JPH0754072B2 - 電磁波シールド室の出入り口部の構造 - Google Patents

電磁波シールド室の出入り口部の構造

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JPH0754072B2
JPH0754072B2 JP2086430A JP8643090A JPH0754072B2 JP H0754072 B2 JPH0754072 B2 JP H0754072B2 JP 2086430 A JP2086430 A JP 2086430A JP 8643090 A JP8643090 A JP 8643090A JP H0754072 B2 JPH0754072 B2 JP H0754072B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、鉄筋コンクリートより隣接して構築され、
室内面が電磁波シールド板によってそれぞれ被覆されて
なる二室の電磁波シールド室の出入り口部の構造に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、電磁波シールド室は外部から有害電波が侵入し
たり、室内で電磁器等から発生する電磁波が有害電波と
なって外部に漏れないようにするために、壁面及び天井
面等全体に電磁波シールド板を張り付ける等して電磁波
を完全に遮断する構造になっている。
また、このような構造の電磁波シールド室が隣接してい
る場合には、各部屋の壁面及び天井面等の電磁波シール
ド板は部屋どうしで電気的に連続しないように別々に張
り付けられ、各部屋で発生した電磁波が隣の部屋に漏れ
ない構造になっている。さらに、二室の間仕切壁に設け
られる出入り口等の開口部には部屋毎に電磁波シールド
扉が取り付けられて二重扉になっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、隣接する電磁波シールド室の出入り口部に電磁
波シールド扉を部屋毎に設置して二重扉にすると、扉の
開閉が二度手間になって行き来が煩わしくなる等の問題
がある。
また、扉と扉との間に操作スペースを確保する必要があ
るために、扉全体として相当厚くなってしまうのを免れ
ず、その分だけ電磁波シールド室の部屋が狭くなってし
まう。
また、扉周辺には扉が開閉できるようなスペースを設け
る必要があり、また、扉毎に開閉、施錠等に必要な部品
を備えつける必要がある為、室内に無駄なスペースがで
き、部品数が大幅に増えてしまう。
さらに、電磁波シールド室が鉄筋コンクリートより構築
されている場合、出入り口部の扉枠を固定するアンカー
ボルトがコンクリート躯体内の補強鉄筋に接触して電磁
波が漏洩することがある。
この発明はこのような前記従来の課題を解消するために
なされたもので、隣接する二室の電磁波シールド室の出
入り口部における電磁波の漏洩を完全に遮蔽できるよう
にした電磁波シールド室の出入り口部の構造を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る電磁波シールド室の出入り口部の構造
は、隣接する二室の電磁波シールド室の間仕切り壁に設
けられた出入り口部に取り付けられた扉枠と、この扉枠
に開閉自在に取り付けられた電磁波シールド扉とを備
え、前記扉枠の両面及び前記電磁波シールド扉の両面を
電磁波シールド板によってそれぞれ被覆すると共に、前
記扉枠は前記出入り口周囲のコンクリート躯体に埋設さ
れた絶縁チューブを貫通して設置されたアンカーボルト
によって取り付け、かつ、前記扉枠と前記電磁波シール
ド扉との間に、前記電磁波シールド扉が閉められた際に
前記扉枠の電磁波シールド板と前記電磁波シールド扉の
電磁波シールド板とをそれぞれ電気的に接続するシール
ドガスケットを取り付けることにより構成されている。
〔実施例〕
以下、この発明に係る電磁波シールド室の出入り口部の
構造を図示する一実施例に基いて説明する。
第1図は、隣接して構築された二室の電磁波シール室を
示し、この電磁波シールド室1,1はともに鉄筋コンクリ
ートによって構築され、その内壁2及び天井3はコンク
リート躯体4の表面にその全面にわたって硅酸カルシウ
ム板等からなる下地板5を張り付け、この下地板5の表
面にその全面にわたって導電性の優れた金属板、例えば
薄い銅板等からなる電磁波シールド板6(以下「シール
ド板6」という)を張り付けることにより構成されてい
る。
また、電磁波シールド室1,1の間仕切り壁に設けられた
出入り口7には、扉枠8が取り付けられ、この扉枠8に
電磁波シールド扉9が開閉自在に建て付けられている。
扉枠8は出入り口7周囲のコンクリート躯体4の表面に
突設された複数本のアンカーボルト10に固定ナット11を
螺合することにより取り付けられれている(第6図参
照)。
アンカーボルト10はコンクリート躯体4に埋設された塩
化ビニールパイプ等からなる絶縁チューブ12を貫通して
突設され、アンカーボルト10がコンクリート中の補強鉄
筋に触れないようになっている(第6図参照)。
また、扉枠8の両面は、内壁2の両面に張り付けられた
シールド板6,6と電気的に接続されるシールド板6a,6aに
よって被覆され、このシールド板6a,6aの一端は扉枠8
の戸当たり部8aにおいて重ねられ、かつ、互いに触れな
いようにネオプレンゴム等の絶縁材13を介在し、ビス14
によって固定されている(第6図参照)。なお、ビス14
は樹脂製のカラー若しくはスペーサーを装着することに
より絶縁処理がされている。
また、扉枠8には、両開き扉9,9が丁番15を軸に開閉自
在に建て付けられている。扉9の両面にはシールド板6
b,6bが張り付けられ、このシールド板6b,6bの端部は扉
9の周縁部において互いに触れないように絶縁材13aが
介在され、接着剤等によって接着されている(第6図参
照)。
扉9の周縁部と扉枠8との間及び扉9と9との召し合わ
せ部には導電性の優れた材料からなるシールドガスケッ
ト16,16が介在されている(第4図、第5図及び第6図
参照)。
シールドガスケット16は扉枠8の両面及び扉9の両面に
それぞれ張り付けられたシールド板6aと6a及びシールド
板6bと6bとを、扉9,9が閉められた際にそれぞれ電気的
に接続してこの部分の電磁波の通過を完全に遮断するも
のである。
〔発明の効果〕
この発明に係る電磁波シールド室の出入り口部の構造
は、以上説明した構成からなり、隣接する二室の電磁波
シールド室の間仕切り壁に設けられた出入り口に取り付
けられた扉枠と、この扉枠に開閉自在に取り付けられた
電磁波シールド扉とを備え、前記扉枠の両面及び前記電
磁波シールド扉の両面は電磁波シールド板によってそれ
ぞれ被覆され、前記扉枠は前記出入り周囲のコンクリー
ト躯体に埋設された絶縁チューブを貫通して設置された
アンカーボルトによって取り付けられ、かつ、前記扉枠
と前記電磁波シールド扉との間に前記電磁波シールド扉
が閉められた際に前記扉枠のシールド板と前記電磁波シ
ールド扉のシールド板とをそれぞれ電気的に接続するシ
ールドガスケットを取り付けてなるので、出入り口部に
おける電磁波の漏洩を完全に遮蔽できる効果がある。
特に、扉枠と電磁波シールド扉との間に前記電磁波シー
ルド扉が閉められた際に前記扉枠のシールド板と前記電
磁波シールド扉のシールド板とをそれぞれ電気的に接続
するシールドガスケットを取り付けて二重にシールドさ
れ、また、扉枠を固定するアンカーボルトがコンクリー
ト躯体に埋設された絶縁チューブを貫通して設置され、
コンクリート躯体内の補強鉄筋に接触しないようにされ
ているので、扉枠と電磁波シールド扉との間を漏洩する
電磁波及びアンカーボルトを介して漏洩する電磁波を完
全に遮蔽できる効果がある。
また、隣接する電磁波シールド室の間仕切り壁に設けら
れた出入口に一枚の電磁波シールド扉を設置する扉を設
置するだけで、充分その目的を達成することができ、ま
た、扉の開閉を簡単に行うことができて隣接する部屋間
の行き来が容易となる。
さらに、扉の稼働スペースもごく狭くてよいので、室内
を最大限に本来の目的に活用することができる。
また、扉の開閉、施錠等に必要な部品も一組でよいの
で、部品数も少なく節約することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は、この発明に係る電磁波シールド室の
出入り口部の構造の一実施例を示し、第1図は隣接する
電磁波シールド室の平面図、第2図〜第8図は電磁波シ
ールド室の詳細部を示し、第2図はその正面図、第3図
はその平面図、第4図は扉の召し合わせ部の拡大断面
図、第5図は床部分の断面図、第6図は扉枠と扉との取
り合い部の拡大断面図、第7図は壁部分の拡大断面図、
第8図は天井部分の拡大断面図である。 1……電磁波シールド室、2……内壁、3……天井、4
……コンクリート躯体、5……下地板、6,6a,6b……シ
ールド板(電磁波シールド板)、7……出入り口、8…
…扉枠、9……電磁波シールド扉、10……アンカーボル
ト、11……固定ナット、12……絶縁チューブ、13,13a…
…絶縁材、14……ビス、15……丁番、16……シールドガ
スケット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄筋コンクリートより隣接して構築され、
    室内面が電磁波シールド板によってそれぞれ被覆されて
    なる二室の電磁波シールド室の間仕切り壁に設けられる
    電磁波シールド室の出入り口部の構造において、前記間
    仕切り壁に設けられた出入り口部に取り付けられた扉枠
    と、この扉枠に開閉自在に取り付けられた電磁波シール
    ド扉とを備え、前記扉枠の両面及び前記電磁波シールド
    扉の両面を電磁波シールド板によってそれぞれ被覆する
    と共に、前記扉枠は前記出入り口周囲のコンクリート躯
    体に埋設された絶縁チューブを貫通して設置されたアン
    カーボルトによって取り付け、かつ、前記扉枠と前記電
    磁波シールド扉との間に、前記電磁波シールド扉が閉め
    られた際に前記扉枠の電磁波シールド板と前記電磁波シ
    ールド扉の電磁波シールド板とをそれぞれ電気的に接続
    するシールドガスケットを取り付けてなることを特徴と
    する電磁波シールド室の出入り口部の構造。
JP2086430A 1990-03-30 1990-03-30 電磁波シールド室の出入り口部の構造 Expired - Fee Related JPH0754072B2 (ja)

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JPH03286085A JPH03286085A (ja) 1991-12-17
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