JPH0128716Y2 - - Google Patents

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JPH0128716Y2
JPH0128716Y2 JP1766984U JP1766984U JPH0128716Y2 JP H0128716 Y2 JPH0128716 Y2 JP H0128716Y2 JP 1766984 U JP1766984 U JP 1766984U JP 1766984 U JP1766984 U JP 1766984U JP H0128716 Y2 JPH0128716 Y2 JP H0128716Y2
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panel
panels
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conductive gasket
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、組立電波遮断室のパネル目地部に
おける電波遮断装置に関する。
この明細書において、「裏」とは電波遮断室の
内側を、「表」とは同外側の方向をいう。
医用電子機器や放電加工装置などを収納するた
めに組立電波遮断室が用いられている。組立電波
遮断室は、必然的にその室壁を構成するパネル相
互間に目地部が存在する。電波遮断室内において
放電加工などの作業を行うさい、目地部から電波
が室外に洩れると、テレビなどに電波障害をもた
らす。ところで、室壁を構成するパネルは、一般
に、断熱材製芯材と、芯材の表裏両面を覆う金属
製表裏皮材とよりなるサンドイツチ構造のもので
ある。このようなパネルが室壁に用いられている
場合、上記障害をなくすには、相隣り合うパネル
の表裏皮材の少くとも一方を通電しうる状態に保
ち、目地部で電気の流れがとだえないようにすれ
ばよいことはすでに知られている。そこで従来
は、上記通電のために、皮材と同種の金属よりな
る帯状通電板が相隣り合うパネルの皮材表面の隣
接部分にまたがらせられ、タツピングビスにより
皮材に固定されている。ところが、帯状通電板を
皮材に全面的に密接させる必要があるため、全ビ
スの間隔を非常に小さくしなければならず、それ
だけ手数を要するうえに、それでもなお帯状通電
板が皮材より浮上がることがあつた。また、電波
遮断室の使用時の振動によつてもビスがゆるむこ
とがあるため、定期的にビスを締直す必要があ
り、その作業が面倒であつた。さらに帯状通電板
の存在は、壁の外観をも損なう。
この考案の目的は、上記の問題を克服した組立
電波遮断室のパネル目地部における電波遮断装置
を提供することにある。
この考案による電波遮断装置は、上記の目的を
達成するために、従来の電波遮断室のパネル目地
部において、各パネルにおける隣接するパネルと
の接続部に、互いに相手のパネルの方を向いて開
口し、かつ接続部の全長にわたる凹溝が設けら
れ、表裏皮材の少くともいずれか一方の縁部が凹
溝の側面に沿うように折込まれ、隣接するパネル
の対向する凹溝間にやといざねが配置され、やと
いざねに沿つて導電ガスケツトが配置され、隣り
合うパネルの接続時に導電ガスケツトが皮材の折
込み縁部に密接するようになされているものであ
る。
上記において、パネル目地部としては、電波遮
断室の同一面の壁における隣接する壁パネルどう
しの目地部、天井パネルどうしの目地部、床パネ
ルどうしの目地部、隣り合う2つの面における一
方の面の壁パネルと他方の面の壁パネルとの目地
部、壁パネルと天井パネルとの目地部および壁パ
ネルと床パネルとの目地部がある。
上記において、芯材としては、発泡ポリウレタ
ンおよび発泡フエノール樹脂などが用いられる。
凹溝は、他のパネルとの接続部に、たとえば横断
面略コ字形の金属製または合成樹脂製の押出型材
を、開口が外側を向くように埋設することにより
形成される。やといざねとしては、金属製または
合成樹脂製の押出型材からなるものなどが用いら
れる。導電ガスケツトとしては、導電性ゴム製の
ものおよび弾性を有するガスケツト本体の表面が
シート状導電部材で覆われたものなどが用いられ
る。ガスケツト本体としては、ネオプレン、シリ
コン等のスポンジ、または中空ゴムなどからなる
ものが用いられる。シート状導電部材としては、
金網状のもの、金属繊維を織つてシート状とした
もの、金属繊維を不織布状に集めてシート状とし
たものおよび金属箔などが用いられる。
この考案の組立電波遮断室のパネル目地部にお
ける電波遮断装置は、各パネルにおける隣接パネ
ルとの接続部に、互いに相手のパネルの方を向い
て開口し、かつ接続部の全長にわたる凹溝が設け
られ、表裏皮材の少くともいずれか一方の縁部が
凹溝の側面に沿うように折込まれ、隣接するパネ
ルの対向する凹溝間にやといざねが配置され、や
といざねに沿つて導電ガスケツトが配置され、隣
り合うパネルの接続時に導電ガスケツトが皮材の
折込み縁部に密接するようになされているもので
あるから、従来のように、帯状通電板を相隣り合
うパネルにまたがらせてこれを多数のタツピング
ビスにより皮材に固定する作業が不必要であり、
しかもタツピングビスを定期的に締直す必要もな
い。また、隣り合うパネルの接続部の凹溝間に配
置されたやといざねに沿つて導電ガスケツトが配
置され、この導電ガスケツトが凹溝の側面に沿つ
て折込まれた皮材の縁部に密接するようになつて
いるので、浮上りという問題の発生する余地がな
く、通電が確実に行なわれひいては電波の遮断が
確実に行なわれる。さらに、壁パネルと天井パネ
ルとの目地部および壁パネルと床パネルとの目地
部においては、目地部の全長にわたる導電ガスケ
ツトを用いることができるので、導電ガスケツト
どうしの隙間が少くなり、電波遮断効果が一層向
上する。
この考案の実施例を、以下図面を参照しながら
説明する。以下の説明において、「左右」とは図
面の左右を基準とする。
第1図には、電波遮断室を構成する全パネルの
うちの1組の相隣り合う左右の壁パネル1,2
と、1枚の天井パネル3とが示されている。左右
の壁パネル1,2および天井パネル3は、いずれ
も断熱材製芯材4,5,6と、芯材4,5,6の
表裏両面を覆つている金属製表裏皮材7,8,9
とよりなるサンドイツチ構造のものである。
左右パネル1,2の接続すべき部分には、互い
に相手のパネル2,1の方を向いて開口しかつパ
ネル1,2の全高にわたる略U形の凹溝12を有
する合成樹脂押出型材製の枠材11が配置されて
いる。凹溝12の底壁12aにおける両側壁12
b寄りの位置には、それぞれ相手のパネル1,2
の方に開口しかつ長手方向に伸びる小さな溝13
が設けられている。そして、左右パネル1,2の
表裏皮材7,8の縁部7a,8aは凹溝12の側
壁12b内面に沿うように折込まれている。
左右パネル1,2の凹溝12間に合成樹脂押出
型材製のやといざね14が配置され、やといざね
14の表裏両側面に沿つて導電ガスケツト15が
配置されている。やといざね14は横断面略コ字
形で、表側壁14aと裏側壁14bと、表裏両側
壁14a,14bの右縁どうしを連結する連結壁
14cとよりなり、表側壁14aの表側面および
裏側壁14bの裏側面にガスケツト嵌合溝16が
設けられている。そして、やといざね14は、表
裏両側壁14a,14bの左側縁部を右パネル1
の枠材11の溝13に嵌合させることにより左パ
ネル1に取付けられかつ右パネル2の凹溝12内
にも入り込んでいる。導電ガスケツト15は、絶
縁ゴム製ガスケツト本体15aと、その外周面を
覆つているシート状導電部材15bとよりなり、
やといざね14のガスケツト嵌合溝16にきつく
嵌合させられ、左右パネル1,2の皮材7,8の
折込み縁部7a,8aに密接させられている。導
電ガスケツト15の大きさは、導電ガスケツト1
5が溝16と縁部7a,8aとで挟まれて圧縮さ
れるような大きさとされている。こうして、左右
パネル1,2の表裏皮材7,8が導電ガスケツト
15を介して電気的に接続されている。
左右パネル1,2の上面、すなわち天井パネル
3との接続部分にも凹溝12を有する枠材11
が、凹溝12を上方に向けて配置され、表裏皮材
7,8の縁部7a,8aが凹溝12の側壁12b
内面に沿つて折込まれている。左パネル1上面の
枠材11の右端部および右パネル2上面の枠材1
1の左端部には、それぞれL形連結金具17がね
じ止めされ、その垂直状連結壁17aが互いに対
向するようになつている。そして、連結壁17a
にあけられた孔18を貫通したボルト19の先端
にナツト20をねじ嵌めることにより左右パネル
1,2が上端で連結され、左右パネル1,2間に
隙間が生じるのが防止されている。左右パネル
1,2上面の枠材11にまたがつて、やといざね
14がその開口を下方に向けて配置され、そのガ
スケツト嵌合溝16に左右パネル1,2にまたが
る導電ガスケツト15がきつく嵌合され、折込み
縁部7a,8aに密接している。また、連結金具
17はやといざね14により覆われている。天井
パネル3下面の周縁、すなわち左右パネル1,2
との接続部分にもその全長にわたる凹溝12を有
する枠材11が配置され、表裏皮材9の縁部9a
が凹溝12の側壁12b内面に沿つて折込まれて
いる。そして、導電ガスケツト15が折込み縁部
9aに密接している。こうして、左右パネル1,
2の表裏皮材7,8が導電ガスケツト15を介し
て天井パネル3の表裏皮材9に電気的に接続され
ている。
上記実施例においては、隣接するパネルの表皮
材どうしおよび裏皮材どうしがそれぞれ導電ガス
ケツトを介して電気的に接続されているが、どち
らか一方だけを電気的に接続しておいてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は接続
後の状態における部分正面図、第2図は第1図の
−線にそう拡大断面図、第3図は第1図の
−線にそう拡大断面図、第4図は分解部分斜視
図である。 1,2,3……パネル、4,5,6……芯材、
7,8,9……表裏皮材、7a,8a,9a……
縁部、12……凹溝、14……やといざね、15
……導電ガスケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 芯材と、芯材の表裏両面を覆う金属製表裏皮材
    とよりなるパネルを接続することによつて組立て
    られる組立電波遮断室のパネル目地部における電
    波遮断装置であつて、各パネルにおける隣接パネ
    ルとの接続部に、互いに相手のパネルの方を向い
    て開口し、かつ接続部の全長にわたる凹溝が設け
    られ、表裏皮材の少くともいずれか一方の縁部が
    凹溝の側面に沿うように折込まれ、隣接するパネ
    ルの対向する凹溝間にやといざねが配置され、や
    といざねに沿つて導電ガスケツトが配置され、隣
    り合うパネルの接続時に導電ガスケツトが皮材の
    折込み縁部に密接するようになされている電波遮
    断装置。
JP1766984U 1984-02-10 1984-02-10 組立電波遮断室のパネル目地部における電波遮断装置 Granted JPS60130693U (ja)

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JP1766984U JPS60130693U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 組立電波遮断室のパネル目地部における電波遮断装置

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JP1766984U JPS60130693U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 組立電波遮断室のパネル目地部における電波遮断装置

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JPS60130693U JPS60130693U (ja) 1985-09-02
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JPH0745994Y2 (ja) * 1991-11-18 1995-10-18 株式会社フジタ 電磁波シールド材の目地接合部

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JPS60130693U (ja) 1985-09-02

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