JPH037998Y2 - - Google Patents

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JPH037998Y2
JPH037998Y2 JP1986127707U JP12770786U JPH037998Y2 JP H037998 Y2 JPH037998 Y2 JP H037998Y2 JP 1986127707 U JP1986127707 U JP 1986127707U JP 12770786 U JP12770786 U JP 12770786U JP H037998 Y2 JPH037998 Y2 JP H037998Y2
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waves
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、大気中に於いて伝播される電磁波、
電界波あるいは音波を吸収および遮蔽することが
できる電磁波、電界波、音波の吸収体に関する。
「従来の技術」 大気中に於いて伝播される電磁波、電界波およ
び音波は種々の反射面に反射し、電界、磁界、音
圧などが増幅され、元のエネルギーよりも大きく
なる場合が多く、特に反射構造によつて特定の波
長とが干渉しあつて、OA機器、ロボツト等電子
機器の誤動作によつて、生産の不良品、事故等に
波及しているケースが多くなつて来ている。そこ
で、これらの障害電波を吸収および遮蔽する吸収
体の開発が急がれている。
ところで、従来、障害電波の吸収体として第4
図で示すような一実施例が提案されていた。
すなわち、該吸収体1は壁面Wに取付けられる
平板状の反射板2と、この反射板2の表面に貼着
されかつカーボン粉体3を含浸した断面楔状の突
片4を表面側に多数個有するウレタンフオーム吸
収層5とから構成され、大気中の電磁波、電界波
あるいは音波Aを図示するようにまずウレタンフ
オーム吸収層5で吸収し、次いで反射板2で反射
させることにより吸収効果を上げている。
しかしながら、該吸収体1にあつては電磁波、
電界波の吸収効果が十分でなく、構造的にもウレ
タンフオーム吸収層5は多数の突片5を有してい
るために床面も含む反射壁面全体に敷設するには
施工上種々の難点があつた。
「本考案が解決しようとする問題点」 本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、電磁
波、電界波あるいは音波の吸収および遮蔽効果を
十分に期待することができ、また精密機械室や半
導体製造室に最適で、壁面のみならず床面も含め
部屋全体の内面に容易に貼着あるいは敷設するこ
とができる安価な電磁波、電界波、音波の吸収体
を得るにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案の電磁波、電界波、音波の吸収体は、伝
播侵入する電磁波、電界波あるいは音波を減退す
る多孔質の吸収層あるいは吸収板と、この吸収板
を通過した電磁波、電界波あるいは音波を乱反射
および衝突させて吸収することができるように吸
収板の裏面に一体に設けられた肉厚を有する導電
性の吸収筒と、この吸収筒の他端面に一体に設け
られかつ電磁波、電界波あるいは音波を略遮蔽す
ることができる遮蔽板とから成ることを特徴とす
る。
「本考案の実施例」 以下、図面に示す実施例により本考案を詳細に
説明する。
第1図ないし第3図に示す一実施例において、
10は大気中で伝播する電磁波、電界波、音波を
それぞれ乱反射および衝突させて吸収し、かつ遮
蔽することができる全体として平板状の吸収体で
ある。11は伝播侵入する電磁波、電界波、音波
(以下、これを「音波A」という。)がスムーズに
一方向に伝播するのを妨害し、音波Aを減衰する
多孔質の吸収層あるいは吸収板で、この吸収板1
1は、本実施例では導電性の焼結板あるいは発泡
板を用いている。この場合導電性の繊維布を焼結
板あるいは発泡板の一側面に貼着しても良いし、
また焼結板あるいは発泡板に代えて導電性繊維布
を用いても良い。吸収板11の厚さt1は1〜5
mmで十分である。12は吸収板11を通過した前
記音波Aを乱反射かつ衝突させて吸収することが
できるように吸収板11の裏面11aに接着等に
より一体に設けられたハニカム形状の吸収筒12
で、本実施例ではこの吸収筒12は5〜20cmの肉
厚t2を有する導電性金属箔が用いられている。
吸収筒12の長さあるいは肉厚t2は、音波Aの
波長の略4分の1程度の長さを理想とし、吸収筒
12の長さおよび該吸収筒に形成された多数の各
通気孔12aの径は、音波Aの波長の種類により
製作の際に変えることができる。そして、前記通
気孔12aの内壁は円周面であつても良いが、反
射および吸収効果を高めるために多角形の面であ
ることがより望ましい。13は前記吸収筒12の
他端面に接着等により一体に設けられかつ吸収筒
12内で乱反射する音波Aを略遮蔽することがで
きる遮蔽板で、この遮蔽板13の厚さt3は0.5
〜3mmの鋼板又は導電板が用いられている。な
お、吸収板11と吸収筒12と遮蔽板13は、音
波のみならず電磁波、電界波をも吸収させる機能
を備えさせるためにそれぞれ互いに導電接合され
ている。
上記構成にあつては、第3図で示すように音波
Aを吸収および遮蔽することができる。すなわ
ち、大気中を伝播する音波Aがまず吸収体10の
中に浸入すると、音波Aは吸収体10を構成する
物質によつて妨害され、スムーズに吸収筒12に
伝播されず、たとえば矢印で示すように折曲しな
がら該吸収板11を通過する。しかして、この通
過の際音波Aのエネルギーは吸収板11により吸
収され第1次的に減衰される。次いで、減衰され
た音波Aは吸収筒12の各通気孔12aに入り、
第3図で示すように通気孔12aの内面および遮
蔽板13に衝突して乱反射する。この乱反射によ
り音波は熱エネルギーに、また電磁波、電界波は
電流にそれぞれ変り、吸収板11および吸収筒1
2内でほとんど吸収され、第3図の点線で示すよ
うに残された音波aだけ壁面W側に透過伝播す
る。この場合遮蔽板13を適宜接地しておくと、
吸収体10内で変換した電磁波、電界波の電流は
大地に放電される。
「本考案の効果」 以上の説明から明らかなように本考案にあつて
は、次に列挙するような効果がある。
(1) 吸収板と肉厚を有する導電性の吸収筒と遮蔽
板とを接合したので、従来の吸収体1と比較す
ると音波Aの吸収および遮蔽効果が大である。
(2) 吸収体は全体として平板状に形成されている
ので、取り扱いが便利でありかつ壁面全体に容
易に敷設することができる。
したがつて、実験室、ピアノ室、オーデイオ
ルーム等のみならず、電波障害が最も嫌われる
精密機器室、半導体製造室にも貼着あるいは敷
設することができる。
(3) 強度的にも優れ、安価に製作することができ
る。
(4) その他音波Aの種類に対応して所望するよう
な吸収体を製作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
各説明図、第4図は従来の一実施例を示す説明図
である。 10……吸収体、11……吸収板、12……吸
収筒、12a……通気孔、13……遮蔽板、W…
…壁面、A……音波。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伝播侵入する電磁波、電界波あるいは音波を減
    退する多孔質の吸収層あるいは吸収板と、この吸
    収板を通過した電磁波、電界波あるいは音波を乱
    反射および衝突させて吸収することができるよう
    に吸収板の裏面に一体に設けられた肉厚を有する
    導電性の吸収筒と、この吸収筒の他端面に一体に
    設けられかつ電磁波、電界波あるいは音波を略遮
    蔽することができる遮蔽板とから成る電磁波、電
    界波、音波の吸収体。
JP1986127707U 1986-08-21 1986-08-21 Expired JPH037998Y2 (ja)

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JPS6333700U JPS6333700U (ja) 1988-03-04
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JPS59112999U (ja) * 1983-01-20 1984-07-30 内山工業株式会社 電磁波シ−ルド板

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JPS6333700U (ja) 1988-03-04

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