JP2501655B2 - 建物の出入り口 - Google Patents

建物の出入り口

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JP2501655B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、主に電磁波シールド建物の出入り口に適
用される建物の出入り口に関する。
〔従来の技術〕
一般に、電磁波シールド建物は外部から有害電波が侵
入したり、室内で使用される電磁機器などから発生する
電磁波が、有害電波となって外部に漏れたりしないよう
に室内を囲繞するようにして壁及び天井など、その全面
にわたって鋼板や銅板などからなるシールド材が取り付
けられている。また、出入り口には専用の電磁波シール
ド扉が取り付けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この電磁波シールド扉は、電磁波を完全に遮
蔽できるように周囲の扉枠と接触片を介して電気的に接
合されているので、扉を扉枠に押し込む必要がある。
そのため、出入りの際には、一々扉をロックするなど
の操作が必要となり、頻繁に出入りする場合には、それ
が煩わしく、また、扉と扉枠には高い建て付け精度が要
求される。さらに、常時電磁波を遮蔽するには、二重扉
にして一方が開いていても、他方は必ず閉められている
ような構造とする必要がある(第10図参照)。
ところで、ラジオ放送等が、地下鉄の車両内や走行中
の自動車がトンネル内に入った場合等に、聞こえなくな
る場合があることが一般に知られている。
この発明は、このような前記従来の課題を解決するた
めになされたもので、トンネル内における電磁波の性質
を利用することにより、扉がなくても出入り口の電磁波
を完全に遮蔽することができ、かつスムーズな出入りを
可能にした建物の出入り口を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る請求項第1項記載の建物の出入り口
は、建物の出入り口部に所定長さの通路を前記建物の内
と外とに開放させて設け、かつ、この通路の内側周囲を
電磁波シールド材によって被覆することにより構成され
ている。
この発明に係る請求項第2項記載の建物の出入り口
は、前項において、通路の長さLを、この通路の天井高
H又は幅Wのいずれか大きいほうの6倍以上とすること
により構成されている。
この発明に係る請求項第3項記載の建物の出入り口
は、前1項又は2項において、電磁波シールド材の上に
誘電体又はフェライトタイルなどの電磁波吸収体を単独
若しくは組み合わせて取り付けることにより構成されて
いる。
〔実施例〕
以下、この発明に係る建物の出入り口を図示する一実
施例に基いて説明すると、第1a図は電磁波シールド建物
を示し、その壁及び天井などには室内を囲繞するように
して鋼板や銅板などからなる電磁波シールド材が取り付
けられている。
第3図は後述する通路3の天井及び壁の構造の一例を
示し、図中、符号1はカーボンを含んだ発泡スチロール
などの発泡材からなる誘電体、2はフェライトタイルな
どの電磁波吸収体である。また、符号4は電磁波シール
ド材であり、鋼板や銅板などの金属板が使用されてい
る。
出入り口部Aには、所定長さの通路3がシールド建物
の室外側に真っ直ぐに突出した状態に設置され、その室
外側端部と室内側端部とは室外と室内とに完全に開放さ
れている。
通路3の内面回り、すなわち、床、天井及び壁は、カ
ーボンを含んだ発泡スチロールなどの誘電体1若しくは
フェライトタイルなどの電磁波吸収体2又はこれらの組
み合わせによって完全に被覆されている。また、通路3
の外周は、鋼板や銅板などの電磁波シールド材4により
構成されている。
通路3の長さLは長いほうが電磁波をより完全に遮蔽
できるが、電磁波シールド材だけでも、天井高H又は幅
Wのいずれか大きいほうの、少なくとも6倍程度にすれ
ば電磁波を完全に遮蔽できることがわかった。
通路3の断面形状は、必ずしも矩形状である必要はな
く、円形、楕円形、或いは天井部分がアーチ状であって
もよい。
また、通路3は必ずしも建物の出入り口Aの外側に設
置する必要はなく、通路3の天井高H、若しくは幅Wと
長さLとの比を1:6以上に確保できれば、建物の中に真
っ直ぐ(第4図参照)又は迷路状に設置したり(第5,6
図参照)、或いは建物の外に外壁に沿わせて真っ直ぐ
(第7図参照)又は迷路状に設置してもよい(第8,9図
参照)。
いずれの場合にも、通路内に工夫して電磁波吸収体を
設けたり、ジグザグに設けることにより電磁波の遮蔽性
能をより高めることができる。
また、通路3の長さLと通路3の天井高H若しくは幅
Wとの比を、1:6の割合よりも小さくすることもでき
る。
さらに、効果的な誘電体は凹凸なものであるが、通路
3の床においては、電磁波を良く通す部材、例えば発泡
スチロール等の発泡体5と組み合わせることによって平
坦とすることができる(第1b図参照)。
〔発明の効果〕
この発明は以上の構成からなるので以下の効果を有す
る。
扉が全く不要なため、スムーズな出入りが可能とな
り、特に、出入りの激しい建物の出入り口には適してい
る。
また、扉が不要なことに伴い、扉の取り付けに必要な
一切の部品が不要になり、しかも、扉と扉枠間のシール
ド構造も全く必要でなくなるため、出入り口部の構造を
きわめて簡単な構造とすることができる。
さらに、通路の周囲、すなわち床、天井及び壁は全て
電磁波シールド材によって覆われ、かつ、シールド材を
誘電体やフェライトタイル等の電磁波吸収体によって完
全に被覆されることによって、電磁波の遮蔽性能がより
高められているため、通路の長さが短くても電磁波を確
実に遮蔽することができると共に通路の占有スペースも
比較的狭くて済む。
【図面の簡単な説明】
第1a図〜第9図は、この発明の一実施例を示し、第1a図
は出入り口部に通路が設置された電磁波シールド建物の
斜視図、第1b図は通路の床部の断面図、第2図はその平
面図、第3図は通路の天井及び壁の構造を示す一部断面
図、第4図〜第9図はその他の電磁波シールド建物の平
面図、第10図(a),(b)は従来の電磁波シールド建
物の平面図である。 A…出入り口部、1…誘電体、2…電磁波吸収体、3…
通路、4…電磁波シールド材、5…発泡材。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の出入り口部に所定長さの通路を前記
    建物の内と外とに開放させて設け、かつ、この通路の内
    側周囲を電磁波シールド材によって被覆してなることを
    特徴とする建物の出入り口。
  2. 【請求項2】通路の長さLを、この通路の天井高H又は
    幅Wのいずれか大きいほうの6倍以上としたことを特徴
    とする請求項第1項記載の建物の出入り口。
  3. 【請求項3】電磁波シールド材の上に誘電体又はフェラ
    イトタイルなどの電磁波吸収体を単独若しくは組み合わ
    せて取り付けてなることを特徴とする請求項第1項又は
    第2項記載の建物の出入り口。
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