JPH11229524A - ユニット建物の柱の耐火構造 - Google Patents

ユニット建物の柱の耐火構造

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JPH11229524A
JPH11229524A JP2850798A JP2850798A JPH11229524A JP H11229524 A JPH11229524 A JP H11229524A JP 2850798 A JP2850798 A JP 2850798A JP 2850798 A JP2850798 A JP 2850798A JP H11229524 A JPH11229524 A JP H11229524A
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JP
Japan
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flexible
building unit
building
attached
fire
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JP2850798A
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English (en)
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Katsuya Tanaka
勝哉 田中
Hidetoshi Shibata
秀稔 柴田
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TOKYO SEKISUI HEIM KENSETSU KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
TOKYO SEKISUI HEIM KENSETSU KK
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物ユニットの柱が工場等で簡単に耐火被覆
材で被覆することができ、しかも、運搬中や地震等で建
物ユニットが振動しても簡単に剥がれないユニット建物
の柱の耐火構造を提供すること。 【解決手段】 柱21に突起6を設け、この柱21を柔
軟な耐火被覆材3で被覆し、この柔軟な耐火被覆材3に
突起6を通して柔軟な耐火被覆材3を柱21に取り付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット建物の柱
の耐火構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、防火地域や準防火地域等が指定さ
れ、この防火地域や準防火地域に建てられる建物は耐火
構造や防火構造等の如く耐火性能、防火性能のよいこと
が義務ずけられている。
【0003】又、共同住宅、病院、ホテル、下宿等を用
途とした3階建て以上の建築物では建築基準法で所定の
耐火性能を有する耐火構造にすることが規定されてい
る。かかる耐火構造の建物は、建築基準法で規定されて
いる構造以外では、JISに規定している耐火試験に合
格する必要がある。この耐火試験に合格するためには、
規定の温度条件で加熱したとき、柱等の鋼製の構造材が
高温になり機械的強度が著しく低下することを防ぐ必要
があり、通常、鋼製の柱等の構造材を耐火被覆材で被覆
している。
【0004】一方、ユニット建物は、運搬可能な一定の
大きさの箱形の、且つ、内部、外部の仕上げられた建物
ユニットを、予め、工場で製造し、この建物ユニットの
複数個を施工現場に運搬し、施工現場で組み立てて建物
となすものであって、現場施工期間が短く、且つ、寸法
精度の良い標準化された建物となる特徴があることか
ら、近年、広く採用されている。
【0005】このユニット建物には種々な構造が知られ
ている。例えば、特公昭62−62224号公報には、
矩形の四隅に配置された柱と、この柱の下端部を矩形の
辺に沿って連結した床梁と、柱の上端部を矩形の辺に沿
って連結した天井梁とからなる骨格を備えた建物ユニッ
トを、複数個組み立てたユニット建物が記載されてい
る。又、特公平2−11375号公報には、ジョイント
ボックスを介してほぼ矩形状に連結した4本の床梁と、
ジョイントボックスに立設された柱とからなる骨格を備
えた建物ユニットを、複数個組み立てたユニット建物が
記載されている。
【0006】建物の柱の耐火構造としては、特公平5−
69937号公報(以後従来例1と称する)に記載ある
ように、予め、複数子の建物ユニットを並べて据え付け
たときに隣接する柱の向かい合う面以外の面を固い耐火
被覆材で被覆し、建物ユニットを隣接させて据え付けた
後に、隣接した柱に取り付けられた固い耐火被覆材の間
に固い別の耐火被覆材を差し込んで、隣接した柱の周囲
を耐火被覆材で囲む構造が知られている。
【0007】又、実開平7−23118号公報(以後従
来例2と称する)には、隣接する柱の間に固い耐火被覆
材を挟みながら据え付けた後、全体の外周面を固い耐火
被覆材で囲んだ構造について記載されている。又、特開
平8−239918号公報(以後従来例3と称する)に
は、隣接する建物ユニットの角部の柱を施工現場で折り
曲げ可能な石膏ボード等の固い耐火部材で被覆し、無機
質の接合部材で取り付けることが記載されている。ここ
でいう接合部材とはモルタルまたはジプライト等の耐熱
性の無機質の接合部材をいう。
【0008】又、特公平8−9891号公報(以後従来
例4と称する)には固い耐火被覆材を連結する取付具に
ついて記載されている。この取付具は柱等の構造材に固
定される基部と、薄板状の固定片とからなるものであっ
て、基部を柱等の構造材に取り付け、固い耐火被覆材に
通孔を設け、この通孔に固定片を挿入して固い耐火被覆
材を柱等に取り付けるものである。又、特公平7−81
336号公報(以後従来例5と称する)には、建物ユニ
ットを据え付けた後に、固い耐火被覆材の間に柔軟な耐
火被覆材を充填することが記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記耐
火構造では、いずれも固い耐火被覆材を使用している
が、ユニット建物は工場で製造した建物ユニットを施工
現場に運搬して組み立てるものであるので、固い耐火被
覆材を工場で柱等の構造材に取り付けた建物ユニットを
施工現場に運搬していると、運搬中の振動等で耐火被覆
材が剥がれたり破損することがある。又、施工現場で固
い耐火被覆材を柱等の構造材に取り付けると、現場工数
が増加し、現場施工期間が長くなり、現場施工期間が短
いというユニット建物の特徴が少なくなる。
【0010】又、従来例1では、建物ユニットを据え付
けた後に、第一建物ユニットの耐火被覆材と第二建物ユ
ニットの耐火被覆材の間に固い耐火被覆材を差し込んだ
り耐火被覆材の間を塞いでいるが、隣接する建物ユニッ
トの隙間は据え付けるときの誤差で一定になっていな
い。そのため、施工現場で耐火被覆材の間の距離に合っ
た耐火被覆材を製作し、炎が入らないようにこの耐火被
覆材を隙間なく差し込んで耐火被覆材で隙間を塞いでい
るが、かかる作業は極めて煩雑であり、その結果、現場
施工工数が多く、施工期間が長くなり、ユニット建物の
特徴が少なくなる。
【0011】又、地震や重量車両が道路を通過する等で
建物ユニットが別々に振動すると、この建物ユニットの
隙間に取り付けられている固い耐火被覆材が剥がれたり
破損し易いという問題もある。
【0012】従来例2では、柱と柱の間に固い耐火被覆
材を挟みながら建物ユニットを据え付けているが、従来
例1と同様に、現場施工工数が増加するという問題があ
るし、又、この柱と柱の間に固い耐火被覆材を挟みなが
らユニット建物を据え付けることは困難である。
【0013】従来例3では、固い耐火被覆材を施工現場
で接合するために、従来例1と同様に、現場施工工数が
多くなり、施工期間が長くなるし、又、振動すると、耐
火被覆材が剥がれたり破損し易いという問題がある。
【0014】従来例4では、取付具を柱に取り付け、こ
の取付具に固い耐火被覆材を取り付けるから、簡単に取
り付けることができるが、振動したりすると、この振動
の衝撃が取付具とこの取付具が挿入されている耐火被覆
材の通孔とに集中して、固い耐火被覆材の通孔が広が
り、最悪のときには耐火被覆材が落下するという問題が
ある。
【0015】従来例5では、建物ユニットを据え付けた
後に、建物ユニットの耐火被覆材の間に柔軟な耐火被覆
材を充填しているが、このように柔軟な耐火被覆材を充
填することは、施工現場で耐火被覆材の間の隙間に合っ
た耐火被覆材を製作する必要がなく、固い耐火被覆材を
差し込んだり、耐火被覆材で塞ぐ手段より簡単である
が、それでも尚、炎が入らないように隙間なく充填する
ことは煩雑であるし、現場施工工数が多くなるという問
題がある。
【0016】そこで、本発明の目的は、建物ユニットの
柱が工場等で簡単に耐火被覆材で被覆することができ、
しかも、運搬中や地震等で建物ユニットが振動しても簡
単に剥がれないユニット建物の柱の耐火構造を提供する
ことである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであって、請求項1記載の発明
は、複数個の柱と梁が略箱形に形成された建物ユニット
で組み立てられたユニット建物の柱の耐火構造であっ
て、前記建物ユニットを構成する柱には突起が設けら
れ、この柱が柔軟な耐火被覆材で被覆され、この柔軟な
耐火被覆材に前記突起が通されて柔軟な耐火被覆材が柱
に取り付けられているものである。
【0018】請求項2記載の発明は、複数個の柱と梁が
略箱形に形成された建物ユニットで組み立てられたユニ
ット建物の柱の耐火構造であって、第一建物ユニットを
構成する柱と、この第一建物ユニットの柱に隣接する第
二建物ユニットを構成する柱には、それぞれ請求項1記
載の構造で柔軟な耐火被覆材が取り付けられ、この第一
建物ユニットの柱に取り付けられた柔軟な耐火被覆材と
第二建物ユニットの柱に取り付けられた柔軟な耐火被覆
材が連結金具で連結されているものである。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、第一建物ユニットの柱と第二建物ユニット
の柱の間に竪樋が取り付けられているものである。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の発明に使用する連結金具が基板と先の尖った棒状
の連結片とからなり、前記基板は第一建物ユニットの柱
に沿う第一片と、第二建物ユニットの柱に沿う第二片
と、この第一片と第二片の間にあり、この第一片と第二
片より窪んだ凹溝部とからなるΩ状の金属片であり、前
記連結片は基板の凹溝部に設けられているものである。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の発明において、柔軟な耐火被覆材を貫通
した突起に受金具が取り付けられているものである。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の発明において、柔軟な耐火被覆材を貫通
した突起に受金具が取り付けられ、この受金具に内装下
地材が取り付けられているものである。
【0023】本発明に使用するユニット建物としては、
特公昭62−62224号公報に記載されているような
ユニット建物でもよいし、特公平2−11375号公報
に記載されているようなユニット建物でもよいし、その
他のユニット建物でもよい。
【0024】本発明に使用する柔軟な耐火被覆材とは、
力を加えると変形し易い耐火被覆材のことであって、板
状のロックウール、従来例5記載の柔軟な耐火被覆材
(ニチアス株式会社製のロックウール、セラミックファ
イバー、不織布を積層した複合材「フレックスガー
ド」)、特開平9−60151号公報に記載の柔軟な耐
火被覆材(水を高吸熱ポリマーでゲル状に固めてパック
した吸熱パックと、耐火温度1000℃以上のセラミッ
クフェルトをアルミ箔付きクロスで包んだ物)等が好ま
しい。この中でも最後に記載した柔軟な耐火被覆材が火
災時に吸熱パック内の水が蒸発するときに熱を奪い、こ
の吸熱作用で梁や柱等の鉄骨の昇温を防ぐことができる
ので特に好ましい。
【0025】本発明におていは、この柔軟な耐火被覆材
に突起が通されているが、この柔軟な耐火被覆材に突起
を通す手段は、突起の先端を尖らせていて、柔軟の耐火
被覆材の中に差し込んで通してもよいし、柔軟な耐火被
覆材に予め通孔を設けていて、この通孔に突起を貫通さ
せてもよい。更に、この通孔に筒状の物(例えば鳩目
等)を取り付けて、突起を通し易いようにしていてもよ
い。又、突起を通す順序としては、予め、柱に突起を設
け、この突起に柔軟な耐火被覆材を取り付けてもよい
し、柱に柔軟な耐火被覆材を押し当てて、この柔軟な耐
火被覆材を通して突起を柱に取り付けてもよい。
【0026】請求項2記載の連結金具とは、耐火被覆材
を連結させることのできるものであって、耐熱性の良好
なものがよい。かかる連結金具としては、例えば、ボル
ト・ナット、クリップ、ホッチキス、針金等がある。
又、ボルト・ナット等の連結金具が使用し難い狭い場所
で、例えば、壁の近くに柱がある狭い場所等で耐火被覆
材を連結する場合には、請求項4記載の連結金具を使用
するとよい。
【0027】請求項2〜4記載の第一建物ユニットと第
二建物ユニットとは、建物ユニットを並べて据え付けた
ときの隣接する建物ユニットの一方を第一建物ユニット
といい、他方を第二建物ユニットという。即ち、左右に
並んだ建物ユニットでは一方を第一建物ユニットであ
り、他方が第二建物ユニットである。又、入隅部分で3
本の柱を隣接させて3個の建物ユニットが据え付けられ
たときには、3個の中の注目する1個が第一建物ユニッ
トであり、この第一建物ユニットに隣接する建物ユニッ
トが第二建物ユニットである。又、4本の柱を隣接させ
て4個の建物ユニットが据え付けられたときには、4個
の中の注目する1個が第一建物ユニットであり、この第
一建物ユニットに隣接する建物ユニットが第二建物ユニ
ットである。
【0028】請求項5および6記載の受け金具とは、突
起に柔軟な耐火被覆材を取り付けるときに、柔軟な耐火
被覆材が外れないようにするものであって、適宜の形状
のものが使用できる。例えば、小さな板状体であっても
よいし、耐火被覆材全体を被覆する大きな板であっても
よい。
【0029】(作用)請求項1記載の発明では、柱に設
けられた突起が、柱に被覆された柔軟な耐火被覆材に通
されて、柔軟な耐火被覆材が柱に取り付けられているか
ら、建物ユニットが振動すると、柔軟な耐火被覆材が変
形して、突起と柔軟な耐火被覆材との接合部分に衝撃力
が集中しない。従って、柔軟な耐火被覆材が落下したり
破損しない。このように振動しても柔軟な耐火被覆材が
落下したり破損しないので、工場で柔軟な耐火被覆材で
建物ユニットの柱を被覆し、この建物ユニットを施工現
場に運搬しても支障がない。
【0030】又、この柔軟な耐火被覆材は突起に通され
て取り付けられていて、柱全面に密着してはいない。従
って、柔軟な耐火被覆材を通過した熱が直接柱を加熱し
ない。又、突起の面積が小さいので、突起を通して熱が
柱に移動しても、この熱量は少なく、柱の温度を大きく
上昇させるほどでない。このように耐火被覆材を柱に貼
り付けて耐火被覆材の熱が直接柱に伝わる構造よりも柱
の温度が上昇し難い構造になっているので、耐火性能の
よい柱構造となる。
【0031】更に、従来の珪酸カルシウム板のような硬
質の耐火被覆材であると、耐火構造に合格するには最低
25mmの厚みが必要であるが、柔軟な耐火被覆材であ
ると13mmの厚みで同等の耐火性能が得られる。この
ように耐火被覆材の厚みを薄くすることができるので内
壁パネル同士の接続部に段差が生じなくすることが容易
にできる。
【0032】請求項2記載の発明では、第一建物ユニッ
トの柱と、この第一建物ユニットに隣接する第二建物ユ
ニットの柱には、それぞれ請求項1記載の構造で柔軟な
耐火被覆材が取り付けられているから、請求項1記載の
発明と同様に、この第一建物ユニットと、第二建物ユニ
ットの柱を工場等で柔軟な耐火被覆材で被覆することが
できるし、運搬したり地震等で建物ユニットが振動して
も、柔軟な耐火被覆材が落下したり破損することがない
し、又、耐火性能のよい柱構造となる。
【0033】又、第一建物ユニットに取り付けられた柔
軟な耐火被覆材と、第二建物ユニットに取り付けられた
柔軟な耐火被覆材とが、連結具で連結されているから、
第一建物ユニットの柱と第二建物ユニットの柱とに予め
工場等で柔軟な耐火被覆材を取り付けていて、施工現場
では、この第一建物ユニットと第二建物ユニットを据え
付けた後、第一建物ユニットに取り付けられた柔軟な耐
火被覆材と第二建物ユニットに取り付けられた柔軟な耐
火被覆材を連結具で連結するだけでよく、極めて簡単に
施工できる。
【0034】しかも、第一建物ユニットと第二建物ユニ
ットを据え付けるときに多少誤差があっても、この柔軟
な耐火被覆材の連結場所を誤差以上の余裕を持たせた場
所にすることより耐火被覆材の連結に支障がない。
【0035】請求項3記載の発明では、第一建物ユニッ
トの柱と第二建物ユニットの柱の間に竪樋が取り付けら
れているから、竪樋も柱と一緒に耐火被覆材で被覆され
る。従って、火災時に竪樋が柔軟な耐火被覆材で守られ
る。又、この柔軟な耐火被覆材で囲まれた内部には柱と
竪樋があるので、全体の熱容量が増加し、柱や竪樋が高
温になり難くなり、竪樋が取り付けられてない柱より耐
火性能のよい柱構造となる。
【0036】請求項4記載の発明では、連結金具が基板
と先の尖った棒状の連結片とからなり、前記基板は第一
建物ユニットの柱に沿う第一片と、第二建物ユニットの
柱に沿う第二片と、この第一片と第二片の間にあり、こ
の第一片と第二片より窪んだ凹溝部とからなるΩ状の金
属片であり、前記連結片は基板の凹溝部に設けられてい
るから、ボルト・ナット等の連結具が使用し難い狭い場
所で、例えば、壁の近くに柱がある狭い場所等で柔軟な
耐火被覆材を連結する場合に連結し易い。
【0037】即ち、この連結金具を柱に沿って挿入し
て、凹溝部を第一建物ユニットの柱と第二建物ユニット
の柱との間に入れるようにして、第一片を第一建物ユニ
ットの柱に、又、第二片を第二建物ユニットの柱にそれ
ぞれ沿わせ、第一建物ユニットの柱を被覆している柔軟
な耐火被覆材と第二建物ユニットの柱を被覆している柔
軟な耐火被覆材とを重ねて連結片に押し付けて、先の尖
った連結片を通すことにより柔軟な耐火被覆材が簡単に
連結できる。
【0038】請求項5記載の発明では、柔軟な耐火被覆
材を貫通した突起に受け金具が取り付けられているか
ら、この受け金具によって柔軟な耐火被覆材が突起から
抜け難くなる。
【0039】請求項6記載の発明では、柔軟な耐火被覆
材を貫通した突起に受け金具が取り付けられ、この受け
金具に内装下地材が取り付けられているから、柔軟な耐
火被覆材が突起から抜け難くなると同時に、内装下地材
を柱部分に取り付けることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1)図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1(イ)は建物ユニットの配置図、(ロ)は
(イ)のA部分の水平断面図、(ハ)は(イ)のA部分
の柱に受け金具を取り付けている状態を示す説明図、図
2はユニット建物を示す説明図、図3は建物ユニットの
骨格を示す説明図、図4は柔軟な耐火被覆材を取り付け
る手順を示すもので、(イ)は柱に突起を取り付けてい
る状態を示す説明図、(ロ)は取り付けられた突起を示
す説明図、(ハ)は柔軟な耐火被覆材を取り付けている
状態を示す説明図、(ニ)は柔軟な耐火被覆材の両側を
アルミニウム粘着テープで固定している状態を示す説明
図、(ホ)は柔軟な耐火被覆材の繋ぎ目をアルミニウム
粘着テープで固定している状態を示す説明図である。
【0041】図1〜図4において、1はユニット建物で
あり、このユニット建物1は、図2(イ)に示すよう
に、基礎95の上に4個の1階の建物ユニット2が据え
付けられ、この上に4個の2階の建物ユニット2が据え
付けられ、この上に4個の3階の建物ユニット2が据え
付けられ、この上に屋根パネル8が取り付けられて組み
立てられた3階建ての建物である。
【0042】建物ユニット2の骨格は、図3に示すよう
に、矩形の四隅に配置された4本の柱21と、この4本
の柱21の下端部を矩形の辺に沿って連結した4本の床
梁22と、4本の柱21の上端部を矩形の辺に沿って連
結した4本の天井梁23とからなる。
【0043】そして、相対する床梁22に鉄筋が埋設さ
れたALC板の床下地材24が差し渡されて取り付けら
れ、この上にパーチクルボード長尺体のスペーサー24
1が取り付けられ、このスペーサー241の上に木製の
床根太242が取り付けられ、この床根太242の上に
パーチクルボードの床材25が取り付けられて床が形成
されている。
【0044】外壁4を設ける場所には、床梁22と天井
梁23との間に鉄筋が埋設されたALC板の外壁4が取
り付けられている。この外壁4の裏側には内壁パネル5
が立設される。この内壁パネル5は木枠51の両側面に
石膏ボードの内壁材52が取り付けられたものである。
又、柱21にはすべて柔軟な耐火被覆材3が取り付けら
れているが、この実施例1では、出隅部分(図1(イ)
のA部分)の柱21の耐火構造について説明する。
【0045】建物ユニット2の出隅部分の柱21には、
図1(ロ)、(ハ)に示すように、柱21の屋内側に
は、突起6が取り付けられ、この突起6に柔軟な耐火被
覆材3が取り付けられ、更に、この柔軟な耐火被覆材3
を貫通した突起6に受金具7が取り付けられている。
又、屋外側には断面L字形のALC板の外壁材4が取り
付けられている。このように、この外壁材4と柔軟な耐
火被覆材3とで柱21の周囲が被覆されていて、炎で直
接加熱されないようになっている。
【0046】この柔軟な耐火被覆材3は水を高吸熱ポリ
マーによってゲル状に固めてパックした吸熱パックと、
耐火温度1000℃以上のセラミックフェルトをアルミ
箔付きクロスで包んだものである。尚、屋根パネル8に
ついての説明は省略する。
【0047】次に、このユニット建物の施工方法および
作用について説明する。先ず、工場で建物ユニット2や
屋根パネル8を製造する。工場で建物ユニット2を製造
するときに、全ての柱21に柔軟な耐火被覆材3を取り
付ける。この際の出隅部分の柱21の柔軟な耐火被覆材
3の取付方法について説明する。
【0048】図4(イ)に示すようち、柱21に雄ネジ
スタッドからなる突起6をスポット溶接して取り付け
る。この雄ネジスタッドからなる突起6は、図4(ロ)
に示すように、柱21に取り付けられる基部61と、こ
の基部61の先端に取り付けられた雄ネジ62とからな
り、この突起6を、図4(イ)に示す溶接ガン68で柱
21の下から297.5mm離れた場所に取り付け、更
に、ここから460mm離れた場所と、ここから140
mm離れた場所とを交互に繰り返した場所に取り付ける
というようにして、合計8個取り付ける。尚、63は溶
接の際に溶けた鉄の固まりである。このようにして、柱
21の屋内側の2面に突起6を取り付ける。
【0049】次に、横900mm、縦600mmの柔軟
な耐火被覆材3を、図4(ハ)に示すように、柱21に
押し付けて、突起6を耐火被覆材3の中を貫通させ、こ
の突起6近傍にアルミニウム粘着テープ69を貼り付け
て、柔軟な耐火被覆材3が施工中に移動しないように仮
止めする。又、この耐火被覆材3の両側端も、図4
(ニ)に示すように、アルミニウム粘着テープ69で固
定する。
【0050】このようにして4枚の柔軟な耐火被覆材3
を取り付けた後、この柔軟な耐火被覆材3の繋ぎ目に
も、図4(ホ)に示すように、アルミニウム粘着テープ
69を貼り付けて、柔軟な耐火被覆材3を固定し、この
継ぎ目が捲れることを防ぐ。次に、図1(ハ)に示すよ
うに、受け金具7を柱21の屋内側の角に押し当てて、
受け金具7に設けられている通孔71に突起6を通し、
電動ドライバー79でナット65を突起6の雄ネジ62
に螺入して受け金具7を柱21に取り付ける。
【0051】このように、柔軟な耐火被覆材3を貫通し
た突起6に受け金具7を取り付けるから、柔軟な耐火被
覆材3が突起6から抜けない。このようにして柔軟な耐
火被覆材3を取り付けた後に外壁材4を取り付けたり、
内壁パネル5を取り付けたりして建物ユニット2を完成
させる。このようにして製造した建物ユニット2や屋根
パネル8を施工現場に運搬し、施工現場では、予め設け
られている基礎95の上に1階の建物ユニットを4個据
え付け、この上に2階の建物ユニット2を据え付け、こ
の上に屋根ユニット8を取り付ける。更に、種々な仕上
げを行うとユニット建物1が完成する。
【0052】このようにして建てたユニット建物1は、
柱21に設けられた突起6が、柱21に被覆された柔軟
な耐火被覆材3に通されて、柔軟な耐火被覆材3が柱2
1に取り付けられ、更に、受け金具7が取り付けられて
いるから、建物ユニット2が振動しても、柔軟な耐火被
覆材3が変形して、突起6と柔軟な耐火被覆材3との接
合部分に衝撃力が集中しない。従って、柔軟な耐火被覆
材3が落下したり破損しない。
【0053】このように振動しても柔軟な耐火被覆材3
が落下したり破損しないので、工場で柔軟な耐火被覆材
3で柱21を被覆した建物ユニット2を施工現場に運搬
しても支障がない。又、この柔軟な耐火被覆材3は突起
6に通されて取り付けられていて、柱21に密着してい
ない。従って、柔軟な耐火被覆材3を通過した熱が直接
柱21を加熱しない。又、突起6の面積が小さいので、
突起6を通して熱が柱21に移動しても、この熱量は少
なく、柱21の温度がこの突起6を通した熱によってほ
とんど上昇しない。このように柱21の温度が上昇し難
い構造になっているので耐火性能のよい柱21である。
【0054】(実施例2)図5〜図7は本発明の他の実
施例を示すもので、図5は受け金具を取り付けている状
態を示す説明図、図6は突起を取り付けている状態を示
す説明図、図7(イ)は突起を示す説明図、(ロ)は固
定クリップを示す説明図である。
【0055】図5〜図7に示す実施例2を図1〜図4に
示す実施例1と比較すると、突起6aおよびこの突起6
aに取り付けられる固定クリップ66aが異なる。又、
柔軟な耐火被覆材3aと受け金具7aの長さが異なる。
従って、この突起6a、固定クリップ66a、柔軟な耐
火被覆材3a、受け金具7aについて説明する。突起6
aは、図7(イ)に示すように、柱21aに取り付けら
れる基部61aと、この基部61aの先端に取り付けら
れた先端が尖った棒状の針62aとからなる。
【0056】固定クリップ66aは針62aの直径より
大きく場所と小さい場所とが交互になるようにギクザク
状の通孔67aが設けられている板状体である。柔軟な
耐火被覆材3aは、横900mm、縦2400mmの長
尺物を1枚使用しする。又、受け金具7aは長さが23
80mmの長尺板を1枚使用する。そして、柱21a
に、図6に示すように、溶接ガン68aで柔軟な耐火被
覆材3aを実施例1と同様にして柱21aの下から28
2.5mm離れた場所、ここから545mm離れた場所
と、ここから600mm離れた場所と、ここから600
mm離れた場所と、ここから545mm離れた場所の合
計5箇所に取り付けた後、図5に示すように、柔軟な耐
火被覆材3aを針62aに突き刺して取り付ける。
【0057】その後、受け金具7aの通孔に針62aを
通し、固定用治具79aで固定クリップ66aの通孔6
7aに針62aを差し込んで、柔軟な耐火被覆材3aを
取り付ける。更に、この柔軟な耐火被覆材3aの中間部
分と両側にアルミニウム粘着テープ69aを貼り付け
て、柔軟な耐火被覆材3aが剥がれることを防ぐ。その
他の構造、施工方法、作用は実施例1とほぼ同じである
ので説明を省略する。
【0058】(実施例3)図8は本発明の別の実施例を
示すもので、図8(イ)は柔軟な耐火被覆材を取り付け
ている状態を示す説明図、(ロ)は突起を示す説明図で
ある。
【0059】図8に示す実施例3を図1〜図4に示す実
施例1と比較すると、突起6bが異なる。尚、この実施
例では受け金具を使用しない。即ち、突起6bは、図8
(ロ)に示すように、先端に押さえ部64bを有する棒
状体であるそして、柱21bに、図8(イ)に示すよう
に、柔軟な耐火被覆材3bを柱21bに巻き、この上か
らアルミニウム粘着テープ69bで仮止めして取り付け
た後、この柔軟な耐火被覆材3bに孔を開け、この孔か
ら突起6bを差し込んで溶接ガンで突起6bを溶接して
取り付ける。
【0060】すると、押さえ部64bがあるから柔軟な
耐火被覆材3bが柱21bから外れなくなる。その他の
構造および作用は実施例1とほぼ同じであるので説明を
省略する。
【0061】(実施例4)図9および図10は本発明の
更に別の実施例を示すもので、図9は図1(イ)のB部
分(入隅部分)の水平断面図、図10は突起を取り付け
た後、柔軟な耐火被覆材を取り付けている状態を示す説
明図である。
【0062】この図9および図10に示す実施例4を図
1〜図4に示す実施例1と比較すると、この実施例4で
は、図1(イ)に示すB部分(入隅部分)の柱の耐火構
造を示すものであること、柱21cの室内側の相対する
面に突起6cが取り付けられていること、突起6cは、
図10図に示すように、先端が尖った針状のものである
ことが異なる。
【0063】そして、この21cに取り付けられた突起
6cに柔軟な耐火被覆材3cを押し付けて、突起6cを
貫通させ、円板状の受け金具7cを通した後、突起6c
の貫通している先端部分を折曲させて柔軟な耐火被覆材
3cが柱21cから外れないようにする。
【0064】その後、外壁材4cを取り付けたり、内壁
パネル5cを取り付ける。尚、このようにして製造した
建物ユニットを施工現場に運搬し、施工現場で建物ユニ
ットを据え付けた後に、内壁パネル5cの内壁材52c
と隣接する建物ユニットの内壁パネルの内壁材52cの
間に石膏ボードからなる内装下地材53cを架け渡して
取り付けて柔軟な耐火被覆材3cの屋内側を覆う。その
他の構造および作用は実施例1とほぼ同じであるので説
明を省略する。
【0065】(実施例5)図11および図12は本発明
の更に別の実施例を示すもので、図11は図1(イ)の
C部分(第一建物ユニットの柱と第二建物ユニットの柱
の2本の柱が並んだ部分)の水平断面、図12は施工順
序を示すもので(イ)は柔軟な耐火被覆材を連結してい
る状態を示す説明図、(ロ)は柔軟な耐火被覆材を柱の
間に押し込みアルミニウム粘着テープを取り付けている
状態を示す説明図である。
【0066】この図11および図12に示す実施例5を
図1〜図4に示す実施例1と比較すると、2本の柱が並
んだ部分の柱21dの耐火構造であること、受け金具が
ないこと、第一建物ユニットの柱21dに取り付けられ
た柔軟な耐火被覆材3dと第二建物ユニットの柱21d
に取り付けられた柔軟な耐火被覆材3dとが連結金具9
dで連結されていることが異なる。従って、この異なっ
ている部分を主にして説明する。
【0067】連結金具9dは図12(イ)に示すよう
に、断面コ字形の長尺体で、先端の開口が狭くなってい
るクリップである。そして、この開口を拡げ、この中に
連結する2つの柔軟な耐火被覆材3dを挟み込むと、弾
性により開口が縮まり2つの柔軟な耐火被覆材3dが連
結されるものである。
【0068】次に、このユニット建物を施工方法につい
て説明する。実施例1と同様にして、工場で建物ユニッ
ト2dと屋根パネル等を製造する。この建物ユニット2
dを製造する際に、柱21dの屋内側の3つの面の内の
隣の建物ユニット2dの柱21dと相対する面を除いた
2つの面に、実施例1と同様にして、柔軟な耐火被覆材
3dを取り付ける。尚、この際、柔軟な耐火被覆材3d
の一方の側縁部を外側に長く突出させておく。
【0069】そして、施工現場に、建物ユニット2dや
屋根パネル8d等を運搬し、施工現場で予め設けられて
いる基礎の上に1階の建物ユニットを据え付け、この1
階の建物ユニットの上に2階の建物ユニット2dを据え
付け、この2階の建物ユニットの上に3階の建物ユニッ
ト2dを据え付け、この3階の建物ユニット2dの上に
屋根パネル8dを取り付けた後、柔軟な耐火被覆材3d
を連結したり、その他の仕上げを行うとユニット建物1
dが完成する。
【0070】この際、図1のC部分の柔軟な耐火被覆材
3dの仕上げについて説明する。このとき、隣接する一
方の建物ユニット2dを第一建物ユニット2d−1と
し、他方の建物ユニット2dを第二建物ユニット2d−
2として説明する。柔軟な耐火被覆材3dを連結する方
法は、図12(イ)に示すように、工場で柱21dに取
り付けられている柔軟な耐火被覆材3dを、手前で合わ
せ、アルミニウム粘着テープ69dで仮止めした後、連
結具9dで連結し、その後、図12(ロ)に示すよう
に、両方の柱21d、21dの間に押し込み、この上か
らアルミニウム粘着テープ69dで蓋をして、柔軟な耐
火被覆材3dが柱21dの間から出ないようにする。
【0071】この後、第一建物ユニット2d−1に取り
付けられている内壁パネル5dの内壁材52dと第二建
物ユニット2d−2の内壁パネル5dの内壁材52dの
間に石膏ボードからなる内装下地材53dを架け渡して
取り付けたり、第一建物ユニット2d−1の外壁材4d
と第二建物ユニット2d−2の外壁材4dの間に外壁材
41dを取り付けると、この第一建物ユニット2d−1
と第二建物ユニット2d−2の間の耐火構造が完成す
る。
【0072】このようにして完成させたユニット建物1
dの柱21dの耐火構造では、第一建物ユニット2d−
1の柱21dと、この第一建物ユニット2d−1に隣接
する第二建物ユニット2d−2の柱21dには、それぞ
れ、実施例1と同じような構造で柔軟な耐火被覆材3d
が取り付けられているから、実施例1と同様に、この第
一建物ユニット2d−1の柱21dと、第二建物ユニッ
ト2d−2の柱21dを工場等で柔軟な耐火被覆材3d
で被覆することができるし、運搬したり地震等で建物ユ
ニットが振動しても、柔軟な耐火被覆材3dが落下した
り破損することがないし、又、この柱21dは耐火性能
がよい。
【0073】又、第一建物ユニット2d−1に取り付け
られた柔軟な耐火被覆材3dと、第二建物ユニット2d
−2に取り付けられた柔軟な耐火被覆材3dとが、連結
具9dで連結されているから、第一建物ユニット2d−
1の柱21dと第二建物ユニット2d−2の柱21dと
に予め工場等で柔軟な耐火被覆材3dを取り付けてい
て、施工現場では、この第一建物ユニット2d−1と第
二建物ユニット2d−2を据え付けた後、第一建物ユニ
ット2d−1に取り付けられた柔軟な耐火被覆材3dと
第二建物ユニット2d−2の柔軟な耐火被覆材3dを連
結具9dで連結するだけでよく、極めて簡単に施工でき
る。
【0074】しかも、第一建物ユニット2d−1と第二
建物ユニット2d−2を据え付けるときに多少誤差があ
っても、この柔軟な耐火被覆材3dの連結場所を誤差以
上の余裕を持たせることより耐火被覆材3dを簡単に連
結させることができる。
【0075】(実施例6)図13は本発明の更に別の実
施例を示すもので、(イ)は図1のC部分(第一建物ユ
ニットの柱と第二建物ユニットの柱の2本の柱が並んだ
部分)の水平断面、(ロ)は連結金具を示す説明図であ
る。
【0076】図13に示す実施例6を図11および図1
2に示す実施例5と比較すると、第一建物ユニット2e
−1の柱21eと第二建物ユニット2e−2との間に縦
樋99eが取り付けられていること、第一建物ユニット
2e−1に間仕切り壁55eが取り付けられているこ
と、連結金具9eの構造が異なる。従って、この異なる
部分を主にして説明する。
【0077】連結金具9eは、(ロ)に示すように、基
板91eと連結片92eからなる。連結片92eは先の
尖った棒状体である。又、基板91eは第一建物ユニッ
ト2e−1の柱21eに沿う第一片911eと、第二建
物ユニット2e−2の柱21eに沿う第二片912e
と、この第一片911eと第二片912eの間にあり、
第一片91eや第二片92eより窪んだ凹溝部913e
とからなる断面Ω状の金属片である。そして、先の尖っ
た棒状の連結片92eは、この凹溝部913eに設けら
れている。。
【0078】そして、この連結金具9eを柱21eに沿
って横から挿入して、凹溝部913eを第一建物ユニッ
ト2e−1の柱21eと第二建物ユニット2e−2の柱
21eの間に入れるようにして、第一片911eを第一
建物ユニット2e−1の柱21eに、又、第二片912
eを第二建物ユニット2e−2の柱21eにそれぞれ沿
わせ、第一建物ユニット2e−1の柱21eを被覆して
いる柔軟な耐火被覆材3eと第二建物ユニット2e−2
の柱21eを被覆している柔軟な耐火被覆材3eを重ね
て連結片92eに押し付けて、先の尖った連結片92e
を通すことにより柔軟な耐火被覆材3eを連結する。
【0079】このようにこの連結金具9eを使用するこ
とにより、第一建物ユニット2e−1の柱21eの近く
に間仕切り壁55eがあっても簡単に柔軟な耐火被覆材
3eを連結することができる。又、この実施例5では、
第一建物ユニット2e−1の柱21eと第二建物ユニッ
ト2e−2の柱21eの間に竪樋99eが取り付けられ
ているから、竪樋99eも柱21eと一緒に柔軟な耐火
被覆材3eで被覆される。
【0080】従って、火災時に竪樋が柔軟な耐火被覆材
3eで守られる。又、この柔軟な耐火被覆材3eで囲ま
れた内部には柱21eと竪樋99eがあるので、この全
体の熱容量が増加し、柱21eや竪樋99eが高温にな
り難くなり、竪樋99eが取り付けられてない柱より耐
火性能がよくなる。その他の構造及び作用は実施例4と
ほぼ同じであるので説明を省略する。
【0081】(実施例7)図14は本発明の更に別の実
施例を示すもので、(イ)は図1のC部分(第一建物ユ
ニットの柱と第二建物ユニットの柱の2本の柱が並んだ
部分)の水平断面、(ロ)は連結金具を示す説明図であ
る。
【0082】図14に示す実施例7を図11および図1
2に示す実施例5と比較すると、連結金具9fの構造が
異なる。即ち、連結金具9fは、(ロ)に示すように、
基板91fと、この基板91fに立設された先端が二股
に折曲できる棒状体93fとからなる。そして、(イ)
に示すように、第一建物ユニット2f−1の柱21fに
被覆された柔軟な耐火被覆材3fと、第二建物ユニット
2f−2の柱21fに被覆された柔軟な耐火被覆材3f
とに棒状体93fを通し、先端を両側に折曲することに
より、柔軟な耐火被覆材3fが連結できるのである。
【0083】このように柔軟な耐火被覆材3fを連結金
具9fで連結した後、アルミニウム粘着テープ69fで
柔軟な耐火被覆材3fの側縁部を合わせて柱21fの間
に押し込み、この上からポリエチレン発泡フィルムを基
材とした粘着テープ98fで蓋をして、柱21fから柔
軟な耐火被覆材3fが出ないようにすると同時に防音性
や保温性を増加させる。その他の構造および作用は実施
例4とほぼ同じであるので説明を省略する。
【0084】(実施例8)図15及び図16は本発明の
更に別の実施例を示すもので、図15は図1のD部分
(四本の柱が集合している部分)の内装下地材を取り付
けている状態を示す水平断面、図16は柔軟な耐火被覆
材を取り付ける手順を示すもので、(イ)は柱に突起を
取り付ける状態を示す説明図、(ロ)は柔軟な耐火被覆
材を取り付けている状態を示す説明図、(ハ)は受け金
具を取り付けている状態を示す説明図、(ニ)は(ハ)
の主要部を拡大して示す説明図、(ホ)は内装下地材を
取り付けている状態を示す説明図、(ヘ)は(ホ)のE
−E線における断面を示す説明図である。
【0085】この図15および図16に示す実施例8を
図1〜図4に示す実施例1と比較すると、4本の柱が集
合している柱21gの耐火構造であること、第一建物ユ
ニットの柱21gに取り付けられた柔軟な耐火被覆材3
gと第二建物ユニットの柱21gに取り付けられた柔軟
な耐火被覆材3gとが連結金具9gで連結し、アルミニ
ウム粘着テープ69gで柔軟な耐火被覆材3gの側縁部
を合わせて柱21gの間に押し込み、この上からポリエ
チレン発泡フィルムを基材とした粘着テープで蓋をし
て、柱21gから柔軟な耐火被覆材3gが出ないように
すると同時に防音性や保温性を増加させること、受け金
具7gに内装下地材54gが取り付けられていること、
4本の柱21gの中央に竪樋99gが取り付けられてい
ることが異なる。又、突起6gの構造が異なる。
【0086】従って、この異なっている部分を主にして
説明する。連結金具9gは実施例7に使用したものであ
る。突起6gは雌ネジスタッドである。そして、この突
起6gを柱21gにスポット溶接で取り付け、予め設け
られている柔軟な耐火被覆材3gの通孔に通し、更に、
受け金具7gの通孔に通し、この上からボルト69gを
螺入して、柔軟な耐火被覆材3gと受け金具7gを取り
付けるものである。内装下地材54gは石膏ボードであ
り、図16(ホ)に示すように、受け金具7gに押し当
て、内装下地材54gから受け金具7gに螺入すること
により取り付けられている。
【0087】次に、このユニット建物を施工方法につい
て説明する。実施例1と同様にして、工場で建物ユニッ
トや屋根パネル等を製造する。この建物ユニット2cを
製造する際に、柱21gの屋内側の2つの面に、図16
(イ)に示すように、溶接ガンで雌ネジスタッドからな
る突起6gを溶接して取り付け、図16(ロ)に示すよ
うに、予め設けられている柔軟な耐火被覆材3gの通孔
に通し、更に、図(ハ)、(ニ)に示すように、受け金
具7gの通孔に通し、この上からボルト69gを螺入し
て、柔軟な耐火被覆材3gと受け金具7gを取り付け
る。
【0088】そして、施工現場に、建物ユニットや屋根
パネル等を運搬し、施工現場で予め設けられている基礎
の上に1階の建物ユニットを据え付け、この1階の建物
ユニットの上に2階の建物ユニットを据え付け、この2
階の建物ユニットの上に3階の建物ユニットを据え付
け、竪樋99gを取り付け、この3階の建物ユニットの
上に屋根パネルを取り付け、屋根パネルの軒樋と竪樋9
9gとを連結したり、柔軟な耐火被覆材3cを連結した
り、その他の仕上げを行うとユニット建物1cが完成す
る。
【0089】この際、図1のD部分の柔軟な耐火被覆材
3cの連結方法について説明する。尚、隣接する一方の
建物ユニット2gを第一建物ユニット2g−1とし、他
方の建物ユニット2gを第二建物ユニット2g−2とし
て説明する。柔軟な耐火被覆材3gを連結する方法は、
実施例7で示す方法で連結する。その後、内装下地材5
4gを、図16(ホ)に示すように、受け金具7gに押
し当て、内装下地材54gから受け金具7gにビス78
gを螺入して、内装下地材54gを取り付ける。
【0090】このようにして完成させたユニット建物1
gの柱21gの耐火構造では、建物ユニットの柱21g
には、それぞれ、実施例1と同じような構造で柔軟な耐
火被覆材3gが取り付けられているから、実施例1と同
様に、柱21gに工場等で柔軟な耐火被覆材3gを被覆
することができるし、運搬したり地震等で建物ユニット
が振動しても、柔軟な耐火被覆材3gが落下したり破損
することがないし、又、この柱21gは耐火性能がよ
い。
【0091】又、建物ユニットに取り付けられた柔軟な
耐火被覆材3gが、連結具9gで連結されているから、
第一建物ユニットの柱21gに予め工場等で柔軟な耐火
被覆材3gを取り付けていて、施工現場では、この建物
ユニットを据え付けた後、建物ユニットに取り付けられ
た柔軟な耐火被覆材3gを連結具9gで連結するだけで
よく、極めて簡単に施工できる。
【0092】又、柔軟な耐火被覆材3gを貫通した突起
6gに受け金具7gが取り付けられ、この受け金具7g
に内装下地材54gが取り付けられているから、柔軟な
耐火被覆材3gが突起から抜け難くなると同時に、簡単
に内装下地材54gを柱21g部分に取り付けることが
できる。
【0093】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、柱に設けられ
た突起が、柱に被覆された柔軟な耐火被覆材に通され
て、柔軟な耐火被覆材が柱に取り付けられているから、
振動しても柔軟な耐火被覆材が落下したり破損しない。
従って、工場で柔軟な耐火被覆材で建物ユニットの柱を
被覆し、この建物ユニットを施工現場に運搬しても支障
がない。そのために現場施工工数が少なくなり極めて価
値がある。
【0094】又、この柔軟な耐火被覆材は突起に通され
て取り付けられていて、柱に密着してない。従って、柱
の温度が上昇し難い構造になっているので耐火性能のよ
い柱である。
【0095】請求項2記載の発明では、第一建物ユニッ
トの柱と、この第一建物ユニットに隣接する第二建物ユ
ニットの柱には、それぞれ請求項1記載の構造で柔軟な
耐火被覆材が取り付けられているから、請求項1記載の
発明と同様に、この第一建物ユニットと、第二建物ユニ
ットの柱を工場等で柔軟な耐火被覆材で被覆することが
できるし、運搬したり地震等で建物ユニットが振動して
も、柔軟な耐火被覆材が落下したり破損することがな
く、現場施工工数が少なくなるし、又、耐火性能のよい
柱である。
【0096】又、第一建物ユニットに取り付けられた柔
軟な耐火被覆材と、第二建物ユニットに取り付けられた
柔軟な耐火被覆材とが、連結具で連結されているから、
第一建物ユニットの柱と第二建物ユニットの柱とに予め
工場等で柔軟な耐火被覆材を取り付けていて、施工現場
では、この第一建物ユニットと第二建物ユニットを据え
付けた後、第一建物ユニットに取り付けられた柔軟な耐
火被覆材と第二建物ユニットに取り付けられた柔軟な耐
火被覆材を連結具で連結するだけでよく、極めて簡単に
施工でき、便利である。
【0097】請求項3記載の発明では、第一建物ユニッ
トの柱と第二建物ユニットの柱の間に竪樋が取り付けら
れているから、火災時に竪樋が柔軟な耐火被覆材で守ら
れるし、又、柱と竪樋とからなる全体の熱容量が増加
し、更に、耐火性能のよい柱となり、便利である。
【0098】請求項4記載の発明では、連結金具が基板
と先の尖った棒状の連結片とからなり、前記基板は第一
建物ユニットの柱に沿う第一片と、第二建物ユニットの
柱に沿う第二片と、この第一片と第二片の間にあり、こ
の第一片と第二片より窪んだ凹溝部とからなるΩ状の金
属片であり、前記連結片は基板の凹溝部に設けられてい
るから、ボルト・ナット等の連結具が使用し難い狭い場
所でも柔軟な耐火被覆材を連結する場合に連結し易く便
利である。
【0099】請求項5記載の発明では、柔軟な耐火被覆
材を貫通した突起に受け金具が取り付けられているか
ら、この受け金具によって柔軟な耐火被覆材が突起から
抜け難くなり極めて便利である。
【0100】請求項6記載の発明では、柔軟な耐火被覆
材を貫通した突起に受け金具が取り付けられ、この受け
金具に内装下地材が取り付けられているから、柔軟な耐
火被覆材が突起から抜け難くなると同時に、内装下地材
を柱部分に取り付けることができ、極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(イ)は建物
ユニットの配置図、(ロ)は(イ)のA部分の水平断面
図、(ハ)は(イ)のA部分の柱に受け金具を取り付け
ている状態を示す説明図である。
【図2】ユニット建物を示す説明図である。
【図3】建物ユニットの骨格を示す説明図である。
【図4】柔軟な耐火被覆材を取り付ける手順を示すもの
で、(イ)は柱に突起を取り付けている状態を示す説明
図、(ロ)は取り付けられた突起を示す説明図、(ハ)
は柔軟な耐火被覆材を取り付けている状態を示す説明
図、(ニ)は柔軟な耐火被覆材の両側をアルミニウム粘
着テープで固定している状態を示す説明図、(ホ)は柔
軟な耐火被覆材の繋ぎ目をアルミニウム粘着テープで固
定している状態を示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すもので、受け金具を
取り付けている状態を示す説明図である。
【図6】突起を取り付けている状態を示す説明図であ
る。
【図7】(イ)は突起を示す説明図、(ロ)は固定クリ
ップを示す説明図である。
【図8】本発明の別の実施例を示すもので、(イ)は柔
軟な耐火被覆材を取り付けている状態を示す説明図、
(ロ)は突起を示す説明図である。
【図9】本発明の更に別の実施例を示すもので、図1
(イ)のB部分(入隅部分)の水平断面図である。
【図10】突起を取り付けた後、柔軟な耐火被覆材を取
り付けている状態を示す説明図である。
【図11】本発明の更に別の実施例を示すもので、図1
(イ)のC部分(第一建物ユニットの柱と第二建物ユニ
ットの柱の2本の柱が並んだ部分)の水平断面である。
【図12】施工順序を示すもので(イ)は柔軟な耐火被
覆材を連結している状態を示す説明図、(ロ)は柔軟な
耐火被覆材を柱の間に押し込みアルミニウム粘着テープ
を取り付けている状態を示す説明図である。
【図13】本発明の更に別の実施例を示すもので、
(イ)は図1のC部分(第一建物ユニットの柱と第二建
物ユニットの柱の2本の柱が並んだ部分)の水平断面、
(ロ)は連結金具を示す説明図である。
【図14】本発明の更に別の実施例を示すもので、
(イ)は図1のC部分(第一建物ユニットの柱と第二建
物ユニットの柱の2本の柱が並んだ部分)の水平断面、
(ロ)は連結金具を示す説明図である。
【図15】本発明の更に別の実施例を示すもので、図1
のD部分(四本の柱が集合している部分)の内装下地材
を取り付けている状態を示す水平断面である。
【図16】柔軟な耐火被覆材を取り付ける手順を示すも
ので、(イ)は柱に突起を取り付ける状態を示す説明
図、(ロ)は柔軟な耐火被覆材を取り付けている状態を
示す説明図、(ハ)は受け金具を取り付けている状態を
示す説明図、(ニ)は(ハ)の主要部を拡大して示す説
明図、(ホ)は内装下地材を取り付けている状態を示す
説明図、(ヘ)は(ホ)のE−E線における断面を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 ユニット建物 2、2d 建物ユニット 2d−1、2e−1、2f−1 第一建物ユニット 2d−2、2e−2、2f−2 第二建物ユニット 21、21a、21b、21c、21d、21f、21
g 柱 22 床梁 23 天井梁 3、3a、3b、3c、3d、3f、3g 柔軟な耐
火被覆材 4、4c 外壁 5、5c 内壁パネル 54g 内装下地材 6、6a、6b、6c、6g 突起 7、7a、7g 受け金具 9d、9e、9f、9g 連結金具 91e 基板 911e 第一片 912e 第二片 92e 連結片 99e、99g 竪樋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の柱と梁が略箱形に形成された建
    物ユニットで組み立てられたユニット建物の柱の耐火構
    造であって、前記建物ユニットを構成する柱には突起が
    設けられ、この柱が柔軟な耐火被覆材で被覆され、この
    柔軟な耐火被覆材に前記突起が通されて柔軟な耐火被覆
    材が柱に取り付けられていることを特徴とするユニット
    建物の柱の耐火構造。
  2. 【請求項2】 複数個の柱と梁が略箱形に形成された建
    物ユニットで組み立てられたユニット建物の柱の耐火構
    造であって、第一建物ユニットを構成する柱と、この第
    一建物ユニットの柱に隣接する第二建物ユニットを構成
    する柱には、それぞれ請求項1記載の構造で柔軟な耐火
    被覆材が取り付けられ、この第一建物ユニットの柱に取
    り付けられた柔軟な耐火被覆材と第二建物ユニットの柱
    に取り付けられた柔軟な耐火被覆材が連結金具で連結さ
    れていることを特徴とするユニット建物の柱の耐火構
    造。
  3. 【請求項3】 第一建物ユニットの柱と第二建物ユニッ
    トの柱の間に竪樋が取り付けられていることを特徴とす
    る請求項2記載のユニット建物の柱の耐火構造。
  4. 【請求項4】 前記連結金具が基板と先の尖った棒状の
    連結片とからなり、前記基板は第一建物ユニットの柱に
    沿う第一片と、第二建物ユニットの柱に沿う第二片と、
    この第一片と第二片の間にあり、この第一片と第二片よ
    り窪んだ凹溝部とからなるΩ状の金属片であり、前記連
    結片は基板の凹溝部に設けられていることを特徴とする
    請求項2または3記載のユニット建物の柱の耐火構造。
  5. 【請求項5】 前記柔軟な耐火被覆材を貫通した突起に
    受金具が取り付けられていることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載のユニット建物の柱の耐火構造。
  6. 【請求項6】 前記柔軟な耐火被覆材を貫通した突起に
    受金具が取り付けられ、この受金具に内装下地材が取り
    付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載のユニット建物の柱の耐火構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018188929A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 トヨタホーム株式会社 建物の耐力壁構造
JP2019019629A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 トヨタホーム株式会社 耐火壁構造及び耐火壁構造の施工方法
JP2019031807A (ja) * 2017-08-07 2019-02-28 トヨタホーム株式会社 耐火壁構造
JP2020165251A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 大和ハウス工業株式会社 柱脚及び柱脚の施工方法

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