JPH0520390U - 電磁波シールドパネルの連結構造 - Google Patents

電磁波シールドパネルの連結構造

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JPH0520390U JP7455991U JP7455991U JPH0520390U JP H0520390 U JPH0520390 U JP H0520390U JP 7455991 U JP7455991 U JP 7455991U JP 7455991 U JP7455991 U JP 7455991U JP H0520390 U JPH0520390 U JP H0520390U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁波シールドパネルの目地部における導電部
間を確実に通電状態にして、電磁波を遮断する。 【構成】少なくとも一方が導電性を有する一対の表面板
4間に芯材5を充填した2枚の壁パネル2を隙間14を
設けて嵌合部材12によって連結する。弾力性及び復元
性を有する導電性シールド部材7を嵌合部材12に係合
する固定部材13によって折曲縁4a間に圧接固定す
る。これにより、壁パネル2の導電部間が導通された状
態で壁パネル2を連結することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は電磁波シールドパネルの連結構造に関するもので、更に詳細には、 例えば電磁波を発生する医療機器やコンピュータ関連機器等を設置する電磁シー ルド室を構成する電磁波シールドパネルの連結部に電磁波遮断機能を具備させた 電磁波シールドパネルの連結構造の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電磁波を発生する医療機器、コンピュータ関連機器あるいは半導体等 を製造するクリーンルーム等においては電磁シールド室が使用されており、この 電磁シールド室には一対の金属製表面板間に例えば発泡ポリウレタン等の断熱性 芯材を充填した電磁波シールドパネル(以下にパネルという)が使用されている 。このように構成される電磁シールド室においては、パネル間の連結部に電磁波 の漏れを防止する必要がある。
【0003】 そこで、従来では、パネルの内外面の少なくとも一方の面に導電性を持たせて 、パネル間の目地の電磁波の遮断をしている。この目地からの電磁波の漏れを防 止する手段として、パネルの連結端部に連結材を介在させて隙間を設け、この隙 間内にシールドジョイント材を挾み込みながらパネルを連結する構造のもの(実 公平1−28716号公報、実公平1−43915号公報及び実公平2−954 号公報参照)、あるいはパネルの目地部に嵌合部材を介在させて隙間を設け、こ の隙間内に導電性コーキング材を充填する構造(実開昭62−229996号公 報及び実開昭63−142895号公報参照)等が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者すなわちシールドジョイント材を挾み込む構造のものにお いては、各パネルの固定を下側よりボルト止めし、パネル上部を引寄せ金具等に て固定するため、パネル側に固定用のボルトタップ加工等が必要で、精度が要求 される。したがって、製作、施工に手間と熟練を要する等の問題があった。
【0005】 また、後者すなわち導電性コーキング材を充填する構造のものは出願人が先に 開発したもので、製作、施工の手間を簡略化することは可能であるが、導電性コ ーキング材自体の性能に限界があるため、高性能の電磁波シールドには適さない という問題があった。
【0006】 この考案は上記事情に鑑みなされたもので、製作及び施工を簡単にし、かつ高 性能の電磁波シールドを可能にした電磁波シールドパネルの連結構造を提供する ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案の電磁波シールドパネルの連結構造は、 少なくとも一方が導電性を有する一対の表面板間に芯材を充填した電磁波シール ドパネルの連結構造を前提とし、隣接する上記電磁波シールドパネルの導電部間 に、弾力性及び復元性を有する導電性シールド部材を当接すると共に、この導電 性シールド部材をパネル連結手段によって上記導電性部間に圧接固定することを 特徴とするものである。
【0008】 この考案において、上記導電性シールド部材は弾力性及び復元性を有する導電 性部材であれば、その材質及び構造は任意のものでよく、例えば弾力性及び復元 性を有する金属製ワイヤーメッシュ等を使用することもできるが、好ましくは導 電性シールド部材を、弾力性及び復元性を有する内部芯と、この内部芯を被覆す る可撓性を有する導電性被覆材とで構成する方がよい。この場合、内部芯として 、例えばシリコーン又はネオプレーンゴム等を使用することができ、また、導電 性被覆材としては金属製ワイヤーメッシュを使用することができる。
【0009】 上記パネル連結手段は導電性シールド部材をパネルの導電部間に圧接固定する ものであれば任意のものでよいが、好ましくはパネル連結手段を、隣接する電磁 波シールドパネル間に導電性シールド部材挿入用の隙間をもって連結する嵌合部 材と、この嵌合部材に設けられた係合受部に係合する係合部を有する導電性シー ルド部材用固定部材とで構成するか、あるいは、パネル連結手段を、隣接する電 磁波シールドパネル間に導電性シールド部材挿入用の隙間をもって介在される隙 間形成部材と、両電磁波シールドパネルを締結する締結部材とで構成する方がよ い。
【0010】
【作用】
上記のように構成されるこの考案の電磁波シールドパネルの連結構造によれば 、隣接する電磁波シールドパネルの導電部間に、弾力性及び復元性を有する導電 性シールド部材を当接すると共に、この導電性シールド部材をパネル連結手段に よって導電性部間に圧接固定することにより、電磁波シールドパネル間の導電を 確実にし、電磁波の遮断を確実に行うことができる。
【0011】 また、導電性シールド部材を、弾力性及び復元性を有する内部芯と、この内部 芯を被覆する可撓性を有する導電性被覆材とで構成することにより、導電性能を 高性能なものとすることができ、電磁波の遮断を更に確実なものとすることがで きる。
【0012】 また、パネル連結手段を、隣接する電磁波シールドパネル間に導電性シールド 部材挿入用の隙間をもって連結する嵌合部材と、この嵌合部材に設けられた係合 受部に係合する係合部を有する導電性シールド部材用固定部材とで構成すること により、パネルの組立て後に導電性シールド部材を固定することができるので、 施工に熟練を要することなく、簡単に施工することができ、施工の短縮化を図る ことができる。しかも、嵌合部材と導電性シールド部材用固定部材とが嵌合する ため、振動等に対しても安定した状態で導電部間を導通させることができる。更 には、パネル連結手段を、隣接する電磁波シールドパネル間に導電性シールド部 材挿入用の隙間をもって介在される隙間形成部材と、両電磁波シールドパネルを 締結する締結部材とで構成することにより、振動等に対して安定した状態で導電 部間を導通させることができる。
【0013】
【実施例】
以下にこの考案の実施例を図面に基いて説明する。
【0014】 ◎第一実施例 図1はこの考案の電磁波シールドパネル(以下にパネルという)の連結構造を 有する電磁シールド室の概略斜視図、図2は図1の部の断面図が示されている 。
【0015】 電磁シールド室は、天井パネル1、壁パネル2及び床パネル3とで構成されて いる。そして、各パネル1,2,3は、それぞれ一対の金属製表面板4,4間に 例えば発泡ポリウレタン等の断熱性芯材5を充填した断熱構造となっており、連 結側端部には例えばプラスチック製の枠材6が表面板4の折曲縁4aの内側に位 置した状態で取付られている。
【0016】 この場合、金属製表面板4は、例えばステンレス板、亜鉛メッキ鋼板あるいは アルミニウム板等の導電性板材が使用される。なおこの場合、少なくともパネル 1,2,3(以下、壁パネル2で代表する)の一方の表面板4は導電性を有する 必要があり、例えばアルマイト処理したアルミニウム板を使用する場合には、折 曲縁4aのアルマイト部を研磨して導通部を形成する必要がある。
【0017】 上記のように形成される壁パネル2は、電磁シールド室の室側において、導電 部に導電性シールド部材7を圧接固定した状態でパネル連結手段10によって連 結されている。
【0018】 パネル連結手段10は、壁パネル2の連結側枠材6に設けられた凹状の連結溝 6a内に嵌合する一対の嵌合凸条11,11を両端に有する嵌合部材12と、両 壁パネル2,2の導電部間に導電性シールド部材7(以下にシールド部材という )を導通すべく嵌合部材12に係合する固定部材13とで構成されている。この 場合、嵌合部材12は、例えばアルミニウム製押出形材にて形成されており、隙 間14を形成する中空矩形状の基部12aの両側に中空状の嵌合凸条11,11 を設け、また、基部12aの一方の面には固定部材13と係合する一対の係止爪 12b,12bを有する係合受部12cが形成されている(図3参照)。固定部 材13は、図3及び図4に示すように、アルミニウム製押出形材にて形成されて おり、断面ほぼI型の本体13aの先端に嵌合部材12の係合受部12cの係止 爪12b,12b間に係合するテーパ状の係止凸条13b(係合部)を突設して なる。
【0019】 また、シールド部材7は、図4に示すように、弾力性及び復元性を有する内部 芯7aと、この内部芯7aを被覆する可撓性を有する導電性被覆部材7bとで構 成されており、例えば断面矩形状の2つの内部芯7a,7aを導電性被覆部材7 bにて被覆した断面ほぼめがね状に形成されている。この場合、内部芯7aは、 例えばシリコーン又はネオプレーンゴム等にて形成され、また、導電性被覆部材 7bは、例えば可撓性を有する金属ワイヤーメッシュにて形成されている。なお 、図4では内部芯7a,7a間の導電性被覆部材7bが固定部材13より離れた 位置にあるが、固定部材13側に位置させてもよい。
【0020】 次に、壁パネル2,2の連結態様について図2ないし図4を参照して説明する 。まず、連結する両壁パネル2,2の枠材6の連結溝6a内に嵌合部材12の嵌 合凸条11を嵌合させて両壁パネル2,2を連結すると共に、両壁パネル2,2 間に隙間14を形成する。なおこの場合、壁パネル2の組立て手順として端部側 の固定された壁パネル2に順次、嵌合部材12を介して連結するため、中間に位 置する各壁パネル2自体は固定手段によって固定する必要はない。
【0021】 このようにして、両壁パネル2,2を連結した後、シールド部材7の中央部に 固定部材13の係止凸条13bを突き当てて固定部材13の本体13aの両側に 内部芯7aを位置させた状態にして(図3参照)、固定部材13の係止凸条13 bを嵌合部材12の係合受部12cの係止爪12b,12b間に嵌合させる。こ のとき、シールド部材7の内部芯7aの弾力性及び復元性によってシールド部材 7は壁パネル2の導電部である折曲縁4aに圧接固定されるので、両壁パネル2 の導電部間は確実に通電状態となる。このとき、固定部材13は表面が導電性の アルミニウム等の金属である方が好ましい。
【0022】 そして、電磁シールド室の室外側の隙間14にコーキング材15を充填して壁 パネル2の連結作業は完了する(図2参照)。
【0023】 上記実施例では、電磁シールド室の室内側において壁パネル2,2同士の導電 部間をシールド部材7を介して導通させた場合について説明したが、必ずしもこ のような構造とする必要はなく、図5に示すように、電磁シールド室の室内及び 室外の両側において同様にシールド部材7を介して導電部間を導通させるように してもよい。なおこの場合、嵌合部材12は上記と同様にアルミニウム製押出形 材であってもよく、あるいは塩化ビニル等のプラスチック製形材であってもよい 。特に、塩化ビニル等の非導電性部材にて嵌合部材12を形成することにより、 二重シールド構造となり、シールド性の向上を図ることができる。
【0024】 なお、図5において、その他の部分は上記実施例と同じであるので、同一部分 には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0025】 図6は第一実施例の更に別の形態の断面図が示されており、嵌合部材を一方の 壁パネル2の枠材と一体に形成した場合である。すなわち、壁パネル2の枠材6 の連結側面に隙間14を形成する中空矩形状の膨隆部16を突設すると共に、膨 隆部16の先端側に中空状の嵌合凸条17を突設し、かつ膨隆部16の隙間側面 に上述と同様な一対の係止爪12b,12bを有する係合受部12cを設けた場 合である。したがって、枠材6と嵌合部材12とを一体に形成することができる ので、構成部材の削減が図れると共に、施工の簡略化が図れる。
【0026】 なお、図6において、その他の部分は上記実施例と同じであるので、同一部分 には同一符号を付して、その説明は省略する。また、図6では壁パネル2の室内 側面にシールド部材7を介在させた場合について説明したが、勿論図5に示した 場合と同様に両側にシールド部材7を介在させて導電部間を導通することもでき る。
【0027】 ◎第二実施例 図7はこの考案の第二実施例における連結構造の断面図、図8はその取付状態 の分解断面図が示されている。
【0028】 第二実施例は電磁シールド室の天井パネル1と壁パネル2との連結構造(図1 の部参照)に関するものである。すなわち、天井パネル1の端部側下面と壁パ ネル2の上端部との間に隙間形成部材18を介在させて隙間14を形成し、この 隙間14内にシールド部材7を介在させると共に、天井パネル1と壁パネル2と を締結部材19によって締結して、天井パネル1の導電部すなわち室内側表面板 4と壁パネル2の導電部すなわち折曲縁4aと導通状態にした場合である。
【0029】 この場合、隙間形成部材18は、例えばアルミニウム製押出形材にて形成され 、天井パネル1と壁パネル2との間に介在される中空矩形状の基部18aの一端 側面に天井パネル1と壁パネル2の外側面に当接する当接板部18bを有し、基 部18aの他端側には、壁パネル2の枠材6の連結溝6aの内面に係止する第1 の折曲片18cと、天井パネル1の表面板4に当接して壁パネル2の枠材6の連 結溝6aを跨いで壁パネル2の枠材6に当接する第2の折曲片18dとを有して いる。また、締結部材は天井パネル1を貫通して壁パネル2の枠材の連結溝6a にねじ結合する締結ねじにて形成されている。一方、シールド部材7は、図8に 示すように、断面矩形状の内部芯7aと、この内部芯7aを被覆する導電性被覆 部材7bとで構成され、被覆部材7bの一辺には外側に延在されて連結時に壁パ ネル2の枠材6の連結溝6a内に挿入される舌片7cが設けられている。
【0030】 上記のように形成される隙間形成部材18、締結部材19及びシールド部材7 をもって天井パネル1と壁パネル2とを連結するには、図8に示すように、壁パ ネル2の上端面に盲リベット20をもって隙間形成部材18を固定した後、隙間 形成部材18の上面に天井パネル1を当接すると共に、天井パネル1と壁パネル 2との隙間14内にシールド部材7を挾み込む。そして、天井パネル1の上方か ら締結部材19を貫通させて壁パネル2にねじ接合さて、天井パネル1と壁パネ ル2とを連結すれば、天井パネル1の導電部すなわち表面板4と壁パネル2の導 電部すなわち折曲縁4aとを通電状態に連結することができる。
【0031】 なお、図7において符号31はアルミニウム製押出形材にて形成される化粧板 である。また、第二実施例において、その他の部分は上記第一実施例と同じであ るので、同一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。 ◎第三実施例 図9はこの考案の第三実施例の連結構造の断面図が示されている。
【0032】 第三実施例における連結構造は、壁パネル2と床パネル3の連結構造(図1の 部参照)に関するものである。すなわち、壁パネル2と、この床パネル3を端 部上面に立設固定する壁パネル2にシールド部材7を圧接固定した状態でパネル 連結手段であるパネル連結部材21にて連結した場合である。この場合、パネル 連結部材21はアルミニウム製の押出形材で形成されるアングル状部材にて形成 されており、このパネル連結部材の各片21aにはそれぞれシールド部材7を嵌 合するための2条の嵌合溝21b,21bが設けられている。また、シールド部 材7は嵌合溝21b内に嵌合されて一部が突出する断面矩形の紐状に形成されて おり、その構造は上記第一実施例及び第二実施例と同様な構造であってもよく、 あるいは可撓性を有する金属ワイヤメッシュ自体で形成したものであってもよい 。
【0033】 上記のように形成されるシールド部材7を壁パネル2と床パネル3の導電部間 に導通させた状態で連結するには、図9に想像線で示すように、パネル連結部材 21の嵌合溝21b内にシールド部材7を嵌合させて一部を突出させた状態にし た後、盲リベット22をもってパネル連結部材21の各片21aを壁パネル2及 び床パネル3に固定すれば、シールド部材7の弾力性及び復元性によってシール ド部材7が壁パネル2の導電部すなわち室内側の表面板4と床パネル3の上面側 表面板4に圧接固定された状態で連結することができる。
【0034】 なお、図9において、符号23は床パネル3の端部に埋設された埋木で、この 埋木23の上部に固定ねじ24をもって壁パネル取付用のレール部材25が固定 され、レール部材25の上方開口溝25a内に壁パネル2の下端部が嵌合され、 固定リベット26によって固定されるようになっている。
【0035】 図10は第三実施例の別の形態を示す断面図で、パネル連結部に配線部を一体 に形成して電磁シールド室内の配線スペース及び配線工事等の便宜を図れるよう にした場合である。すなわち、上記パネル連結部材21の各片21aの端部に設 けた係止溝21cに係合する係止突起27aを有する断面ほぼL字状の巾木ダク トカバー27をパネル連結部材21に連結して、パネル連結部材21と巾木ダク トカバー27とで配線用空間28を形成するようにした場合である。
【0036】 なお、第三実施例において、符号29は床下地材、30は床表面材である。ま た、第三実施例において、その他の部分は上記第一実施例及び第二実施例と同じ であるので、同一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。また、第三 実施例において、床パネル3,3同士を連結する場合は、上記第一実施例の壁パ ネル2,2同士の連結構造と同じようにすればよい。
【0037】
【考案の効果】
以上に説明したように、この考案の電磁波シールドパネルの連結構造は上記の ように構成されているので、以下のような効果が得られる。
【0038】 1)請求項1記載の電磁波シールドパネルの連結構造によれば、隣接する電磁 波シールドパネルの導電部間に、弾力性及び復元性を有する導電性シールド部材 を当接すると共に、この導電性シールド部材をパネル連結手段によって導電性部 間に圧接固定するので、電磁波シールドパネル間の導電を確実にし、電磁波の遮 断を確実に行うことができる。
【0039】 2)請求項2記載の電磁波シールドパネルの連結構造によれば、導電性シール ド部材を、弾力性及び復元性を有する内部芯と、この内部芯を被覆する可撓性を 有する導電性被覆材とで構成するので、導電性能を高性能なものとすることがで き、電磁波の遮断を更に確実なものとすることができる。
【0040】 3)請求項3記載の電磁波シールドパネルの連結構造によれば、パネル連結手 段を、隣接する電磁波シールドパネル間に導電性シールド部材挿入用の隙間をも って連結する嵌合部材と、この嵌合部材に設けられた係合受部に係合する係合部 を有する導電性シールド部材用固定部材とで構成するので、パネルの組立て後に 導電性シールド部材を固定することができ、施工に熟練を要することなく、簡単 に施工することができ、施工の短縮化を図ることができる。しかも、嵌合部材と 導電性シールド部材用固定部材とが嵌合するため、振動等に対しても安定した状 態で導電部間を導通させることができる。
【0041】 4)請求項4記載の電磁波シールドパネルの連結構造によれば、パネル連結手 段を、隣接する電磁波シールドパネル間に導電性シールド部材挿入用の隙間をも って介在される隙間形成部材と、両電磁波シールドパネルを締結する締結部材と で構成するので、振動等に対して安定した状態で導電部間を導通させることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の電磁波シールドパネルの連結構造を
有する電磁シールド室の概略斜視図である。
【図2】この考案の第一実施例の連結構造を示すもの
で、図1の部の断面図である。
【図3】第一実施例の連結構造の連結状態を示す断面斜
視図である。
【図4】第一実施例における固定部材と導電性シールド
部材を示す斜視図である。
【図5】第一実施例の別の形態を示す断面図である。
【図6】第一実施例の更に別の形態を示す断面図であ
る。
【図7】この考案の第二実施例の連結構造を示すもの
で、図1の部の断面図である。
【図8】第二実施例の連結構造の連結態様を示す分解断
面図である。
【図9】この考案の第三実施例の連結構造を示すもの
で、図1の部の断面図である。
【図10】第三実施例の別の態様を示す断面図である。
【符号の説明】
1 天井パネル(電磁波シールドパネル) 2 壁パネル(電磁波シールドパネル) 3 床パネル(電磁波シールドパネル) 4 表面板(導電部) 4a 折曲縁(導電部) 6 枠材 6a 連結溝 7 導電性シールド部材 7a 内部芯 7b 導電性被覆部材 10 パネル連結手段 12 嵌合部材 12c 係合受部 13b 係止凸条(係合部) 13 固定部材 14 隙間 18 隙間形成部材 19 締結部材 21 パネル連結部材(パネル連結手段) 21a シールド部材嵌合溝

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が導電性を有する一対の
    表面板間に芯材を充填した電磁波シールドパネルの連結
    構造において、 隣接する上記電磁波シールドパネルの導電部間に、弾力
    性及び復元性を有する導電性シールド部材を当接すると
    共に、この導電性シールド部材をパネル連結手段によっ
    て上記導電性部間に圧接固定することを特徴とする電磁
    波シールドパネルの連結構造。
  2. 【請求項2】 導電性シールド部材を、弾力性及び復元
    性を有する内部芯と、この内部芯を被覆する可撓性を有
    する導電性被覆材とで構成してなることを特徴とする請
    求項1記載の電磁波シールドパネルの連結構造。
  3. 【請求項3】 パネル連結手段を、隣接する電磁波シー
    ルドパネル間に導電性シールド部材挿入用の隙間をもっ
    て連結する嵌合部材と、この嵌合部材に設けられた係合
    受部に係合する係合部を有する導電性シールド部材用固
    定部材とで構成してなることを特徴とする請求項1記載
    の電磁波シールドパネルの連結構造。
  4. 【請求項4】 パネル連結手段を、隣接する電磁波シー
    ルドパネル間に導電性シールド部材挿入用の隙間をもっ
    て介在される隙間形成部材と、両電磁波シールドパネル
    を締結する締結部材とで構成してなることを特徴とする
    請求項1記載の電磁波シールドパネルの連結構造。
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