JPH0983179A - 電磁遮蔽床 - Google Patents

電磁遮蔽床

Info

Publication number
JPH0983179A
JPH0983179A JP23716495A JP23716495A JPH0983179A JP H0983179 A JPH0983179 A JP H0983179A JP 23716495 A JP23716495 A JP 23716495A JP 23716495 A JP23716495 A JP 23716495A JP H0983179 A JPH0983179 A JP H0983179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
electromagnetic shielding
support member
electromagnetic
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23716495A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ishikawa
石川敏行
Masatake Nakamura
中村正武
Shinichi Shibuya
澁谷紳一
Hitoshi Sakurai
仁 桜井
Sumio Mukoyama
向山澄夫
Koji Osada
長田耕治
Tadahiko Suzuki
鈴木忠彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP23716495A priority Critical patent/JPH0983179A/ja
Publication of JPH0983179A publication Critical patent/JPH0983179A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】既設のフリーアクセスフロアを活用し、低コス
ト且つ簡単な施工で電磁遮蔽を行う。 【解決手段】床スラブ2上に固定された支持部材8、9
と、該支持部材上に配設された多数の金属製のフロアパ
ネル10とを有するフリーアクセスフロア7において、
前記支持部材上に金属箔12を設け、該金属箔により隣
接するフロアパネル同士の電気的接続を行うようにした
手段。なお、フロアパネル10が非金属製の場合には、
カーペット11の裏面に電磁遮蔽材を張り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスビル等の
建物構造体内に独立した電磁遮蔽空間を構築する技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】今やオフィスビルでは、LANその他の
通信回線を使ってそれぞれが独自の通信情報処理システ
ムを構築しているところが多い。このようなシステムが
大規模化すると、通信回線の確保が課題になり、ケーブ
ルの配線も複雑に錯綜して、部屋や装置の配置替えの際
には、そのための配線変更の作業量が多くなるため、電
波を使った無線通信方式の採用も1つの方法として注目
されている。
【0003】ところが、電波を使った無線通信方式を採
用する場合には、使用周波数帯域について電波法の規制
が問題になる。そこで、このような電波法による規制を
受けることなく、自由に使用周波数帯域を選択、設定し
て独自の無線による通信方式を採用するためには、ビル
内の空間を外部から電磁的に遮蔽した電磁遮蔽ビルの構
築が不可欠となる。既に出願人は、このような電磁遮蔽
ビルに関し、例えば特公平6−99972号公報や特公
平6−99973号公報、特公平7−16118号公
報、特公平6−76706号公報にビルの躯体や外壁の
遮蔽構造について提案し、特公平6−99971号公報
や特公平6−33699号公報、特公平6−13822
号公報に、ビルの出入口の遮蔽構造について提案し、特
公平6−63407号公報、特公平5−79790号公
報、特公平3−58557号公報に窓開口部の遮蔽構造
について提案している。また、特公平3−62320号
公報や特公平3−45972号公報、特公平3−623
18号公報、特公平5−34159号公報に天井や階層
別の遮蔽構造について提案している。
【0004】これら提案に見られるように、電磁遮蔽ビ
ルは、躯体や壁構造体に電磁遮蔽材を用い、さらに窓や
出入口等の開口部にも電磁遮蔽材を用いてビルの外壁に
沿って全面を電磁遮蔽材で覆うようにすることにより、
ビル内の空間を外部と独立した1つの電磁遮蔽空間とし
て構成することができる。また、ビル内を1つの電磁遮
蔽空間としてではなく、各フロア毎に上下の床や天井に
おいて電磁遮蔽材で仕切り、或いは各フロアにおいて部
屋間の壁を電磁遮蔽材で仕切ることによって、各フロア
毎、或いは各部屋毎に独立した複数の電磁遮蔽空間を構
成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電磁遮蔽技術は、主として新築のビルに適用する場
合を対象としたものであるため、電磁遮蔽性能を備えて
いない既設ビルを電磁遮蔽ビルとして、各フロア毎、或
いは各部屋毎に独立した電磁遮蔽空間を構築する場合
(以下、リニューアルという)には、躯体そのもや柱、
壁、スラブ等の建物構造体に手を入れることになるた
め、施工作業が大がかりになると共に、コスト及び工期
の面で現実的ではない。従って、リニューアルの場合に
は、電磁遮蔽空間を構築するための新たな対策が必要と
なる。
【0006】リニューアルにおいて壁やガラス窓の場合
には、金属メッシュや金属箔、導電性繊維シート、導電
性塗料等の電磁遮蔽材をその内面や内装材との間に設け
ることによって比較的簡単に実現できるが、床の場合に
は、机や椅子、棚その他の什器備品が載置され、また、
床面を定期的に清掃する必要があるため、耐衝撃性、剥
離性或いは耐水性の点で、表面に電磁遮蔽層を形成する
ことが困難であるという問題を有している。
【0007】ところで、最近のビルでは、フリーアクセ
スフロア、即ち内部にOA機器や電話の配線を敷設可能
にした二重床を採用したケースが多いが、このような既
設のフリーアクセスフロアを活用し、リニューアルによ
り電磁遮蔽機能を持たすことができれば、低コストで電
磁遮蔽空間を構築できることになる。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、このようなリニューアル対策の一環として、既設
のフリーアクセスフロアを活用し、低コスト且つ簡単な
施工で電磁遮蔽を行うことができる電磁遮蔽床を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、請求項1記
載の本発明の電磁遮蔽床は、床スラブ上に固定された支
持部材と、該支持部材上に配設された多数の金属製のフ
ロアパネルとを有するフリーアクセスフロアにおいて、
前記支持部材上に金属箔を設け、該金属箔により隣接す
るフロアパネル同士の電気的接続を行うようにしたこと
を特徴とし、また、請求項2記載の本発明の電磁遮蔽床
は、床スラブ上に固定された支持部材と、該支持部材上
に配設された多数の非金属製のフロアパネルと、該フロ
アパネル上に敷設されたカーペットを有するフリーアク
セスフロアにおいて、前記カーペットの裏面に電磁遮蔽
材を張り付けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の電磁遮蔽床の
1例を示し、図1(A)は断面図、図1(B)は緩衝部
材の拡大断面図、図1(C)は間仕切り壁の一部斜視図
である。
【0011】図1(A)は、天井スラブ1及び床スラブ
2は、鋼板製のデッキプレート3を型枠としてコンクリ
ートを打設して構築した例を示し、天井スラブ1と床ス
ラブ2間にリニューアルにより間仕切り壁4を設けてい
る。間仕切り壁4には、金属メッシュ、金属箔等の電磁
遮蔽材5を埋設した石膏ボード6を用い、電磁遮蔽材5
の上端をデッキプレート3に電気的に接続している。
【0012】床スラブ2上には二重床としてのフリーア
クセスフロア7が形成されている。フリーアクセスフロ
ア7は、床スラブ2上に固定された支持ロッド8と、支
持ロッド8上に緩衝部材9を介して配設された多数のフ
ロアパネル10と、フロアパネル10上に敷設された多
数のタイルカーペット11から構成されている。支持ロ
ッド8及び緩衝部材9は支持部材を構成しており、支持
ロッド8は調節機構により高さが可変(50mm〜20
0mm)にされ、フロアパネル10はアルミダイキャス
ト、鋼板等の金属製からなっている。
【0013】本発明においては、金属製のフロアパネル
10自体を電磁遮蔽材として兼用するもので、リニュー
アルに際して、支持部材である緩衝部材9上に、図1
(B)に示すように金属箔12を設け、金属箔12によ
り隣接するフロアパネル10同士の電気的接続を行うよ
うし、また、フロアパネル10が間仕切り壁4に接する
部分には、該当フロアパネル10と電磁遮蔽材5との間
を金属箔13により電気的に接続するようにする。金属
箔13の接続のために、図1(C)に示すように、石膏
ボード6の下部に電磁遮蔽材5が露出できるように、石
膏ボード6の一部を着脱自在にする接続部6aを設けて
いる。
【0014】以上の構成により、金属製の多数のフロア
パネル10、間仕切り壁4内の電磁遮蔽材5及び天井ス
ラブ1のデッキプレート3が電気的に一体化して接続さ
れるため、室Rを電磁遮蔽空間として構成することがで
きる。
【0015】次に、本発明の電磁遮蔽床の他の例につい
て説明する。なお、以下の説明で図1の例と同一の構成
については同一番号を付けて説明を省略する。図2は、
本発明の電磁遮蔽床の他の例を示す断面図である。本例
においては、フロアパネル10の支持部材は、プレス鋼
板の四隅に設けたコーナーピース15であり、これを一
体ユニット化したものを床スラブ2上にそのまま載置す
る形式のもので、コーナーピース15は、遮音のために
ゴム又はプラスチック製としている。本例では、支持部
材であるコーナーピース15の上面に金属箔12を設
け、金属箔12により隣接するフロアパネル10同士の
電気的接続を行うようしている。
【0016】図3は、本発明の電磁遮蔽床の他の例を示
し、図3(A)は断面図、図3(B)はタイルカーペッ
トの拡大断面図である。本例においては、フロアパネル
10がパーティクルボード、GRC鋼板等の非金属材料
からなるのもので、この場合には、フロアパネル10同
士を電気的に一体化することはできない。そこで、図3
(B)に示すように、タイルカーペット11の裏面にタ
イルカーペットより大きい面積を有する金属メッシュ、
金属箔等の電磁遮蔽材16を貼り付け、タイルカーペッ
ト11を敷き詰めたとき、隣接するタイルカーペット1
1の電磁遮蔽材16が重なって、タイルカーペット11
同士の電気的接続を図るようしている。
【0017】なお、本発明は上記の例に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば上記の例で
は電磁遮蔽性能を有しない既設ビルを電磁遮蔽ビルとし
てリニューアルする場合について説明したが、新築ビル
についても同様に構成してもよい。また、上記の例で
は、床の電磁遮蔽部材を間仕切り壁及び天井スラブのデ
ッキプレートに接続する例について説明したが、外壁や
防火区画壁、天井スラブの内面に金属メッシュや金属
箔、導電性繊維シート、導電性塗料等の電磁遮蔽材を電
磁遮蔽部材を施工しこれに接続するようにしてもよい。
また、上記の例においてはタイルカーペットの例につい
て説明したが、床面を一枚ないし分割して覆うタイプの
カーペットでもよい。
【0018】以上の説明から明らかなように、本発明に
よれば、既設のフリーアクセスフロアを活用し、隣接す
るフロアパネルのを電気的接続を行ったり、カーペット
に電磁遮蔽機能をもたせることにより、低コスト且つ簡
単な施工で電磁遮蔽を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁遮蔽床の1例を示し、図1(A)
は断面図、図1(B)は緩衝部材の拡大断面図、図1
(C)は間仕切り壁の一部斜視図である。
【図2】本発明の電磁遮蔽床の他の例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の電磁遮蔽床の他の例を示し、図3
(A)は断面図、図3(B)はタイルカーペットの拡大
断面図である。
【符号の説明】
7…フリーアクセスフロア、8、9、15…支持部材、
10…フロアパネル 11…タイルカーペット、12…金属箔、16…電磁遮
蔽材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 仁 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 向山澄夫 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 長田耕治 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 鈴木忠彦 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床スラブ上に固定された支持部材と、該支
    持部材上に配設された多数の金属製のフロアパネルとを
    有するフリーアクセスフロアにおいて、前記支持部材上
    に金属箔を設け、該金属箔により隣接するフロアパネル
    同士の電気的接続を行うようにしたことを特徴とする電
    磁遮蔽床。
  2. 【請求項2】床スラブ上に固定された支持部材と、該支
    持部材上に配設された多数の非金属製のフロアパネル
    と、該フロアパネル上に敷設されたカーペットとを有す
    るフリーアクセスフロアにおいて、前記カーペットの裏
    面に電磁遮蔽材を張り付けたことを特徴とする電磁遮蔽
    床。
JP23716495A 1995-09-14 1995-09-14 電磁遮蔽床 Pending JPH0983179A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23716495A JPH0983179A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 電磁遮蔽床

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23716495A JPH0983179A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 電磁遮蔽床

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0983179A true JPH0983179A (ja) 1997-03-28

Family

ID=17011336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23716495A Pending JPH0983179A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 電磁遮蔽床

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0983179A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129673A (ja) * 2000-10-26 2002-05-09 Technol Network Inc 電磁波シールドフロアと電磁波シールド空間
JP2005146689A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Taisei Corp 床の電磁シールド材及び床の電磁シールド機構
JP2007134642A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Toshiba Tec Corp 無線セキュリティルーム及び無線セキュリティシステム
CN114108857A (zh) * 2021-11-22 2022-03-01 广州新莱福新材料股份有限公司 电磁屏蔽模块、电磁屏蔽结构及电磁屏蔽结构的施工方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129673A (ja) * 2000-10-26 2002-05-09 Technol Network Inc 電磁波シールドフロアと電磁波シールド空間
JP2005146689A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Taisei Corp 床の電磁シールド材及び床の電磁シールド機構
JP2007134642A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Toshiba Tec Corp 無線セキュリティルーム及び無線セキュリティシステム
CN114108857A (zh) * 2021-11-22 2022-03-01 广州新莱福新材料股份有限公司 电磁屏蔽模块、电磁屏蔽结构及电磁屏蔽结构的施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6510919B1 (en) Facing system for a flat panel radiator
JPH0983179A (ja) 電磁遮蔽床
JP3364849B2 (ja) 電磁遮蔽用内装壁ユニット
CN210887858U (zh) 一种环保型隔音墙板
JPH0983181A (ja) 電磁遮蔽構造
JPH0983180A (ja) 電磁遮蔽工法
JPH0983178A (ja) 電磁遮蔽床
JPH09260882A (ja) 電磁遮蔽用タイルカーペット及び該タイルカーペットを用いた電磁遮蔽床構法
JPH09283979A (ja) 電磁遮蔽ビル
JPH09283978A (ja) 電磁遮蔽ビル
JPH09307272A (ja) 電磁遮蔽ビル
CN209770190U (zh) 一种干湿分区淋浴隔断
JPH09116290A (ja) 電磁遮蔽構造
JPH09260890A (ja) 電磁遮蔽扉
JPH0972019A (ja) 電磁遮蔽用敷物を用いた遮蔽構造の電磁遮蔽ビル及び電磁遮蔽用敷物
JP2929378B2 (ja) 電磁遮蔽空間の構成方法
JP3629665B2 (ja) 電磁遮蔽ビルリニューアルの窓施工方法
JPH10274360A (ja) 電磁遮蔽ビルのダクト貫通構造
JP2002138594A (ja) 集合住宅における電磁遮蔽構造
JPH11324167A (ja) 電磁シールド吸音工法及びパネル
JPH01290846A (ja) 電磁遮蔽空間の構成方法
JPH11103188A (ja) 電磁遮蔽建物における接続部の遮蔽構造及び構工法
JPH0681420A (ja) 天井構造
JPH09130081A (ja) 電磁遮蔽構造
JPH05230980A (ja) 床材およびそれを用いた構築法ならびに構築物