JPH0621682A - シールド用シート材 - Google Patents

シールド用シート材

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Publication number
JPH0621682A
JPH0621682A JP4098190A JP9819092A JPH0621682A JP H0621682 A JPH0621682 A JP H0621682A JP 4098190 A JP4098190 A JP 4098190A JP 9819092 A JP9819092 A JP 9819092A JP H0621682 A JPH0621682 A JP H0621682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
fiber
conductive
shield
electromagnetic shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4098190A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Ishigeta
征夫 石桁
Katsuo Yoshida
克雄 吉田
Yoshinobu Iyama
義信 井山
Haruka Ogawa
晴果 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Obayashi Corp
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp, Osaka Gas Co Ltd filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP4098190A priority Critical patent/JPH0621682A/ja
Publication of JPH0621682A publication Critical patent/JPH0621682A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部材の継合せを簡便に行えて電磁シールドの
効果が高く、断熱性および遮音性についても良好な性能
が期待できるシールド用シート材を提供する。 【構成】 多数の導電性繊維10を粗く集合して柔軟な
マット状に成形し、シート材1とする。導電性繊維10
は、炭素繊維やステンレス鋼などの金属繊維がよい。多
数の導電性繊維10が粗く集合されているので、必然的
に多数の空隙が形成されるものであり、このため断熱お
よび遮音についても作用・効果が期待できる。このシー
ト材1を、建築物の壁および床や天井等の仕上げ材の裏
側へ介装して電磁シールドにする。このとき互いの縁部
を重ね合せて隙間なく継合せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁シールド等のため
壁および床や天井等の仕上げ材の裏側へ介装するシール
ド用シート材に関し、特に導電性繊維を粗く集成するよ
うにしたシールド用シート材に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の室内について、電磁波の侵入を
防止したいことがあり、このため、金属板などの導電性
部材で該当室を全体的に囲って、いわゆる電磁シールド
することが一般に行われている。また、建築物の電磁シ
ールドに関して、例えば特公平2−879号(H05K
9/00)などの公報に見られるように、二重壁の内
側に抵抗膜と電波吸収材とを対向に配設して、壁中に生
じた定在波をそれらに吸収させるようにした技術も提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電磁シール
ドでは、シールド部材の継合せが問題になる。つまり、
シールド部材の継合せに隙間があると、そこから電磁波
が漏れてシールドの効果が低減してしまうことから、隙
間なく継合せることに施工上の注意を要し、これはシー
ルド部材が上述した何れであっても同様である。そこ
で、シールド部材の継合せ部分には例えば導電性コーキ
ングを施すことが行われているが、作業に手間がかかり
煩しくめんどうがあった。
【0004】一方、建築物の室内には、断熱性および遮
音性についても高性能が望まれている。これもやはり電
磁シールドと同様であって、断熱および遮音のための部
材で該当室を全体的に囲うことになり、つまり壁および
床や天井等の仕上げ材の裏側にグラスウールなどの断熱
・遮音材を介装することになるが、電磁シールドについ
ての施工と二度手間になってしまうことから、効率がい
かにも悪い。
【0005】本発明は前記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、部材の継合せを簡便に行えて電磁
シールドの効果が高く、しかも断熱性および遮音性につ
いても良好な性能が期待できるシールド用シート材を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、壁および床や天井等の仕上げ材の裏側へ介装
するシート材であって、多数が粗く集合されて柔軟なマ
ット状に成形される導電性繊維を備えたことを特徴とす
る。
【0007】また本発明は、上記導電性繊維が、炭素繊
維であること、あるいはステンレス鋼などの金属繊維で
あることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の作用について述べると、シート材とし
ては、導電性繊維による成形材なので、電磁シールドの
効果が高いものであり、柔軟なマット状に成形されてい
ることから、取扱い性に優れ、互いの縁部を重ね合せる
ことで隙間なく継合せることができる。また、多数の導
電性繊維が粗く集合されているので、必然的に多数の空
隙が形成されるものであり、このため断熱および遮音に
ついても作用・効果が期待できる。
【0009】導電性繊維としては、導電性を有する繊維
部材であればよいので、炭素繊維としたり、ステンレス
鋼などの金属繊維とすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、添付図面を参
照して説明する。図1は、本発明にかかるシールド用シ
ート材の好適な一実施例を示す斜視図である。
【0011】このシート材1は、導電性繊維10による
ものであって、多数の導電性繊維10が粗く集合されて
柔軟なマット状に成形されている。導電性繊維10は、
本実施例では炭素繊維であり、シート材1としてはその
厚さが6mmとされている。図2は、電磁シールドとして
の減衰特性を示すグラフ図であり、同図に示すように、
HF帯に相当する5〜30MHzでは70〜30dB程
度、VHF帯からUHF帯に渡る100〜1000MHz
では40〜100dB程度の減衰が得られた。
【0012】なお、導電性繊維10としては、導電性を
有する繊維部材であればよいので、炭素繊維に限らな
く、例えばステンレス鋼などの金属繊維でもよい。
【0013】さて、建築物の室内を電磁シールドするに
は、シート材1で該当室を全体的に囲うことになるが、
具体的には壁および床や天井等の仕上げ材の裏側へシー
ト材1を介装するものである。つまり、図3〜図6に示
すように、シート材1については、天井の仕上げ材2の
裏側へ敷設し(図3)、壁の仕上げ材3の裏側や(図
4)、他室との間仕切りをなす二重壁4の内側に配設し
(図5)、床の仕上げ材5の裏側へ敷設する(図6)。
このとき、シート材1の継合せは、互いの縁部を重ね合
せればよく、厚さの二倍ほどの重ねしろでよい。これに
より、隙間なく継合せることができ、導電性コーキング
等の従来の手法は不要であり、単に重ね合せるだけなの
でその作業を簡便に行うことができる。もちろん、シー
ト材1としては、導電性繊維10による成形材なので、
電磁シールドの効果が高いものであり、柔軟なマット状
に成形されていることから、取扱い性に優れ、施工にお
いて省力化を図れる。
【0014】また、シート材1として、多数の導電性繊
維10が粗く集合されているので、必然的に多数の空隙
が形成されるものであり、このため断熱および遮音につ
いても作用・効果が期待できる。したがって、グラスウ
ールなどの断熱・遮音材はいらなく、電磁シールドの効
果と共に断熱性および遮音性にも良好な性能を得ること
ができ、施工の手間を省けて省力化に好ましい。
【0015】なお、シート材1を、じゅうたんの下地材
として利用することもでき、その適用については様々考
えられる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるシールド用シート材によれば、導電性繊維による成
形材なので、電磁シールドの効果が高いものであり、柔
軟なマット状に成形されていることから、取扱い性に優
れ、互いの縁部を重ね合せることで隙間なく継合せるこ
とができ、その作業を簡便に行うことができる。また、
多数の導電性繊維が粗く集合されているので、必然的に
多数の空隙が形成されるものであり、このため断熱およ
び遮音についても作用・効果が期待できる。したがっ
て、グラスウールなどの断熱・遮音材はいらなく、電磁
シールドの効果と共に断熱性および遮音性にも良好な性
能を得ることができ、施工の手間を省けて省力化に好ま
しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】電磁シールドとしての減衰特性を示すグラフ図
である。
【図3】シート材の介装を例示した天井の要部断面図で
ある。
【図4】シート材の介装を例示した壁の要部断面図であ
る。
【図5】シート材の介装を例示した二重壁の要部断面図
である。
【図6】シート材の介装を例示した床の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シート材 2 仕上げ材 3 仕上げ材 4 壁(二重壁) 5 仕上げ材 10 導電性繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井山 義信 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内 (72)発明者 小川 晴果 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁および床や天井等の仕上げ材の裏側へ
    介装するシート材であって、多数が粗く集合されて柔軟
    なマット状に成形される導電性繊維を備えたことを特徴
    とするシールド用シート材。
  2. 【請求項2】 上記導電性繊維が、炭素繊維であること
    を特徴とする請求項1記載のシールド用シート材。
  3. 【請求項3】 上記導電性繊維が、ステンレス鋼などの
    金属繊維であることを特徴とする請求項1記載のシール
    ド用シート材。
JP4098190A 1992-04-17 1992-04-17 シールド用シート材 Pending JPH0621682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4098190A JPH0621682A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 シールド用シート材

Applications Claiming Priority (1)

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JP4098190A JPH0621682A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 シールド用シート材

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JPH0621682A true JPH0621682A (ja) 1994-01-28

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ID=14213096

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JP4098190A Pending JPH0621682A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 シールド用シート材

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JP (1) JPH0621682A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001098662A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物
KR100370069B1 (ko) * 2000-07-10 2003-01-30 엘지전자 주식회사 탄소나노튜브 또는 탄소나노화이버를 이용한 전자파 차폐 및 흡수재의 제조방법, 및 상기 방법으로 제조된 전자파 차폐 및 흡수재
KR100408766B1 (ko) * 2001-04-18 2003-12-11 주식회사 금강고려화학 전자파 차단 바닥재
JP2024035758A (ja) * 2022-09-04 2024-03-14 信男 中川 部屋構造および施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS634599B2 (ja) * 1981-03-14 1988-01-29 Sumikin Kako Kk
JPS63141397A (ja) * 1986-12-04 1988-06-13 株式会社フジタ 電波吸収用膜構造物
JPH02278897A (ja) * 1989-04-20 1990-11-15 Suzuki Sogyo Kk 電磁波シールドテントと電磁波シールドルーム

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