JPH0132397Y2 - - Google Patents
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- JPH0132397Y2 JPH0132397Y2 JP16863086U JP16863086U JPH0132397Y2 JP H0132397 Y2 JPH0132397 Y2 JP H0132397Y2 JP 16863086 U JP16863086 U JP 16863086U JP 16863086 U JP16863086 U JP 16863086U JP H0132397 Y2 JPH0132397 Y2 JP H0132397Y2
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- electromagnetic shielding
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Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、テレビなどの他の機器に電磁波障
害を与えるノイズを発生する放電加工装置、高周
波加療装置、通信用機器等を収容したり、他の機
器のノイズにより電磁波障害を受け易い医療用脳
波心電筋電検査、電子部品検査、電子環境試験等
を行なつたりするのに使用する電磁波シールド室
の庫口における電磁波シールド装置に関する。
害を与えるノイズを発生する放電加工装置、高周
波加療装置、通信用機器等を収容したり、他の機
器のノイズにより電磁波障害を受け易い医療用脳
波心電筋電検査、電子部品検査、電子環境試験等
を行なつたりするのに使用する電磁波シールド室
の庫口における電磁波シールド装置に関する。
この明細書において、「表」という語は屋外側
を指し、「裏」という語は屋内側を指すものとす
る。
を指し、「裏」という語は屋内側を指すものとす
る。
従来技術とその問題点
電磁波シールド室としては、通常天井、床およ
び壁の屋内側および屋外側を向いた面が電磁波シ
ールド用導電シートで覆われたものが用いられて
いる。このような電磁波シールド室には、人の出
入りや機器の搬出入のための庫口が形成されてい
る。この庫口は、たとえば片開き扉で閉鎖される
ようになつている。そして、庫口からの電磁波の
洩れを防止するために、開き扉の表裏両面のうち
少なくともいずれか一面が電磁波シールド用導電
シートで覆われているとともに、閉鎖時に上記電
磁波シールド用導電シートの周縁と、庫口周縁に
おける周壁の電磁波シールド用導電シートとを通
電しうる状態に保ち、両者間での電気の流れがと
だえないようになされている。ところが、最近で
は電磁波シールド室内に大きな機器が被検査物を
搬出入する必要が生じてきたので、庫口を大きく
しなければならなくなつてきた。庫口を大きくす
ると開き扉も大きくする必要があるが、片開き式
ではその大きさに限度がある。したがつて、両開
き式とすることも考えられたが、その召し合せ部
の電磁波シールドを確実に行なうことが困難であ
るという問題があるため、未だ実現されていない
のが現状である。この考案の目的は、上記問題を
解決した電磁波シールド装置を提供することにあ
る。
び壁の屋内側および屋外側を向いた面が電磁波シ
ールド用導電シートで覆われたものが用いられて
いる。このような電磁波シールド室には、人の出
入りや機器の搬出入のための庫口が形成されてい
る。この庫口は、たとえば片開き扉で閉鎖される
ようになつている。そして、庫口からの電磁波の
洩れを防止するために、開き扉の表裏両面のうち
少なくともいずれか一面が電磁波シールド用導電
シートで覆われているとともに、閉鎖時に上記電
磁波シールド用導電シートの周縁と、庫口周縁に
おける周壁の電磁波シールド用導電シートとを通
電しうる状態に保ち、両者間での電気の流れがと
だえないようになされている。ところが、最近で
は電磁波シールド室内に大きな機器が被検査物を
搬出入する必要が生じてきたので、庫口を大きく
しなければならなくなつてきた。庫口を大きくす
ると開き扉も大きくする必要があるが、片開き式
ではその大きさに限度がある。したがつて、両開
き式とすることも考えられたが、その召し合せ部
の電磁波シールドを確実に行なうことが困難であ
るという問題があるため、未だ実現されていない
のが現状である。この考案の目的は、上記問題を
解決した電磁波シールド装置を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段
この考案による電磁波シールド室の庫口におけ
る電磁波シールド装置は、庫口が、表裏両面のう
ち少なくともいずれか一面が電磁波シールド用導
電シートで覆われた複数の閉鎖パネルで閉鎖され
るとともに、閉鎖時に閉鎖パネルと庫口周縁との
間が電磁波シールドされるようになされており、
隣接する閉鎖パネルの連接部分において一方の閉
鎖パネルに、電磁波シールド用導電シートと電気
的に接続された金属製定規縁部材が設けられ、定
規縁部材における他方の閉鎖パネルに接する部分
に、閉鎖時に他方の閉鎖パネルの電磁波シールド
用導電シートと接触するように、導電ガスケツト
が取付けられているものである。
る電磁波シールド装置は、庫口が、表裏両面のう
ち少なくともいずれか一面が電磁波シールド用導
電シートで覆われた複数の閉鎖パネルで閉鎖され
るとともに、閉鎖時に閉鎖パネルと庫口周縁との
間が電磁波シールドされるようになされており、
隣接する閉鎖パネルの連接部分において一方の閉
鎖パネルに、電磁波シールド用導電シートと電気
的に接続された金属製定規縁部材が設けられ、定
規縁部材における他方の閉鎖パネルに接する部分
に、閉鎖時に他方の閉鎖パネルの電磁波シールド
用導電シートと接触するように、導電ガスケツト
が取付けられているものである。
上記において、庫口は、2枚の閉鎖パネルを、
両開き式の形式で庫口枠の両縦枠部材に開閉自在
に取付けたり、締り金物によつて、2以上の閉鎖
パネルを着脱自在に取付けることによつて閉鎖さ
れる。導電ガスケツトとしては、導電性ゴム製の
ものおよび弾性を有するガスケツト本体の表面が
シート状導電部材で覆われたものなどが用いられ
る。ガスケツト本体としては、ネオプレン、シリ
コン等のスポンジ、または中空ゴムなどからなる
ものが用いられる。シート状導電部材としては、
金網状のもの、金属繊維を織つてシート状とした
もの、金属繊維を不織布状に集めてシート状とし
たものおよび金属箔などが用いられる。弾性導電
部材としても、上記導電ガスケツトと同様な構成
のものが用いられる。
両開き式の形式で庫口枠の両縦枠部材に開閉自在
に取付けたり、締り金物によつて、2以上の閉鎖
パネルを着脱自在に取付けることによつて閉鎖さ
れる。導電ガスケツトとしては、導電性ゴム製の
ものおよび弾性を有するガスケツト本体の表面が
シート状導電部材で覆われたものなどが用いられ
る。ガスケツト本体としては、ネオプレン、シリ
コン等のスポンジ、または中空ゴムなどからなる
ものが用いられる。シート状導電部材としては、
金網状のもの、金属繊維を織つてシート状とした
もの、金属繊維を不織布状に集めてシート状とし
たものおよび金属箔などが用いられる。弾性導電
部材としても、上記導電ガスケツトと同様な構成
のものが用いられる。
実施例
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。以下の説明において、左右とは第2図の左
右を指すものとする。
する。以下の説明において、左右とは第2図の左
右を指すものとする。
第1図には、この考案の装置を適用した電磁波
シールド室の全体が示されている。
シールド室の全体が示されている。
電磁波シールド室1は組立式であつて、その天
井1a、床1bおよび周壁1cは、それぞれ発泡
ポリウレタン、発泡フエノール等からなる断熱材
製芯材4と、芯材4の両面を覆うアルミニウム
(アルミニウム合金も含む。以下同じ)等の金属
製皮材5と、周縁に配置されたプラスチツク製枠
8とよりなるサンドイツチ構造のパネル3を複数
枚接続することによつて構成されている。天井1
a、床1bおよび周壁1cにおける隣り合うパネ
ル3どうしの目地部、ならびに隣り合う天井パネ
ル3または床パネル3と周壁パネル3との目地部
においては、それぞれ適当な装置で皮材5どうし
が通電されることにより電磁波シールドされてい
る。そして、各パネル3の皮材5が天井1a、床
1bおよび周壁1cにおける電磁波シールド用導
電シートとなつている。また、床1b上には補強
用耐水ベニヤ板6が敷設され、さらにその表面が
塩化ビニル製床仕上げ剤7で覆われている。
井1a、床1bおよび周壁1cは、それぞれ発泡
ポリウレタン、発泡フエノール等からなる断熱材
製芯材4と、芯材4の両面を覆うアルミニウム
(アルミニウム合金も含む。以下同じ)等の金属
製皮材5と、周縁に配置されたプラスチツク製枠
8とよりなるサンドイツチ構造のパネル3を複数
枚接続することによつて構成されている。天井1
a、床1bおよび周壁1cにおける隣り合うパネ
ル3どうしの目地部、ならびに隣り合う天井パネ
ル3または床パネル3と周壁パネル3との目地部
においては、それぞれ適当な装置で皮材5どうし
が通電されることにより電磁波シールドされてい
る。そして、各パネル3の皮材5が天井1a、床
1bおよび周壁1cにおける電磁波シールド用導
電シートとなつている。また、床1b上には補強
用耐水ベニヤ板6が敷設され、さらにその表面が
塩化ビニル製床仕上げ剤7で覆われている。
周壁1cを構成する複数のパネル3のうち隣接
する2枚のパネル3における上端部を除いた部分
が切除されることにより、周壁1cにパネル32
枚分の幅を有する庫口10が形成され、この庫口
10に両開き式の形式で2枚の閉鎖パネル20が
開閉自在に設けられている。庫口10の周縁に
は、庫口10に屋外側から嵌め止められた横断面
L形のアルミニウム押出型材製枠状取付部材11
を介してアルミニウム押出型材製庫口枠13が取
付けられており、庫口枠13が取付部材11を介
して庫口10が形成されたパネル3の上端残存部
の表側皮材5、庫口10の左右両側のパネル3の
表側皮材5および床1bを構成するパネル3の下
側の皮材5に電気的に接続されている。庫口枠1
3は、表側縁が周壁1c表面に一致しかつ裏側縁
が周壁1c裏面よりも屋内側に突出した横断面長
方形の中空状本体13aと、本体13aの内周面
の裏側端部に枠内方に突出するように一体的に設
けられ、かつ閉鎖パネル20の裏面周縁部を受け
る受部13bとよりなる。受部13bの表側を向
いた面には、全周にわたつてガスケツト嵌合溝1
5が設けられ、この溝15内に導電ガスケツト1
6が嵌め込まれている。導電ガスケツト16は、
弾性を有するガスケツト本体16aの外周面がシ
ート状導電材料16bで覆われたものである。庫
口枠13の上枠部分および左右両縦枠部分におい
ては、枠13は、枠13の裏方突出部における枠
外方を向いた面と、庫口10が形成されたパネル
3の上端残存部の屋内側皮材5および庫口10の
左右両側のパネル3の屋内側皮材5との間にまた
がつて配置されかつ庫口枠13およびパネル3に
ねじ止めされた横断面L形のアルミニウム押出型
材製通電部材12によつて、周壁1cを構成する
パネル3の屋内側皮材5と電気的に接続されてい
る。通電部材12は化粧用カバー18で覆われて
いる。下枠部分においては、庫口枠13は、枠1
3の裏方突出部の下面と、床1bを構成するパネ
ル3の上部皮材5との間に介在されられた弾性導
電部材14を介して該皮材5と電気的に接続され
ている。弾性導電部材14としては、導電性ゴム
製のものおよび弾性体の表面がシート状導電部材
で覆われたものなどが用いられる。弾性体として
は、ネオプレン、シリコン等のスポンジ、または
中空ゴムなどからなるものが用いられる。シート
状導電部材としては、金網状のもの、金属繊維を
織つてシート状としたもの、金属繊維を不織布状
に集めてシート状としたものおよび金属箔などが
用いられる。弾性導電部材14は押し潰された状
態である。
する2枚のパネル3における上端部を除いた部分
が切除されることにより、周壁1cにパネル32
枚分の幅を有する庫口10が形成され、この庫口
10に両開き式の形式で2枚の閉鎖パネル20が
開閉自在に設けられている。庫口10の周縁に
は、庫口10に屋外側から嵌め止められた横断面
L形のアルミニウム押出型材製枠状取付部材11
を介してアルミニウム押出型材製庫口枠13が取
付けられており、庫口枠13が取付部材11を介
して庫口10が形成されたパネル3の上端残存部
の表側皮材5、庫口10の左右両側のパネル3の
表側皮材5および床1bを構成するパネル3の下
側の皮材5に電気的に接続されている。庫口枠1
3は、表側縁が周壁1c表面に一致しかつ裏側縁
が周壁1c裏面よりも屋内側に突出した横断面長
方形の中空状本体13aと、本体13aの内周面
の裏側端部に枠内方に突出するように一体的に設
けられ、かつ閉鎖パネル20の裏面周縁部を受け
る受部13bとよりなる。受部13bの表側を向
いた面には、全周にわたつてガスケツト嵌合溝1
5が設けられ、この溝15内に導電ガスケツト1
6が嵌め込まれている。導電ガスケツト16は、
弾性を有するガスケツト本体16aの外周面がシ
ート状導電材料16bで覆われたものである。庫
口枠13の上枠部分および左右両縦枠部分におい
ては、枠13は、枠13の裏方突出部における枠
外方を向いた面と、庫口10が形成されたパネル
3の上端残存部の屋内側皮材5および庫口10の
左右両側のパネル3の屋内側皮材5との間にまた
がつて配置されかつ庫口枠13およびパネル3に
ねじ止めされた横断面L形のアルミニウム押出型
材製通電部材12によつて、周壁1cを構成する
パネル3の屋内側皮材5と電気的に接続されてい
る。通電部材12は化粧用カバー18で覆われて
いる。下枠部分においては、庫口枠13は、枠1
3の裏方突出部の下面と、床1bを構成するパネ
ル3の上部皮材5との間に介在されられた弾性導
電部材14を介して該皮材5と電気的に接続され
ている。弾性導電部材14としては、導電性ゴム
製のものおよび弾性体の表面がシート状導電部材
で覆われたものなどが用いられる。弾性体として
は、ネオプレン、シリコン等のスポンジ、または
中空ゴムなどからなるものが用いられる。シート
状導電部材としては、金網状のもの、金属繊維を
織つてシート状としたもの、金属繊維を不織布状
に集めてシート状としたものおよび金属箔などが
用いられる。弾性導電部材14は押し潰された状
態である。
閉鎖パネル20は、発泡ポリウレタン、発泡フ
エノール等からなる断熱材製芯材21と、芯材2
1の表裏両面を覆うアルミニウム等の金属製皮材
22(電磁波シールド用導電シート)と、周縁に
配置されかつ表裏両側から芯材21と両皮材22
とを挟む一対の挟着壁24を有する横断面略コ字
形のアルミニウム押出型材製枠23とよりなり、
庫口枠13の左右両縦枠部分にヒンジ25を介し
て取付けられている。枠23における各挾着壁2
4の内側には、挾着壁24に押えられる皮材22
を受ける皮材支持壁26が設けられており、皮材
22の周縁部は、挾着壁24と支持壁26との間
に入り込んでいる。また、左側の閉鎖パネル20
の裏面の周縁部、ならびに右側の閉鎖パネル20
の裏面の上下両縁部および右側縁部には、ステン
レス鋼等からなる帯状金属板27が取付けられて
いる。金属板27の幅は枠23の挾着壁24の幅
よりも大きく、しかも金属板27の外側縁と挾着
壁24の外周縁とが合致しているので、金属板2
7の一部は皮材5との間に挾着壁24の厚みと等
しい間隔をおいた状態で枠内方に突出している。
この突出部を27aで示す。突出部27aと皮材
5との間に、弾性導電部材28およびスペーサ2
9が、弾性導電部材28が奥に来るように介在さ
せられている。弾性導電部材28としては、導電
ガスケツト16と同様に、弾性体28aの外周面
がシート状導電部材28bで覆われたものが用い
られている。弾性導電部材28は押し潰された状
態である。そして、金属板27の突出部27aお
よびスペーサ29を貫通したタツピングねじ30
を閉鎖パネル20にねじ込むことにより、金属板
27および弾性導電部材28が閉鎖パネル20に
固定されている。右側の閉鎖パネル20の裏面の
左側縁部には、左方に突出したアルミニウム押出
型材製定規縁部材31が取付けられている。定規
縁部材31のパネル20への取付部32は板状で
あり、その幅は枠23の挾着壁24の幅よりも大
きく、挾着壁24の裏面に密着させられている。
また、取付部32の右側縁部は、皮材5との間に
挾着壁24の厚みと等しい間隔をおいた状態で右
方に突出している。この突出部32aで示す。突
出部32aと皮材5との間に、弾性導電部材33
およびスペーサ34が、弾性導電部材33が奥に
来るように介在させられている。弾性導電部材3
3は上記弾性導電部材14,28と同様な構成で
あり、弾性体33aの外周面がシート状導電材料
33bで覆われており、押し潰された状態であ
る。そして、取付部32の突出部32aおよびス
ペーサ34を貫通したタツピングねじ35を閉鎖
パネル20にねじ込むことにより、定規縁部材3
1がパネル20に固定されている定規縁部材31
におけるパネル20よりも左方へ突出した部分が
左側の閉鎖パネル20を受ける受部36となつて
おり、この受部36の屋外側を向いた面にガスケ
ツト嵌合溝37が設けられている。そして、ガス
ケツト嵌合溝37内に、弾性を有するガスケツト
本体38aの外周面がシート状導電材料で覆われ
た導電ガスケツト38が嵌め入れられている。
エノール等からなる断熱材製芯材21と、芯材2
1の表裏両面を覆うアルミニウム等の金属製皮材
22(電磁波シールド用導電シート)と、周縁に
配置されかつ表裏両側から芯材21と両皮材22
とを挟む一対の挟着壁24を有する横断面略コ字
形のアルミニウム押出型材製枠23とよりなり、
庫口枠13の左右両縦枠部分にヒンジ25を介し
て取付けられている。枠23における各挾着壁2
4の内側には、挾着壁24に押えられる皮材22
を受ける皮材支持壁26が設けられており、皮材
22の周縁部は、挾着壁24と支持壁26との間
に入り込んでいる。また、左側の閉鎖パネル20
の裏面の周縁部、ならびに右側の閉鎖パネル20
の裏面の上下両縁部および右側縁部には、ステン
レス鋼等からなる帯状金属板27が取付けられて
いる。金属板27の幅は枠23の挾着壁24の幅
よりも大きく、しかも金属板27の外側縁と挾着
壁24の外周縁とが合致しているので、金属板2
7の一部は皮材5との間に挾着壁24の厚みと等
しい間隔をおいた状態で枠内方に突出している。
この突出部を27aで示す。突出部27aと皮材
5との間に、弾性導電部材28およびスペーサ2
9が、弾性導電部材28が奥に来るように介在さ
せられている。弾性導電部材28としては、導電
ガスケツト16と同様に、弾性体28aの外周面
がシート状導電部材28bで覆われたものが用い
られている。弾性導電部材28は押し潰された状
態である。そして、金属板27の突出部27aお
よびスペーサ29を貫通したタツピングねじ30
を閉鎖パネル20にねじ込むことにより、金属板
27および弾性導電部材28が閉鎖パネル20に
固定されている。右側の閉鎖パネル20の裏面の
左側縁部には、左方に突出したアルミニウム押出
型材製定規縁部材31が取付けられている。定規
縁部材31のパネル20への取付部32は板状で
あり、その幅は枠23の挾着壁24の幅よりも大
きく、挾着壁24の裏面に密着させられている。
また、取付部32の右側縁部は、皮材5との間に
挾着壁24の厚みと等しい間隔をおいた状態で右
方に突出している。この突出部32aで示す。突
出部32aと皮材5との間に、弾性導電部材33
およびスペーサ34が、弾性導電部材33が奥に
来るように介在させられている。弾性導電部材3
3は上記弾性導電部材14,28と同様な構成で
あり、弾性体33aの外周面がシート状導電材料
33bで覆われており、押し潰された状態であ
る。そして、取付部32の突出部32aおよびス
ペーサ34を貫通したタツピングねじ35を閉鎖
パネル20にねじ込むことにより、定規縁部材3
1がパネル20に固定されている定規縁部材31
におけるパネル20よりも左方へ突出した部分が
左側の閉鎖パネル20を受ける受部36となつて
おり、この受部36の屋外側を向いた面にガスケ
ツト嵌合溝37が設けられている。そして、ガス
ケツト嵌合溝37内に、弾性を有するガスケツト
本体38aの外周面がシート状導電材料で覆われ
た導電ガスケツト38が嵌め入れられている。
皮材5,22の表面は通常塗膜で覆われている
ので、通電部材12、弾性導電部材14または弾
性導電部材28,33と接する部分の塗覆は剥が
されている。また、アルミニウム押出型材製庫口
枠13の表面は陽極酸化皮膜で覆われているの
で、通電部材12および導電ガスケツト16との
接触部分の陽極酸化皮膜は剥がされている。ま
た、同じように通電部材12および定規縁部材3
1の表面は陽極酸化皮膜で覆われているので、通
電部材12の庫口枠13および皮材5との接触
部、ならびに定規縁部材31の弾性導電部材33
および導電ガスケツト37との接触部の陽極酸化
皮膜は剥がされている。
ので、通電部材12、弾性導電部材14または弾
性導電部材28,33と接する部分の塗覆は剥が
されている。また、アルミニウム押出型材製庫口
枠13の表面は陽極酸化皮膜で覆われているの
で、通電部材12および導電ガスケツト16との
接触部分の陽極酸化皮膜は剥がされている。ま
た、同じように通電部材12および定規縁部材3
1の表面は陽極酸化皮膜で覆われているので、通
電部材12の庫口枠13および皮材5との接触
部、ならびに定規縁部材31の弾性導電部材33
および導電ガスケツト37との接触部の陽極酸化
皮膜は剥がされている。
このような構成において、庫口10を閉鎖パネ
ル20で閉じたさいには、金属板27が受部13
bの導電ガスケツト16に密接し、両者が電気的
に接続される。したがつて、周壁1cを構成する
パネル3の皮材5と閉鎖パネル20の皮材22と
が、取付部材11,12、庫口枠13、受部13
bに取付けられた導電ガスケツト16、金属板2
7および弾性導電部材28を介して電気的に接続
され、庫口10の周縁と閉鎖パネル20の周縁と
の間が電磁波シールドされる。また、両閉鎖パネ
ル20の召し合せ部においては、左側の閉鎖パネ
ル20における右側縁部の金属板27が導電ガス
ケツト38に密接し、両者が電気的に接続され
る。したがつて、両閉鎖パネル20の屋内側の皮
材22どうしが、弾性導電部材33、金属製定規
縁部材31、導電ガスケツト38、金属板27お
よび弾性導電部材28を介して電気的に接続さ
れ、両閉鎖パネル20間が電磁波シールドされ
る。
ル20で閉じたさいには、金属板27が受部13
bの導電ガスケツト16に密接し、両者が電気的
に接続される。したがつて、周壁1cを構成する
パネル3の皮材5と閉鎖パネル20の皮材22と
が、取付部材11,12、庫口枠13、受部13
bに取付けられた導電ガスケツト16、金属板2
7および弾性導電部材28を介して電気的に接続
され、庫口10の周縁と閉鎖パネル20の周縁と
の間が電磁波シールドされる。また、両閉鎖パネ
ル20の召し合せ部においては、左側の閉鎖パネ
ル20における右側縁部の金属板27が導電ガス
ケツト38に密接し、両者が電気的に接続され
る。したがつて、両閉鎖パネル20の屋内側の皮
材22どうしが、弾性導電部材33、金属製定規
縁部材31、導電ガスケツト38、金属板27お
よび弾性導電部材28を介して電気的に接続さ
れ、両閉鎖パネル20間が電磁波シールドされ
る。
第5図および第6図にはこの考案の他の実施例
が示されている。
が示されている。
第5図および第6図において、上記実施例と異
なる点は、2枚の閉鎖パネル20がヒンジによつ
て開閉自在に設けられている代わりに、閉鎖パネ
ル20の周縁に配置される複数の回転自在の締り
金物40および庫口10周縁に配置される受具4
1により、屋内側に押圧された状態で着脱自在に
取付けられている点である。左側の閉鎖パネル2
0は、フランス落し(図示略)によつて床1bに
固定されている。また、右側の閉鎖パネル20の
右側縁部にも締り金物40が設けられるとともに
左側の閉鎖パネル20の右側縁部にも受具41が
設けられている。その他の構成は上記実施例と同
一であり、上記実施例と同様に電磁波シールドさ
れている。
なる点は、2枚の閉鎖パネル20がヒンジによつ
て開閉自在に設けられている代わりに、閉鎖パネ
ル20の周縁に配置される複数の回転自在の締り
金物40および庫口10周縁に配置される受具4
1により、屋内側に押圧された状態で着脱自在に
取付けられている点である。左側の閉鎖パネル2
0は、フランス落し(図示略)によつて床1bに
固定されている。また、右側の閉鎖パネル20の
右側縁部にも締り金物40が設けられるとともに
左側の閉鎖パネル20の右側縁部にも受具41が
設けられている。その他の構成は上記実施例と同
一であり、上記実施例と同様に電磁波シールドさ
れている。
考案の効果
この考案による電磁波シールド室の庫口におけ
る電磁波シールド装置は、庫口が、内外両面のう
ち少なくともいずれか一面が電磁波シールド用導
電シートで覆われた複数の閉鎖パネルで閉鎖され
るとともに、閉鎖時に閉鎖パネルと庫口周縁との
間が電磁波シールドされるようになされており、
隣接する閉鎖パネルの連接部分において一方の閉
鎖パネルに、電磁波シールド用導電シートと電気
的に接続された金属製定規縁部材が設けられ、定
規縁部材における他方の閉鎖パネルに接する部分
に、閉鎖時に他方の閉鎖パネルの電磁波シールド
用導電シートと接触するように、導電ガスケツト
が取付けられているものであるから、隣接する閉
鎖パネル間どうしを確実に電磁波シールドするこ
とが可能となる。したがつて、庫口が大きくしか
も庫口から電磁波の洩れることのない電磁波シー
ルド室が実現可能となる。
る電磁波シールド装置は、庫口が、内外両面のう
ち少なくともいずれか一面が電磁波シールド用導
電シートで覆われた複数の閉鎖パネルで閉鎖され
るとともに、閉鎖時に閉鎖パネルと庫口周縁との
間が電磁波シールドされるようになされており、
隣接する閉鎖パネルの連接部分において一方の閉
鎖パネルに、電磁波シールド用導電シートと電気
的に接続された金属製定規縁部材が設けられ、定
規縁部材における他方の閉鎖パネルに接する部分
に、閉鎖時に他方の閉鎖パネルの電磁波シールド
用導電シートと接触するように、導電ガスケツト
が取付けられているものであるから、隣接する閉
鎖パネル間どうしを確実に電磁波シールドするこ
とが可能となる。したがつて、庫口が大きくしか
も庫口から電磁波の洩れることのない電磁波シー
ルド室が実現可能となる。
第1図はこの考案による電磁波シールド装置を
適用した電磁波シールド室の一部切欠き分解斜視
図、第2図は庫口を閉鎖部材で閉鎖したさいの庫
口部分の一部を省略した拡大水平断面図、第3図
は同垂直断面図、第4図は第2図の部分拡大図、
第5図はこの考案の他の実施例を示す電磁波シー
ルド室の部分正面図、第6図は第5図の−線
にそう拡大断面図である。 1……電磁波シールド室、10……庫口、20
……閉鎖パネル、22……金属製皮材(電磁波シ
ールド用導電シート)、31……金属製定規縁部
材、38……導電ガスケツト。
適用した電磁波シールド室の一部切欠き分解斜視
図、第2図は庫口を閉鎖部材で閉鎖したさいの庫
口部分の一部を省略した拡大水平断面図、第3図
は同垂直断面図、第4図は第2図の部分拡大図、
第5図はこの考案の他の実施例を示す電磁波シー
ルド室の部分正面図、第6図は第5図の−線
にそう拡大断面図である。 1……電磁波シールド室、10……庫口、20
……閉鎖パネル、22……金属製皮材(電磁波シ
ールド用導電シート)、31……金属製定規縁部
材、38……導電ガスケツト。
Claims (1)
- 庫口10が、表裏両面のうち少なくともいずれ
か一面が電磁波シールド用導電シート22で覆わ
れた複数の閉鎖パネル20で閉鎖されるととも
に、閉鎖時に閉鎖パネル20と庫口周縁との間が
電磁波シールドされるようになされており、隣接
する閉鎖パネル20の連接部分において一方の閉
鎖パネル20に、電磁波シールド用導電シート2
2と電気的に接続された金属製定規縁部材31が
設けられ、定規縁部材31における他方の閉鎖パ
ネル20に接する部分に、閉鎖時に他方の閉鎖パ
ネル20の電磁波シールド用導電シート22と接
触するように、導電ガスケツト38が取付けられ
ている電磁波シールド室の庫口における電磁波シ
ールド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16863086U JPH0132397Y2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16863086U JPH0132397Y2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6373997U JPS6373997U (ja) | 1988-05-17 |
JPH0132397Y2 true JPH0132397Y2 (ja) | 1989-10-03 |
Family
ID=31101683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16863086U Expired JPH0132397Y2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0132397Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-31 JP JP16863086U patent/JPH0132397Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6373997U (ja) | 1988-05-17 |
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