JPH0215356Y2 - - Google Patents

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JPH0215356Y2
JPH0215356Y2 JP9296485U JP9296485U JPH0215356Y2 JP H0215356 Y2 JPH0215356 Y2 JP H0215356Y2 JP 9296485 U JP9296485 U JP 9296485U JP 9296485 U JP9296485 U JP 9296485U JP H0215356 Y2 JPH0215356 Y2 JP H0215356Y2
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radio wave
wave absorbing
absorbing material
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、電波吸収性能が長期間に亘つて変化
することのない吸収型の電波吸収材に関する。
〔従来技術〕
最近、電波暗室には低周波帯域の電波吸収材の
使用が要求されている。電波暗室では、室内が広
い自由空間となるようにできるだけ電波吸収性能
のよい電波吸収材を使わなくてはならない。この
ため、従来、電波の電界成分を誘電性損失材料
で、磁界成分を磁性損失材料で吸収する電波吸収
材が使用されている。
この電波吸収材は、例えば、ポリウレタンから
なるもので、誘電性損失材料としてカーボンブラ
ツクやグラフアイトを、磁性損失材料としてフエ
ライトを含有したものである。そして、この電波
吸収材においては、電波吸収効果をいつそう高め
るために、例えば、第2図に示すように波形の突
起1を表面に設けたり、第3図に示すように四角
錐状の突起2を表面に設けたりしている。このよ
うに突起を設けると、入射された電波がこれらの
突起の側面で反射しつつ減衰するようになるから
である。
しかしながら、第2図および第3図に示される
ようないわゆる吸収型の電波吸収材は、その裏面
を接着剤等を介して電波暗室の壁面に貼着するこ
とにより使用されるため、突起1および突起2が
壁面に対して垂直となつてしまう。これがため、
長期間の壁面での使用に際して、突起1および突
起2がその重さで下方に傾くといういわゆる“ダ
レ現象”が生じてしまう。
ダレ現象が生ずると、電波の電波吸収材への入
射角度が変化してくるために電波吸収性能が低下
することになる。
〔考案の目的〕
本考案は、このようなダレ現象が生じることの
ない吸収型の電波吸収材を提供することを目的と
する。
〔考案の構成〕
このため、本考案は、電波吸収材の表面に、複
数の逆四角錐状の凹みを、互いに一辺を共有しつ
つ連続して網目状に設けたことを特徴とする電波
吸収材を要旨とするものである。
以下、図を参照して本考案の構成につき詳しく
説明する。
第1図は、本考案の電波吸収材の一例の斜視図
である。この第1図において、3は板状の本体で
あつて、その材質として従来の電波吸収材と同様
に例えば発泡ポリウレタンからなるもので、カー
ボンブラツクやグラフアイト、フエライト等を含
有したものである。
板状の本体3の表面には、複数の逆四角錐状の
凹み4が互いに一辺を共有しつつ連続して網目状
に設けられている。
また、板状の本体3の裏面には、電波吸収性能
を高めるために、カーボンブラツク等の含有量が
異なることを除いて本体3と同様の材質の第2層
5が配置されている。なお、電波吸収性能をさら
に高めるために、第2層5の下に適当にさらに複
数層を配設してもよい。
凹み4の内面の傾斜角度については、電波の入
射に対する表面反射を有効に防止するために、電
波の入射角と同様に45°以下とすることが好まし
い。
第1図に示される電波吸収材の大きさとして
は、本体3の縦の長さ=横の長さ=a=600mm、
本体3の高さ=凹み4の深さ=b=380mm、第2
層5の高さ=c=70mm、凹み4の縦の長さ=横の
長さ=d=150mmである。
電波の吸収に際しては、電波が第1図に示され
る電波吸収材に入射されると凹み4に入つてその
側面に当り、その入射角と同じ角度で反射し、こ
の反射を数十回〜数百回繰り返して減衰して行
く。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、電波吸収
材の表面に複数の逆四角錐状の凹みを、互いに一
辺を共有しつつ連続して網目状に設けたため、下
記の効果を奏することができる。
(1) 第2図および第3図に示すような表面に複数
個の突起を設けた従来の電波吸収材におけると
同様に、入射した電波を反射の繰り返しにより
減衰させて吸収を行うことができる。
(2) 従来の電波吸収材のように表面に突起が存在
しないので、電波暗室の壁面での使用において
ダレ現象が生じることがない。このため、電波
の吸収性能が低下することがない。
(3) ダレ現象が生じないため、第2図および第3
図に示すような表面に複数個の突起を設けた従
来の電波吸収材に比して、電波吸収材自体の厚
さを大きくできるので、これに伴い電波吸収性
能を高めることができる。
(4) 表面に凹みを設けるだけでよいので、モール
ド成形し易く、このため加工上有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電波吸収材の一例の斜視図、
第2図および第3図は、それぞれ、従来の電波吸
収材の一例の斜視図である。 1,2…突起、3…板状の本体、4…凹み、5
…第2層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電波吸収材の表面に、複数の逆四角錐状の凹み
    を、互いに一辺を共有しつつ連続して網目状に設
    けたことを特徴とする電波吸収材。
JP9296485U 1985-06-21 1985-06-21 Expired JPH0215356Y2 (ja)

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JP9296485U JPH0215356Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

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JPS624199U JPS624199U (ja) 1987-01-12
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JP2799895B2 (ja) * 1990-01-05 1998-09-21 横浜ゴム株式会社 電波吸収体
JP2004335999A (ja) 2003-04-17 2004-11-25 Miyagawa Kasei Ind Co Ltd 電磁波吸収複合体およびその製造方法

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JPS624199U (ja) 1987-01-12

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