JPH09260890A - 電磁遮蔽扉 - Google Patents
電磁遮蔽扉Info
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- JPH09260890A JPH09260890A JP6421296A JP6421296A JPH09260890A JP H09260890 A JPH09260890 A JP H09260890A JP 6421296 A JP6421296 A JP 6421296A JP 6421296 A JP6421296 A JP 6421296A JP H09260890 A JPH09260890 A JP H09260890A
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- Japan
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- door
- electromagnetic shielding
- electromagnetic shield
- door frame
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- Pending
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
かけて設けられた金属製の扉枠15と、該扉枠に形成さ
れた段部と、前記開口部に回動自在に設けられた鋼板製
の扉13A、13Bと、前記扉枠の左右及び上面の段部
に沿って設けられた導電性ガスケット17と、前記扉の
下部に取り付けた導電ブラシ21とを備え、前記扉枠及
び導電ブラシを電磁遮蔽空間を構築するための電磁遮蔽
材に電気的に接続する。
Description
建物構造体内に独立した電磁遮蔽空間を構築する技術分
野に属する。
通信回線を使ってそれぞれが独自の通信情報処理システ
ムを構築しているところが多い。このようなシステムが
大規模化すると、通信回線の確保が課題になり、ケーブ
ルの配線も複雑に錯綜して、部屋や装置の配置替えの際
には、そのための配線変更の作業量が多くなるため、電
波を使った無線通信方式の採用も1つの方法として注目
されている。
用する場合には、使用周波数帯域について電波法の規制
が問題になる。そこで、このような電波法による規制を
受けることなく、自由に使用周波数帯域を選択、設定し
て独自の無線による通信方式を採用するためには、ビル
内の空間を外部から電磁的に遮蔽した電磁遮蔽ビルの構
築が不可欠となる。既に出願人は、このような電磁遮蔽
ビルに関し、例えば特公平6−99972号公報や特公
平6−99973号公報、特公平7−16118号公
報、特公平6−76706号公報にビルの躯体や外壁の
遮蔽構造について提案し、特公平6−99971号公報
や特公平6−33699号公報、特公平6−13822
号公報に、ビルの出入口の遮蔽構造について提案し、特
公平6−63407号公報、特公平5−79790号公
報、特公平3−58557号公報に窓開口部の遮蔽構造
について提案している。また、特公平3−62320号
公報や特公平3−45972号公報、特公平3−623
18号公報、特公平5−34159号公報に天井や階層
別の遮蔽構造について提案している。
ルは、躯体や壁構造体に電磁遮蔽材を用い、さらに窓や
出入口等の開口部にも電磁遮蔽材を用いてビルの外壁に
沿って全面を電磁遮蔽材で覆うようにすることにより、
ビル内の空間を外部と独立した1つの電磁遮蔽空間とし
て構成することができる。また、ビル内を1つの電磁遮
蔽空間としてではなく、各フロア毎に上下の床や天井に
おいて電磁遮蔽材で仕切り、或いは各フロアにおいて部
屋間の壁を電磁遮蔽材で仕切ることによって、各フロア
毎、或いは各部屋毎に独立した複数の電磁遮蔽空間を構
成することができる。
来の電磁遮蔽技術は、主として新築のビルに適用する場
合を対象としたものであるため、電磁遮蔽性能を備えて
いない既設ビルを電磁遮蔽ビルとして、各フロア毎、或
いは各部屋毎に独立した電磁遮蔽空間を構築する場合
(以下、リニューアルという)には、躯体そのもや柱、
壁、スラブ等の建物構造体に手を入れることになるた
め、施工作業が大がかりになると共に、コスト及び工期
の面で現実的ではない。従って、リニューアルの場合に
は、電磁遮蔽空間を構築するための新たな対策が必要と
なる。
磁遮蔽材を設けること自体は、金属メッシュや金属箔、
導電性繊維シート、導電性塗料等の電磁遮蔽材をその内
面に設けることによって比較的簡単に実現できるが、窓
部や扉部は電磁遮蔽性能が確保しにくく、これを簡単に
施工する技術は未だ確立されていない。因みに、既存の
扉を電磁遮蔽専用の扉に取り替えると1箇所当たり数百
万円もかかり、工期も通常の3倍程度必要になってしま
う。
って、このようなリニューアル対策の一環として、低コ
スト且つ簡単な施工で電磁遮蔽を行うことができる電磁
遮蔽扉を提供することを目的とする。
磁遮蔽扉は、電磁遮蔽空間の開口部の側面及び上面にか
けて設けられた金属製の扉枠と、該扉枠に形成された段
部と、前記開口部に回動自在に設けられた鋼板製の扉
と、前記扉枠の左右及び上面の段部に沿って設けられた
導電性ガスケットと、前記扉の下部に取り付けた導電ブ
ラシとを備え、前記扉枠及び導電ブラシを電磁遮蔽空間
を構築するための電磁遮蔽材に電気的に接続したことを
特徴とする。
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の電磁遮蔽扉の
1実施例を示し、図1(A)は全体構成図、図1(B)
は扉の水平方向断面図、図1(C)は扉下方の断面図、
図1(D)は導電ブラシの拡大正面図である。
ラブ2、内壁3、外壁4、ガラス窓5、天井6及び扉1
3は、電磁遮蔽性能を有しない既設の躯体を構成するも
のであり、これらに囲まれた内部空間Rを電磁遮蔽空間
とするために、リニューアルにより、内壁3及び外壁4
の内側に電磁遮蔽材7を設け、また、天井6に電磁遮蔽
材8を設け、さらに、ガラス窓5の内側に電磁遮蔽材9
を設けている。各電磁遮蔽材7、8、9は、金属メッシ
ュや、金属箔、導電性繊維を用いたシートを貼ったり、
導電性塗料を塗布して形成したもので、各電磁遮蔽材
7、8、9間を電気的に接続している。
0を剥がした後、モルタルを塗り金属メッシュ等の電磁
遮蔽材11を敷設した後、さらにモルタルを塗り金属メ
ッシュ11をモルタル層12内に埋め込んだ状態にし、
金属メッシュ11の端は、内壁3及び外壁4の電磁遮蔽
材7と電気的に接続する。そして、タイルカーペット1
0を敷設する。これにより、天井、床、周囲の壁の6面
全てを電磁遮蔽材で覆い、扉13を除いて外部から独立
した電磁遮蔽空間Rを構築するようにしている。
の開口部の側面及び上面にかけて金属製の扉枠15が設
けられており、扉枠15には段部15aが形成されてい
る。内壁3にはリニューアルにより内壁パネル3aが設
けられ、内壁パネル3aの裏側に電磁遮蔽材7が設けら
れている。そして、金属製の扉枠15は、電磁遮蔽材7
に電気的に接続されている。
13Bが蝶番16により回動自在に装着されている。本
実施例においては、電磁遮蔽扉13は、両開きの扉13
A、13Bから構成されているが、片開きの扉に適用す
ることも無論可能である。扉枠15の左右及び上面の段
部15aに沿って導電性ガスケット17が設けられ、ま
た、両開き扉13A、13Bの一方の扉13Aの室内側
には、ブラケット18が取り付けられ、ブラケット18
に導電性ガスケット19が装着されている。
Bの下部と床部(タイルカーペット)10との間には隙
間Dが空いており、この隙間Dから電磁波が漏洩し電磁
遮蔽性能が低下してしまう。そこで、扉13A、13B
の下部にブラケット20により導電ブラシ21を取り付
ける。導電ブラシ21は図1(D)に示すように、基部
21aに多数の針状のブラシ21bを形成したもので、
扉13A、13Bを閉じたとき、床ブラケット10に固
定され、電磁遮蔽部材11と電気的に接続された接続プ
レート22に接触するようにされている。
ら漏洩する電磁波は、扉13A、13Bと扉枠15の左
右及び上部の隙間については導電性ガスケット17によ
り遮蔽され、扉13A、13Bと床部10の隙間Dにつ
いては導電ブラシ21により遮蔽され、扉13A、13
B同士の隙間については導電性ガスケット19により遮
蔽されることになる。従って、専用の電磁遮蔽扉を設け
る場合と比較して1/5〜1/10という低価格化を図
ることができ、また、施工時間も約1/3程度になり工
期の短縮化を図ることができる。
のではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実
施例では電磁遮蔽性能を有しない既設ビルを電磁遮蔽ビ
ルとしてリニューアルする場合について説明したが、新
築ビルについても同様に構成してもよい。
によれば、低コスト且つ簡単な施工で電磁遮蔽扉を構築
することができる。
(A)は全体構成図、図1(B)は扉の水平方向断面
図、図1(C)は扉下方の断面図、図1(D)は導電ブ
ラシの拡大正面図である。
3…電磁遮蔽扉 13A、13B…扉、15…扉枠、15a…段部、17
…導電性ガスケット、21…導電ブラシ
Claims (1)
- 【請求項1】電磁遮蔽空間の開口部の側面及び上面にか
けて設けられた金属製の扉枠と、該扉枠に形成された段
部と、前記開口部に回動自在に設けられた鋼板製の扉
と、前記扉枠の左右及び上面の段部に沿って設けられた
導電性ガスケットと、前記扉の下部に取り付けた導電ブ
ラシとを備え、前記扉枠及び導電ブラシを電磁遮蔽空間
を構築するための電磁遮蔽材に電気的に接続したことを
特徴とする電磁遮蔽扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6421296A JPH09260890A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 電磁遮蔽扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6421296A JPH09260890A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 電磁遮蔽扉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09260890A true JPH09260890A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13251562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6421296A Pending JPH09260890A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 電磁遮蔽扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09260890A (ja) |
-
1996
- 1996-03-21 JP JP6421296A patent/JPH09260890A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040623 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040707 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040723 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041110 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050302 |