアクリ
ルアミドなどの不飽和アミド;ビニルメチルエーテル、
ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテルなどのビ
ニルアルキルエーテル、ブタジエン、イソプレン等の共
役ジエンなどをあげることができる。
【0018】該多相インターポリマーの硬質相は、アク
リル酸エステル、または、メタアクリル酸エステル、ま
たは、芳香族ビニル、または、ハロゲン化ビニルからな
る重合体が好ましく、さらには、アクリル酸メチル、ま
たは、メタアクリル酸メチル、または、スチレン、また
は、塩化ビニルからなる重合体が好ましい。多相インタ
ーポリマー中の硬質相、軟質相を構成する重合体の好ま
しい組合せとしては、例えば、硬質相がメタアクリル酸
メチルを主成分とする重合体で、かつ軟質相がアクリル
酸2−エチルヘキシル80重量%、メタアクリル酸メチ
ル20重量%、を主成分とする重合体;硬質相がメタア
クリル酸メチルを主成分とする重合体で、かつ軟質相が
アクリル酸2−エチルヘキシル75重量%以上、アクリ
ル酸nーブチル20重量%、その他の共重合可能なモノ
マー5重量%以下を共重合して得られる重合体;硬質相
がスチレンを主成分とする重合体で、かつ軟質相がアク
リル酸nードデシル60重量%以上、メタアクリル酸メ
チル20重量%、その他の共重合可能なモノマー20重
量%以下を共重合して得られる重合体などがある。
【0019】多相インターポリマー中の硬質相と軟質相
との割合は特に限定はしないが、好ましくは硬質相10
〜40重量%、軟質相90〜60重量%の範囲にあるこ
とであり、更に好ましくは硬質相20〜30重量%、軟
質相80〜70重量%の範囲にあることである。最外相
へのエポキシ基、或は水酸基を導入したものを得るに
は、通常、最外相を構成するモノマーと、エポキシ基あ
るいは水酸基をもつビニルモノマーとを共重合すること
によって行われる。
【0020】エポキシ基をもつビニルモノマーとして
は、例えば、
【0021】
【化1】
【0022】で表されるα、β−不飽和酸のグリシジル
エステルがある。具体的には、アクリル酸グリシジル、
メタアクリル酸グリシジル、エタアクリル酸グリシジ
ル、などであり、メタアクリル酸グリシジルがより好ま
しい。水酸基を持つビニルモノマーとしては、例えば、
アクリル酸ヒドロキシエチル、メタアクリル酸ヒドロキ
シエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、メタアクリ
ル酸ヒドロキシプロピル、アクリル酸ヒドロキシイソプ
ロピル、メタアクリル酸ヒドロキシイソプロピル、アク
リル酸ヒドロキシブチル、メタアクリル酸ヒドロキシブ
チルなどがあり、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタア
クリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、メタアクリル酸ヒドロキシプロピルがより好まし
い。
【0023】これらエポキシ基、及び水酸基をもつビニ
ルモノマーは特にこれらに限定するものではない。ま
た、最外相を形成するモノマーと共重合するエポキシ
基、及び水酸基をもつビニルモノマーの量は多相インタ
ーポリマーを形成するトータルモノマーに対して0.5
−10.0重量%が望ましく、艶消し特性から最も好ま
しい添加量は1.0−5.0重量%である。しかし最外
相が軟質相である場合にはこの最外相を構成するモノマ
ー成分は、アクリル酸もしくはメタアクリル酸と炭素数
1〜6のアルコールからなるエステル1〜60重量%、
アクリル酸もしくはメタアクリル酸と炭素数7〜12の
アルコールからなるエステル99〜40重量%、の範囲
を越えないで、更にエポキシ基、及び水酸基をもつビニ
ルモノマーが添加されることが好ましい。
【0024】最も好ましい多相インターポリマーとして
は、多相インターポリマーの最外相の硬質相がメタクリ
ル酸メチル80重量%以上と、他の共重合可能なモノマ
ー20重量%以下からなる共重合体から構成され、か
つ、その内相の軟質相がアクリル酸2−エチルヘキシル
60重量%以上、アクリル酸nーブチル20重量%、そ
の他の共重合可能なモノマー20重量%以下を共重合し
て得られる重合体、から形成された2相構造のインター
ポリマーがある。
【0025】本発明における多相インターポリマーは特
公昭55−27576号公報、あるいは、特開昭59−
136343号公報に記載のある慣用の乳化重合技術を
用いて製造することができる。2相構造をもつ多相イン
ターポリマーの具体的な製造例としては、ジオクチルス
ルホコハク酸ソーダ等の乳化剤を含む水のなかに、軟質
相の形成に必要な前述のモノマーとジイソプロピルベン
ゼンヒドロパーオキサイド等の重合開始剤を入れて撹は
んしながら通常の50−90℃の温度で重合を行う。こ
の際、軟質相に適度な弾性を与える為に、ジビニル化合
物等の多官能性架橋剤を共重合させるのが好ましい。こ
の多官能性架橋剤の添加量は軟質相を構成する重合体の
全重量に基いて0.1−5.0重量%が好ましい。更に
この際、硬質相と軟質相の間の化学結合を行わせる為
に、アクリル酸のアリル等の多官能グラフト剤を使用す
ることが好ましい。この多官能グラフト剤の添加量は軟
質相を構成する重合体の全重量に基いて0.1−5.0
重量%が好ましい。
【0026】軟質相を構成する重合反応が終了した時点
で、次に、硬質相を構成するモノマーとエポキシ基或
は、水酸基を持つビニルモノマーを追添加する。この際
重合開始剤を追添加することもできる。上記乳化重合に
よって得られた多相ポリマーは、慣用の手段、たとえ
ば、塩析、凍結融解、或はスプレードライなどの方法を
用いて粒子の形態を保ったまま水と分離することができ
る。
【0027】また、3相構造を持つ多相インターポリマ
ーの場合は、まず中心相を形成するモノマーと多官能グ
ラフト剤等とをまず重合させ、その後前述の方法で軟質
相である中間相ついで硬質相である最外相の順に重合し
ていけばよい。また、多相インターポリマーの粒径は、
艶消し特性から1μm以下が好ましい。最適な粒径は
0.5μm〜0.05μmである。
【0028】本発明で用いられる多相インターポリマー
の配合量は1〜50重量%である。1重量%に満たない
と艶消し特性に対してこれらの添加効果が現れず50重
量%を越えると、ポリアセタール樹脂の成形加工性を著
しく低下させるためである。その中でも本発明の効果を
最大限に発揮できる好ましい範囲は2〜20重量%、最
も好ましい範囲は4〜15重量%である。
【0029】多相インターポリマーは、アルカリ金属お
よび硫黄化合物の含有量が少ないものが用いられる。本
発明でいうアルカリ金属、及び硫黄化合物とは、多相イ
ンターポリマーの製造時に使用するドデシルベンゼンス
ルホン酸リチウム、ソーダ、或はカリウム等のスルホン
酸塩、ラウリル硫酸リチウム、ソーダ、或はカリウム等
の硫酸エステル塩などの乳化剤、硫酸ナトリウム、塩化
ナトリウムなどの塩析剤に起因するものである。
【0030】即ち、本発明でいうアルカリ金属とは、リ
チウム、カリウム、ナトリウムをいう。多相インターポ
リマー中のアルカリ金属の含有量の定量方法は一般的な
方法で行うことができるが、中でも原子吸光或はプラズ
マ発光法で行うことができる。本発明においては、原子
吸光法を用いて定量した。即ち、多相インターポリマー
を炭化或は灰化しそこから酸水溶液でアルカリ金属分を
抽出した液を原子吸光にかける方法である。
【0031】本発明におけるアルカリ金属の含有量は原
子吸光法で分析したアルカリ金属(リチウム、カリウ
ム、ナトリウム)のトータルであり、多相インターポリ
マーに対し100ppm以下であることが好ましい。さ
らに。好ましくは、80ppm以下、特に好ましくは6
0ppm以下である。また、多相インターポリマー中の
硫黄の含有量の定量方法は一般的な方法で行うことがで
きるが、中でもイオンクロマトグラフ法が良い。本発明
においてはこのイオンクロマトグラフ法を用いて定量し
た。即ち、多相インターポリマーをフラスコ燃焼法で燃
焼し、そこからアルカリ水溶液で硫黄分を抽出した液を
イオンクロマトグラフにかける方法である。
【0032】本発明における硫黄の含有量はイオンクロ
マトグラフで分析した硫黄化合物のトータル量を硫黄元
素の量に換算したものであり、多相インターポリマーに
対し200ppm以下であることが好ましい。さらに好
ましくは、150ppm以下、特に好ましくは100p
pm以下である。本発明における組成物は、ポリアセタ
ール樹脂と多相インターポリマーとを、ブレンド、さら
には溶融混練することにより得られる。
【0033】溶融混練機としては、たとえばニーダー、
ロールミル、押出機などの通常樹脂溶融体の混練に用い
られる公知の装置を用いることができるが、酸素の遮断
や、作業環境などの点から押出機が最適である。この押
出機の種類としては1軸、2軸、ベント付、ノーベント
タイプなどがあるが、いずれの押出機によっても、本発
明の組成物を調製することができる。
【0034】尚、本組成物には通常プラスチックスに添
加される酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、潤滑
剤、耐衝撃性改良剤、結晶核剤、帯電防止剤、無機フィ
ラー、顔料などを必要に応じて添加することができる。
また、通常ポリアセタール樹脂に添加されるポリアミ
ド、メラミン、メラミン誘導体、ジシアンジアミド、脂
肪酸カルシウムなども添加することができる。
【0035】特に、酸化防止剤としては、3−メチル−
4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル基を持つ酸化
防止剤が好ましい。この酸化防止剤を同時に添加すると
驚くべき程に他の酸化防止剤に比べ滞留着色が改良され
る為である。具体的な酸化防止剤としては、例えば、
3,9−ビス[2−[3−(t−ブチル−4−ヒドロキ
シ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]−1,
1−ジメチルエチル−2,4,8,10−テトラオキサ
スピロ[5,5]ウンデカン、トリエチレングリコール
−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサン
ジオール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエ
リスリトール−テトラキス[3−(3−t−ブチル−5
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]、オクタデシル−3−(3−t−ブチル−5−メチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,N
−ヘキサメチレンビス−(3−t−ブチル−5−メチル
−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)などがある。
【0036】好ましい酸化防止剤は3,9−ビス[2−
[3−(t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)プロピオニルオキシ]−1,1−ジメチルエチル
−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウ
ンデカン、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−
t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3
−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート]である。
【0037】光安定剤としては、ビス(2,2,6,6
−テトラメチルピペリジル)セバケート、ビス(2,
2,6,6−テトラメチルピペリジル)アジペートなど
のヒンダードアミン系光安定剤が好ましい。紫外線吸収
剤としては、2−[2’−ヒドロキシー3’,5’−ビ
ス−(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]ベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチル−
フェニル)ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤が好ましい。
【0038】また、本発明の艶消し特性に優れたポリア
セタール樹脂組成物は、一般に使われているポリオキシ
メチレンホモポリマー、コポリマー、分岐ポリマー及
び、ブロックコポリマーとブレンドして使うことができ
る。本発明におけるポリアセタール樹脂組成物はいかな
る表面の成形品に対しても有効な艶消し特性を付与する
ものであるが、シボ加工を施した金型で成形した成形品
に対しては、特に大きな艶消し効果を発揮する。
【0039】本発明におけるポリアセタール樹脂組成物
の好ましい用途としては、例えばレバー、インスツルメ
ンタルパネル、スイッチ部品、ハンドル、クリップ、ハ
ウジング等である。特に自動車用内装部品に適してい
る。
【0040】
【実施例】以下本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0041】
【実施例1】 〈ポリアセタール樹脂の製造〉両末端アセチル化された
ポリアセタールホモポリマー粉末を米国特許29984
09にある公知の方法で製造した。このものの固有粘度
は1.2であった。(固有粘度は2重量%のアルファピ
ネンを含有するp−クロロフェノール溶液に重合体0.
1重量%を溶かし60℃にて測定した)また、ASTM
D1238−57T(E条件)でのメルトインデック
スは9.0g/10分であった。
【0042】〈多相インターポリマーの製造〉かき混ぜ
機、コンデンサーを備えた10リットルビーカーに蒸留
水5.7リットル、乳化剤としてジオクチルスルホコハ
ク酸ソーダ20g、還元剤としてロンガリット1.2g
を加え均一に溶解する。第1相の軟質相としてアクリル
酸2ーエチルヘキシル(以下2EHAと略す)1350
g、アクリル酸ーnーブチル(以下BAと略す)360
g、ブタジエン50g、アクリル酸エチレングリコール
(以下EGAと略す)20g、メタアクリル酸アリル
(以下ALMAと略す)20g、ジイソプロピルベンゼ
ンヒドロパーオキサイド(以下PBPと略す)2gの均
一溶液を加え、80℃で重合した。約40分で反応は終
了した。この時点での重合収率は実質的には100%で
あった。
【0043】次に第2相の硬質相(最外相)として、メ
タアクリル酸メチル(以下MMAと略す)680g、B
A4.0g、メタアクリル酸グリシジル60g、PBP
0.6g、n−オクチルメルカプタン(以下OMと略
す)0.2gの均一溶液を加えた。この段階の反応は約
15分で完了した。ついで、温度を95℃に上げ、1時
間保持した。得られた重合体を0.5%塩化アルミニウ
ム水溶液中に投入して重合体を凝集させ、温水で15回
洗浄後、乾燥して白色フロック状の多相インターポリマ
ーを得た。このものの平均粒子径は0.2μであった。
またこの多相インターポリマーはアルカリ金属45pp
m、硫黄98ppmを含んでいた。
【0044】〈ポリアセタール樹脂組成物の製造〉前述
のポリアセタールホモポリマー粉末を80℃で3時間乾
燥したもの90重量%に、下記に示す方法で製造された
種々のアルカリ金属及び硫黄の含有量をもつ2相構造を
もつ多相インターポリマー10重量%を窒素雰囲気でブ
レンドし、200℃に設定されたL/D=25の2軸ベ
ント付押出機(条件:スクリュ回転数;100rpm、
吐出3kg/hr)で溶融混練した。
【0045】〈組成物の評価〉得られた最終ペレットを
3オンス成形機にて試験片を成形し(条件:金型温度8
0℃、冷却時間20秒)、この試験片の光沢度を日本電
色工業製光沢度計を用いて入射角60°反射角60°で
測定したところ、17%であった。ASTMD638法
で引張強度、引張伸度を測定したところ、それぞれ66
0Kg/cm 2 、 52%であった。ASTM D79
0法で曲げ強度、曲げ弾性率を測定したところ、それぞ
れ900Kg/cm2 、 25000Kg/cm2 であ
った。またシリンダ温度220℃に設定した3オンス成
形機で前述の試験片を成形する際、試験片にシルバース
トリークの発生するまでの限界滞留時間(分)をST値
として熱安定性を評価したところ、20分であった。
【0046】
【実施例2〜6、比較例1〜7】 〈多相インターポリマーの製造〉軟質相、硬質相を構成
する原料モノマーとして、表1および表2に記載したも
のを用いた他は、すべて実施例1と同一の方法で製造し
た。いずれも軟質相の重合収率は実質的に100%であ
った。得られた多相インターポリマーの平均粒径、アル
カリ金属及び硫黄の含有量を表1および表2に記載し
た。
【0047】〈ポリアセタール樹脂組成物の製造〉実施
例1と同一のポリアセタール樹脂に、表1および表2に
記載したそれぞれの多相インターポリマーを添加して実
施例1と同一の方法で組成物を調製した。それぞれの組
成物についての、ポリアセタール樹脂と多相インターポ
リマーの添加割合を表1および表2に記載した。
【0048】〈組成物の評価〉実施例1と同一の方法
で、引張強度、引張伸度、曲げ強度、曲げ弾性率を測定
した。結果を表1および表2に記載した。
【0049】
【実施例7〜12、比較例8〜13】 〈ポリアセタール樹脂の製造〉エチレンオキサイド2.
8%のポリオキシメチレンコポリマーを米国特許302
7352に記載の公知の方法で重合した。このポリマー
の固有粘度は1.1でメルトインデックスは10.0g
/10分であった。
【0050】〈多相インターポリマーの製造〉軟質相、
硬質相を構成する原料モノマーとして、表3および表4
に記載したものを用いた他は、すべて実施例1と同一の
方法で製造した。いずれも軟質相の重合収率は実質的に
100%であった。得られた多相インターポリマーの平
均粒径、アルカリ金属及び硫黄の含有量を表3および表
4に記載した。
【0051】〈ポリアセタール樹脂組成物の製造〉実施
例1の条件に従い、乾燥された上記ポリオキシメチレン
コポリマーに、表3および表4に記載したそれぞれの多
相インターポリマーを添加して実施例1と同一の方法で
組成物を調製した。それぞれの組成物についての、ポリ
アセタール樹脂と多相インターポリマーとの添加割合を
表3および表4に記載した。
【0052】〈組成物の評価〉実施例1と同一の方法
で、引張強度、引張伸度、曲げ強度、曲げ弾性率を測定
した。結果を表3および表4に記載した。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
【0057】
【発明の効果】本発明は、軟質相が、アクリル酸もしく
はメタアクリル酸と炭素数1〜6のアルコールからなる
エステル1〜60重量%、アクリル酸もしくはメタアク
リル酸と炭素数7〜12のアルコールからなるエステル
99〜40重量%を主成分として共重合させて得られる
エラストマー相である多相インターポリマーを、ポリア
セタール樹脂に配合することにより、艶消し特性、機械
物性の両方に優れたポリアセタール樹脂組成物を提供す
ることができるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアセタール樹脂99〜50重量%
    と、 中心相から最外相に向かって軟質相と硬質相の繰り返
    しよりなる2相以上の多相構造を有する多相インターポ
    リマーであって、該多相インターポリマーの軟質相がア
    クリル酸もしくはメタアクリル酸と炭素数1〜6のアル
    コールからなるエステル1〜60重量%、アクリル酸も
    しくはメタアクリル酸と炭素数7〜12のアルコールか
    らなるエステル99〜40重量%を主成分として共重合
    させて得られるエラストマー相である多相インターポリ
    マー1〜50重量%とからなる、ポリアセタール樹脂組
    成物。
JP4039650A 1992-02-26 1992-02-26 ポリアセタール樹脂組成物 Expired - Fee Related JP2561881B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4039650A JP2561881B2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 ポリアセタール樹脂組成物
US08/021,361 US5354810A (en) 1992-02-26 1993-02-23 Acetal resin composition
ES93301334T ES2091553T3 (es) 1992-02-26 1993-02-23 Composicion de resina de acetal.
DE69304369T DE69304369T2 (de) 1992-02-26 1993-02-23 Acetalharzzusammensetzung
EP93301334A EP0558279B1 (en) 1992-02-26 1993-02-23 An acetal resin composition
TW082101357A TW275641B (ja) 1992-02-26 1993-02-25
KR1019930002833A KR960005632B1 (ko) 1992-02-26 1993-02-26 아세탈 수지 조성물
CN93103451A CN1056864C (zh) 1992-02-26 1993-02-26 缩醛树脂组合物
HK97102103A HK1000513A1 (en) 1992-02-26 1997-11-05 An acetal resin composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4039650A JP2561881B2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 ポリアセタール樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05239310A true JPH05239310A (ja) 1993-09-17
JP2561881B2 JP2561881B2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=12558962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4039650A Expired - Fee Related JP2561881B2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 ポリアセタール樹脂組成物

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5354810A (ja)
EP (1) EP0558279B1 (ja)
JP (1) JP2561881B2 (ja)
KR (1) KR960005632B1 (ja)
CN (1) CN1056864C (ja)
DE (1) DE69304369T2 (ja)
ES (1) ES2091553T3 (ja)
HK (1) HK1000513A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3462888B2 (ja) * 1993-04-19 2003-11-05 ポリプラスチックス株式会社 耐候性ポリアセタール樹脂組成物
ATE230422T1 (de) * 1997-03-03 2003-01-15 Roehm Gmbh Verfahren zur herstellung von wässrigen dispersionen als grundierung für heisssiegelkleber
US6194515B1 (en) * 1997-10-10 2001-02-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyacetal composition with improved toughness
DE10003807A1 (de) * 2000-01-28 2001-08-02 Basf Ag Schlagzähmodifizierte Polyoxymethylene
US7314893B2 (en) * 2005-06-06 2008-01-01 Arkema Inc. Acrylic copolymers with improved low temperature performance
US9051459B2 (en) * 2010-10-29 2015-06-09 Rohm And Haas Company Thermoplastic composition, method of producing the same, and articles made therefrom
CN103819617B (zh) * 2014-02-11 2017-01-18 龙甲(上海)实业有限公司 工程塑料合金相容改性核/壳聚合物
EP4050039A1 (en) * 2021-02-26 2022-08-31 Kaneka Belgium N.V. Core-shell lubricant for polymer resins

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02251558A (ja) * 1989-03-27 1990-10-09 Asahi Chem Ind Co Ltd ポリオキシメチレン樹脂組成物
JPH0314856A (ja) * 1989-03-31 1991-01-23 Takeda Chem Ind Ltd コアシェルポリマー
JPH03205442A (ja) * 1990-01-08 1991-09-06 Asahi Chem Ind Co Ltd ポリオキシメチレン樹脂成形用組成物
JPH0517514A (ja) * 1990-09-21 1993-01-26 Takeda Chem Ind Ltd コアシエルポリマー
JPH05271361A (ja) * 1990-12-28 1993-10-19 Takeda Chem Ind Ltd コアシェルポリマー

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1964156C3 (de) * 1969-12-22 1978-08-24 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Thermoplastische Formmassen hoher Schlagzähigkeit
US3668274A (en) * 1970-09-10 1972-06-06 Rohm & Haas Acrylic modifiers for polycarbonamides
JPS59136343A (ja) * 1983-01-04 1984-08-04 ヘキスト・セラニーズ・コーポレーション 耐衝撃性の高いポリアセタ−ル成形材料
DE3441547A1 (de) * 1984-11-14 1986-05-15 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Schlagzaehe polyoxymethylenformmassen sowie ein verfahren zu deren herstellung
JPH0665704B2 (ja) * 1985-02-04 1994-08-24 ポリプラスチックス株式会社 メッキ用ポリアセタ−ル樹脂組成物
EP0300573B1 (en) * 1987-07-15 1991-04-10 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Molded article comprising a weather-resistant polyoxymethylene composition
JPS6454053A (en) * 1987-08-25 1989-03-01 Asahi Chemical Ind Matting oxymethylene copolymer composition
JPH0830137B2 (ja) * 1987-12-25 1996-03-27 ポリプラスチックス株式会社 ポリアセタール樹脂組成物
KR890017304A (ko) * 1988-05-11 1989-12-15 존 에이 페니 폴리아세탈 수지 조성물 및 이로부터 형성된 성형품
CA2013306A1 (en) * 1989-03-31 1990-09-30 Ichiro Sasaki Core-shell polymer, production and use thereof
US5183858A (en) * 1989-03-31 1993-02-02 Takeda Chemical Industries, Ltd. Core-shell polymer, production and use thereof
JPH07116348B2 (ja) * 1989-05-09 1995-12-13 旭化成工業株式会社 耐候性に優れたポリオキシメチレン組成物
SG82523A1 (en) * 1989-06-19 2001-08-21 Asahi Chemical Ind Acetal copolymer and method of producing same
JP2593557B2 (ja) * 1989-07-20 1997-03-26 旭化成工業株式会社 多層構造アクリル系重合体
TW226382B (ja) * 1990-09-21 1994-07-11 Takeda Pharm Industry Co Ltd

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02251558A (ja) * 1989-03-27 1990-10-09 Asahi Chem Ind Co Ltd ポリオキシメチレン樹脂組成物
JPH0314856A (ja) * 1989-03-31 1991-01-23 Takeda Chem Ind Ltd コアシェルポリマー
JPH03205442A (ja) * 1990-01-08 1991-09-06 Asahi Chem Ind Co Ltd ポリオキシメチレン樹脂成形用組成物
JPH0517514A (ja) * 1990-09-21 1993-01-26 Takeda Chem Ind Ltd コアシエルポリマー
JPH05271361A (ja) * 1990-12-28 1993-10-19 Takeda Chem Ind Ltd コアシェルポリマー

Also Published As

Publication number Publication date
DE69304369D1 (de) 1996-10-10
ES2091553T3 (es) 1996-11-01
CN1056864C (zh) 2000-09-27
EP0558279B1 (en) 1996-09-04
DE69304369T2 (de) 1997-04-03
CN1076462A (zh) 1993-09-22
KR930017968A (ko) 1993-09-21
KR960005632B1 (ko) 1996-04-30
EP0558279A1 (en) 1993-09-01
HK1000513A1 (en) 1998-04-03
JP2561881B2 (ja) 1996-12-11
US5354810A (en) 1994-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3992772B2 (ja) メタクリレート樹脂ブレンド
KR101150016B1 (ko) 우수한 저광택성과 물성을 갖는 방향족 비닐계 열가소성수지 조성물
JP2561881B2 (ja) ポリアセタール樹脂組成物
KR100626955B1 (ko) 저광택성과 내충격성이 우수한 스티렌계 열가소성 수지조성물
JP3396240B2 (ja) メタアクリル樹脂組成物
JP3251318B2 (ja) 低光沢性のポリオキシメチレン樹脂組成物
JPH05239312A (ja) 低光沢性ポリオキシメチレン樹脂組成物
JPH0134462B2 (ja)
JPH03205442A (ja) ポリオキシメチレン樹脂成形用組成物
JP2529509B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
KR100782250B1 (ko) 저광택성이 우수한 스티렌계 열가소성 수지 조성물
JPH07109402A (ja) 柔軟性ポリアセタール樹脂組成物
JP5632447B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物およびその成形品
WO2000063289A1 (fr) Modificateur pour resines methacryliques, dependant moins des conditions de traitement
JP3256453B2 (ja) 熱安定性の良好な共重合体からなる改質剤
KR100853432B1 (ko) 기계적 물성 및 저광택성이 우수한 스티렌계 열가소성 수지조성물
EP2410012B1 (en) Polymeric films made from olefinic/acrylic polymer blends
KR100417054B1 (ko) 스티렌계열가소성수지조성물
JPS6259612A (ja) 重合体の製造方法
JPH05112695A (ja) 加工性の改良されたabs系樹脂組成物
JPH05186659A (ja) 耐熱性耐衝撃性樹脂組成物
JP3461746B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH05140411A (ja) 加工性の改良されたアクリル樹脂組成物
JP2649202B2 (ja) 艶消し・耐候性ポリアセタール樹脂組成物
JP2023505975A (ja) 熱可塑性樹脂組成物及びそれから製造された成形品

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960702

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 13

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees