JPH11324167A - 電磁シールド吸音工法及びパネル - Google Patents

電磁シールド吸音工法及びパネル

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JPH11324167A
JPH11324167A JP13828698A JP13828698A JPH11324167A JP H11324167 A JPH11324167 A JP H11324167A JP 13828698 A JP13828698 A JP 13828698A JP 13828698 A JP13828698 A JP 13828698A JP H11324167 A JPH11324167 A JP H11324167A
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JP
Japan
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electromagnetic shield
sound absorbing
panel
electromagnetic
sound
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JP13828698A
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English (en)
Inventor
Eiichiro Matsumoto
英一郎 松本
Hajime Chiba
元 千葉
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸音仕上げと電磁シールドを兼ね備えた施工
を簡便に行えるようにする。 【解決手段】 各種壁構造1の上にスタッド3を所定間
隔で取り付け固定すると共に、各種壁構造1の端部で他
の各種壁構造の電磁シールド層との電気的接合をとる導
電性のランナー4を取り付け固定し、スタッド3の上に
所定間隔に対応する幅を有し、表面から側面及び裏面の
周縁部まで折り返して通気性を有する電磁シールド材で
覆い内部に吸音材を充填した電磁シールド吸音パネル2
を並べて張りつける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁シールド性能
と吸音性能を兼ね備えた電磁シールド吸音工法及びパネ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば劇場やTVスタジオのような音環
境に敏感で反響音を極力抑制する必要のある空間では、
壁や天井、床を吸音仕上げにすることが要求される。一
方、近年は、劇場やTVスタジオにおいて、ワイヤレス
マイクその他、無線機器や高感度の電子機器を使用して
いるのに対し、一般の空間では、携帯電話、無線通信機
器などの使用により、様々な電波が飛び交っているた
め、劇場やTVスタジオなどにおいては、外部からのノ
イズ電波を排除することを必要とされる場合が多くな
り、吸音仕上げだけでなく電磁シールドの施工が要求さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、劇場やTVス
タジオなどにおいて、吸音仕上げを行うと共に、電磁シ
ールドを併せて行おうとすると、電磁シールドの仕様に
沿った施工を行った上に吸音仕上げを行うというよう
に、異なる仕様の施工を行わなければならず、施工が二
重になるため、建設コストが高くなるという問題があ
る。さらには、電磁シールドの施工をして、さらにその
上に吸音仕上げを行う場合には、施工が煩雑で工数が多
くなり工期が長くなるという問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、吸音仕上げと電磁シールドを兼ね
備えた施工を簡便に行えるようにするものである。
【0005】そのために本発明は、電磁シールド性能と
吸音性能を兼ね備えた電磁シールド吸音工法であって、
各種壁構造の上にスタッドを所定間隔で取り付け固定す
ると共に、各種壁構造の端部で他の各種壁構造の電磁シ
ールド層との電気的接合をとる導電性のランナーを取り
付け固定し、前記スタッドの上に前記所定間隔に対応す
る幅を有し、表面から側面及び裏面の周縁部まで折り返
して通気性を有する電磁シールド材で覆い内部に吸音材
を充填した電磁シールド吸音パネルを並べて張りつける
ことを特徴とするものである。
【0006】また、電磁シールド性能と吸音性能を兼ね
備えた電磁シールド吸音パネルであって、表面から側面
及び裏面の周縁部まで折り返して通気性を有する電磁シ
ールド材で覆い、内部に吸音材を充填したことを特徴と
し、少なくとも1側面に導電性ガスケットが貼付され、
前記電磁シールド材は、パンチングメタルであることを
特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る電磁シール
ド吸音工法の実施の形態を示す図、図2は本発明に係る
電磁シールド吸音パネルの実施の形態を示す図である。
図中、1は各種壁構造、2は電磁シールド吸音パネル、
3は軽鉄スタッド、4は軽鉄ランナー、5は空気層、1
1〜13はパンチングメタル、14は導電性ガスケッ
ト、15はグラスウールを示す。
【0008】図1において、各種壁構造1は、RC壁そ
の他一般に採用されている各種構造のものである。電磁
シールド吸音パネル2は、各種壁構造1の上面に張りつ
けられ電磁シールド性能と共に吸音性能を有するもので
あり、通気性を有し吸音性能を阻害しない電磁シールド
材、例えばSUSパンチングメタルで表面及び側面、裏
面の周縁部を覆い、内部に吸音材としてグラスウールを
充填したものである。軽鉄スタッド3は、電磁シールド
吸音パネル2を張りつけるために、各種壁構造1の上に
電磁シールド吸音パネル2の幅に相当するピッチで取り
付け固定される導電性の材料を用いたスタッドであり、
所定の幅、例えば100mmの幅を有する。軽鉄ランナ
ー4は、各種壁構造1の端部で他の各種壁構造の電磁シ
ールド層との電気的接合、つまり、床シールド材と電気
的接合をとったり、天井部シールド層との電気的接合を
とる導電性の材料を用いたランナーであり、さらに、電
磁シールド吸音パネル2、軽鉄スタッド3と電気的接合
のためのレールとして機能するものである。
【0009】次に、電磁シールド吸音工法を説明する。
まず、各種壁構造1が構築された後、図1に示すように
各種壁構造1の面に電磁シールド吸音パネル2の幅に相
当するピッチで軽鉄スタッド3を取り付け固定する。さ
らに、並列に取り付け固定した軽鉄スタッド3を接合し
て床や天井との取り合い部に軽鉄ランナー4を取り付け
固定する。勿論、軽鉄スタッド3と軽鉄ランナー4は、
いずれが先でもよい。次に、軽鉄スタッド3の上に1/
2幅重ねるようにして電磁シールド吸音パネル2を並べ
て縦横に張りつける。この施工により軽鉄スタッド3の
間で電磁シールド吸音パネル2と各種壁構造1との間に
できる空気層5は、吸音構造のための背後空気層とな
る。
【0010】上記施工により、各種壁構造1の表面を電
磁シールド吸音パネル2で覆うので、表面のSUSパン
チングメタルにより電磁シールド性能を確保し、電磁シ
ールド吸音パネル2の中に充填されたグラスウール及び
空気層5により吸音性能を確保することができ、電磁シ
ールド性能及び吸音性能を兼ね備えた空間を構築するこ
とができる。
【0011】電磁シールド吸音パネルの具体的な実施の
形態を示したのが図2であり、図2(A)に示すように
表面及び側面は、例えば開孔4mmφ以下のSUSパン
チングメタル11、12で構成し、上側面に導電性ガス
ケット14を貼付する。この導電性ガスケット14は、
図1に示すように軽鉄スタッド3の上に並べて配置した
とき、上部パネルとの導電性を確保するためのものであ
る。なお、左右のパネルとの導電性の確保は、軽鉄スタ
ッド3を介して実現される。そのため、裏面の周縁部
は、図2(B)に示すように所定幅のSUSパンチング
メタル13による折り返しを有している。そして、内部
には、例えば32kg/m3 のグラスウール15が充填
される。
【0012】このように電磁シールド吸音パネルの表面
を覆うSUSパンチングメタル11からなる電磁シール
ド層において、上下のパネル間は、導電性ガスケット1
4で電気的接合をとり、左右のパネル間は、側面のSU
Sパンチングメタル12、裏面の折り返しSUSパンチ
ングメタル13、軽鉄スタッド3で電気的接合をとるこ
とにより一体化を図っている。
【0013】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、電磁シールドの目的でSUSパンチ
ングメタルを用いたが、金属メッシュや導電性の不織布
など他の通気性を有し吸音性能を阻害しない材料を用い
てもよいし、また、電磁シールド吸音パネルの中にグラ
スウールを充填したが、発泡材などの他の吸音性能を有
する材料を用いてもよい。さらに、導電性ガスケット
は、上側面に貼付したが、下側面でもよいし、上下いず
れかの側面と左右いずれかの側面に設けてもよい。導電
性ガスケットを上下いずれかと左右いずれかの2側面に
設けた場合には、軽鉄スタッドにより上下間で電気的接
合をとらなくてもよいので、導電性の材料を用いなくて
もよい。逆に、導電性ガスケットを貼付しないパネル
で、軽鉄スタッドをパネルのサイズに合わせて縦横に取
り付け固定してもよい。導電性ガスケットを使わずに導
電性コーキング剤(導電性シーリング剤)による施工方
法に置き換えてもよいし、10〜20dB程度の低レベ
ルの電磁波シールドでは、導電性ガスケット等の接合用
部材なしで、SUSパンチングメタル面の突付けのみで
も性能を得ることができる。また、各種壁構造として、
天井や床に同様に適用してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電磁シールド吸音パネルとして、表面から側
面及び裏面の周縁部まで折り返して通気性を有する電磁
シールド材で覆い、内部に吸音材を充填し、この電磁シ
ールド吸音パネルを各種壁構造の上に軽鉄スタッド、軽
鉄ランナーを介して張りつけるので、吸音仕上げと電磁
シールドを兼ね備えた施工を簡便に行うことができ、電
磁シールドと吸音仕上げの二重工程をなくし1工程で電
磁シールド性能と吸音性能を確保することができる。し
たがって、工数を減らし工期を短縮することができ、施
工コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電磁シールド吸音工法の実施の
形態を示す図である。
【図2】 本発明に係る電磁シールド吸音パネルの実施
の形態を示す図である。
【符号の説明】
1…各種壁構造、2…電磁シールド吸音パネル、3…軽
鉄スタッド、4…軽鉄ランナー、5…空気層、11〜1
3…パンチングメタル、14…導電性ガスケット、15
…グラスウール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁シールド性能と吸音性能を兼ね備え
    た電磁シールド吸音工法であって、各種壁構造の上にス
    タッドを所定間隔で取り付け固定すると共に、各種壁構
    造の端部で他の各種壁構造の電磁シールド層との電気的
    接合をとる導電性のランナーを取り付け固定し、前記ス
    タッドの上に前記所定間隔に対応する幅を有し、表面か
    ら側面及び裏面の周縁部まで折り返して通気性を有する
    電磁シールド材で覆い内部に吸音材を充填した電磁シー
    ルド吸音パネルを並べて張りつけることを特徴とする電
    磁シールド吸音工法。
  2. 【請求項2】 電磁シールド性能と吸音性能を兼ね備え
    た電磁シールド吸音パネルであって、表面から側面及び
    裏面の周縁部まで折り返して通気性を有する電磁シール
    ド材で覆い、内部に吸音材を充填したことを特徴とする
    電磁シールド吸音パネル。
  3. 【請求項3】 少なくとも1側面に導電性ガスケットが
    貼付されていることを特徴とする請求項2記載の電磁シ
    ールド吸音パネル。
  4. 【請求項4】 前記電磁シールド材は、パンチングメタ
    ルであることを特徴とする請求項2記載の電磁シールド
    吸音パネル。
JP13828698A 1998-05-20 1998-05-20 電磁シールド吸音工法及びパネル Pending JPH11324167A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001336235A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Shimizu Corp 電磁波シールド材の接合部
JP2009243138A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sankyo Giken Kk 電磁波シールド壁紙及び該壁紙を用いた電磁波シールド工法
JP2013156551A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Nippon Sheet Glass Environment Amenity Co Ltd 吸音材の取付構造

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