JPH0440320Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0440320Y2 JPH0440320Y2 JP1987095488U JP9548887U JPH0440320Y2 JP H0440320 Y2 JPH0440320 Y2 JP H0440320Y2 JP 1987095488 U JP1987095488 U JP 1987095488U JP 9548887 U JP9548887 U JP 9548887U JP H0440320 Y2 JPH0440320 Y2 JP H0440320Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnetic shielding
- floor
- wall panel
- support plate
- conductive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 239000011162 core material Substances 0.000 claims description 13
- 238000009408 flooring Methods 0.000 claims description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 10
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 5
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 4
- 208000032365 Electromagnetic interference Diseases 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010425 asbestos Substances 0.000 description 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 239000010440 gypsum Substances 0.000 description 1
- 229910052602 gypsum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000011120 plywood Substances 0.000 description 1
- 229910052895 riebeckite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、組立式の簡易シールドルームの垂直
材と水平材とを接続する接続構造、特に電磁遮蔽
機能を有する電磁遮蔽壁面パネルと電磁遮蔽床と
を接続する電磁遮蔽接続部材に関する。
材と水平材とを接続する接続構造、特に電磁遮蔽
機能を有する電磁遮蔽壁面パネルと電磁遮蔽床と
を接続する電磁遮蔽接続部材に関する。
[従来の技術]
近年、急速に普及をみているオフイス用コンピ
ユータ機器およびその周辺機器、コンピユータ制
御フアクトリー・オートメーシヨン機器において
雑音信号により誤動作が問題となつている。これ
らの機器そのものについては、EMI(Electro−
Magnetic Interference)規制がされて、外部に
不要な電磁波を放射しないように義務付けられて
いる。
ユータ機器およびその周辺機器、コンピユータ制
御フアクトリー・オートメーシヨン機器において
雑音信号により誤動作が問題となつている。これ
らの機器そのものについては、EMI(Electro−
Magnetic Interference)規制がされて、外部に
不要な電磁波を放射しないように義務付けられて
いる。
[考案が解決しようとする問題点]
しかしながら、機器外部から到来する電磁波電
力、例えば、監視・管制レーダのレーダ波、船舶
用レーダのレーダ波、放電加工機の放電雑音、電
車架線のパンタグラフ・スパーク雑音、高周波加
熱、加工機の漏洩波等々による誤動作を防止する
ことは、コスト的には困難であつた。前記オフイ
ス用コンピユータ等の機器を外部から不時に到来
する電磁波電力から保護し、誤動作を防ぐために
は、ビル空間内あるいは工場内を任意の広さで電
磁波遮蔽空間とする必要があり、しかも組立解体
が容易で、経済的にも安価である必要がある。
力、例えば、監視・管制レーダのレーダ波、船舶
用レーダのレーダ波、放電加工機の放電雑音、電
車架線のパンタグラフ・スパーク雑音、高周波加
熱、加工機の漏洩波等々による誤動作を防止する
ことは、コスト的には困難であつた。前記オフイ
ス用コンピユータ等の機器を外部から不時に到来
する電磁波電力から保護し、誤動作を防ぐために
は、ビル空間内あるいは工場内を任意の広さで電
磁波遮蔽空間とする必要があり、しかも組立解体
が容易で、経済的にも安価である必要がある。
従来から組立式に近い工法によるいわゆるシー
ルドルームの存在は周知であるが、壁面パネル相
互の連結部に電気的接触の完全性を期し、電磁波
遮蔽性能を60bB以上に保つべく設計されている
ため、施工コストおよび各構成部材の製作コスト
が高く、しかも任意の広さをもつ電磁遮蔽空間を
作るべく設計されていない。
ルドルームの存在は周知であるが、壁面パネル相
互の連結部に電気的接触の完全性を期し、電磁波
遮蔽性能を60bB以上に保つべく設計されている
ため、施工コストおよび各構成部材の製作コスト
が高く、しかも任意の広さをもつ電磁遮蔽空間を
作るべく設計されていない。
したがつて、本考案の目的は、上記問題を解決
し、オフイス用コンピユータ機器およびフアクト
リーオートメーシヨン機器の外来電磁波電力によ
る誤動作防止し、あるいは高周波加熱、加工機、
放電加工機の漏洩電磁波電力の遮蔽する電磁波遮
蔽空間の形成に適した水平材と垂直材との接続構
造を提供することにある。
し、オフイス用コンピユータ機器およびフアクト
リーオートメーシヨン機器の外来電磁波電力によ
る誤動作防止し、あるいは高周波加熱、加工機、
放電加工機の漏洩電磁波電力の遮蔽する電磁波遮
蔽空間の形成に適した水平材と垂直材との接続構
造を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
本考案によるシールドルームの壁面パネルと床
の接続構造は、 床材と該床材の少なくとも一面に配設された導
電性の網状部材とを有し、上記床材の周辺から上
記網状部材を突出させてなる電磁遮蔽床と、 壁面を構成する芯材と該芯材の少なくとも一面
に配設された導電性の網状部材とを有し、上記芯
材の周辺から上記網状部材を突出させてなる電磁
遮蔽壁面パネルと、 上記電磁遮蔽床の少なくとも周辺部を支持する
支持板と、該支持板に固着された導電性の接続片
とを有し、該接続片は、上記支持板に固着され上
記電磁遮蔽壁面パネルの下端面を支持する基部
と、該基部につながり上記電磁遮蔽壁面パネルの
側面と上記電磁遮蔽床の周側面とにより挾持され
る直立部と、該直立部の上辺につながり上記支持
板との間で上記電磁遮蔽床の周辺部を挾持する平
行部とからなる電磁遮蔽接続部材とを備え、 上記電磁遮蔽壁面パネルと上記電磁遮蔽床の両
者の突出した網状部材をそれぞれ上記電磁遮蔽接
続部材に接触させることにより、上記電磁遮蔽壁
面パネルと上記電磁遮蔽床を電気的に接続するよ
うにしたものである。
の接続構造は、 床材と該床材の少なくとも一面に配設された導
電性の網状部材とを有し、上記床材の周辺から上
記網状部材を突出させてなる電磁遮蔽床と、 壁面を構成する芯材と該芯材の少なくとも一面
に配設された導電性の網状部材とを有し、上記芯
材の周辺から上記網状部材を突出させてなる電磁
遮蔽壁面パネルと、 上記電磁遮蔽床の少なくとも周辺部を支持する
支持板と、該支持板に固着された導電性の接続片
とを有し、該接続片は、上記支持板に固着され上
記電磁遮蔽壁面パネルの下端面を支持する基部
と、該基部につながり上記電磁遮蔽壁面パネルの
側面と上記電磁遮蔽床の周側面とにより挾持され
る直立部と、該直立部の上辺につながり上記支持
板との間で上記電磁遮蔽床の周辺部を挾持する平
行部とからなる電磁遮蔽接続部材とを備え、 上記電磁遮蔽壁面パネルと上記電磁遮蔽床の両
者の突出した網状部材をそれぞれ上記電磁遮蔽接
続部材に接触させることにより、上記電磁遮蔽壁
面パネルと上記電磁遮蔽床を電気的に接続するよ
うにしたものである。
[作用]
本考案は、電磁遮蔽機能を有する電磁遮蔽水平
材と電磁遮蔽垂直材とを接続するための接続構造
を提供するものであり、この接続構造により、水
平材と垂直材の位置決めを確実にし、かつ接続部
においても良好な電磁遮蔽機能を維持することが
できる。
材と電磁遮蔽垂直材とを接続するための接続構造
を提供するものであり、この接続構造により、水
平材と垂直材の位置決めを確実にし、かつ接続部
においても良好な電磁遮蔽機能を維持することが
できる。
本考案を利用したシールドルームの電磁遮蔽能
力は、従来の高価なシールドルームの能力には及
ばないまでも、特に、近年急速に普及しているオ
フイスコンピユータおよびその周辺機器、あるい
はフアクトリーオートメーシヨン機器における外
部雑音に起因する誤動作を防止するには、充分で
あり、その経済性、融通性、組立・解体の容易さ
等の点では、従来のシールドルームに勝る。
力は、従来の高価なシールドルームの能力には及
ばないまでも、特に、近年急速に普及しているオ
フイスコンピユータおよびその周辺機器、あるい
はフアクトリーオートメーシヨン機器における外
部雑音に起因する誤動作を防止するには、充分で
あり、その経済性、融通性、組立・解体の容易さ
等の点では、従来のシールドルームに勝る。
[実施例]
以下、添付図面を参照しながら、本考案の実施
例について詳細に説明する。
例について詳細に説明する。
第1図に、本考案に使用する接続部材の実施例
の外観図を示す。第1図の接続部材40および4
2は、シールドルームのコーナー部およびサイド
用である。接続部材42は、支持板48と、この
支持板48の上に固着された接続片45とからな
る。接続片45は、支持板48上に固着された帯
状の基部43と、この基部43から直立した直立
部44と、この直立部44の上辺から支持板48
に平行に伸びた平行部46とからなる。接続部材
42は、その接続片45が直角に折れ曲がつた形
態を有する以外、接続部材42と同様である。少
なくとも接続片45は、金属または金属メツキさ
れた合成樹脂等の導電性を有する材料で形成す
る。接続片45の直立部44を直接支持板48に
固着できるならば、基部43は省略してもよい。
の外観図を示す。第1図の接続部材40および4
2は、シールドルームのコーナー部およびサイド
用である。接続部材42は、支持板48と、この
支持板48の上に固着された接続片45とからな
る。接続片45は、支持板48上に固着された帯
状の基部43と、この基部43から直立した直立
部44と、この直立部44の上辺から支持板48
に平行に伸びた平行部46とからなる。接続部材
42は、その接続片45が直角に折れ曲がつた形
態を有する以外、接続部材42と同様である。少
なくとも接続片45は、金属または金属メツキさ
れた合成樹脂等の導電性を有する材料で形成す
る。接続片45の直立部44を直接支持板48に
固着できるならば、基部43は省略してもよい。
直立部44は、シールドルームの直立材の側面
と水平材の周側面とにより挾持される。平行部4
6と支持板48とはシールドルームの水平材の周
辺部を挾持する。
と水平材の周側面とにより挾持される。平行部4
6と支持板48とはシールドルームの水平材の周
辺部を挾持する。
第1図のコーナー用の接続部材40とサイド用
の接続部材42とは点線で示すように隣接して用
いることができる。連結部の継ぎ目は、金属箔等
の導電性テープで処理してもよい。
の接続部材42とは点線で示すように隣接して用
いることができる。連結部の継ぎ目は、金属箔等
の導電性テープで処理してもよい。
上記接続部材の使用態様を説明するために、シ
ールドルームの垂直材および水平材の例を以下に
説明する。
ールドルームの垂直材および水平材の例を以下に
説明する。
水平材としては、床材と天井材とがあるが、こ
こでは床材について説明する。
こでは床材について説明する。
第4A図および第4B図にそれぞれユニツト型
の床材としての電磁遮蔽床30の外観図およびそ
の部分拡大斜視図を示す。この実施例では、床3
0は、方形の板状部材36に金網32および34
を介挿するとともに両金網の周辺部を上記板状部
材の周側部から突出させて一体形成したものであ
る。金網32および34の一方は省略してもよ
い。両金網の線径および網目の大きさについて
は、例えば、線径約0.15mm、網目の線間隔約1.5
mmである。この床30は、シールドルームを組立
てる場所に設置される。金網32および34の突
出した部分は、他のユニツト型電磁遮蔽床または
つぎに説明する垂直材としての電磁遮蔽壁面パネ
ルとの電気的接触に供される。
の床材としての電磁遮蔽床30の外観図およびそ
の部分拡大斜視図を示す。この実施例では、床3
0は、方形の板状部材36に金網32および34
を介挿するとともに両金網の周辺部を上記板状部
材の周側部から突出させて一体形成したものであ
る。金網32および34の一方は省略してもよ
い。両金網の線径および網目の大きさについて
は、例えば、線径約0.15mm、網目の線間隔約1.5
mmである。この床30は、シールドルームを組立
てる場所に設置される。金網32および34の突
出した部分は、他のユニツト型電磁遮蔽床または
つぎに説明する垂直材としての電磁遮蔽壁面パネ
ルとの電気的接触に供される。
第5A図ないし第5C図に、上記電磁遮蔽床3
0とともに用いてシールドルームを構成すること
ができる電磁遮蔽壁面パネル1の一部の分解斜視
図、側面図および正面図を示す。
0とともに用いてシールドルームを構成すること
ができる電磁遮蔽壁面パネル1の一部の分解斜視
図、側面図および正面図を示す。
第5A図から分かるように、パネル1は、表面
部材であるベニヤ化粧板2および8の間に板状部
材である芯材6を配設し、さらにこの芯材6とベ
ニヤ化粧板2との間に導電性の網状部材である金
網4を配設したものである。金網の線径および網
目の大きさについては、上記床30と同様であ
る。金網4の大きさは、第5C図に示すように、
金網4の周辺部がパネル側部から突出する大きさ
に設定する。パネルのどの辺から金網4を突出さ
せるかは、その用途によつて自由であるが、汎用
性をもたせるには、すべての辺(4辺)から突出
させることが望ましい。また、突出させる長さ
は、後述する金網4の折曲げの態様に応じて自由
に選定できる。
部材であるベニヤ化粧板2および8の間に板状部
材である芯材6を配設し、さらにこの芯材6とベ
ニヤ化粧板2との間に導電性の網状部材である金
網4を配設したものである。金網の線径および網
目の大きさについては、上記床30と同様であ
る。金網4の大きさは、第5C図に示すように、
金網4の周辺部がパネル側部から突出する大きさ
に設定する。パネルのどの辺から金網4を突出さ
せるかは、その用途によつて自由であるが、汎用
性をもたせるには、すべての辺(4辺)から突出
させることが望ましい。また、突出させる長さ
は、後述する金網4の折曲げの態様に応じて自由
に選定できる。
第5A図の各要素は、接着剤等により、互いに
接合される。第5C図における金網4の角部5
は、接合後、金網4の各辺の自由端の折曲げ等を
容易にするために点線3に沿つて切除される。勿
論、支障がなければ角部5をそのまま残しておい
てもよい。1枚の金網を利用するかわりに、2枚
の金網を交差して用いるようにしてもよい(上記
ユニツト型電磁遮蔽床においても同様)。
接合される。第5C図における金網4の角部5
は、接合後、金網4の各辺の自由端の折曲げ等を
容易にするために点線3に沿つて切除される。勿
論、支障がなければ角部5をそのまま残しておい
てもよい。1枚の金網を利用するかわりに、2枚
の金網を交差して用いるようにしてもよい(上記
ユニツト型電磁遮蔽床においても同様)。
芯材6としては、第9A図に示すようなペーパ
ーハニカム14、第9B図に示すような石膏ボー
ド12、その他、積層合板、アスベスト、ゴム
等、種々の材料のものを用いることができる。
ーハニカム14、第9B図に示すような石膏ボー
ド12、その他、積層合板、アスベスト、ゴム
等、種々の材料のものを用いることができる。
第6A図ないし第6C図に、電磁遮蔽壁面パネ
ル1の金網4の折曲げの各種態様を示す。これら
の態様は、例示にすぎず、他の折曲げの態様を除
外するものではない。
ル1の金網4の折曲げの各種態様を示す。これら
の態様は、例示にすぎず、他の折曲げの態様を除
外するものではない。
第7図にユニツト型電磁遮蔽床30とともに用
いることができる他の電磁遮蔽パネル11の一部
分の側面図を示す。このパネル11がパネル1と
異なる点は、芯材6とベニヤ化粧板8との間に他
の金網7を設けていることである。第7図から分
かるように、両金網4および7の自由端がともに
パネル11の側部から突出する。
いることができる他の電磁遮蔽パネル11の一部
分の側面図を示す。このパネル11がパネル1と
異なる点は、芯材6とベニヤ化粧板8との間に他
の金網7を設けていることである。第7図から分
かるように、両金網4および7の自由端がともに
パネル11の側部から突出する。
なお、ユニツト型電磁遮蔽床30とともに使用
できる電磁遮蔽パネルとして、上記例では、表面
部材としてベニヤ化粧板を用いたものを挙げた
が、スチール板等の導電性を示すものでもよく、
芯材6は電波吸収体で構成してもよい。芯材6を
電波吸収体で構成する場合には、シールドルーム
内部側の表面部材を電波透過性、シールドルーム
外部側の表面部材を非電波透過性とすれば、シー
ルドルーム内で発生した電磁波を吸収。減衰させ
ることができる。
できる電磁遮蔽パネルとして、上記例では、表面
部材としてベニヤ化粧板を用いたものを挙げた
が、スチール板等の導電性を示すものでもよく、
芯材6は電波吸収体で構成してもよい。芯材6を
電波吸収体で構成する場合には、シールドルーム
内部側の表面部材を電波透過性、シールドルーム
外部側の表面部材を非電波透過性とすれば、シー
ルドルーム内で発生した電磁波を吸収。減衰させ
ることができる。
第8図は、アルミニウム、スチール等の導電性
の支柱(チヤンネル材)10を用いて、2つのパ
ネル11を相互に接続した状態を示している。パ
ネル11の側部から突出した金網4および7は、
折曲げられて(この例では更に他の態様)、支柱
10の側面と機械的に、かつ電気的に接続され
る。金網は適度な弾性を有するので、常時、金網
4および7と支柱10との間に隙間が生じること
なく、良好な接触状態が維持される。
の支柱(チヤンネル材)10を用いて、2つのパ
ネル11を相互に接続した状態を示している。パ
ネル11の側部から突出した金網4および7は、
折曲げられて(この例では更に他の態様)、支柱
10の側面と機械的に、かつ電気的に接続され
る。金網は適度な弾性を有するので、常時、金網
4および7と支柱10との間に隙間が生じること
なく、良好な接触状態が維持される。
このようなパネル相互の接続状態により、複数
のパネルの連結部の電磁遮蔽を良好に行うことが
できる。
のパネルの連結部の電磁遮蔽を良好に行うことが
できる。
電磁遮蔽壁面パネル11と床30との接続は、
第1図に示す上記接続部材40および42を用い
て行うことができる。場合によつては、両接続部
材の一方のみを用いてもよい。
第1図に示す上記接続部材40および42を用い
て行うことができる。場合によつては、両接続部
材の一方のみを用いてもよい。
第2図は、接続部材40または42を利用して
床30とパネル11とを接続する態様を示したも
のである。パネル11と接続部材40(または4
2)との接続は、図示の例ではパネル11の下端
部で行つている。パネル11の金網をパネル11
の側面に伸ばしてパネル側面でも電気的接触を行
うようにすることもできる。直立部44の高さ
は、床30の厚さより僅かに大きめに設定し、床
30の金網32および34が接続部材40に圧着
されるようにすることが望ましい。
床30とパネル11とを接続する態様を示したも
のである。パネル11と接続部材40(または4
2)との接続は、図示の例ではパネル11の下端
部で行つている。パネル11の金網をパネル11
の側面に伸ばしてパネル側面でも電気的接触を行
うようにすることもできる。直立部44の高さ
は、床30の厚さより僅かに大きめに設定し、床
30の金網32および34が接続部材40に圧着
されるようにすることが望ましい。
第3図は、接続部材40または42を利用して
他の床構造50とパネル11とを接続する構造を
示したものである。パネル11と接続部材40と
の接続は、第2図の場合と同様、パネルの下端部
(および側面)で行う。この例では、通常の床材
を用いてその施工時に床の電磁遮蔽処理を行うこ
とができる。なお、第3図では他の図と異なり金
網を網状に示しているが、これは単に図内での判
別を容易にするためであり、他の意味はない。
他の床構造50とパネル11とを接続する構造を
示したものである。パネル11と接続部材40と
の接続は、第2図の場合と同様、パネルの下端部
(および側面)で行う。この例では、通常の床材
を用いてその施工時に床の電磁遮蔽処理を行うこ
とができる。なお、第3図では他の図と異なり金
網を網状に示しているが、これは単に図内での判
別を容易にするためであり、他の意味はない。
[考案の効果]
本考案の接続構造によれば、電磁遮蔽機能を有
する電磁遮蔽水平材と電磁遮蔽垂直材の位置決め
を確実にし、かつ接続部においても良好な電磁遮
蔽機能を維持することができる。
する電磁遮蔽水平材と電磁遮蔽垂直材の位置決め
を確実にし、かつ接続部においても良好な電磁遮
蔽機能を維持することができる。
第1図は本考案によるシールドルームの壁面パ
ネルと床の接続構造の実施例の外観図、第2図お
よび第3図はそれぞれ第1図の接続部材の使用例
を示す説明図、第4A図および第4B図はそれぞ
れユニツト型電磁遮蔽床およびその部分拡大図、
第5A図ないし第5C図は電磁遮蔽壁面パネルの
一部の分解斜視図、側面図および平面図、第6A
図ないし第6C図は電磁遮蔽パネルの金網の折曲
げの各種態様を示す説明図、第7図は他の電磁遮
蔽壁面パネルの側面図、第8図は第7図の電磁遮
蔽壁面パネルを相互に接続する一例を示す説明
図、第9A図および第9B図はそれぞれ電磁遮蔽
パネルの芯材の例を示す部分斜視図である。 1,11……電磁遮蔽壁面パネル、4,7,3
7,82……金網、6……芯材、30,50,5
2,54……電磁遮蔽床構造、40,42……接
続部材。
ネルと床の接続構造の実施例の外観図、第2図お
よび第3図はそれぞれ第1図の接続部材の使用例
を示す説明図、第4A図および第4B図はそれぞ
れユニツト型電磁遮蔽床およびその部分拡大図、
第5A図ないし第5C図は電磁遮蔽壁面パネルの
一部の分解斜視図、側面図および平面図、第6A
図ないし第6C図は電磁遮蔽パネルの金網の折曲
げの各種態様を示す説明図、第7図は他の電磁遮
蔽壁面パネルの側面図、第8図は第7図の電磁遮
蔽壁面パネルを相互に接続する一例を示す説明
図、第9A図および第9B図はそれぞれ電磁遮蔽
パネルの芯材の例を示す部分斜視図である。 1,11……電磁遮蔽壁面パネル、4,7,3
7,82……金網、6……芯材、30,50,5
2,54……電磁遮蔽床構造、40,42……接
続部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 床材と該床材の少なくとも一面に配設された
導電性の網状部材とを有し、上記床材の周辺か
ら上記網状部材を突出させてなる電磁遮蔽床
と、 壁面を構成する芯材と該芯材の少なくとも一
面に配設された導電性の網状部材とを有し、上
記芯材の周辺から上記網状部材を突出させてな
る電磁遮蔽壁面パネルと、 上記電磁遮蔽床の少なくとも周辺部を支持す
る支持板と、該支持板に固着された導電性の接
続片とを有し、該接続片は、上記支持板に固着
され上記電磁遮蔽壁面パネルの下端面を支持す
る基部と、該基部につながり上記電磁遮蔽壁面
パネルの側面と上記電磁遮蔽床の周側面とによ
り挾持される直立部と、該直立部の上辺につな
がり上記支持板との間で上記電磁遮蔽床の周辺
部を挾持する平行部とからなる電磁遮蔽接続部
材とを備え、 上記電磁遮蔽壁面パネルと上記電磁遮蔽床の
両者の突出した網状部材をそれぞれ上記電磁遮
蔽接続部材に接触させることにより、上記電磁
遮蔽壁面パネルと上記電磁遮蔽床を電気的に接
続することを特徴とするシールドルームの壁面
パネルと床の接続構造。 2 上記電磁遮蔽接続部材の導電性の接続片は、
上記電磁遮蔽床の角部に対応する位置で、当該
角部に相応して直角に折れ曲がつた形態を有す
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
1項記載のシールドルームの壁面パネルと床の
接続構造。 3 上記支持板は、導電性を有することを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第1項記載のシー
ルドルームの壁面パネルと床の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987095488U JPH0440320Y2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987095488U JPH0440320Y2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS64395U JPS64395U (ja) | 1989-01-05 |
JPH0440320Y2 true JPH0440320Y2 (ja) | 1992-09-21 |
Family
ID=30960076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987095488U Expired JPH0440320Y2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0440320Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0733693B2 (ja) * | 1988-05-19 | 1995-04-12 | 清水建設株式会社 | 電磁遮蔽空間の構成方法 |
JP2674945B2 (ja) * | 1993-12-20 | 1997-11-12 | 株式会社トキメック | 電磁遮蔽材およびこれを用いた電磁遮蔽空間構成体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4712886U (ja) * | 1971-03-13 | 1972-10-16 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5981084U (ja) * | 1982-11-24 | 1984-05-31 | ティーディーケイ株式会社 | 電磁シ−ルドパネルの接合構造 |
-
1987
- 1987-06-22 JP JP1987095488U patent/JPH0440320Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4712886U (ja) * | 1971-03-13 | 1972-10-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS64395U (ja) | 1989-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070029110A1 (en) | Magnetic shield panel | |
JPH0440320Y2 (ja) | ||
US9819093B2 (en) | Electromagnetic wave absorber and electromagnetic wave anechoic room | |
JPH0514559Y2 (ja) | ||
JPH01233798A (ja) | 電磁遮蔽材および電磁遮蔽パネル | |
JPS6317238B2 (ja) | ||
JPH01161895A (ja) | 電磁遮蔽パネル | |
JPH0735437Y2 (ja) | シールドルーム用パネル組立体およびシールドルーム | |
JPH0347357Y2 (ja) | ||
JP2665047B2 (ja) | 電磁波シールド構造物 | |
JP3170020B2 (ja) | パネル構造物 | |
JPH0729501Y2 (ja) | 電波暗室及び電波暗室用金属室の内壁面構造 | |
JPH0817342B2 (ja) | 建物に於ける電磁波遮蔽通信システム | |
JPH04130700A (ja) | 電磁波シールドパネル | |
JPH0536315Y2 (ja) | ||
JPH06876Y2 (ja) | 電磁シールドパネルのシールド構造 | |
JPH11324167A (ja) | 電磁シールド吸音工法及びパネル | |
JPH0671795U (ja) | 電磁波シールドルーム | |
JPH0611592Y2 (ja) | 電磁波シールドパネルの接合装置 | |
JPH0132396Y2 (ja) | ||
JPS63268298A (ja) | 電波シ−ルドパネル | |
JP2653427B2 (ja) | 構築物を利用した電磁遮蔽工法 | |
JPH01150400A (ja) | パネル式シールドルーム | |
JPH11181911A (ja) | 電磁波シールドパネルと電磁波シールド壁 | |
JPH08270098A (ja) | 天井・壁連結部の電磁波シールド構造 |