JPH0546319Y2 - - Google Patents

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JPH0546319Y2
JPH0546319Y2 JP15688288U JP15688288U JPH0546319Y2 JP H0546319 Y2 JPH0546319 Y2 JP H0546319Y2 JP 15688288 U JP15688288 U JP 15688288U JP 15688288 U JP15688288 U JP 15688288U JP H0546319 Y2 JPH0546319 Y2 JP H0546319Y2
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conductive sheet
floor
insulating
electromagnetic shielding
lower insulating
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、電磁波シールド室、さらに詳しく
は、床パネル無しタイプの電磁波シールド室にお
ける床構造に関するものである。
従来の技術 パネル組立式の電磁波シールド室を形成するに
あたり、大きな床耐荷重性が要求される場合に、
コンクリートなどで形成された床面を銅箔などの
金属箔で被覆し、壁および天井をシールドパネル
で構成する、いわゆる床パネル無し仕様を採用す
ることは広く知られている。
考案が解決しようとする課題 例えば第3図に示すように、従来の電磁波シー
ルド室31の床32は、コンクリート壁Gの上面
に電解銅箔や鉄板等よりなる導電性シート34が
直接敷き込まれ、その上に仕上げ材36の下地を
兼ねてベニヤ板33が被せられて、これらがコン
クリート釘37により固定されていた。
しかしながら、このような従来の床32の構造
には、つぎのような問題があつた。
コンクリート壁G表面の仕上がり状態が悪
く、凹凸部が存在する場合には、導電性シート
34が破損し易く、またいわゆる不陸が生じて
いる場合には、床22の仕上げ後に床面に段差
が生じた。
コンクリート壁Gの上面に導電性シート34
が直接敷き込まれるために、導電性シート34
が腐食され易い。
導電性シート34を固定するために、コンク
リート釘(金属性固定具)37がコンクリート
壁Gに直接に打ち込まれているため、電磁環境
によつては、コンクリート壁G、導電性シート
34および金属製固定具37を通して、床面の
コンクリート壁Gに潜在するノイズをひらつて
しまう、すなわち、電磁波シールド室31の内
外の電気的絶縁を行なうことができない場合が
ある。
上記の〜の結果、電磁波シールド室31の
機能であるシールド性能が低下し、最低性能保証
値を維持できず、しかも床面の仕上がり状態がき
れいでないという問題があつた。
この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解
決し、床の絶縁板を2層構成とし、両者の間に導
電性シートを挟んで床に敷設することにより、床
に重量物をのせた場合にも導電性シートの破損を
有効に防止することができ、また導電性シートの
腐食を防止することができるとともに、電磁波シ
ールド室の内外を電気的に確実に絶縁することが
できて、シールド性能の最低保証値を十分に維持
することができ、さらに床面の仕上がりが非常に
きれいである、電磁波シールド室を提供しようと
するにある。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、床
が、コンクリート壁の上面に下から順に積み重ね
られた下部絶縁板、絶縁性を有する防止シート、
導電性シート、上部絶縁板、および表面仕上材と
によつて構成され、導電性シートが電磁波シール
ド室側壁と電気的に接続され、下部絶縁板が、絶
縁性を有する防水シートの下側においてコンクリ
ート壁に所要数の金属製固定具によつて固定され
るとともに、上部絶縁板と導電性シートと絶縁性
を有する防水シートとが、表面仕上材の下側にお
いてかつ下部絶縁板の固定箇所と異なる箇所にお
いて下部絶縁板に所要数の金属製固定具によつて
固定されている、電磁波シールド室を要旨として
いる。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて詳
しく説明する。
この考案の実施例を示す第1図と第2図におい
て、電磁波シールド室1の床2は、コンクリート
壁Gの上面に下から順に積み重ねられたタールエ
ポキシ系塗装紙よりなる下部防水紙7、ベニヤ板
よりなる下部絶縁板3、上記塗装紙と同素材より
なる中間部防水紙8、銅箔よりなる導電性シート
4、上記塗装紙と同素材よりなる上部防水紙9、
上部絶縁板5、および表面仕上材6とによつて構
成されている。なお、タールエポキシ系塗装紙よ
りなる防水紙7,8,9は、一般に知られている
ように絶縁性も併せ有している。
電磁波シールド室1の床を構成すべきコンクリ
ート壁Gの周縁部に、アンカーボルト15および
ナツト16により横断面略コ形のアルミニウム押
出型材製の土台14が、その開口部を室内側に向
けて固定されている。
土台14には、その全長にわたつて開口部を塞
ぐ側面板25が嵌め合わされている。
また土台14の上面には、断熱材製芯材17と
これの表裏両面を覆うアルミニウム製表面板1
8,18と、枠19とによつて構成されたサンド
イツチ・パネルよりなる側壁11がのせられ、土
台14に連結ボルト20および埋め込みナツト2
1で連結されている。
そして、上記銅箔よりなる導電性シート4の周
縁部4aが垂直状に折り曲げられて、その先端部
が側壁11と土台14との間に折り込まれ、これ
が導電ガスケツト22と共に側壁11と土台14
とに挟まれてアルミニウム製表面板18の折り返
し縁部18aに圧接せしめられることにより、導
電性シート4が側壁11の表面板18に電気的に
接続されている。
またベニヤ板よりなる下部絶縁板3と防水紙7
とが、タールエポキシ系塗装紙よりなりかつ絶縁
性も併せ有している防水紙8の下側においてコン
クリート壁Gに所要数のコンクリート釘12によ
つて固定されるとともに、ベニヤ板よりなる上部
絶縁板5と導電性シート4と防水紙8とが、表面
仕上材6の下側においてかつ下部絶縁板3の固定
箇所と異なる箇所において下部絶縁板3に所要数
の木ねじあるいはタツピングねじ13によつて固
定されているものである。
なお、上記側壁11と土台14との間には、導
電ガスケツト22と対向するようにスペーサとし
ての絶縁ガスケツト23が介在させられている。
ここで、絶縁ガスケツト23はスポンジ状また
は中空状のネオプレンゴム、シリコンゴムよりつ
くられており、導電ガスケツト22はこの絶縁ガ
スケツトと、これの外周面を覆う銅箔とによつて
つくられている。
また、導電性シート4の立上がり状周縁部4a
には、化粧用幅木24が被せられている。
なお、上記導電性シート4としては、床面の不
陸になじみ易いように銅箔等の金属箔を仕様する
のが好ましいが、その他金属繊維製織布もしくは
不織布、あるいは鉄板等の金属薄板を用いてもよ
い。
また上記実施例では、タールエポキシ系塗装紙
よりなる防水紙7,8,9を用いているが、勿論
他の防水シートを用いてもよく、また場合によつ
ては防水紙7,9や防水シートは省略することも
ある。
考案の効果 この考案による電磁波シールド室は、上述のよ
うに、床が、コンクリート壁の上面に下から順に
積み重ねられた下部絶縁板、絶縁性を有する防水
シート、導電性シート、上部絶縁板、および表面
仕上材とによつて構成され、導電性シートが電磁
波シールド室側壁と電気的に接続され、下部絶縁
板が、絶縁性を有する防水シートの下側において
コンクリート壁に所要数の金属製固定具によつて
固定されるとともに、上部絶縁板と導電性シート
と絶縁性を有する防水シートとが、表面仕上材の
下側においてかつ下部絶縁板の固定箇所と異なる
箇所において下部絶縁板に所要数の金属製固定具
によつて固定されているもので、床の絶縁板を2
層構成とし、両者の間に導電性シートが挟まれて
いるから、床に重量物をのせた場合、およびコン
クリート壁表面に凹凸部が存在する場合等にも、
導電性シートの破損を有効に防止することができ
る。また導電性シートとコンクリート壁との間に
下部絶縁板が介在されているため、導電性シート
の腐食を防止することができる。
またこの考案によれば、下部絶縁板が、絶縁性
を有する防水シートの下側においてコンクリート
壁に所要数の金属製固定具によつて固定されると
ともに、上部絶縁板と導電性シートと絶縁性を有
する防水シートとが、表面仕上材の下側において
かつ下部絶縁板の固定箇所と異なる箇所において
下部絶縁板に所要数の金属製固定具によつて固定
されているので、導電性シートとコンクリート壁
とは電気的に遮断されており、従つて電磁波シー
ルド室の内外を電気的に確実に絶縁することがで
きて、コンクリート壁に潜在するノイズをひらう
ようなことが全くなく、シールド性能の最低保証
値を充分に維持することができる。
さらに上下2層の絶縁板を用いているため、コ
ンクリート壁に不陸があつてもこれを充分吸収す
ることができ、床面の仕上がりが非常にきれいで
ある、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す電磁波シール
ド室の床部分の拡大断面図で、これは第2図−
線に沿うものである。第2図は同電磁波シール
ド室の部分切欠き斜視図、第3図は従来の電磁波
シールド室の床部分の拡大断面図である。 1……電磁波シールド室、2……床、G……コ
ンクリート壁、3……下部絶縁板、4……導電性
シート、5……上部絶縁板、6……表面仕上材、
7,9……防水紙、8……防水紙(防水シート)、
11……電磁波シールド室側壁、12,13……
金属製固定具、18……金属製表面板、22……
導電ガスケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床2が、コンクリート壁Gの上面に下から順に
    積み重ねられた下部絶縁板3、絶縁性を有する防
    水シート8、導電性シート4、上部絶縁板5、お
    よび表面仕上材6とによつて構成され、導電性シ
    ート4が電磁波シールド室側壁11と電気的に接
    続され、下部絶縁板3が、絶縁性を有する防水シ
    ート8の下側においてコンクリート壁Gに所要数
    の金属製固定具12によつて固定されるととも
    に、上部絶縁板5と導電性シート4と絶縁性を有
    する防水シート8とが、表面仕上材6の下側にお
    いてかつ下部絶縁板3の固定箇所と異なる箇所に
    おいて下部絶縁板3に所要数の金属製固定具13
    によつて固定されている、電磁波シールド室。
JP15688288U 1988-11-30 1988-11-30 Expired - Lifetime JPH0546319Y2 (ja)

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JP15688288U JPH0546319Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30

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JPH0276897U JPH0276897U (ja) 1990-06-13
JPH0546319Y2 true JPH0546319Y2 (ja) 1993-12-03

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