JP2929378B2 - 電磁遮蔽空間の構成方法 - Google Patents

電磁遮蔽空間の構成方法

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高橋  毅
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内で電波を使
用して通信を行う電磁遮蔽空間の構成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建物内で電話やコンピュータ間の情報伝
送を行う場合、有線通信方式では、ケーブルの敷設作業
を伴い、そのためにレイアウトの変更や拡張に対しても
柔軟性に欠け、その他種々の問題をかかえている。特
に、オフィスビルにおけるOA化の進展に伴って建物内
での通信量が増加すると、有線通信方式では、通信回線
の確保等にも限界が生じる。
【0003】そこで、近年は、このような有線通信方式
に変えて建物内で電波を使った無線通信方式を採用する
気運が高まっている。建物内で電波を使用する場合に
は、その外へ電磁波ノイズを出さないこと、また、外か
ら電磁波ノイズが入ってきてシステムを誤動作させない
ことや電波干渉を受けないようにすることが必要であ
る。
【0004】また、コンピュータを使って高度な情報を
処理するようになると、その機密保持も問題となる。特
に、電波受信技術の向上に伴って、高感度の受信装置で
は、建物内のコンピュータから漏れる情報を外部からキ
ャッチすることも可能になっている。そのため、機密情
報の漏洩という問題が生じる。
【0005】このように建物内での無線通信方式の採
用、データ処理装置から建物外への情報の漏洩等を防止
するため、建物或いは建物内の一部を電磁遮蔽ゾーンと
する例えばインテリジェントビルが注目されている。
【0006】電磁遮蔽ゾーンを構成する場合、一般的に
は、床や壁等に例えば金属箔や金属網、導電性塗料その
他の導電性材料が電磁遮蔽材として使用される。本出願
人も既に建物内にデータ処理装置が設置され無線通信方
式を採用するようなインテリジェントビルとして使用さ
れる電磁遮蔽ビルに関し、躯体や窓、入口の電磁遮蔽構
造について種々の提案を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁遮
蔽ゾーンを構成する場合には、僅かな隙間が存在すると
そこから電波が漏洩して廻り込み電磁遮蔽性能が大幅に
低下するという問題がある。そのため、電磁遮蔽性能を
高めるには、完全に周囲を電磁遮蔽材で覆うことが必要
であり、床や壁その他の構造部材のいたるところに電磁
遮蔽材を使用することになる。そのため、普通の建物に
比べてかなりのコスト高になることは避けられない。
【0008】また、建物の構造部材に電磁遮蔽材を使用
しても、現実には床と柱、壁等の付き合わせ部に隙間が
生じやすく、目に見えないところで電磁遮蔽性能を低下
させている。
【0009】図7は間仕切り壁と床との付き合わせ部に
おける問題点を説明するための図、図8は間仕切り壁と
天井との付き合わせ部における問題点を説明するための
図、図9は床と外壁部との付き合わせ部における問題点
を説明するための図である。図中、61と73は間仕切
り壁、62と71はコンクリートスラブ、63、76と
83はデッキプレート、64は電磁遮蔽材、72はスタ
ッドランナー、74はプラスターボード、75と84は
岩綿吹付下地用ラス、81はアルミカーテンウオール、
82はガラス開口部を示す。
【0010】一般に間仕切り壁に要求される性能は、防
火性と遮音性であり、材料としては、コンクリートや乾
式耐火ボード、CBブロック、ALCが用いられてい
る。これらの材料を用いた場合には、図7(a)に示す
ように電波Bは、間仕切り壁61を透過してしまう。そ
こで、同図(b)に示すように電磁遮蔽材64を間仕切
り壁61の片面に貼ることによって電磁遮蔽性能をもた
せるようにする。しかし、このようにしても、金属デッ
キプレート63は電磁遮蔽性能があっても、コンクリー
トスラブ62には電磁遮蔽性能がないため、同図(c)
に示すように間仕切り壁61の下端、デッキプレート6
3上部の床62を通して電波が廻り込み、電磁遮蔽性能
が低下してしまう。
【0011】また、間仕切り壁の上部、床スラブのデッ
キプレートとの取り合い部にも同様な問題が存在する。
図8に示すように、一般に、この取り合い部では、スタ
ッドランナー72上部のデッキプレート76の深さH
に、遮音用として岩綿吹付下地用ラス75を張ってい
る。しかし、この取り合い部は、デッキプレート76の
形状によって多種類あり、また、複雑な取り合いとなり
がちである。そのため、取り合い部の電磁遮蔽が不充分
となり、電磁遮蔽ゾーンと非遮蔽ゾーンとの間にある間
仕切り壁では、その取り合い部からの電磁波の廻り込み
が生じてここでも電磁遮蔽性能が低下してしまう。
【0012】このような取り合い部の問題は、外装材と
の間にも存在する。一般的な防火区画とカーテンウオー
ルの面外変形、例えば風圧による歪みを考慮して、床
(デッキプレート83)と外装材との取り合いは、密実
なコンクリート等によらず綿吹付下地用ラス84等の柔
軟性のある材料を充填している。しかし、図9に示すよ
うにデッキプレート83と外装材との取り合いも同様に
電波漏れの問題を有し、上下階でそれぞれ独立した電磁
遮蔽ゾーンを構成した場合には電波の相互干渉の問題が
生じる。さらに、柱と床との間に形成される隙間も同様
に電波漏れの生じるところである。
【0013】このように、壁や床、天井等の構造部材に
電磁遮蔽性能をもたせても、その取り合い部で電磁遮蔽
性能を低下させてしまい、構造部材の電磁遮蔽に高いコ
ストをかけても効率の悪いものとなってしまうという問
題がある。
【0014】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、取り合い部での電磁遮蔽性能を向上させ効率よく
電磁遮蔽ゾーンを構築することができる電磁遮蔽空間の
構成方法の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、建
物内を電磁遮蔽層により区画して電磁遮蔽空間を構成す
る方法において、床スラブの金属デッキプレートを電磁
遮蔽層として利用すると共に壁の表層部に電磁遮蔽材を
用いた電磁遮蔽層を設け、前記金属デッキプレートから
なる床スラブの電磁遮蔽層と前記表層部の電磁遮蔽層と
の間は、ラスを下地貼りして岩綿を吹き付け、該ラスを
介して電気的に接続し、或いはエキスパンドメタルによ
り電気的に接続することにより、上下の前記金属デッキ
プレートからなる床スラブの電磁遮蔽層と表層部の電磁
遮蔽層で区画されたゾーンを電磁遮蔽空間として構成し
たことを特徴とし、また、金属デッキプレートからなる
床スラブの電磁遮蔽層と壁の電磁遮蔽層との間は、メッ
シュを介して電気的に接続したことを特徴とするもので
ある。
【0016】
【作用】本発明の電磁遮蔽空間の構成方法では、床スラ
ブに金属デッキプレートを電磁遮蔽層として利用するこ
とにより、電磁遮蔽区画を構成する場合でも床スラブは
全く通常の施工を行えばよい。そして、金属デッキプレ
ートからなる床スラブの電磁遮蔽層と前記表層部の電磁
遮蔽層との間は、ラスを下地貼りして岩綿を吹き付け、
該ラスを介して電気的に接続し、或いはエキスパンドメ
タル、メッシュにより電気的に接続するので、接続部に
おける電磁遮蔽性能の低下を簡単な施工により効果的に
防ぐことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る電磁遮蔽空
間の構成方法の1実施の形態を説明するための図、図2
は電磁遮蔽ゾーンの構成方法の1実施の形態を示す図で
ある。図中、1、14は天井、2、15は外壁、3、1
1は床、4、13は間仕切り壁、5はコアー壁、12は
防火壁、16は遮蔽ゾーン、17は利用遮蔽ゾーンを示
す。
【0018】図1において、天井1及び床3は、構造材
兼型枠として用いられる金属デッキプレート(Fデッキ
プレート)をそのまま電磁遮蔽材として利用し、外壁2
及び開口窓は、アルミカーテンウォール、網入・反射合
わせガラス等の電磁遮蔽性能のあるもの、間仕切り壁4
及びコアー壁5等の内壁表層部には、銅箔のような金属
箔や金属網(エキスパンドメタルやメタルラス等)を貼
り付け、各電磁遮蔽材を電気的に接続して一体化し電磁
遮蔽空間を構成する。このように従来より構造材として
使用されている金属デッキプレートやアルミカーテンウ
ォール等が電磁遮蔽性能を持つことに着目し、そのまま
活用することによって、電磁遮蔽空間を構築する際の付
加要素を少なくする。
【0019】図1により説明した上記電磁遮蔽空間の構
成方法では、既存の構造部材をそのまま電磁遮蔽材とし
て活用したが、図2に示す例は、電磁遮蔽ゾーンとして
実際に利用するゾーンにこだわらず、その外側の防火区
画までゾーンを拡げて電磁遮蔽ゾーンを構築するように
したものである。すなわち、通常利用する電磁遮蔽ゾー
ンの一部として間仕切り壁がある場合、間仕切り壁は、
電磁遮蔽ゾーンを構成するために電磁遮蔽材を施すだけ
にとどまらず、取り合い部の処理も電波漏れがないよう
に配慮することが必要になる。その点、防火区画で電磁
遮蔽ゾーンを構築すると、取り合い部における電磁遮蔽
の施工が楽になる。
【0020】一般に、壁の電磁遮蔽を行う場合には、先
にも述べたように表層部に金属箔や金属網を取り付ける
か、電磁遮蔽性能のある塗料を塗る等の方法が採用され
ている。そこで、図2に示すように床11、天井14、
外壁15、間仕切り壁13で囲まれる空間を実際に利用
する利用遮蔽ゾーン17とする場合において、この空間
をそのまま遮蔽遮蔽性能を確保するためのゾーンにしよ
うとすると、例えば二重天井内部分に壁がないため電磁
遮蔽の施工が困難でコストアップになるという場合が多
い。その点、図2に示すように利用遮蔽ゾーン17に対
して間仕切り壁13より外側の床スラブに達する壁構造
の防火壁12まで拡げて構造上の電磁遮蔽ゾーン16を
構成すると、天井14や間仕切り壁13での電磁遮蔽は
全く考えなくてもよい。しかも、この電磁遮蔽ゾーン1
6は、床11と防火壁12と外壁15で完全な閉鎖空間
を構成することができるので、それぞれの構造部及び取
り合い部での電磁遮蔽性能を確保するように配慮すれば
よい。従って、間仕切り壁13で電磁遮蔽する場合の二
重天井内部分のように、電磁遮蔽のため天井14と床1
1との間の間仕切り壁13の延長線上に特別な遮蔽壁を
追加したり、天井を電磁遮蔽構造にするという必要がな
く、通常の構造そのままで実現できる。
【0021】また、図2に示す防火壁のように基本構造
部材上で閉鎖空間を構成することができず、間仕切り壁
を含む電磁遮蔽ゾーンを構成する必要がある場合には、
天井及び床それぞれとの取り合い部での電波漏れをなく
すような構造を採用することが肝要である。その構造例
を示したのが図3乃至図6である。
【0022】図3は間仕切り壁の上端の構成方法の1実
施の形態を示す図であり、21は床、22はデッキプレ
ート、23はスタッドランナー、24は間仕切り壁、2
5はラス入り岩綿吸音材、26と27は天井、28は電
磁遮蔽材を示す。同図(a)は遮蔽ゾーンと非遮蔽ゾー
ンとの間仕切り壁の断面図、同図(b)は間仕切り壁を
正面から見た床とデッキプレートの断面図である。間仕
切り壁24は、遮蔽ゾーンとなる事務室と非遮蔽ゾーン
となる廊下との間に配置されるものであり、事務室側の
表層部に銅箔シート等の電磁遮蔽材28を貼り、間仕切
り壁24の上端とデッキプレート22との隙間には、ラ
ス入り岩綿吸音材25を充填している。これは、ラスを
下地貼りして岩綿を吹付けたものである。そして、この
ラスと電磁遮蔽材28とを電気的に接続し一体化するこ
とによって廊下と事務室間の電磁遮蔽性能を高めてい
る。
【0023】図4は間仕切り壁の下端の構成方法の1実
施の形態を示す図であり、31は間仕切り壁、32はラ
ンナー、33と37は電磁遮蔽材、34と38はアンカ
ーエキスパンドメタル、35は床コンクリート、36は
デッキプレートを示す。
【0024】図4(a)、(b)に示すように間仕切り
壁31の下端は、アンカーエキスパンドメタル34、3
8を床コンクリート35内に埋め殺し、その上部を間仕
切り壁31に貼った電磁遮蔽材33、37と電気的に接
続して一体化すると共に、アンカーエキスパンドメタル
34、38の下端は、デッキプレート36の金属部と電
気的に接続して電磁遮蔽材33、37、アンカーエキス
パンドメタル34、38デッキプレート36の一体化を
図る。なお、アンカーエキスパンドメタル34、38の
網目の大きさは、電磁波の波長の長さを考慮して漏洩し
ない程度に設定される。また、スラブ内鉄筋配筋への配
慮及びコンクリート打設時の生コンのまわり具合をも考
慮して決定される。
【0025】図5は床と外装材との付き合わせ部の構成
方法の1実施の形態を示す図であり、41と47は電磁
遮蔽材、42は吹付岩綿、43は層間メッシュ、44は
メタル型枠、45はコンクリートスラブ、46はデッキ
プレート、48は耐火パネルを示す。
【0026】層間メッシュ43は、図5(c)に示すよ
うな形状のものであって、同図(a)、(b)に示すよ
うに吹付岩綿42の中でL型のメタル型枠44により吊
り上げ固定し、壁側の電磁遮蔽材41、47と接続して
電気的に一体化する。このようにすることにより、吹付
岩綿42の脱落を防止すると共に、電磁遮蔽性能を確保
する。
【0027】アルミカーテンウォールでは、そのパネル
裏面に結露防止材吹付下地用メッシュがあり、これを電
磁遮蔽材として兼用することができる。
【0028】また、石綿サンドイッチ耐火パネルでは、
同図(b)に示すように電磁遮蔽材47として室内側に
電磁遮蔽塗料を塗り、コンクリートスラブ45との隙間
は層間メッシュ43により電気的に一体化を図ればよ
い。
【0029】図6は柱周りの構成方法の1実施の形態を
示す図であり、51は柱、52は床デッキプレート、5
3は空隙、54は遮蔽プレート、55はH鋼を示す。
【0030】一般に図6に示すように柱51と床デッキ
プレート52との間には空隙53ができ、ここを通して
上下階間で電磁波の漏洩があると、上下階をそれぞれ独
立した層として電磁遮蔽ゾーンを構成すると電磁波の相
互干渉が生じる。そのため、このような空隙53を埋め
るものとして遮蔽プレート54を用い、この遮蔽プレー
ト54を介して柱51と床デッキプレート52とを電気
的に接続し一体化する。なお、同図(b)は、柱の構造
部材としてH鋼を用いた例であり、H鋼の場合は、同図
(a)に示す矩形断面の場合と異なり、図示のようにそ
の形状に合わせた遮蔽プレート54が用いられる。この
遮蔽プレート54としては、他の取り合い部と同様のも
のを使用してもよい。むしろ、各取り合い部に対して同
様の電磁遮蔽補強材を用いることによって電磁遮蔽材の
種類を少なくすることができ、電磁遮蔽材を標準化する
ことができるので、作業効率を向上させコストの低減を
図ることができる。
【0031】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、通常使用される構造部材及び建物の区画構造
を利用して電磁遮蔽ゾーンを構成するので、総合的に遮
蔽効率を上げることができる。また、金属デッキプレー
トと壁の電磁遮蔽層との間はラスを下地貼りして岩綿を
吹き付け、該ラスを介して電気的に接続し、或いはエキ
スパンドメタル、メッシュにより電気的に接続して一体
化するので、空隙を効率よく埋めることができ、電磁遮
蔽性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電磁遮蔽空間の構成方法の1実
施の形態を説明するための図である。
【図2】 電磁遮蔽ゾーンの構成方法の1実施の形態を
示す図である。
【図3】 間仕切り壁の上端の構成方法の1実施の形態
を示す図である。
【図4】 間仕切り壁の下端の構成方法の1実施の形態
を示す図である。
【図5】 床と外装材との付き合わせ部の構成方法の1
実施の形態を示す図である。
【図6】 柱周りの構成方法の1実施の形態を示す図で
ある。
【図7】 間仕切り壁と床との付き合わせ部における問
題点を説明するための図である。
【図8】 間仕切り壁と天井との付き合わせ部における
問題点を説明するための図である。
【図9】 床と外壁部との付き合わせ部における問題点
を説明するための図である。
【符号の説明】
1、14…天井、2、15…外壁、3、11…床、4、
13…間仕切り壁、5…コアー壁、12…防火壁、16
…遮蔽ゾーン、17…利用遮蔽ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢花 吉治 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/92 H05K 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内を電磁遮蔽層により区画して電磁
    遮蔽空間を構成する方法において、床スラブの金属デッ
    キプレートを電磁遮蔽層として利用すると共に壁の表層
    部に電磁遮蔽材を用いた電磁遮蔽層を設け、前記金属デ
    ッキプレートからなる床スラブの電磁遮蔽層と前記表層
    部の電磁遮蔽層との間は、ラスを下地貼りして岩綿を吹
    き付け、該ラスを介して電気的に接続することにより、
    上下の前記金属デッキプレートからなる床スラブの電磁
    遮蔽層と表層部の電磁遮蔽層で区画されたゾーンを電磁
    遮蔽空間として構成したことを特徴とする電磁遮蔽空間
    の構成方法。
  2. 【請求項2】 建物内を電磁遮蔽層により区画して電磁
    遮蔽空間を構成する方法において、床スラブの金属デッ
    キプレートを電磁遮蔽層として利用すると共に壁の表層
    部に電磁遮蔽材を用いた電磁遮蔽層を設け、前記金属デ
    ッキプレートからなる床スラブの電磁遮蔽層と前記表層
    部の電磁遮蔽層との間は、エキスパンドメタルにより電
    気的に接続することにより、上下の前記金属デッキプレ
    ートからなる床スラブの電磁遮蔽層と表層部の電磁遮蔽
    層で区画されたゾーンを電磁遮蔽空間として構成したこ
    とを特徴とする電磁遮蔽空間の構成方法。
  3. 【請求項3】 建物内を電磁遮蔽層により区画して電磁
    遮蔽空間を構成する方法において、床スラブの金属デッ
    キプレートを電磁遮蔽層として利用すると共に電磁遮蔽
    材を用いた壁の電磁遮蔽層との間は、メッシュを介して
    電気的に接続することにより、上下の前記金属デッキプ
    レートからなる床スラブの電磁遮蔽層と壁の電磁遮蔽層
    で区画されたゾーンを電磁遮蔽空間として構成したこと
    を特徴とする電磁遮蔽空間の構成方法。
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