JP2549766B6 - 電磁波シールド構造物 - Google Patents
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Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は電磁波シールド構造物に関するものである。
〔従来の技術及び解決しようとする課題〕
従来、電磁波シールド構造物において、電磁波のシールド効果を高めるには、電磁波を遮蔽するために取り付けられるシールド部材の材質を厳選するか、シールド部材を厚くするかし、また、シールド部材の接合部を隙間ができないように半田付け又は溶接するなどして電磁波の遮蔽性能を高める工夫がなされ、さらに、シールド部材を二重に取り付けることも行われるが、いずれも工期の長期化および施工コストの増加が免れないなどの課題があった。
この発明は、以上の課題を解消するためになされたもので、工期の短縮化及び工事費の低減などを可能にした電磁波シールド構造物を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る電磁波シールド構造物は、屋根部、壁部および床部の室内側面又は室外側面に電磁波シールド部材を取り付けることにより測定作業を行える大きさに構成された電磁波シールド構造物の中に、新たに屋根部、壁部および床部の室内側面又は室外側面に電磁波シールド部材を取り付けることにより測定作業を行える大きさに構成された電磁波シールド構造物を設けることにより構成されている。
〔実 施 例〕
以下、この発明に係る電磁波シールド構造物を図示する一実施例に基いて説明すると、電磁波シールド構造物1の中に、この電磁波シールド構造物1より小さい規模の電磁波シールド構造物2が構築されている。電磁波シールド構造物1,2の屋根部、壁部および床部は、いずれも導電性の優れた材料からなる電磁波シールド部材3を取り付けることにより電磁波を遮蔽できるように構成されている。
電磁波シールド部材3には、たとえば亜鉛銅板、銅板、銅箔等が使用されている。また、電磁波シールド構造物1の屋根部、壁部および床部は、工期の短縮化、施工コストの低減化などを図るために、電磁波シールド部材3を構造物の室内側面若しくは室外側面に取り付けるなどして可能な限り簡単な構造に構成されている。なお、実施例では、電磁波シールド構造物1の屋根部、壁部および床部は、60dB程度の電磁波を遮蔽できるように構成されている。
電磁波シールド構造物2の屋根部、壁部および床部は、電磁波シールド構造物1の構成と同じく建物の室内側面又は室外側面に電磁波シールド部材3を取り付けることにより構成され、したがって、電磁波シールド構造物2の室内は電磁波シールド構造物1の電磁波シールド部材3と電磁波シールド構造物2の電磁波シールド部材3とによって二重に遮蔽され、100dB程度以上の電磁波を遮蔽できるようになっている。
さらに、電磁波シールド構造物2には、電磁波シールド構造物1とは別にノイズフィルター4とシールド空調口5が設けられている。ノイズフィルター4は電磁波シールド構造物2に引き込まれる電力線や信号線等の電気ケーブルを介して浸入しようとする電磁波を遮蔽するものであり、また、シールド空調口5は電磁波シールド構造物2の室内に外気を取り入れるものであり、電磁波の浸入を完全に阻止できる構造に構成されている。
このような構成において、電磁波シールド構造物2の室内は、電磁波シールド構造物1と電磁波シールド構造物2とによって二重に遮蔽されるため、電磁波のシールド効果は著しく高められる。
〔発明の効果〕
この発明に係る電磁波シールド構造物は、以上説明した構成からなるので以下の効果を有する。
屋根部、壁部および床部の室内側面又は室外側面に電磁波シールド部材を取り付けることにより測定作業を行える大きさに構成された電磁波シールド構造物の中に、さらに屋根部、壁部および床部の室内側面又は室外側面に電磁波シールド部材を取り付けることにより測定作業を行える大きさに構成された電磁波シールド構造物を新たに設けてなるので、内側に設けられた電磁波シールド構造物の室内は、外部からの電磁波を二重に遮蔽することができて電磁波シールド効果が著しく高められる効果がある。
したがって、シールド効果の高い電磁波シールド構造物を構築する場合に、シールド効果の高い構造物を単独で構築するよりも、電磁波シールド構造物の中に新たに電磁波シールド構造物を構築するほうが、短い工期でしかも低コストで構築することができる効果がある。
また、内側および外側の電磁波シールド構造物は、いずれも室内で測定作業を行える大きさに構成されているので、求められる測定精度に応じて、内側又は外側の電磁波シールド構造物のいずれでも測定作業を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明に係る電磁波シールド構造物の一実施例を示す平面図である。
1,2……電磁波シールド構造物、3……電磁波シールド部材、
4……ノイズフィルター、5……シールド空調口。
この発明は電磁波シールド構造物に関するものである。
〔従来の技術及び解決しようとする課題〕
従来、電磁波シールド構造物において、電磁波のシールド効果を高めるには、電磁波を遮蔽するために取り付けられるシールド部材の材質を厳選するか、シールド部材を厚くするかし、また、シールド部材の接合部を隙間ができないように半田付け又は溶接するなどして電磁波の遮蔽性能を高める工夫がなされ、さらに、シールド部材を二重に取り付けることも行われるが、いずれも工期の長期化および施工コストの増加が免れないなどの課題があった。
この発明は、以上の課題を解消するためになされたもので、工期の短縮化及び工事費の低減などを可能にした電磁波シールド構造物を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る電磁波シールド構造物は、屋根部、壁部および床部の室内側面又は室外側面に電磁波シールド部材を取り付けることにより測定作業を行える大きさに構成された電磁波シールド構造物の中に、新たに屋根部、壁部および床部の室内側面又は室外側面に電磁波シールド部材を取り付けることにより測定作業を行える大きさに構成された電磁波シールド構造物を設けることにより構成されている。
〔実 施 例〕
以下、この発明に係る電磁波シールド構造物を図示する一実施例に基いて説明すると、電磁波シールド構造物1の中に、この電磁波シールド構造物1より小さい規模の電磁波シールド構造物2が構築されている。電磁波シールド構造物1,2の屋根部、壁部および床部は、いずれも導電性の優れた材料からなる電磁波シールド部材3を取り付けることにより電磁波を遮蔽できるように構成されている。
電磁波シールド部材3には、たとえば亜鉛銅板、銅板、銅箔等が使用されている。また、電磁波シールド構造物1の屋根部、壁部および床部は、工期の短縮化、施工コストの低減化などを図るために、電磁波シールド部材3を構造物の室内側面若しくは室外側面に取り付けるなどして可能な限り簡単な構造に構成されている。なお、実施例では、電磁波シールド構造物1の屋根部、壁部および床部は、60dB程度の電磁波を遮蔽できるように構成されている。
電磁波シールド構造物2の屋根部、壁部および床部は、電磁波シールド構造物1の構成と同じく建物の室内側面又は室外側面に電磁波シールド部材3を取り付けることにより構成され、したがって、電磁波シールド構造物2の室内は電磁波シールド構造物1の電磁波シールド部材3と電磁波シールド構造物2の電磁波シールド部材3とによって二重に遮蔽され、100dB程度以上の電磁波を遮蔽できるようになっている。
さらに、電磁波シールド構造物2には、電磁波シールド構造物1とは別にノイズフィルター4とシールド空調口5が設けられている。ノイズフィルター4は電磁波シールド構造物2に引き込まれる電力線や信号線等の電気ケーブルを介して浸入しようとする電磁波を遮蔽するものであり、また、シールド空調口5は電磁波シールド構造物2の室内に外気を取り入れるものであり、電磁波の浸入を完全に阻止できる構造に構成されている。
このような構成において、電磁波シールド構造物2の室内は、電磁波シールド構造物1と電磁波シールド構造物2とによって二重に遮蔽されるため、電磁波のシールド効果は著しく高められる。
〔発明の効果〕
この発明に係る電磁波シールド構造物は、以上説明した構成からなるので以下の効果を有する。
屋根部、壁部および床部の室内側面又は室外側面に電磁波シールド部材を取り付けることにより測定作業を行える大きさに構成された電磁波シールド構造物の中に、さらに屋根部、壁部および床部の室内側面又は室外側面に電磁波シールド部材を取り付けることにより測定作業を行える大きさに構成された電磁波シールド構造物を新たに設けてなるので、内側に設けられた電磁波シールド構造物の室内は、外部からの電磁波を二重に遮蔽することができて電磁波シールド効果が著しく高められる効果がある。
したがって、シールド効果の高い電磁波シールド構造物を構築する場合に、シールド効果の高い構造物を単独で構築するよりも、電磁波シールド構造物の中に新たに電磁波シールド構造物を構築するほうが、短い工期でしかも低コストで構築することができる効果がある。
また、内側および外側の電磁波シールド構造物は、いずれも室内で測定作業を行える大きさに構成されているので、求められる測定精度に応じて、内側又は外側の電磁波シールド構造物のいずれでも測定作業を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明に係る電磁波シールド構造物の一実施例を示す平面図である。
1,2……電磁波シールド構造物、3……電磁波シールド部材、
4……ノイズフィルター、5……シールド空調口。
Claims (1)
- 屋根部、壁部および床部の室内側面又は室外側面に電磁波シールド部材を取り付けることにより測定作業を行える大きさに構成された電磁波シールド構造物の中に、新たに屋根部、壁部および床部の室内側面又は室外側面に電磁波シールド部材を取り付けることにより測定作業を行える大きさに構成された電磁波シールド構造物を設けてなることを特徴とする電磁波シールド構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990334597A JP2549766B6 (ja) | 1990-11-30 | 電磁波シールド構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990334597A JP2549766B6 (ja) | 1990-11-30 | 電磁波シールド構造物 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04203076A JPH04203076A (ja) | 1992-07-23 |
JP2549766B2 JP2549766B2 (ja) | 1996-10-30 |
JP2549766B6 true JP2549766B6 (ja) | 2004-11-24 |
Family
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