JP2696771B2 - 磁気シールド格子体 - Google Patents

磁気シールド格子体

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JP2696771B2 JP63331409A JP33140988A JP2696771B2 JP 2696771 B2 JP2696771 B2 JP 2696771B2 JP 63331409 A JP63331409 A JP 63331409A JP 33140988 A JP33140988 A JP 33140988A JP 2696771 B2 JP2696771 B2 JP 2696771B2
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博義 石井
美佐夫 金子
幸生 戸田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、天井等の開口部の磁気シールドに適する磁
気シールド格子体に関する。
(従来技術) 最近の精密機器はその誤動作を防止するため、電車や
自動車によって生じる磁界、電源からの磁界、更には地
磁気等を遮断しなければならない場合が多い。磁気遮断
には、一般的に、鉄、けい素鋼、パーマロイ等の軟磁性
材料が用いられ、手法としては、機器の筐体を磁性体で
シールドする方法、部屋そのものを、磁性材で覆ってし
まうシールドルーム等が用いられている。特に、シール
ドルームの場合は、天井等に設けた埋込み照明器具等の
開口部にも磁気シールドを施す必要があるが照明の前面
にシールド材を配することは照明という本来の目的を損
なうため照明器具の後側に複雑な加工を施してシールド
材が連続するように配置しなければならない等の複雑工
程を有している。
(本発明が解決しようとする課題) 本発明は、照明器具等の開口部のシールドを照明の本
来の機能を損なわず簡便に施工することができるシール
ド格子体を提供することを課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は前述した課題を解決するために、厚さ5〜10
0μm、アスペクト比10〜15000のフレーク状軟磁性非晶
質合金片を薄板間に積層したシートから形成したハニカ
ム部と、該ハニカム部を支持しかつ該ハニカム部を囲む
磁気シールド材からなる外枠とを有し、ハニカム部を構
成する各格子の高さが幅寸法より大でありかつ各格子が
上下に開放され、外枠を建屋の躯体に取付自在な磁気シ
ールド格子体を提供する。
(作用) 本発明の格子体は、ハニカム状で、照明器具等の外部
からの光を通し、しかも磁束はハニカム状の非晶質合金
片積層シート内を通り、内部または外部に対して磁気シ
ールドをする。
(実施例) シールドルームを構成する天井は、天井材1を有し、
この天井材1の裏には、軟磁性非晶質合金片の積層体お
よび又は磁束密度15,000Gのけい素鋼又は鉄板からなる
シールド材2が張設される。天井材1とシールド材2に
穿けられた開口部に照明器具3を固定する。
磁気シールド格子体4は、厚さ5〜100μm、アスペ
クト比(但し、アスペクト比は最小長さに対する最大長
さの比である)10〜15000のフレーク状軟磁性非晶質合
金片を、基本となるアルミ合金や銅、プラスチックの対
の薄板間にサンドイッチしたものから作られる外枠5
と、より薄い同材質の基体に前記非晶質合金片をサンド
イッチしたシートを、複数枚離間して接着して広げ、無
接着部を互いに離間して対向させたハニカム部6とから
なり、ハニカム部6を外枠5内に固定した構成を有す。
ハニカム部6の上下方向の長さ即ち高さをハニカム部6
を構成する各格子の最大幅寸法以上とする。
外枠5は、天井材1とシールド材2に穿けた開口の縁
を覆う断面チャンネル状の取付部7を有し、この取付部
7が、シールド材2に密接し、ハニカム部6、外枠5及
びシールド材2は、連続した一体のものとなる。
天井材1及びシールド材2に穿けた開口に取付けた照
明器具3を介して室内側へ洩れようとする磁気は、ハニ
カム部を構成する非晶質合金片を通ることにより開口部
からの漏洩を防止し、磁気シールドする。
外枠5及びハニカム部6を、非晶質合金片とけい素鋼
又は鉄板との組合せを基体に積層したもので作ってもよ
い。
本例で用いたフレーク状の軟磁性非晶質合金片は以下
の如く作られた。本出願人が先に特開昭58−6907号公報
に開示しているキャビテーション法(熔融金属に対して
漏れ性の小さな表面層を有し、高速で回転しているロー
ル表面に熔融金属を供給し、この熔融金属を微細な熔融
金属滴に分断した後、引き続いてこの熔融金属滴を高速
で回転する金属回転体に衝突させて急冷凝固させる方
法)によって、Co68.8Fe4.2Si16B11(元素記号に付した
数字は当該元素成分の原子%を表す。以下同じ。)の非
晶質金属フレークを作製した。この非晶質合金の磁歪は
零、飽和磁束密度は7000G、透磁率は10000、結晶化温度
は512℃である。又、この非晶質合金フレークの厚さは
5〜100μm、平均の厚さは40μm、アスペクト比は10
〜15000である。
軟磁性非晶質合金片(以下、単に非晶質合金片と呼
ぶ。)の厚さを5μm未満にすると非晶質合金片の製造
が困難であり、これが100μmを超えて厚くなると非晶
質化が難しくなるので、この厚さは5〜100μmとす
る。特に好ましい厚さは20〜60μmである。
非晶質合金片のアスペクト比が10未満では、非晶質合
金片の透磁率が低下し、非晶質合金片の磁気特性が変化
するため、積層が難しくなり、磁気シールド性が劣化す
るようになる。他方、上記アスペクト比が15000を超え
ると、非晶質合金片の取扱いが面倒になり、生産性が低
下するようになる。アスペクト比の特に好ましい範囲は
50〜10000である。
尚、本例のように非晶質合金がフレークの場合、アス
ペクト比を特定する最小長さはフレークの厚みに相当す
る。
(効果) 本発明の格子体は、照明器具用の開口のみならず、他
の器具用の開口にも広く応用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例の断面図、第2図はその平面図で
ある。 図中:1……天井材、2……シールド材 4……格子体、5……外枠、 6……ハニカム部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 幸生 埼玉県熊谷市熊谷810 株式会社リケン 熊谷事業所内 (72)発明者 西村 和弘 埼玉県熊谷市熊谷810 株式会社リケン 熊谷事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−221199(JP,A) 特開 昭61−137396(JP,A) 実開 昭59−166489(JP,U) 実開 昭63−33700(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さ5〜100μm、アスペクト比10〜15000
    のフレーク状軟磁性非晶質合金片を薄板間に積層したシ
    ートから形成したハニカム部と、該ハニカム部を支持し
    かつ該ハニカム部を囲む磁気シールド材からなる外枠と
    を有し、ハニカム部を構成する各格子の高さが幅寸法よ
    り大でありかつ各格子が上下に開放され、外枠を建屋の
    躯体に取付自在な磁気シールド格子体。
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JPS61137396A (ja) * 1984-12-10 1986-06-25 株式会社日立製作所 遮蔽装置
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