JPH0347357Y2 - - Google Patents

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JPH0347357Y2
JPH0347357Y2 JP6228187U JP6228187U JPH0347357Y2 JP H0347357 Y2 JPH0347357 Y2 JP H0347357Y2 JP 6228187 U JP6228187 U JP 6228187U JP 6228187 U JP6228187 U JP 6228187U JP H0347357 Y2 JPH0347357 Y2 JP H0347357Y2
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radio wave
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、導電性が良好で、かつ内装材の取
付けが建物躯体への固定が容易な電波シールドパ
ネル用連結金具に関する。
〔従来の技術〕
従来の電波シールドパネル用連結金具として、
例えば第5〜7図に示すようなものがある。第5
図は連結金具に隣接した電波シールドパネルの状
態を示す図で、同図aは壁部断面を、同図bはフ
ロア部断面を、同図cはコーナー部断面を示した
ものである。図において、1は電波シールドパネ
ル、2は電波シールド材であつて、芯材3を挟ん
で貼着積層されてパネルを構成している。電波シ
ールド材2は通常、Zn,Cu,Al等をめつきした
鋼板あるいは金属網が使用されている。3は芯材
で通常、プライウツド(ベニヤ板)またはパーチ
クルボード等が使用される。4あ押え板、5は溝
板であつて、これらでパネル1を挟み、ボルト6
で締付けることにより、隣接するパネル1を連結
するようになつている。押え板4,溝板5は軟鋼
材で形成され、高い導電性が必要な場合は表面に
Znめつき等を施される。また押え板4はやや湾
曲した形状で両端縁が電波シールド材2に喰い込
むように形成され、連結されたパネル同士がこれ
らの金具4,5を介して電気的に確実に導通する
ことにより、電波シールド効果を良好にするため
である。
同図bはシールド空のフロア部の断面であつ
て、7は電波シールド材2が直接に床躯体に接触
しないために介装された繊維板、8は上側のシー
ルド材2を保護するためのハードボード等であ
る。
同図cはコーナー部におけるパネル1の連結状
態を示したもので、9,10は前記と同様にパネ
ル1を連結するための金具である。
第6図は電波を遮断したシールド室20を一部
破断して示した図であつて、電波シールドパネル
を連結金具によつて連結して構成したものであ
る。
第7図は、上記のようなシールド室20を構成
するための第2の従来例としての連結金具を示し
たものである。同図a〜dはシールド室20の各
部において電波シールドパネル1を連結した状態
を示した図で、いずれも連結金具として内部クラ
ンプ21、外部クランプ22,ボルト23、皿型
ナツト24,内部コーナーカバー25,仕切りブ
ロツク26等の部分が使用される。これらの部分
の材質は第1の従来例と同様にめつきを施した軟
鋼材である。但し、仕切りブロツク26は導電性
を有しないプラスチツク又は木材が使用される。
また内部クランプ21及び外部クランプ22は、
パネル1を連結したときに各クランプの端縁部が
パネル1の電波シールド材2に喰い込むような形
状に形成されて、電気的接続を確実にしている。
同図aはシールド室20の内部コーナー30の取
付けを斜視図により示し、同図bは隣接パネルの
接続部31を、同図cはコーナー部32を、同図
dは仕切り部を、それぞれ断面図等により示した
ものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の連結金具にあ
つては、金具端縁が電波シールドパネルに喰い込
み勝手構成されているために、パネル同士の電気
的導電性は良好であるものの、喰い込むことによ
つてパネル表面を損傷し、特に電波シールドパネ
ルのシールド材がトタン板でなく金属箔である場
合は剥離してシールド機能が低下するといつた問
題がある。さらに、シールド室内にパネル外の仕
上げ(例えば電波吸収体等)が必要なときは、連
結金具にこれらの内装材を支持すべき部材を有し
ないため、パネル壁に何らかの細工を行うか独立
した下地材を組む必要がある。従つて性能上の
点、また内装下地はシールド面から離して組立て
るためスペースを多く必要とする等の問題があ
る。また、パネル面に地震力やその他の外力が加
わつた場合に、建物躯体等にこれらの外力を伝え
る手段がないため、パネルに歪みを生じるなどの
欠点もあつた。
この考案は、このような従来の問題点にかんが
みてなされたものであつて、T形部材とフラツト
バー部材でパネルを連結すると共にこの部材に内
装下地支持部材等を設けることにより、上記問題
点を解決することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、導電率の大きい金属をめつきした
断面T形の鋼製部材とフラツトバー形の鋼製部材
とを螺着してなる断面がH形状のビームと、この
ビームに挟着されて連結される隣接した電波シー
ルドパネルとの間に介装さた導電性ウエブとによ
り構成され、さらに前記H形状のビームはその両
側の平坦面にそれぞれ内装材取付金具及び建物躯
体へ固定するための固定金具を設けた電波シール
ドパネル用連結金具としたものである。
〔作用〕
断面T形の鋼製部材とフラツトバー形の鋼製部
材とが断面H形のビームを形成するごとく両部材
を螺着した際に、導電性ウエブを介して隣接する
シールドパネルを挟着するようになつているの
で、パネル表面は連続して電気的に導通されるこ
とによりシールド効果を良好にするとともに、地
震力その他の外力がパネルと金物との逃げによつ
て緩衝されるためパネル面内の歪みが連結金具部
で吸収され、さらにこれらの外力は固定金具によ
り建物躯体へ伝えられて吸収される。
〔実施例〕
以下この考案を図面に基づいて説明する。第1
〜4図はこの考案の一実施例を示す図である。
第1図は従来例として第6図に示したシールド
室20と同様なシールド室の断面図であつて、電
波シールドパネル1を本考案に係る連結金具によ
つて連結して構成したものである。1Aは壁部、
1Bは天井部、1Cはフロア部のそれぞれ電波シ
ールドパネルであつて、これらのパネルはハニカ
ムコアや硬質ウレタンフオーム等を芯材とし、こ
の芯材の両面に電波シールド材である金属箔2を
貼着してパネル材を形成し、さらにこのパネル材
を骨組材50の両側に金属枠51によつて取付け
て構成したものである。
40はこれらの電波シールドパネル1A,1
B,1Cを連結するための本考案に係る連結金具
であつて、その詳細を第3図に示す。第2図は第
1図のA−A断面図である。
第3図において、41は導電率の大きい金属、
例えばCu,Al,Zn等をめつきした断面T形の鋼
製部材、42は同様のめつきを施したフラツトバ
ー形の鋼製部材であつて、これらの部材は多数の
ボルト43により螺着されて断面H形のビーム、
すなわち本考案に係る連係金具40を構成してい
る。44は細い銅線を平紐状に編織した導電性ウ
エブであつて、電波シールドパネル1と連結金具
40との間で、ボルト43の締込みによつて挟圧
された状態で介装されている。
そこで、連結金具40によつて連結された隣り
合う電波シールドパネル1は、金属箔2,金属枠
51,ウエブ44を回路として電気的に導通し、
シールド効果を良好に保つ状態となる。
45はビーム40の平坦面に取付けられた内部
ブラケツト(内装材取付金具)、46はブラケツ
ト45の反対側に取付けられた外部ブラケツト、
(固定金具)であつて、第4図に示すように、内
部ブラケツト45はシールド室20内で内装が必
要なとき、その下地材61を固定することがで
き、外部ブラケツト46は建物躯体63に電波シ
ールドパネル1を固定することができるようにな
つている。従つてシールド室内に電波吸収体など
の仕上が必要なときは、前記パネル1A,1B等
のパネル面に工作を施すことなく、簡単に内部ブ
ラケツト45に取付けることができ、また前記パ
ネル1A等に地震力その他の外力が加わつた場合
はパネル1の面内方向の歪みはパネルと連結金具
とのすきまによつて吸収されるとともに、外部ブ
ラケツト46を介して構造体63に伝えられるこ
とになる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、従来
のように電波シールド材である金属箔を傷めるこ
となく隣接するパネルを連結できる、パネル面内
方向の歪みはウエブを介装した連結金具で吸収、
内装を施す場合に電波シールド面を傷つけずに内
装下地を設けることができる。パネルに加わる地
震力等を建物躯体と一体的に受けることができる
等、多くの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る連結金具で組立てた電
波シールド室の一部断面図、第2図は第1図にお
けるA−A断面図、第3図は本考案に係る実施例
の断面例、第4図は内装材取付金具及び固定金具
の側面図、第5図は従来例の断面図で、同図aは
壁部、同図bはフロア部、同図cはコーナー部を
示す図、第6図は第2の従来例によるシールド室
の全体図、第7図は第6図における各部の連結状
態の詳細部で、同図aは内部コーナー組立図、同
図bは隣接パネル接続図、同図cはコーナー部、
同図dは間仕切り部を示す部分図である。 1,1A,1B,1C……電波シールドパネ
ル、40……断面H形のビーム、41……断面T
形の鋼製部材、42……フラツトバー形の鋼製部
材、44……導電性ウエブ、45……内装材取付
金具(内部ブラケツト)、46……固定金具(外
部ブラケツト)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電導率の大きい金属をめつきした断面T形の鋼
    製部材と、フラツトバー形の鋼製部材とを螺着し
    てなる断面がH形状のビームと、このビームに挟
    着されて連結される隣接した電波シールドパネル
    との間に介装された導電性ウエブとにより構成さ
    れ、さらに前記H形状のビームはその両側の平坦
    面にそれぞれ内装材取付金具及び建物躯体へ固定
    するための固定金具を設けたことを特徴とする電
    波シールドパネル用連結金具。
JP6228187U 1987-04-24 1987-04-24 Expired JPH0347357Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6228187U JPH0347357Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24

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JP6228187U JPH0347357Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24

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JPS63170998U (ja) 1988-11-07

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