JP3522850B2 - 電磁シールドルーム - Google Patents

電磁シールドルーム

Info

Publication number
JP3522850B2
JP3522850B2 JP24249394A JP24249394A JP3522850B2 JP 3522850 B2 JP3522850 B2 JP 3522850B2 JP 24249394 A JP24249394 A JP 24249394A JP 24249394 A JP24249394 A JP 24249394A JP 3522850 B2 JP3522850 B2 JP 3522850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
copper foil
laid
panel
electromagnetically shielded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24249394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08107287A (ja
Inventor
ヨシイ 羽柴
Original Assignee
鈴木 雅宣
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 鈴木 雅宣 filed Critical 鈴木 雅宣
Priority to JP24249394A priority Critical patent/JP3522850B2/ja
Publication of JPH08107287A publication Critical patent/JPH08107287A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3522850B2 publication Critical patent/JP3522850B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁波の漏洩を防止す
ることが出来る電磁シールドルームに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電磁波をシールドする電磁シールドルー
ムとして、例えば医療用検査装置であるMRI(超伝導
磁気診断装置)を収容するものがある。この電磁シール
ドルームは、床に複数の銅箔を互いに接合しつつ全面に
わたって敷設し、且つ壁や天井は導電性を有する材料か
らなる複数のパネルを連設して構成されており、電磁シ
ールドルームの外部で発生した電磁波のルーム内への侵
入を阻止し、且つルーム内で発生した電磁波のルーム外
への漏洩を阻止することが可能である。
【0003】上記電磁シールドルームでは、床に銅箔を
敷設するに当たり、コンクリート面にタールエポキシを
塗布して複数の銅箔を配置し、タールエポキシが乾燥し
た後、銅箔どうしを半田付けし、更にタールエポキシを
塗布してシンダーコンクリートを打設したり、樹脂フィ
ルムを敷いて合板を張りつめた後、該合板上に銅箔を配
置して半田付けし、更に、銅箔の上に合板を張りつめる
ようにするのが一般である。また床に敷設した銅箔と壁
面を接合する場合、銅箔の周縁をパネルに到達するまで
延長し、銅箔どうしの接合と同様に、銅箔とパネルを半
田付けするのが一般である。
【0004】上記電磁シールドルームの壁や天井は、所
定の寸法を持って形成された複数の金属パネルを連設し
てボルト等の締結部材によって互いに固着することで構
成されるのが一般である。特に、天井は吊りボルトを介
して建物の躯体と接続され、これにより、天井の重量を
躯体によって支持し得るように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記電磁シールドルー
ムに於いて、銅箔どうし或いは銅箔とパネルを接合する
際に半田付けによって行っている。然し、この方法で
は、半田付け作業に多くの時間を要し、且つ耐震性能に
ついて特別な考慮がなされていないため、地震発生時に
半田付部分に大きな変動荷重が作用したとき、該半田付
部分が破損する虞があるという問題がある。
【0006】また、パネルを連設して壁や天井を構成し
た場合、パネルの製造時に設定される許容寸法公差等の
影響によってパネルの接合面に微小な間隙が生じる虞が
あり、この場合に電磁波が漏洩して収容された機器に悪
影響を与える虞があるという問題がある。
【0007】電磁シールドルームは壁,天井を予め製造
されたパネルを連設して構成するものであるが、パネル
によって構成された住宅建築とは異なり、微小な間隙を
形成することのないように細心の注意を持って組み立て
られる。このため、組み立て易さが軽視される傾向にあ
り、より組立性を向上させた電磁シールドルームの開発
が要求されている。
【0008】更に、上記電磁シールドルームは、病院や
オフィスビル等のコンクリート床上に設置されるのが一
般であり、防水性について特別な考慮がなされていな
い。このため、設置場所が限定されるという問題があ
る。
【0009】本発明の目的は、作業性や組立性を向上さ
せて工期の短縮化をはかることが出来る電磁シールドル
ームを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る電磁シールドルームは、複数の銅箔を接
合して床に敷設した電磁シールドルームであって、屈折
可能に形成された多数の突起を有し且つ床の所定位置に
配置された接合部材の上部に床に敷設すべき銅箔の端部
を重ね合わせ、該重ね合わせ部分に突起を刺通すると共
に該突起を屈折させて隣接する銅箔を圧着接合したもの
である。
【0011】またシールドすべき床の全面にわたってア
スファルト防水下地を形成し、該アスファルト防水下地
に複数のボードを張り付け、前記ボード上に請求項1に
記載した接合部材によって接合した銅箔を敷設し、更
に、前記銅箔の上方に複数のボードを敷設すると共に仕
上げ材を張り付けて構成した床を有するものである。
【0012】
【作用】上記電磁シールドルームでは、床に銅箔を敷設
する際に、屈折可能に形成された多数の突起を有する接
合部材を用い、該接合部材を床に於ける銅箔の接合部分
に配置し、この接合部材の上方に敷設すべき銅箔の端部
を重ね合わせて突起を刺通し、その後、突起を屈折させ
ることで、重ね合わせた銅箔を圧着接合することが出来
る。例えば、銅箔上に配置されるボードによって接合部
材上に重ね合わせた銅箔を押圧して突起を刺通させ、同
時に該突起を屈折させることが出来る。従って、比較的
容易な一動作で銅箔どうしの重ね部分を接合することが
出来、工期の短縮化をはかることが出来る。
【0013】また、シールドすべき床の全面にわたって
アスファルト防水下地を形成し、該アスファルト防水下
地に複数のボードを張り付け、前記ボード上に上記接合
部材によって接合した銅箔を敷設し、更に、前記銅箔の
上方に複数のボードを敷設すると共に仕上げ材を張り付
けることによって、電磁シールドルームの床に防水性と
耐震性を付与することが出来る。
【0014】
【実施例】以下、上記電磁シールドルームの一実施例に
ついて図を用いて説明する。図1は電磁シールドルーム
の構成を説明する模式断面図、図2は接合部材の構成を
説明する斜視図、図3は銅箔を接合する手順を説明する
図、図4は床の構成を説明する模式断面図、図5は床の
他の例を説明する模式断面図、図6は土台部分の構成及
び床に敷設された銅箔と壁パネルの接合構造を説明する
図、図7はパネルの構成を説明する斜視図、図8は接合
面に金属メッシュを取り付けたパネルの要部を説明する
斜視図、図9はジョイント補助部材の構成を説明する斜
視図、図10は電磁シールドルームの壁及び天井の構成
を示す要部断面図である。
【0015】先ず、図1により電磁シールドルームの概
略構成について説明する。電磁シールドルームには、防
水性と耐震性を有し且つ接合部材1によって接合した銅
箔2を全面に敷設した床Aが構成され、略同様な形状を
有するパネルBを間隙を有することなく連設して壁及び
天井が構成されている。また電磁シールドルームの壁及
び天井には、図示しない出入口や監視窓及び換気口等の
開口部が形成されており、夫々の開口部には開口部の構
造に対応したシールドがなされている。
【0016】従って、電磁シールドルームは電磁波の侵
入を防止することが可能であり、内部に設置された例え
ばMRIをノイズに影響されることなく良好な状態で作
動させることが可能である。
【0017】次に、接合部材1の構成と、該部材1によ
って銅箔2を接合する構造について図2、図3により説
明する。接合部材1は上部に配置された2枚の銅箔2を
圧着してこれ等の銅箔2を互いに接合するものであり、
銅箔2を刺通し得るように先端を尖らせた多数の突起1
aが本体1bに対し屈折可能に形成されている。
【0018】従って、突起1aによって重ね合わせた2
枚の銅箔2を刺通し、その後、突起1aを屈折させるこ
とで該突起1aと本体1bによって銅箔2を圧着するこ
とが可能である。接合部材1は、突起1aと本体1bに
よる銅箔2の圧着状態を維持し得るように、薄い銅板,
トタン板,ブリキ板,アルミニウム板等の金属板を用い
ると共に、該金属板をプレス加工して本体1bから直立
させた突起1aを形成することが好ましい。
【0019】銅箔2は予め設定された寸法を持ったシー
ト状に形成されている。従って、床Aの面積が大きく、
1枚の銅箔2によって全面をシールドし得ない場合、複
数枚の銅箔2を接合しつつ床Aに敷設することとなる。
このため、本実施例では、上記の如く構成された接合部
材1によって隣接する銅箔2の端部2aを圧着させるこ
とで、銅箔2を接合して床Aのシールドを行っている。
【0020】即ち、銅箔2の長さ及び幅寸法に対応して
設定された接合位置に接合部材1を突起1aを上に向け
て配置し、この接合部材1の上部に隣接する2枚の銅箔
2の端部2aを夫々重ね合わせる。そして図3(a)に
示すように、銅箔2を押圧して全ての突起1aによって
端部2aを刺通させる。その後、同図(b)に示すよう
に、突起1aを本体1b側に屈折させて、突起1a,本
体1bによって2枚の銅箔2を圧着接合することで、隣
接する銅箔2を接合することが可能である。
【0021】銅箔2を突起1aによって刺通する場合、
銅箔2の厚さが極めて薄いため、接合部材1上の銅箔2
を比較的小さい力で押圧することで容易に刺通すること
が可能である。また突起1aも同様に小さい力で屈折さ
せることが可能である。従って、大きな労力を要するこ
となく容易に作業を進行することが可能となる。
【0022】次に、床Aの構造の一例について図4によ
り説明する。本実施例に係る床Aは防水性と耐震性を付
与したものであり、電磁シールドルームを新設する場合
及び既設の床面に設置する場合に採用することが可能で
ある。
【0023】電磁シールドルームの基礎3の全面に粘着
性アスファルトルーフィング4が敷きこまれ、該粘着性
アスファルトルーフィング4の表面にアスファルトピッ
チが塗布されて防水下地が形成されている。前記防水下
地のアスファルトピッチ塗布面に全面にわたって銅箔2
が接着され、且つ隣接する銅箔2どうしが接合されてい
る。更に、防水下地上に敷設された銅箔2には粘着性ア
スファルトルーフィング4が張り付けられ、これによ
り、銅箔2の防錆,防湿をはかった床Aが構成されてい
る。
【0024】上記の如く構成された床Aでは粘着性アス
ファルトルーフィング4,アスファルトピッチからなる
防水下地によって防水性と耐震性が付与され、基礎3と
の間での防水性をはかると共に地震振動を吸収すること
が可能である。従って、地震時の振動による銅箔2の破
損を防止することが可能となる。
【0025】次に、床Aの他例について図5により説明
する。本実施例に係る床Aは、前述の実施例と同様に防
水性と耐震性を付与したものである。図に於いて、基礎
3には全面にわたって粘着性アスファルトルーフィング
4が敷きこまれ、該粘着性アスファルトルーフィング4
にアスファルトピッチを塗布して防水下地が形成されて
いる。
【0026】防水下地には合板や無機質ボード等のボー
ド5が接着されており、このボード5によって基礎3或
いは在来の床面の凹凸を馴染ませている。ボード5の表
面には絶縁シート6が敷きこまれ、該絶縁シート6の上
部に複数の銅箔2が接合部材1を介して接合されて敷設
されている。敷設された銅箔2の上部には更に絶縁シー
ト6が敷きこまれており、これにより、銅箔2によるシ
ールドをより完全なものとすると共に防錆、防湿の向上
をはかっている。
【0027】2枚の絶縁シート6によって銅箔2を上下
方向に挟み、更に上部に位置する絶縁シート6の上部に
ボード5が敷きこまれ、釘等の結合部材7によって銅箔
2の下側に敷きこまれたボード5に結合されている。前
記の如くして銅箔2を床Aに敷設して上部のボード5に
仕上材8を敷きこむことで、電磁シールドルームの床A
が構成される。
【0028】上記実施例では、粘着性アスファルトルー
フィング4からなる防水下地の上部に銅箔2を絶縁シー
ト6、ボード5によって挟みこんで敷設することで、防
水性と耐震性を付与した床Aを構成することが可能であ
る。
【0029】次に、電磁シールドルームの壁を構成する
パネルBと床Aに敷設された銅箔2を接合する構造及び
土台の構造について図6により説明する。図に於いて、
土台10は、一方のフランジが他方のフランジよりも長
く形成されたチャンネル状の本体10aと、両方のフラ
ンジが等しい長さを持って形成されたチャンネル状の嵩
上げ部材10bと、必要に応じて本体10aと嵩上げ部
材10bの間に配置されて嵩上げ部材10bのレベルを
調整するスペーサー10cとによって構成されている。
【0030】床Aに敷設された銅箔2は、周縁が目的の
床Aの端部から所定寸法延出されている。そして銅箔2
の延出部2bを土台10の本体10aの下側に敷きこん
で外側のフランジに巻き込み、本体10aに嵩上げ部材
10bを配置すると共にスペーサー10cを適宜挿入し
つつレベルを調整する。嵩上げ部材10bのレベルを調
整した後、アンカー11を基礎3に打ち込むことによっ
てスペーサー10c、本体10a、銅箔2を固定してい
る。
【0031】上記の如く土台10の下側に敷きこまれて
固定された銅箔2の延出部2bは、本体10aの外側フ
ランジに巻き込まれてパネルBに接合され、リベット或
いはタッピングビス等の固定部材12によって固定され
ている。このように、銅箔2とパネルBをリベット等の
固定部材12によって固定することで、両者の接合が確
実となり、導通不良を起こす虞がない。
【0032】尚、土台10及び銅箔2を基礎3に固定す
るアンカー11は、ボルト本体11aの外周にプラスチ
ックスリーブ11bを被覆して構成されており、アンカ
ー11が基礎3内に配置された鉄筋等の金属に触れた場
合であっても、該金属との導通を防止することが可能で
ある。
【0033】次に、壁及び天井を構成するパネルBにつ
いて図7、図8により説明する。パネルBは、所定の長
さ、幅、厚さを有し、一方の面が開放された箱状に形成
されている。パネルBの正面13は壁或いは天井を構成
する面としての機能を有し、幅方向両側の面は隣接する
パネルBとの接合面14としての機能を有し、長手方向
両側の面は直交する方向に構成される天井或いは壁との
交差面15としての機能を有する。
【0034】パネルBの接合面14に沿って長手方向全
長にわたるフランジ14aが形成されている。また、接
合面14には所定のピッチで複数のリベット穴16及びクリ
ップ穴17が形成されている。前記リベット穴16は、電
磁シールドルームを構成する際に連設されたパネルBを
固定する図示しないリベットを挿通するためのものであ
る。またクリップ穴17は、図示しない胴縁を係止して
パネルBの開放面に胴縁を取り付けるものであり、パネ
ルBの開放面に胴縁を取り付けることにより、正面14
の裏面と胴縁の間に空間を形成して該空間内に電気配線
やその他の配線等を配置することが可能である。
【0035】パネルBの接合面14には図8に示すよう
に、金属メッシュ18が設けられている。この金属メッ
シュ18は、接合面14の全面を被覆し得るように、接
合面14の長手方向全長にわたって、且つ幅方向(パネ
ルBの厚さ方向)を横断して端部が正面13とフランジ
14aに至って設けられている。即ち、金属メッシュ1
8を接合面14の長さと略等しい長さと幅寸法よりも充
分に大きい幅を持って形成すると共に、パネルBの正面
13及びフランジ14aに両面粘着テープ19を接着し、
このテープ19に金属メッシュ18の端部を接着するこ
とで、金属メッシュ18はパネルBの接合面14に取り
付けられている。
【0036】パネルBの接合面14に上記の如き金属メ
ッシュ18を設けることで、複数のパネルBを連設して
電磁シールドルームの壁,天井を構成したとき、パネル
Bの間に生じる虞のある間隙を金属メッシュ18によっ
て充填し、電磁波の漏洩を防止することが可能である。
【0037】次に、ジョイント補助部材20の構成につ
いて図9により説明する。このジョイント補助部材20
は、壁と天井との接続部分に配置され壁を構成する複数
のパネルBの上端を拘束すると共に室内側に内装用の下
地を形成し、また天井を構成する複数のパネルBの端部
を拘束すると共に室内側に内装用の下地を形成するもの
である。
【0038】ジョイント補助部材20は、パネルBの端
部と係合する係合部20aと、内装用の下地部20bと
を有する長尺状の部材として構成されている。係合部2
0aは断面がパネルBの厚さと等しい寸法を持ったコ字
状に形成されている。下地部20bは内装材となる内装
ボード21(図10参照)を固着する際に用いられる釘
等の締結部材22が打ち込み易い面積を持った面20c
を有する断面コ字状に形成されている。そして下地部2
0bは係合部20aの一方のフランジの延長上に形成さ
れている。
【0039】従って、下地部20bを室内側に配置して
係合部20aを壁を構成したパネルBの上端に係止した
とき、ジョイント補助部材20によって壁の上端を拘束
して室内側に内装用の下地を形成することが可能であ
る。また同様にしてジョイント補助部材20を天井を構
成したパネルBの端部に係止したとき、該部材20によ
って天井の周縁を拘束すると共に室内側に内装用の下地
を形成することが可能である。
【0040】次に、電磁シールドルームの壁と天井の取
り合い部分の構造、及び天井と躯体の接続構造について
図10により説明する。電磁シールドルームのコーナー
部では、壁を構成するパネルBの上端にジョイント補助
部材20が係止されて連設されたパネルBを拘束すると
共に室内側に内装用の下地を構成し、天井を構成するパ
ネルBの端部にジョイント補助部材20が係止されて連
設されたパネルBを拘束すると共に室内側に内装用の下
地を構成している。
【0041】天井部分の所定位置には絶縁材23を有する
梁部材24が配置されている。この梁部材24は上方に
2つの係止片24aが設けられており、該係止片24a
によって絶縁材23を係止し得るように構成されてい
る。また下方に2つの載置片24bが設けられており、
該載置片24bによって梁部材24と隣接して天井を構
成するパネルBの端部を載置し得るように構成されてい
る。載置片24bの間には補強材25が設けられてお
り、梁部材24の強度を向上させて該部材24に作用す
る天井部分の重量を支持し得るように構成されている。
【0042】梁部材24は吊りボルト26を介して図示
しない建物の躯体に接続され、天井の重量の一部を躯体
に負担させるように構成されている。吊りボルト26に
は梁部材24の係止片24aに係止された絶縁材23を
介して重量が伝達される。このとき、吊りボルト26が
絶縁材23によって梁部材24と絶縁されるため、電磁
シールドルームと躯体とが導通することはない。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
電磁シールドルームでは、床に敷設された銅箔を接合部
材の突起によって圧着させることで、銅箔を容易に且つ
確実に接合することが出来る。このため、銅箔を接合す
る時間を短縮することが可能となり、全体の工期の短縮
化をはかると共にコストを低減させることが出来る。
【0044】また、床に敷設された銅箔の延出部を土台
の下側に敷きこんで壁パネルと接合することで床と壁と
の導通を確実にし、且つ両者の接合作業を容易に行うこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁シールドルームの構成を説明する模式断面
図である。
【図2】接合部材の構成を説明する斜視図である。
【図3】銅箔を接合する手順を説明する図である。
【図4】床の構成を説明する模式断面図である。
【図5】床の他の例を説明する模式断面図である。
【図6】土台部分の構成及び床に敷設された銅箔と壁パ
ネルの接合構造を説明する図である。
【図7】パネルの構成を説明する斜視図である。
【図8】接合面に金属メッシュを取り付けたパネルの要
部を説明する斜視図である。
【図9】ジョイント補助部材の構成を説明する斜視図で
ある。
【図10】電磁シールドルームの壁及び天井の構成を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
A 床 B パネル 1 接合部材 1a 突起 1b 本体 2 銅箔 3 基礎 4 粘着性アスファルトルーフィング 5 ボード 6 絶縁シート 7 結合部材 8 仕上材 10 土台 10a 本体 10b 嵩上げ部材 10c スペーサー 11 アンカー 11b プラスチックスペーサー 12 固定部材 13 正面 14 接合面 14a フランジ 15 交差面 16 リベット穴 17 クリップ穴 18 金属メッシュ 19 両面粘着テープ 20 ジョイント補助部材 20a 係合部 20b 下地部 21 内装ボード 22 締結部材 23 絶縁材 24 梁部材 24a 係止片 24b 載置片 25 補強材 26 吊りボルト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−220931(JP,A) 特開 平1−202899(JP,A) 特開 平5−183288(JP,A) 特開 平4−153431(JP,A) 実開 平5−46097(JP,U) 実開 平2−114999(JP,U) 実開 平4−63719(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00 E04H 9/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の銅箔を接合して床に敷設した電磁
    シールドルームであって、屈折可能に形成された多数の
    突起を有し且つ床の所定位置に配置された接合部材の上
    部に床に敷設すべき銅箔の端部を重ね合わせ、該重ね合
    わせ部分に突起を刺通すると共に該突起を屈折させて隣
    接する銅箔を圧着接合したことを特徴とした電磁シール
    ドルーム。
  2. 【請求項2】シールドすべき床の全面にわたってアスフ
    ァルト防水下地を形成し、該アスファルト防水下地に複
    数のボードを張り付け、前記ボード上に請求項1に記載
    した接合部材によって接合した銅箔を敷設し、更に、前
    記銅箔の上方に複数のボードを敷設すると共に仕上げ材
    を張り付けて構成した床を有することを特徴とした電磁
    シールドルーム。
JP24249394A 1994-10-06 1994-10-06 電磁シールドルーム Expired - Fee Related JP3522850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24249394A JP3522850B2 (ja) 1994-10-06 1994-10-06 電磁シールドルーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24249394A JP3522850B2 (ja) 1994-10-06 1994-10-06 電磁シールドルーム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003294194A Division JP2004044380A (ja) 2003-08-18 2003-08-18 電磁シールドルーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08107287A JPH08107287A (ja) 1996-04-23
JP3522850B2 true JP3522850B2 (ja) 2004-04-26

Family

ID=17089910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24249394A Expired - Fee Related JP3522850B2 (ja) 1994-10-06 1994-10-06 電磁シールドルーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3522850B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6940010B2 (en) * 2003-06-30 2005-09-06 Nokia Corporation Electromagnetic interference shield and method of making the same
KR100743145B1 (ko) * 2007-01-19 2007-07-27 (주)상신금속 전자파 차폐실 및 그 시공 방법
CN105332438B (zh) * 2015-11-30 2017-07-18 成都市工业设备安装公司 焊接式高性能电磁屏蔽室施工工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08107287A (ja) 1996-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6269608B1 (en) Structural insulated panels for use with 2X stick construction
US4959504A (en) Magnetically and radio frequency shielded enclosure
US8181410B2 (en) Insulation system and method for pre-engineered buildings
PL185002B1 (pl) Konstrukcja ściany z płyt ściennych
JP3522850B2 (ja) 電磁シールドルーム
JP3797728B2 (ja) 建物ユニットの連結構造
JP2004044380A (ja) 電磁シールドルーム
JP4027703B2 (ja) 屋根パネル、屋根の施工方法及び耐火屋根の構造並びに耐火建築構造
JP3871928B2 (ja) 電磁シールド構造下地
JPH04130700A (ja) 電磁波シールドパネル
JP3047032B2 (ja) 天井・壁連結部の電磁波シールド構造
RU2190737C2 (ru) Слуховое окно с крепежным хомутом для пароизоляционной мембраны
JP3028042B2 (ja) 床の電磁波シールド構造
JP3170020B2 (ja) パネル構造物
JPS63128795A (ja) 電磁遮蔽建築構造の接続部遮蔽方法
JP2759070B2 (ja) パネル式電磁波シールドルーム
JPH10183866A (ja) 屋根パネル接合部の防水構造およびその防水方法
JPH0343299Y2 (ja)
JP3047031B2 (ja) 床・壁連結部の電磁波シールド構造
JPH11229524A (ja) ユニット建物の柱の耐火構造
JP3088191B2 (ja) 目地構造
JPH0243446A (ja) 二重折板屋根
JPH0735990Y2 (ja) 外装材の固定構造
JP2000110250A (ja) 屋根パネル及びユニット建物
JP2559700Y2 (ja) 床スラブの電磁波シールド構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040205

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees