JPH0241906Y2 - - Google Patents

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JPH0241906Y2
JPH0241906Y2 JP11890286U JP11890286U JPH0241906Y2 JP H0241906 Y2 JPH0241906 Y2 JP H0241906Y2 JP 11890286 U JP11890286 U JP 11890286U JP 11890286 U JP11890286 U JP 11890286U JP H0241906 Y2 JPH0241906 Y2 JP H0241906Y2
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door
surface member
electromagnetic shielding
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electromagnetic
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JP11890286U
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JPS6327095U (ja
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は電磁気的な計測を行うため外部から
の電気的影響を防ぐ研究施設、微弱な生体情報を
取り出す脳波形や磁気を利用した診断機器を使用
する病院、或いは放電加工機のように内部で発生
した電波を吸収して外部へ出ないようにする工場
などに設置される電磁波シールドルームの出入口
に使用する電磁波シールド扉に関する。
(従来の技術とその問題点) 従来の電磁波シールドルームの出入口に使用す
る扉は外側又は内側の何れかの表面を導電性の金
属で覆うか、又は両側の表面を電気的に接続し、
一方電磁波シールドルームの外側又は内側の何れ
かの表面を導電性の金属で覆うか、又は両側の表
面を電気的に接続し、扉を閉めたときに、ばね性
の金属受け部材又は導電性のガスケツトを使用し
て扉とシールドルームの間を電気的に接続して電
磁波の侵入又は放出を防止している。しかしこの
ようにしても扉と出入口の接合部は一重シールド
で完全には防止できないので、更に一段と緊密に
防止するには扉を二重にする必要があつた。
(問題点を解決するための手段とその作用) 本考案は従来の扉と同程度かむしろ簡単な構造
と安価な費用で、扉を二重にしたと同じ効果をも
たらす高度のシールドを達成することを目的とす
る。
本考案によれば、扉の電気的に絶縁性の心部材
は同じく絶縁性の枠部材で周囲を囲まれ、外側表
面と内側表面とはそれぞれ導電性の外側表面部材
と内側表面部材とで覆われ、外側表面部材は枠部
材に隣接する枠状の第一取付下地に電気的に接続
するように取り付けられ、内側表面部材は第一取
付下地が取り付いている枠部材の外周部より内側
で小さい外周部に隣接する枠状の第二取付下地に
電気的に接続するように取り付けられ、第一と第
二の取付下地、従つて外側と内側の表面部材は扉
の枠部材を介して間隔が空いて電気的に絶縁され
ている。
一方電磁波シールドルームの壁パネルの出入口
の内周部には電気的に絶縁性の枠部材があり、壁
パネルの電気的に絶縁性の心部材をおおう導電性
の外側表面部材は枠部材に取り付けられた導電性
の第一シールドガスケツトと電気的に接続し、同
じく内側表面部材は第一シールドガスケツトより
も内側で出入口の中心に寄つた位置にある導電性
の第二シールドガスケツトと電気的に接続して導
電性の枠状第三取付下地により枠部材に取り付け
られていて、第一と第二のシールドガスケツト、
従つて壁パネルの外側と内側の表面部材は壁パネ
ルの枠部材を介して間隔が空いて電気的に絶縁さ
れている。
扉を閉めたときに、扉の第一と第二の取付下地
はそれぞれ壁パネルの第一と第二のシールドガス
ケツトに接触し、その他の部分は互いに接触しな
いようになつており、従つて扉の外側と内側の表
面部材はそれぞれ壁パネルの外側と内側の表面部
材に個別に電気的に接続され、二重のシールドが
形成されて電磁波の侵入又は放出をほゞ完全に防
止することができる。
(実施例) 以下本考案による電磁波シールド扉の実施例に
ついて第1図及び第2図を参照して説明する。
扉1は木などの電気的絶縁性の心部材2の外周
部がプラスチツク成型品などの電気的絶縁性の枠
部材3で囲まれ、外側と内側の表面はそれぞれ導
電性の金属薄板で作られた外側表面部材4と内側
表面部材5とで覆われ、外側表面部材4の外周部
は枠部材3の壁パネル11の外側にある外周部に
隣接する枠形でL形断面を有する導電性の第一取
付下地6に好ましくはハンダ付で電気的に接続さ
れて取り付けられ、又内側表面部材5の外周部は
枠部材3の壁パネル11の内側で小さくなつてい
る外周部に隣接する枠形でL形断面を有する導電
性の第二取付下地7に好ましくはハンダ付で電気
的に接続されて取り付けられている。
電磁波シールドルーム10の壁パネル11に設
けられた出入口20の内周部にはプラスチツク成
型品などの電気的絶縁性の枠部材13が取り付け
られ、その周囲の木などの電気的絶縁性の心部材
12の外側と内側の表面はそれぞれ導電性の金属
薄板で作られた外側表面部材14と内側表面部材
15とで覆われている。外側表面部材14が枠部
材13に接する端部は枠部材13に設けられたU
形断面の溝に折り込まれ、その溝に弾性的にはま
つている導電性で矩形断面を有する第一シールド
ガスケツト17に電気的に接続されて取り付けら
れている。又内側表面部材15が枠部材13に接
する端部は枠部材13の内周部に沿つて曲げら
れ、枠形でL形断面を有する導電性の第三取付下
地16に好ましくはハンダ付で電気的に接続さ
れ、この内側表面部材15と第三取付下地16と
の出入口20の中心軸心に平行な部分の外端部付
近は枠部材13の平行な部分とU形断面の溝を形
成し、弾性的で導電性の矩形断面を有する第二シ
ールドガスケツト18がその溝にはまり、内側表
面部材15と第二シールドガスケツト18とは電
気的に接続されている。
第二シールドガスケツト18の外側にはゴムな
どで作られたパツキン19が取り付けられ、シー
ルドルーム10内の気密を保持する役目をするが
気密に要しないときは使用しなくてもよい。第一
と第二のシールドガスケツト17,18、従つて
壁パネル11の外側と内側の表面部材14,15
は枠部材13によつて電気的に絶縁されている。
壁パネル11の外側と内側の表面部材14,15
はそれぞれ既知の方法でシールドルーム10の他
の壁パネルの外側と内側の表面部材に電気的に接
続している。
扉1は第2図に示されるようにヒンジ21によ
つて開閉可能に支持されており、ハンドル22の
操作により扉1を締付金具23と係合するように
閉めたときは、第一と第二の取付下地6,7だけ
がそれぞれ第一と第二のシールドガスケツト1
7,18に接触するような関係寸法になつている
ので、シールドルーム10は外側と内側とで二重
に電磁波に対しシールドを形成する。
(考案の効果) 本考案による電磁波シールド扉は、上述のよう
に構成されているので、従来の扉と同程度か又は
むしろ簡単な構造且つ安価な費用で扉を二重にし
たと同じ効果をもたらす高度のシールドを達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電磁波シールド扉の縦断
面立面図、第2図は扉のヒンジ、締付金具、ハン
ドルを示した本考案による電磁波シールド扉の断
面平面図である。 符号の説明、1……扉、2……心部材、3……
枠部材、4……外側表面部材、5……内側表面部
材、6……第一取付下地、7……第二取付下地、
10……電磁波シールドルーム、11……壁パネ
ル、12……心部材、13……枠部材、14……
外側表面部材、15……内側表面部材、16……
第三取付下地、17……第一シールドガスケツ
ト、18……第二シールドガスケツト、19……
パツキン、20……出入口、21……ヒンジ、2
2……ハンドル、23……締付金具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電磁波シールドルームに使用する電磁波シー
    ルド扉であつて、扉の外側表面部材と内側表面
    部材とは電気的に絶縁されており、扉を閉めた
    とき扉の前記外側表面部材は前記電磁波シール
    ドルームの外側表面部材と全周が電気的に接続
    されるとともに、扉の前記内側表面部材は前記
    電磁波シールドルームの内側表面部材と全周が
    電気的に接続され、それによつて前記電磁波シ
    ールドルーム内が二重シールドされるようにな
    つていることを特徴とする電磁波シールド扉。 (2) 扉の前記外側表面部材と前記電磁波シールド
    ルームの前記外側表面部材、及び扉の前記内側
    表面部材と前記電磁波シールドルームの前記内
    側表面部材はそれぞれ導電性シールドガスケツ
    トによつて全周が電気的に接続されるようにな
    つている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    電磁波シールド扉。
JP11890286U 1986-08-04 1986-08-04 Expired JPH0241906Y2 (ja)

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JP11890286U JPH0241906Y2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04

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JP11890286U JPH0241906Y2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04

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Publication Number Publication Date
JPS6327095U JPS6327095U (ja) 1988-02-22
JPH0241906Y2 true JPH0241906Y2 (ja) 1990-11-08

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0638477Y2 (ja) * 1988-08-29 1994-10-05 株式会社竹中工務店 電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装置
JPH0754072B2 (ja) * 1990-03-30 1995-06-07 勇 三上 電磁波シールド室の出入り口部の構造
JP2788100B2 (ja) * 1990-05-29 1998-08-20 株式会社竹中工務店 開閉型電磁シールド窓

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Publication number Publication date
JPS6327095U (ja) 1988-02-22

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