JPH0735437Y2 - シールドルーム用パネル組立体およびシールドルーム - Google Patents

シールドルーム用パネル組立体およびシールドルーム

Info

Publication number
JPH0735437Y2
JPH0735437Y2 JP1989129451U JP12945189U JPH0735437Y2 JP H0735437 Y2 JPH0735437 Y2 JP H0735437Y2 JP 1989129451 U JP1989129451 U JP 1989129451U JP 12945189 U JP12945189 U JP 12945189U JP H0735437 Y2 JPH0735437 Y2 JP H0735437Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panels
panel
joint
panel assembly
adjacent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989129451U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0367497U (ja
Inventor
隆成 寺川
Original Assignee
株式会社トキメック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トキメック filed Critical 株式会社トキメック
Priority to JP1989129451U priority Critical patent/JPH0735437Y2/ja
Publication of JPH0367497U publication Critical patent/JPH0367497U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0735437Y2 publication Critical patent/JPH0735437Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電磁波を遮蔽するシールドルームおよびそれ
に用いられるシールドルームパネル組立体に関する。
[従来の技術] 従来、電磁波を遮蔽するシールドルームにおいては、シ
ールドパネルとして、耐水ベニア板に亜鉛メッキ鋼板あ
るいは、電解銅箔などの導電性材料を配設したパネルを
用い、パネル間の導電措置を行ってから、その表面にベ
ニア板、または石膏ボードを貼り、さらに壁紙等の装飾
仕上を行っていた。
また、ビル内オフィスを区切る間仕切り用壁面パネル
は、装飾性および不燃性を要求されるため、カラー鋼板
と石膏ボードとから成る壁面パネルが多用されている
が、電磁波に対する遮蔽機能は全く考慮されていない。
第6図は、従来から大量に生産されている間仕切り用壁
面パネルの外観図である。焼付けカラー鋼板を箱状加工
した箱状空間1内に石膏ボード2を充填した構成となっ
ている。
第7図は、第6図に示した間仕切り用壁面パネルを2つ
接合して、連続壁面を形成した場合の接合部の断面図で
ある。1aはカラー鋼板を示し、接合部は、パネル間を接
合する接合部材3と、金属製支柱4とからなっている。
[考案が解決しようとする課題] 上記、亜鉛メッキ鋼板パネル、電解銅箔パネルまたはア
ルミ箔パネルは、シールド措置の他、表面、装飾仕上、
例えばアクリル焼付け塗装、などの工程を必要とする。
そのためのコストを加えねばならないという問題があっ
た。また、パネル表面は、塗装のため電気的に絶縁され
ており、隣接するパネルを、電気的に接続することは困
難であった。
一方、間仕切り用壁面パネルは全くシールド機能を考慮
していないものが多い。一部のものはシールド機能を有
しているが、その製作工程は、カラー鋼板と石膏ボード
との間に金属メッシュを挟み、金属メッシュを該壁面パ
ネル周囲に延長させるものであり、壁面パネル間の導電
措置を容易にしている。しかし、前記金属メッシュを用
いた壁面パネルは、間仕切り用壁面パネルとして大量に
生産している従来の工程を変更せねばならず、コスト・
アップはまぬがれない。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たもので、間仕切り用壁面の完成品に手を加えるのみ
で、シールドルームの形成に用いられるパネル組立体お
よびシールドルームを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案の一態様によれば、 電磁波遮蔽空間を構築するシールドルームを形成するた
めのシールドルーム用パネル組立体において、 複数枚のパネルと、 隣接するパネルの繋ぎ目の外側に隣接して位置し、これ
らのパネルを連結固定すると共に、これらを支持するた
めの支柱と、 パネル間に配置されて隣接するパネルを支柱に固定する
ための接合部材と、 上記隣接するパネルと支柱との間であって、パネル間の
繋ぎ目の外側に位置すると共に、隣接するパネルのパネ
ル面と並行して配置され、隣接する二つのパネルに接触
して、それらの間の繋ぎ目を覆う導電性部材とを備え、 上記パネルは、不燃材で構成されるボードと、このボー
ドの一つの面に配置された導電性薄板を有し、 上記導電性部材は、上記パネル間の繋ぎ目の幅より広い
幅を有し、パネルを支柱に固定したとき、それらの間で
固定され、パネル間の繋ぎ目を覆うと共に、その幅方向
の一部分が、繋ぎ目に沿って、二つの並行するパネルの
導電性薄板に密接して、電磁波の漏洩を抑える構造を有
すること を特徴とするシールドルーム用パネル組立体が提供され
る。
これらのパネル組立体を用いてシールドルーム、OA機器
用机等を組み立てることができる。
[作用] 導電性材料をパネル材料の表面に配設することにより、
電磁波を遮蔽できる。
さらに、パネル材料の表面に、導電性材料を配設するだ
けでよいので、従来法にくらべ経済性が優れる。
また、各パネルを複数枚隣接して配置し、パネル間の空
隙を導電性部材で閉塞し、該導電性部材と上記パネルに
配設した導電性材料とを接触させて、該接触部からの電
磁波の漏洩を防止できるパネル組立体に形成できる。
従って、電磁波の漏洩を完全に防止し、かつ安価なシー
ルドルームの提供が可能となる。
[実施例] 第1図は本考案に係るシールドルーム用パネル組立体に
用いられる電磁波シールド壁面パネルの外観図である。
箱状空間1に石膏ボード2を充填し、石膏ボード外側表
面はカラー鋼板1aを配設し、石膏ボードの内側表面に、
電解銅箔またはアルミ箔などの導電性薄板5を配設した
構成となっている。
石膏ボード等の絶縁物によっては、電磁波の遮蔽はでき
ないので、該導電性薄板5により、電磁波を遮蔽する。
上記導電性薄板5は、例えば、両面テープにより、上記
石膏ボード2等の表面に接着するなどの方法がある。
次に、上記シールド用パネルを接合して、シールド用パ
ネル組立体の実施例について説明する。
第2図は、上記シールド用パネルを接合して、シールド
用パネル組立体を組立た場合の接合部の断面図である。
本実施例のシールド用パネル組立体は、2枚のパネルを
互いにカラー鋼板1aを外向きにして並設し、かつ、それ
らに順次他のパネルを連結して構成される。
隣接するシールド用パネルの導電性薄板5および5′
は、導電性部材6を面接触させることにより、電気的に
接続され、繋ぎ目からの電磁波の漏洩を完全に防止でき
る。これにより、任意の広さのシールド空間を容易につ
くることができる。
第3図は、隣接する2枚の導電性薄板5、5′を、電気
的に接続するための導電性部材6の一例の外観図であ
る。
該導電性部材6は、隣接するパネルの間隙より幅が広い
板状のものであり、その長さは、導電性薄板5とほぼ同
じである。また、この導電性部材6は、同図に示すよう
に、長手方向と平行な辺に切れ目6aを多数入れ、切れ目
6aによって分割される辺縁部6bをわん曲させ、導電性薄
板5との電気的接続を確実にしている。
材質は、リン青銅、ベリリウム銅などが、導電性、経済
性の点から有効である。
第4図は、壁面パネルの非装飾面の2面とも、シールド
壁面パネルとした場合の、隣接するパネルの接合部を示
す断面図である。
本実施例においては、前記実施例に示した壁面パネルを
用いる。従って、ここではパネルの構造については説明
を省略する。
同図において、隣接する各パネルの導電性薄板5は、導
電性部材6により電気的に接続されている。一方、支柱
4を電気的絶縁材料を用いて形成し、対向するパネルの
導電性薄板5を、電気的に分離する。
このように、2面とも、シールド壁面パネルとすること
で、いわゆる2重シールドパネルを形成し、さらにシー
ルド性能を向上でき、しかも、費用は安い。
なお、第5図に示すように、導電性の支柱4′を二分し
て設け、これらを、電気的絶縁物7で絶縁することによ
っても、上記2重シールドの効果が得られる。
第8図には、上記シールド壁面パネルを用いて組み立て
た電磁波シールドルームの一例を示す。
同図において、8は電磁波シールド壁面パネルを示し、
該パネルを複数枚接合することで、任意の広さの電磁波
シールドルームが組み立てられる。
また、上記シールド壁面パネルは、天井板または床材と
して使用することもでき、完全なシールドルームが得ら
れる。
[考案の効果] 上記説明した本考案により、低コストで電磁波を遮蔽で
きる電磁波シールド用パネル組立体およびシールドルー
ムが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシールドルーム用パネル組立体に
用いられる電磁波シールド用パネルの一実施例の外観
図、第2図は上記パネルを複数枚隣接して配置した電磁
波シールド用パネル組立体の一実施例の断面図、第3図
は導電性薄板を電気的に接続するための導電性部材の一
例の外観図、第4図は壁面パネルの非装飾面の2面とも
にシールド用パネルとした場合の実施例の断面図、第5
図は支柱の一例の断面図、第6図は従来の間仕切り用壁
面パネルの外観図、第7図は接合部の断面図、第8図は
本考案のパネルを用いた電磁波シールドルームの一実施
例を示す斜視図である。 1…箱状空間、1a…カラー鋼板、2…石膏ボード、3…
接合部材、4…支柱、5,5′…導電性薄板、6…導電性
部材、6a…切れ目、6b…辺縁部、7…電気的絶縁物、8
…電磁波シールド壁面パネル。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁波遮蔽空間を構築するシールドルーム
    を形成するためのシールドルーム用パネル組立体におい
    て、 複数枚のパネルと、 隣接するパネルの繋ぎ目の外側に隣接して位置し、これ
    らのパネルを連結固定すると共に、これらを支持するた
    めの支柱と、 パネル間に配置されて隣接するパネルを支柱に固定する
    ための接合部材と、 上記隣接するパネルと支柱との間であって、パネル間の
    繋ぎ目の外側に位置すると共に、隣接するパネルのパネ
    ル面と並行して配置され、隣接する二つのパネルに接触
    して、それらの間の繋ぎ目を覆う導電性部材とを備え、 上記パネルは、不燃材で構成されるボードと、このボー
    ドの一つの面に配置された導電性薄板を有し、 上記導電性部材は、上記パネル間の繋ぎ目の幅より広い
    幅を有し、パネルを支柱に固定したとき、それらの間で
    固定され、パネル間の繋ぎ目を覆うと共に、その幅方向
    の一部分が、繋ぎ目に沿って、二つの並行するパネルの
    導電性薄板に密接して、電磁波の漏洩を抑える構造を有
    し、かつ、上記パネル間の繋ぎ目に沿う両辺縁部がわん
    曲していること を特徴とするシールドルーム用パネル組立体。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記導電性部材の両辺
    縁部は、縁から中心部へ向かう切れ目が多数設けられて
    いるシールドルーム用パネル組立体。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、ボードは、箱
    状に加工されたカラー鋼板と、その箱状空間に充填され
    た石膏ボードとで構成されることを特徴とするシールド
    ルーム用パネル組立体。
  4. 【請求項4】請求項3において、導電性部材は、リン青
    銅およびベリリウム銅のうち一方で構成されるシールド
    ルーム用パネル組立体。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載のシールド
    ルーム用パネル組立体を用いて構築することを特徴とす
    る電磁波シールドルーム。
JP1989129451U 1989-11-06 1989-11-06 シールドルーム用パネル組立体およびシールドルーム Expired - Lifetime JPH0735437Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989129451U JPH0735437Y2 (ja) 1989-11-06 1989-11-06 シールドルーム用パネル組立体およびシールドルーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989129451U JPH0735437Y2 (ja) 1989-11-06 1989-11-06 シールドルーム用パネル組立体およびシールドルーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0367497U JPH0367497U (ja) 1991-07-01
JPH0735437Y2 true JPH0735437Y2 (ja) 1995-08-09

Family

ID=31677079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989129451U Expired - Lifetime JPH0735437Y2 (ja) 1989-11-06 1989-11-06 シールドルーム用パネル組立体およびシールドルーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0735437Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4636580B2 (ja) * 2001-09-25 2011-02-23 株式会社テクネット 電磁シールドパネルの取付方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59155198A (ja) * 1983-02-23 1984-09-04 コマニ−株式会社 電波シ−ルド室
JPH0165197U (ja) * 1987-06-22 1989-04-26
JPH075679Y2 (ja) * 1987-11-09 1995-02-08 三井東圧化学株式会社 電磁シールド不燃性化粧板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0367497U (ja) 1991-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2838592A (en) Shielding enclosures
EP2267844A1 (en) Radio frequency wave reducing material and methods for manufacturing same
US4507520A (en) Double isolated shielding enclosure
JP2005529500A (ja) キャビネット/囲いを構成するための構造体の組み立てに使用する金属製異形材における改良
CN201577245U (zh) 模块化拼装机柜
US5008486A (en) Electromagnetic wave shielding panels and wall structure
US7589285B2 (en) Magnetic shield panel
US4740654A (en) Modular double electrically isolated shielding enclosure
JPH0735437Y2 (ja) シールドルーム用パネル組立体およびシールドルーム
JPH0440320Y2 (ja)
JPS6134824Y2 (ja)
JPH0347357Y2 (ja)
JP2583512Y2 (ja) シールドパネルの連結構造
US3988869A (en) Panel end structure and panel joint
JPH0132396Y2 (ja)
JPS6317238B2 (ja)
JP2665047B2 (ja) 電磁波シールド構造物
JPH0514559Y2 (ja)
JPH0217514Y2 (ja)
JP2584222Y2 (ja) 電磁波シールドルーム
JP2571884B2 (ja) 鉄骨構造の電磁波シールドビル
JP3170020B2 (ja) パネル構造物
KR102179400B1 (ko) 조립식 패널 함체용 벽체 코너연결구
JPH0627997Y2 (ja) 電磁波シールド室の壁パネル立設構造
JPH01233798A (ja) 電磁遮蔽材および電磁遮蔽パネル