JPH0132396Y2 - - Google Patents

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JPH0132396Y2
JPH0132396Y2 JP7759586U JP7759586U JPH0132396Y2 JP H0132396 Y2 JPH0132396 Y2 JP H0132396Y2 JP 7759586 U JP7759586 U JP 7759586U JP 7759586 U JP7759586 U JP 7759586U JP H0132396 Y2 JPH0132396 Y2 JP H0132396Y2
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conductive
wall panel
wall
floor
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、医療用や電子機器の性能測定用な
どに供される電磁波シールド室における床と壁と
の導電接続装置に関するものである。
この明細書において、「表」とは電磁波シール
ド室の外側を、「裏」とは同内側の方向をいう。
従来技術とその問題点 パネル組立式の電磁波シールド室を形成するに
あたり、大きな床耐荷重性が要求される場合に、
コンクリートなどで形成された床面を銅箔などの
金属箔で被覆し、壁および天井をシールドパネル
で構成する、いわゆる床パネルなし仕様を採用す
ることは広く知られている。
この場合、第3図に示すように、床101にア
ンカーボルト102で固着された横断面形の幅
木103内に、断熱材製芯材104と芯材104
の両面を覆う金属製表裏皮材105,106とか
らなるサンドイツチ構造の複数の壁パネル107
が嵌め込まれ、複数の壁パネル107が横方向に
接触させられて壁が形成される。そして銅箔10
8を、室内側の床101面、幅木103の室内側
の側面、壁パネル107の室内側表面である裏皮
材106の下部表面にそれぞれ接触するように配
した後、幅木103の空内側垂直壁103aの直
上に壁パネル107の横方向へ伸びる金属製当て
板109、銅箔108の上縁部を被覆し、ついで
当て板109の幅中央部に所定間隔で設けられた
多数のねじ孔110にタツピンねじ111をねじ
込むことにより、銅箔108と床パネル107の
裏皮材106とを密に接触させる。
しかしながら、このような工法で床101と壁
パネル107とを導電接続すれば、ねじ止めの工
程に多くの手数と時間とが費されるばかりか、導
電シート12に多数の孔があくため、電磁波シー
ルドの性能に関しても十分な効果が期待できなか
つた。さらに、室内側に当て板109や多数のタ
ツピンねじ111の頭が存在し、見栄えのよいも
のではなかつた。
この考案は上記の実情に鑑みてなされたもので
あつて、施工の手数と時間とを短縮するととも
に、電磁波シールドの性能を向上させ、さらに美
観の点でも優れた、電磁波シールド室における床
と壁との導電接続装置を提供することを目的とす
る。
問題点の解決手段 この考案による電磁波シールド室における床と
壁との導電接続装置は、電磁波シールド室の床の
上に配される幅木と、芯材および芯材の表裏両面
を覆う金属製表裏皮材からなり、幅木の上面に載
せられて幅木に接続される壁パネルと、幅木と壁
パネルとの接続部に配される導電ガスケツトと、
床を覆いかつ壁パネルにおける表裏皮材のうち少
なくとも一方の導電接続される導電シートとから
なり、幅木の上面には上方に開口し幅木の長手方
向に伸びる導電ガスケツト嵌合溝が設けられて、
この溝に導電ガスケツトが配され、導電シートの
縁部が溝の外側壁に沿つて折り込まれ、導電ガス
ケツトに密接されており、一方、壁パネルの幅木
との接続側の端部における表裏皮材のうち少なく
とも一方の縁部が内側へ折り込まれており、幅木
と壁パネルとの接続時に、導電ガスケツトが皮材
の折り込み縁部に密接するようになされているこ
とを特徴とする。
実施例 以下、この考案の2つの実施例を図面を参照し
ながら説明する。
実施例 1 第1図において1はコンクリート製の床、2は
アンカーボルト3およびナツト4により床1に固
着された横断面略形のアルミニウム押出型材製
の幅木であり、その開口側が室内側に向くように
配置されている。幅木2の上面には、それぞれ上
方へ突出し幅木2の全長にわたる表裏上縁壁2
a,2b、および表裏上縁壁2a,2bからそれ
ぞれ所定間隔をおいた上面中央部寄り位置に幅木
2の全長にわたつて上方突出状に設けられかつそ
の先縁が外方へ直角に屈曲された表裏内壁2c,
2dが形成されている。そして、表上縁壁2aの
裏側面、表内壁2cの表側面および幅木2の上面
で形成される空間は絶縁ガスケツト嵌合溝2eと
かれ、この溝2eに沿つて絶縁ガスケツト5がき
つく嵌合されている。また、裏上縁壁2bの表側
面、裏内壁2dの裏側面および幅木2の上面で形
成される空間は導電ガスケツト嵌合溝2fとさ
れ、この溝2fに沿つて導電ガスケツト6がきつ
く嵌合されている。
絶縁ガスケツト5はネオプレン、シリコン等の
スポンジまたは中空ゴムからなり、導電ガスケツ
ト6は絶縁ガスケツト本体6aとその外周面を覆
つているシート状導電部材6bとからなる。な
お、このシート状導電部材6bとしては、金網状
のもの、金属繊維を織つてシート状としたもの、
金属繊維を不織布状に集めてシート状としたもの
および金属箔などが用いられらる。
幅木2には、その全長にわたる開口を塞ぐ側面
板7が嵌め合わされている。そして、銅箔からな
る導電シート12により、床1面、幅木2の下部
水平壁2gの室内側の面、側面板7の室内側の
面、および幅木2の裏上縁壁2bの室内側の面の
それぞれが密接状に被覆されている。さらに導電
シート12の上縁は、裏上縁壁2bの上側面から
導電ガスケツト嵌合溝2fを形成する3つの面の
それぞれに沿うように、かつ導電ガスケツト6の
外周面に接触するように、折り込まれている。
幅木2の上面には、断熱材製芯材8aと芯材8
aの表裏両面を覆うアルミニウム製表裏皮材8
b,8cとからなるサンドイツチ構造の壁パネル
8が載せられ、幅木2に接続されている。すなわ
ち壁パネル8の下面には、下方に開口しかつ同面
の全長にわたる横断面略〓形のプラスチツク押出
型材製枠材9が配されており、その表裏両側壁9
a,9b内面に沿うように、壁パネル8の表裏皮
材8b,8cの縁部8d,8eが折り込まれてい
る。そして幅木2と壁パネル8とは、幅木2の上
部水平壁2hと壁パネル8下面における枠材9と
が連結ボルト10および埋め込みナツト11で連
結されることにより、接続されている。
このとき、導電ガスケツト6および絶縁ガスケ
ツト5はそれぞれの一部が、それぞれ壁パネル8
の裏皮材8cの折り返し縁部8eおよび表皮材8
bの折り返し縁部8dに強く圧接されており、し
たがつて導電シート12と壁パネル8の裏皮材8
cとは、導電接続されている。
実施例 2 第2図はこの考案の他の実施例を示すものであ
る。
この実施例2において実施例1と異なるのは、
室内側の床1上に耐水ベニヤ板13が敷かれてい
る点および導電シート12が2枚用いられ、それ
ぞれがパネル8の表裏皮材8b,8cと導電接続
されている点である。
すなわち、幅木2の上面における2つの導電ガ
スケツト嵌合溝2f,2fの双方に導電ガスケツ
ト6が密に嵌合されており、床1面に直接敷かれ
た導電シート12は、幅木2の下面を横断して幅
木2の垂直壁外面に密着させられ、その先縁が上
記の場合と全く同じように、表上縁壁2aを乗り
越えて導電ガスケツト嵌合溝2f内に折り込ま
れ、同溝2fと導電ガスケツト6との間に挟まれ
て同ガスケツト6に密接されて、壁パネル8の表
皮材8bに導電接続されている。ベニヤ板13の
上に敷かれた方の導電シート12は実施例1と同
じようにして壁パネル8の裏皮材8cと導電接続
されている。
他の構成は実施例1と同じであり、同じものに
は同じ符号を付した。
考案の効果 この考案による電磁波シールド室における床と
壁との導電接続装置は、上記のように構成されて
いるので、従来のような多数のタツピンねじおよ
び当て板による施工を省略することができ、した
がつてこの考案によれば、施工の手数と時間とを
短縮することが可能になる。また、導電シートに
ねじによる孔がないため、この考案によれば従来
のねじ止め施工により避けられなかつた電磁波シ
ールド性能の劣化を回避できるとともにさらに同
性能の向上を図ることが可能になる。その上、こ
の考案による導電接続装置の接続箇所における外
観は、従来の同様な装置とは比較できないほど美
しくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例1を示す要部拡大断
面図、第2図はこの考案の実施例2を示す要部拡
大断面図、第3図は従来の接続装置を示す要部拡
大断面図である。 1……床、2……幅木、2f……導電ガスケツ
ト嵌合溝、6……導電ガスケツト、8……壁パネ
ル、8a……芯材、8b……表皮材、8c……裏
皮材、8d,8c……折り込み縁部、12……導
電シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁波シールド室の床1の上に配される幅木2
    と、芯材8aおよび芯材8aの表裏両面を覆う金
    属製表裏皮材8b,8cからなり、幅木2の上面
    に載せられて幅木2に接続される壁パネル8と、
    幅木2と壁パネル8との接続部に配される導電ガ
    スケツト6と、床1を覆いかつ壁パネル8におけ
    る表裏皮材8b,8cのうち少なくとも一方に導
    電接続される導電シート12とからなり、幅木2
    の上面には上方に開口し幅木2の長手方向に伸び
    る導電ガスケツト嵌合溝2fが設けられて、この
    溝2fに導電ガスケツト6が配され、導電シート
    12の縁部が溝2fの外側壁に沿つて折り込ま
    れ、導電ガスケツト6に密接されており、一方、
    壁パネル8の幅木2との接続側の端部における表
    裏皮材8b,8cのうち少なくとも一方の縁部が
    内側へ折り込まれており、幅木2と壁パネル8と
    の接続時に、導電ガスケツト6が皮材8cの折り
    込み縁部8eに密接するようになされている電磁
    波シールド室における床と壁との導電接続装置。
JP7759586U 1986-05-22 1986-05-22 Expired JPH0132396Y2 (ja)

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CN108156799A (zh) * 2017-12-12 2018-06-12 中国电波传播研究所(中国电子科技集团公司第二十二研究所) 一种户外电磁屏蔽墙的防盗结构及其施工方法

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