JP2855895B2 - 信号ノイズ遮蔽給電装置 - Google Patents

信号ノイズ遮蔽給電装置

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JP2855895B2
JP2855895B2 JP3199486A JP19948691A JP2855895B2 JP 2855895 B2 JP2855895 B2 JP 2855895B2 JP 3199486 A JP3199486 A JP 3199486A JP 19948691 A JP19948691 A JP 19948691A JP 2855895 B2 JP2855895 B2 JP 2855895B2
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泰久 木谷
毅 伊藤
普伸 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁波シールド建築
物にとってきわめて有害な高周波信号雑音(以下、単に
「信号ノイズ」という)を遮蔽するための信号ノイズ遮
蔽給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電磁波シールド建築物或いは電
磁波シールド室(電磁波シールドビルや電磁波シールド
室群)には、電力を供給するケーブルを介してコンピュ
ーターやOA機器にとってきわめて有害な信号ノイズが
侵入若しくは漏洩することがあるため、電源用ノイズフ
イルターが設置されている。
【0003】従来、この電源用ノイズフィルターは低電
圧用電力ケーブルに接続され、供給される高電圧(3300
〜6600V)は変圧器によって一旦、負荷可能な適性低電
圧に下げられ、その後電源用ノイズフィルターにおいて
信号ノイズが除去されるシステムになっていた。
【0004】ところで、この電源用ノイズフィルターの
容量は通電部の電流に比例するため、近年のOA機器や
コンピユ−ターの需要増大により電力消費量が大幅に増
え、これに伴って電源用ノイズフィルターも大型化し、
また、設置台数も大幅に増えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電源用ノイズ
フィルターの大型化および設置台数の増加により、電源
用ノイズフィルターの設置場所がスペース的に大きく制
限され、また、設備コストが高くつくという課題を生じ
た。
【0006】オームの法則によれば、電力は電圧と電流
の積で表され、電力が一定の場合、電圧が高ければ反比
例して電流量は小さい。したがって、供給される電力を
高電圧で、電源用ノイズフィルターに通すようにすれ
ば、電流量は小さく、通電部の断面積も電流に比例して
小さくなり、小型の電源用ノイズフィルターを使用する
ことができると同時に設置台数も少なくて済む。
【0007】この発明はこのような電力特性を考慮に入
れて前記従来の課題を解決するために提案されたもの
で、電源用ノイズフィルターの小型化および設置台数の
低減化を可能にした信号ノイズ遮蔽給電装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る信号ノイ
ズ遮蔽給電装置は、電磁波シールド建築物或いは電磁波
シールド室に電力を供給する高電圧用電力ケーブルに、
前記電磁波シールド建築物或いは電磁波シールド室の外
側入端部に設置した電源用ノイズフィルターを通り、前
記高電圧用電力ケーブルからの高電圧を低電圧に変換す
る変圧器を、電磁波シールド建築物或いは電磁波シール
ド室に備えて構成されている。
【0009】
【実施例】図1は、この発明に係る信号ノイズ遮蔽給電
装置の一実施例を示し、図示する電磁波シールド建築物
は、最上階スラブの天井面、最下階スラブの床面および
壁体の室内面を銅板、銅箔、或いは亜鉛鉄板などの電磁
波シールド部材1によって被覆することにより建物全体
が完全に電磁波シールドされている。
【0010】また、図において、符号2は電磁波シール
ド建築物に引き込まれ、この電磁波シールド建築物に電
力を供給するための高電圧用電力ケーブルであり、前記
電磁波シールド建築物の外側入端部に電源用ノイズフィ
ルター3が接続され、屋内側に変圧器4と配電盤5がそ
れぞれ接続され、さらに、配電盤5から各階の居室に屋
内配線6がそれぞれ引き込まれている。なお、電源用ノ
イズフィルター3には高電圧用ノイズフィルターが使用
されている。
【0011】このような給電回路において、高電圧用ケ
ーブル2を介して供給される高電圧電力は、電源用ノイ
ズフィルター3を通る際に信号ノイズが取り除かれ、変
圧器4において負荷可能な適性電圧に下げられる。そし
て、配電盤5から屋内配線6を介して各階の居室に供給
される。
【0012】たとえば、3300Vで供給される高圧電力の
電流は、200 Vで供給される低圧電力の電流の16.5分の
1となり、係る場合の電源用ノイズフィルター3には、
200Vの場合の電源用ノイズフィルターの約10分の1の
容量のものを使用することができる。
【0013】図3は、この発明に係る信号ノイズ遮蔽給
電装置の他の実施例を示し、図示する建築物の各階の居
室の天井面、床面および壁体の室内面を電磁波シールド
部材1によって被覆することにより、居室毎に完全に電
磁波シールドされている。
【0014】また、高電圧用電力ケーブル2は、配電盤
5を介して各階の居室にそれぞれ引き込まれ、各階の居
室の引き込み口の室外側に電源用ノイズフィルター3が
それぞれ接続され、かつ、各居室内に変圧器4がそれぞ
れ接続されている。
【0015】このような給電回路において、電源用ノイ
ズフィルター3の働きは図1の実施例と全く同じであ
る。
【0016】図2および図4は、高電圧用電力ケーブル
2の引き込み口の構造を示し、コンクリ−ト壁体に金属
製保護管7が貫通した状態に設置され、金属製保護管7
は電磁波シールド部材1に溶接若しくははんだ付けする
ことにより固着された固定ナット8に螺合することによ
り固定されている。そして、高電圧用電力ケーブル2は
金属製保護管7を通して建物の中に引き込まれている。
【0017】
【発明の効果】この発明に係る信号ノイズ遮蔽給電装置
は以上説明した構成からなるので、以下に記載するよう
な効果を有する。
【0018】高電圧用電力ケーブルに電源用ノイズフィ
ルターが接続され、供給電力は高電圧のまま電源用ノイ
ズフィルターに通されることによって信号ノイズが除去
されるので、小電流量状態で信号ノイズを除去でき、こ
のため、小型の電源用ノイズフィルターを使用すること
ができ、また、電源用ノイズフィルターの設置台数も少
なくてよいので、設備費の大幅な低減が図れる。
【0019】また、高電圧用電力ケーブルに高電圧を適
性な低電圧に変換する変圧器が、電磁波シールド建築物
或いは電磁波シールド室に接続されているので、電源用
ノイズフィルターによって有害な信号ノイズを除去され
た高電圧は、速やかに負荷可能な適性電圧に下げられ
る。
【0020】さらに、電源用ノイズフィルターは電磁波
シールドされた電磁波シールド建築物或いは電磁波シー
ルド室の外側入端部に設置され、変圧器は電磁波シール
ド建築物或いは電磁波シールド室の屋内に設置されてい
るので、高電圧用電力ケーブルを介して侵入しようとす
る有害な信号ノイズを確実に遮蔽できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建物全体が電磁波シールドされた電磁波シール
ド建築物への給電回路図である。
【図2】電力ケーブルの引き込み口の拡大断面図であ
る。
【図3】各階の居室毎に電磁波シールドされた電磁波シ
ールド室への給電回路図である。
【図4】電力ケーブルの引き込み口の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1…電磁波シールド部材、2…高電圧用電力ケーブル、
3…電源用ノイズフィルター、4…変圧器 5…配電
盤、6…屋内配線、7…金属製保護管、8…固定ナッ
ト。
フロントページの続き (72)発明者 林 普伸 東京都中央区銀座6丁目2番10号 株式 会社巴組鐵工所内 (56)参考文献 特開 平1−230300(JP,A) 「電気工学ポケットブック(第4 版)」株式会社オーム社発行(昭和62年 7月25日)pp.884−890 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブルを介して電磁波シールド建
    築物或いは電磁波シールド室に侵入する高周波信号ノイ
    ズを遮蔽する信号ノイズ遮蔽給電装置において、前記電
    磁波シールド建築物或いは電磁波シールド室に高電圧で
    電力を供給するために高電圧用ケーブルを用い、前記電
    磁波シールド建築物或いは電磁波シールド室の外側入端
    部に設置した電源用ノイズフィルターを通り、前記高電
    圧用電力ケーブルからの高電圧を低電圧に変換する変圧
    器を、電磁波シールド建築物或いは電磁波シールド室内
    に備えてなることを特徴とする信号ノイズ遮蔽給電装
    置。
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JPH0548286A JPH0548286A (ja) 1993-02-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01230300A (ja) * 1988-03-10 1989-09-13 Mitsubishi Electric Corp ビル内電気機器の電磁シールド構造
JPH04326824A (ja) * 1991-04-26 1992-11-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 可搬形局舎

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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「電気工学ポケットブック(第4版)」株式会社オーム社発行(昭和62年7月25日)pp.884−890

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