JPH11324170A - 耐力パネル及び耐力パネルの接合構造 - Google Patents

耐力パネル及び耐力パネルの接合構造

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JPH11324170A
JPH11324170A JP12582398A JP12582398A JPH11324170A JP H11324170 A JPH11324170 A JP H11324170A JP 12582398 A JP12582398 A JP 12582398A JP 12582398 A JP12582398 A JP 12582398A JP H11324170 A JPH11324170 A JP H11324170A
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metal plate
buried
flame
reinforcing plate
panel
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JP12582398A
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English (en)
Inventor
Akira Yazaki
暁 矢崎
Toshiyuki Mimura
俊幸 三村
Atsuhiro Sugano
淳博 菅野
Masashi Goto
昌司 後藤
Morihiro Matsumoto
守弘 松本
Koichi Shibata
晃一 柴田
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Daido Steel Sheet Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Sheet Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、少なくとも法で規定されている火
災時に要求される耐火時間内は本来の耐力を維持出来る
耐力パネル及び該耐力パネルの接合構造を提供すること
を可能にすることを目的としている。 【解決手段】 発泡体からなるコア材2の両面に金属板
3を設けたサンドイッチパネル1において、少なくとも
火災時に要求される耐火時間内はパネルに加わる鉛直荷
重を支持出来るように非火炎側Aからパネル厚さの途中
まで火炎側Bに延長した断面形状を有する補強板材(端
辺3a、埋設辺3b,3c)をコア材2に埋設或いは貼
着し、更に前記補強板材と火炎側Bの金属板3との間に
不燃性の断熱材16を介在させて構成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に住宅等の建築
物で梁材及び柱材を使用しない建物構造の耐力壁として
用いられる耐力パネル及びその接合構造に関するもので
あって、特に発泡体からなるコア材の両面に金属板を設
けた耐力パネル及びその接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、梁材や柱材を省略して簡単な構成
で施工手間を低減したパネル工法建物が提案されてお
り、本発明者等は発泡体からなるコア材の両面に金属板
を設けた耐力性を有するサンドイッチパネルを耐力パネ
ルとして使用した技術を特願平8-121181号により既に特
許出願中である。
【0003】上記技術によれば、サンドイッチパネルが
構造躯体として一体的に接続されて耐力パネルを構成す
るので強度が高く、梁材や柱材を省略して躯体構造を簡
単にすることが出来、工期を大幅に短縮化することが出
来る上、従前の下地材、外壁材、断熱材、内壁材等の複
数層の壁の層構造をサンドイッチパネルの一部材で構成
することが出来、更に梁材や柱材の下地材や内装下地材
も不要となるので部材点数及び施工工数を削減してコス
トダウンを図ることが出来るものである。
【0004】また、梁材や柱材を省略して構成出来るこ
とから、建物設計の自由度が広がり、開口部や空間が大
きくとれるといった長所があり、サンドイッチパネルの
両面に設けた金属板により気密性を容易に確保すること
が出来るので、高気密住宅を容易に構成することが出来
るという利点もある。
【0005】また、サンドイッチパネルの両面が金属板
により構成されることで、寸法精度が確保出来、接続部
の構成が簡単であり、更には、白蟻等の防止や腐朽防止
が出来、耐久性に優れるといった長所もある。
【0006】また、コア材に断熱材を使用した場合には
断熱材が均一に形成されるので、冷橋(ヒートブリッ
ジ)がなく、断熱効果を向上させることが出来、枠材等
を使用しないので該枠材の幅分だけ断熱性能が向上する
と共に断熱材の充填ムラがなく、断熱材が自重で下にず
れたり片寄ることがないという利点もある。
【0007】また、部材の種類が極めて少ないので部品
構成が単純で、工場での生産性が高く、材料コストが安
くなるといった多大な利点を備えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術であっても全く問題がないわけではなく、例えば、火
災が生じた場合を想定すると、防火上、耐力パネルによ
って外部からの火に対して建物内部への延焼を防止する
だけでなく、建物が倒壊しないように建物の鉛直荷重を
支持出来なければならない。
【0009】ところが、上記技術では耐力パネルが発泡
体からなるコア材の両面に金属板を設けただけの単純な
構成であったため、火災時に火災側の金属板が高温にな
ることによって軟化若しくは座屈し、また発泡体も火災
側の金属板側から次第に軟化、分解及び炭化等を生じて
耐力パネルの本来の耐力が低下するという問題がある。
【0010】即ち、建物の鉛直荷重は発泡体が両面の金
属板同士を一体化していることによって両面の金属板に
よって支えられている。火災時には金属板が高温になり
軟化するが、それ以外にも発泡体が分解炭化することに
よって火災側の金属板と発泡体の一体性が失われ、薄い
一枚の金属板は建物の鉛直荷重によって容易に座屈を起
こすことになる。
【0011】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、少なくとも法で規定されてい
る火災時に要求される耐火時間内は本来の耐力を維持出
来る耐力パネル及び該耐力パネルの接合構造を提供せん
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る耐力パネルは、発泡体からなるコア材の
両面に金属板を設けた耐力パネルにおいて、少なくとも
火災時に要求される耐火時間内はパネルに加わる鉛直荷
重を支持出来るように非火炎側からパネル厚さの途中ま
で火炎側に延長した断面形状を有する補強板材が前記コ
ア材に埋設或いは貼着され、該補強板材と火炎側の金属
板との間に不燃性の断熱材を介在させたことを特徴とす
る。
【0013】上記構成によれば、補強板材を非火炎側か
らパネル厚さの途中まで火炎側に延長した断面形状を有
するようにコア材に埋設或いは貼着したことで、火災時
に火災側の金属板が高温になって軟化若しくは座屈して
も、該火災側の金属板に代わって前記補強板材が建物の
鉛直荷重を支持して建物の倒壊を防止することが出来
る。
【0014】また、補強板材と火炎側の金属板との間に
不燃性の断熱材を介在させたことで火災時に火災側の金
属板が高温になっても不燃性の断熱材の断熱作用により
補強板材や非火炎側の金属板の温度上昇を抑えて該補強
板材や非火炎側の金属板の保全を確保することが出来
る。
【0015】また、前記補強板材を非火炎側における前
記金属板の端部から折り曲げて構成した場合には非火炎
側の金属板と補強板材とが1部品で構成出来るので部品
点数が削減出来ると共に耐力的に強固な構成に出来る。
【0016】また、前記補強板材が前記コア材の中心を
超えて延長された場合には、火災側の金属板の代わりに
該補強板材により建物の鉛直荷重を確実に支持すること
が出来る。
【0017】また、本発明に係る耐力パネルの接合構造
は、複数の耐力パネルを相互に接合する構造であって、
隣接する前記耐力パネルの両金属板間を接続部材で連結
すると共に非火炎側の両金属板間或いは前記両補強板材
間に高温耐性のシーリング材を介在させたことを特徴と
する。
【0018】上記構成によれば、少なくとも火災時に要
求される耐火時間内はパネルに加わる鉛直荷重を支持出
来る複数の耐力パネルを接続部材で連結することが出
来、非火炎側の両金属板間或いは両補強板材間に介在さ
せた高温耐性のシーリング材によりシールすることで高
温の燃焼ガスやコア材の分解ガスが非火炎側に侵入する
ことを防止することが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る耐力パネル
及びその接合構造の一実施形態を具体的に説明する。図
1(a)は本発明に係る耐力パネルの構成を示す正面
図、図1(b)は本発明に係る耐力パネルの構成を示す
側面図、図2は本発明に係る耐力パネルの構成を示す横
断面説明図、図3は隣接する耐力パネルの接合構造を示
す横断面説明図、図4(a)〜(j)は金属板の端部か
ら折り曲げられた他の各種の補強板材及び不燃性の断熱
材の配置構成を示す横断面説明図、図5(a)〜(h)
は金属板と別体で構成された各種の補強板材及び不燃性
の断熱材の配置構成を示す横断面説明図、図6(a),
(b)は本発明に係る他の耐力パネルの構成を示す横断
面説明図、図7(a)〜(c)及び図8(a)〜(c)
は隣接する耐力パネルの他の接合構造を示す横断面説明
図である。
【0020】図1〜図3において、本発明に係る耐力パ
ネルとなるサンドイッチパネル1はポリイソシアヌレー
トフォーム等の樹脂系発泡体等からなる断熱材としての
コア材2の両面に、該コア材2の面積に対応する面積を
有するアルミ亜鉛合金メッキ鋼板(溶融亜鉛・55%ア
ルミニウム合金メッキ鋼板、商品名「ガルバリュウム鋼
板」)や着色合金めっき鋼板等からなる金属板3を設け
て耐力性を有する耐力パネルとして構成される。金属板
3は一般的なメッキ鋼板や塗装鋼板等でも良い。
【0021】そして、サンドイッチパネル1を一体的に
連結して耐力パネル構造とし、これを住宅等の建物の壁
体である外壁、床、屋根パネルとして使用することで、
梁材及び柱材を使用することなく建物を施工し得るパネ
ル工法建物として構成することが出来るものである。
【0022】サンドイッチパネル1のコア材2は、樹脂
系発泡材であるイソシアヌレート樹脂フォームやフェノ
ール樹脂フォーム等の断熱材が好ましく、該断熱材の密
度は20〜60kg/m3 で、且つ圧縮強度を1〜5kg/m2
で構成される。上記密度は、JIS K7222 に準拠して測定
された値であり、圧縮強度は、JIS K7220 に準拠して測
定された値である。
【0023】特に、これ等の断熱材を使用した場合は、
高断熱性や高遮音性を有するサンドイッチパネル1とし
て構成出来る。尚、前記コア材2はウレタンやハニカム
等を使用して構成することでも良い。
【0024】また、コア材2の両面に設ける金属板3と
しては、例えば、厚さ0.6mm〜1.6mm程度のアルミ
亜鉛合金メッキ鋼板を使用したものが好ましく、強度や
防錆性能も良く、耐久性に優れている。特に、厚さを
0.8mm〜1.2mm程度とすれば、コスト的にも性能的
にも最も好ましい。
【0025】上記のように構成されたサンドイッチパネ
ル1全体の厚さは、60mm〜150mm程度である。金属
板3を使用したサンドイッチパネル1は工場での量産に
適しており、例えば、その製法としては、ロール状の金
属板3を引き伸ばしながら、間に前記断熱材を接着剤等
によって貼着してサンドイッチするか、或いは、引き伸
ばして張架した二枚の金属板3の間で前記断熱材を発泡
させるか、或いは所定の大きさに切断、折り曲げられた
二枚の金属板3の間で前記断熱材を発泡させるか、或い
は同じく所定の大きさに切断、折り曲げられた二枚の金
属板3の間に前記断熱材を挟んで接着することで両面の
金属板3と断熱材からなるコア材2とが一体的に固着し
てサンドイッチされる。
【0026】上記のように構成されるサンドイッチパネ
ル1を用いたことにより、高耐久性、不燃性、高断熱
性、高気密性及び高遮音性を実現する躯体システムとな
り、更には、柱や梁を使用することなくサンドイッチパ
ネル1を耐力壁として使用することで単純な部品構成に
なり、施工が容易で、施工工数の少ない躯体システムと
なり、工期の短縮(例えば、躯体工期が3日程度)が実
現する。
【0027】また、柱や梁を使用せずに外壁、床、天井
パネルを一体的に連結することで構成される高強度躯体
システムであり、高耐震性に優れている。更には、柱や
梁がないため比較的自由度の高い躯体システムとなり、
オーダーエントリーシステムで種々の要望に対応可能で
ある。
【0028】また、本実施形態のサンドイッチパネル1
によれば、パネル面全体が断熱材で構成されるので断熱
性能が向上し、且つ断熱材の密度を20〜60kg/m3
構成した場合には断熱材が均一となり、自重によるずれ
や片寄りがなく、断熱ムラがない。
【0029】また、サンドイッチパネル1が建物の所定
位置に配置された時、図2に示すように、非火炎側(例
えば屋内側)Aからパネル厚さの途中まで火炎側(例え
ば屋外側)Bに該コア材2の中心lを超えて延長された
断面形状を有する補強板材となる端辺3a、埋設辺3
b,3cがコア材2内部に埋設されており、特に本実施
形態の補強板材(端辺3a、埋設辺3b,3c)の場
合、該補強板材が非火炎側Aにおける金属板3の端部か
ら折り曲げられて一体的に形成されている。
【0030】即ち、図2に示す補強板材は、非火炎側A
の金属板3がコア材2の幅方向(図2の左右方向)両端
部の小口面2aに沿って火炎側B方向に直角に折曲さ
れ、該コア材2の中心lを超えて延長されて該コア材2
の小口面2aに貼着された端辺3aと、該端辺3aに接
続され、更にコア材2の幅方向内部側に直角に折曲され
て該コア材2の内部に埋設された埋設辺3bと、該埋設
辺3bに接続され、更に非火炎側Aに直角に折曲されて
同じく該コア材2の内部に埋設された埋設辺3cとを有
して構成されている。
【0031】一方、本実施形態では火炎側Bの金属板3
もコア材2の幅方向両端部の小口面2aに沿って非火炎
側A方向に直角に折曲され、該コア材2の小口面2aに
貼着された端辺3dと、該端辺3dに接続され、更にコ
ア材2の幅方向内部側に直角に折曲されて該コア材2の
内部に埋設された埋設辺3eとを有して構成されてい
る。尚、前記端辺3d、埋設辺3eは適宜省略して火炎
側Bの金属板3を単一平面状に構成しても良い。
【0032】また、前記補強板材となる埋設辺3bと火
炎側Bの金属板3に接続された埋設辺3eとの間には、
該埋設辺3bの幅方向の長さに対応する幅寸法と埋設辺
3bと埋設辺3eとの離間間隔に対応する厚さを有する
不燃性の断熱材16が介在されている。
【0033】本実施形態では不燃性の断熱材16を密度が
150kg/m3 程度のロックウールボードにより構成した
場合について説明するが、この不燃性の断熱材16はコア
材2の樹脂系発泡材よりも防火性、断熱性が高い不燃性
の断熱材であれば良く、綿状のロックウールや固体状の
珪酸カルシウム板等を適用することも出来る。
【0034】そして、火災時に火災側Bの金属板3が高
温になって軟化若しくは座屈しても、該火災側Bの金属
板3に代わって補強板材(端辺3a、埋設辺3b,3
c)が少なくとも火災時に法的に要求される耐火時間内
はパネルに加わる建物の鉛直荷重を支持して建物の倒壊
を防止することが出来るように各寸法が設定されてい
る。
【0035】上記構成によれば、非火炎側Aの金属板3
及び補強板材(端辺3a、埋設辺3b,3c)と、火炎
側Bの金属板3、端辺3d、埋設辺3eとが確実に離間
すると共に該非火炎側Aの金属板3及び補強板材(端辺
3a、埋設辺3b,3c)と火炎側Bの金属板3、端辺
3d、埋設辺3eとの間に不燃性の断熱材16を介在させ
て構成したことにより火災時に火災側Bの金属板3が高
温になっても非火炎側Aの金属板3や補強板材(端辺3
a、埋設辺3b,3c)に熱が伝わり難く該非火炎側A
の金属板3や補強板材(端辺3a、埋設辺3b,3c)
の保全を確保することが出来る。
【0036】火災時に火炎側Bの金属板3が高温にな
り、発泡体からなるコア材2が火炎側Bから分解炭化し
て該コア材2の分解炭化が非火炎側Aの金属板3に接続
された埋設辺3bの部分まで達すると該非火炎側Aの金
属板3の温度が上昇して強度が低下する。
【0037】従って、火炎側Bの金属板3に接続された
埋設辺3eと非火炎側Aの金属板3に接続された埋設辺
3bとの間に配置された不燃性の断熱材16の厚みを所定
の値に設定することにより非火炎側Aの金属板3や補強
板材(端辺3a、埋設辺3b,3c)が法的に要求され
る耐火時間だけ建物の鉛直荷重を支持出来る時間を確保
することが出来る。この点では、火炎側Bの金属板3に
接続された端辺3d、埋設辺3eを省略して火炎側Bの
金属板3を単一平面状に構成した方が有利である。
【0038】本実施形態のサンドイッチパネル1を用い
てISO834に準じた防火性能試験を行った結果、20分以
上建物の耐力壁として負担すべき荷重(実験では幅1m
のサンドイッチパネル1で1tの荷重)に耐えることが
出来た。
【0039】上記構成によれば、非火炎側Aの金属板3
の端部から一体的に折り曲げられて形成された補強板材
となる端辺3a及び埋設辺3b,3cが非火炎側Aから
パネル厚さの途中まで火炎側Bに延長した断面形状を有
するようにコア材2に埋設或いは貼着されたことで、火
災時に火災側Bの金属板3が高温になって軟化若しくは
座屈しても、該火災側Bの金属板3に代わって前記補強
板材(端辺3a、埋設辺3b,3c)が建物の鉛直荷重
を支持して建物の倒壊を防止することが出来る。
【0040】また、前記補強板材(端辺3a、埋設辺3
b,3c)と火炎側Bの金属板3、端辺3d、埋設辺3
eとの間に不燃性の断熱材16を介在させたことで火災時
に火災側Bの金属板3が高温になっても不燃性の断熱材
16の断熱作用により該補強板材や非火炎側Aの金属板3
の温度上昇を抑えて該補強板材や非火炎側Aの金属板3
の保全を確保することが出来る。
【0041】また、前記補強板材(端辺3a、埋設辺3
b,3c)を非火炎側Aにおける金属板3の端部から折
り曲げて構成した場合には非火炎側Aの金属板3と補強
板材とが1部品で構成出来るので部品点数が削減出来る
と共に耐力的に強固な構成となる。
【0042】また、前記補強板材(端辺3a、埋設辺3
b,3c)がコア材2の中心lを超えて延長された場合
には、火災側Bの金属板3の代わりに該補強板材により
建物の鉛直荷重を確実に支持することが出来る。従っ
て、防火上、耐力パネルとなるサンドイッチパネル1に
よって外部からの火に対して建物内部への延焼を防止す
るだけでなく、火災時においても建物が倒壊しないよう
に建物の鉛直荷重を支持出来る。
【0043】次に前記耐力パネルの接合構造について図
3を用いて説明する。図3において、平面的に隣接する
耐力パネルとなるサンドイッチパネル1は両金属板3間
を接続部材4を介して連結される。
【0044】前記接続部材4は、アルミ亜鉛合金メッキ
鋼板や着色合金めっき鋼板等の金属板で所定の厚さを有
して構成されており、サンドイッチパネル1の高さ方向
の長さに対応する寸法を有する長尺部材で、所定の幅を
有して構成される。
【0045】図3に示すように、左右方向に平面的に隣
設されるサンドイッチパネル1の接続方法としては、先
ず、左側に配置されるサンドイッチパネル1の右端部
と、右側に配置されるサンドイッチパネル1の左端部と
を当接させた後、左右のサンドイッチパネル1の境界部
両面に接続部材4を夫々当接させた後、該接続部材4の
サンドイッチパネル1の厚さ方向(図3の上下方向)に
タッピングビス5を打ちつけて、金属板3と接続部材4
とコア材2とを一体的に固定する。
【0046】この時、両サンドイッチパネル1の非火炎
側Aの金属板3の端部から折り曲げて構成した補強板材
(端辺3a、埋設辺3b,3c)と火炎側Bの金属板
3、端辺3d、埋設辺3eとの間に介在させた不燃性の
断熱材16同士が該サンドイッチパネル1の厚さ方向に一
致した位置で対向するように構成されている。
【0047】上記構成によれば、非火炎側Aの金属板3
及び補強板材(端辺3a、埋設辺3b,3c)と、火炎
側Bの金属板3、端辺3d、埋設辺3eとが確実に離間
した状態で、且つ非火炎側Aの金属板3及び補強板材
(端辺3a、埋設辺3b,3c)と、火炎側Bの金属板
3、端辺3d、埋設辺3eとの間に不燃性の断熱材16を
介在させた状態で、隣接するサンドイッチパネル1が接
合されるため火災時に火災側Bの金属板3が高温になっ
ても非火炎側Aの金属板3や補強板材(端辺3a、埋設
辺3b,3c)に熱が伝わり難く該非火炎側Aの金属板
3や補強板材の保全を確保することが出来る。
【0048】また、サンドイッチパネル1は中央のコア
材2を介して両側面に金属板3を貼着して構成され、両
側の金属板3相互はコア材2によって断熱されており、
冷橋(ヒートブリッジ)が存在しない構成となっている
ので、コア材2の両面の金属板3は実質的に熱的に絶縁
されており、サンドイッチパネル1の断熱性は非常に高
く、結露等の熱性能上の問題がない。
【0049】図4(a)〜(j)は非火炎側Aの金属板
3の端部から折り曲げられた他の各種の補強板材及び不
燃性の断熱材16の配置構成を示すものである。図4
(a)に示す補強板材は、非火炎側Aの金属板3がコア
材2の幅方向(図4の左右方向)両端部の小口面2aに
沿って火炎側B方向に直角に折曲され、該コア材2の中
心lを超えて延長されて該コア材2の小口面2aに貼着
された端辺3aから構成され、該端辺3aと火炎側Bの
金属板3との間に不燃性の断熱材16を介在させたもので
ある。
【0050】また、図4(b)では前記図4(a)の火
炎側Bの金属板3がコア材2の幅方向両端部の小口面2
aに沿って非火炎側A方向に直角に折曲され、該コア材
2の小口面2aに貼着された端辺3dから構成され、非
火炎側Aと火炎側Bの金属板3の両端辺3a,3d相互
の間に不燃性の断熱材16を介在させたものである。
【0051】図4(c)に示す補強板材は、前記図4
(a)の端辺3aに接続され、更にコア材2の幅方向内
部側に直角に折曲されて該コア材2の内部に埋設された
埋設辺3bを有して構成され、該埋設辺3bと火炎側B
の金属板3との間に該埋設辺3bの幅方向の寸法に対応
する幅寸法と該埋設辺3bと火炎側Bの金属板3との離
間寸法に対応する厚さを有する不燃性の断熱材16を介在
させたものである。
【0052】また、図4(d)に示す補強板材は、前記
図4(c)の埋設辺3bに接続され、更に非火炎側A方
向に直角に折曲されて該コア材2の内部に埋設された埋
設辺3cを有して構成され、前述と同様に埋設辺3bと
火炎側Bの金属板3との間に不燃性の断熱材16を介在さ
せたものである。
【0053】また、図4(e)に示す補強板材は、前記
図4(d)の埋設辺3cを非火炎側Aの金属板3に到達
するまで延長して同じく該コア材2の内部に埋設し、不
燃性の断熱材16を図4(c)と同様に介在させたもので
ある。
【0054】また、図4(f)に示す補強板材は、前記
図4(c)に示す埋設辺3bに接続され、更に非火炎側
A方向に直角に折曲されて非火炎側Aの金属板3近傍ま
で延長されて同じく該コア材2の内部に埋設された埋設
辺3cと、該埋設辺3cに接続され、更にコア材2の小
口面2a側に直角に折曲されて同じく該コア材2の内部
に埋設された埋設辺3fとを有して構成し、不燃性の断
熱材16を図4(c)と同様に介在させたものである。
【0055】また、図4(g)に示す補強板材は、前記
図4(a)に示す端辺3aに接続され、該端辺3aに沿
って略重なるように180度反転して折曲されて非火炎
側Aの金属板3近傍まで延長されて同じく該コア材2の
内部に埋設された埋設辺3gとを有して構成し、該端辺
3a及び埋設辺3gと、火炎側Bの金属板3との間に不
燃性の断熱材16を介在させたものである。
【0056】また、図4(h)に示す補強板材は、前記
図4(g)の埋設辺3gに接続され、更にコア材2の幅
方向内側に非火炎側Aの金属板3に沿って略重なるよう
に直角に折曲されて同じく該コア材2の内部に埋設され
た埋設辺3hとを有して構成され、不燃性の断熱材16を
図4(g)と同様に介在させたものである。
【0057】また、図4(i)に示す補強板材は、前記
図4(c)に示す埋設辺3bに接続され、該埋設辺3b
に沿って略重なるように180度反転して折曲されてコ
ア材2の小口面2a側の端辺3a近傍まで延長されて同
じく該コア材2の内部に埋設された埋設辺3iとを有し
て構成され、不燃性の断熱材16を図4(c)と同様に介
在させたものである。
【0058】また、図4(j)に示す補強板材は、非火
炎側Aの金属板3が該金属板3沿って略重なるように1
80度反転してコア材2の幅方向内側に折曲されて同じ
く該コア材2の内部に埋設された埋設辺3jと、該埋設
辺3jに接続され、コア材2の非火炎側Aから火炎側B
に向かって直角に折曲され、該コア材2の中心lを超え
て延長されて該コア材2の内部に埋設された埋設辺3k
とを有して構成され、該埋設辺3kと火炎側Bの金属板
3との間に埋設辺3jの幅方向の寸法よりも大きい幅寸
法と埋設辺3kの火炎側Bの端部と火炎側Bの金属板3
との離間寸法に対応する厚さを有する不燃性の断熱材16
を介在させたものである。
【0059】上記図4(a)〜(j)に示された補強板
材及び不燃性の断熱材16も他の構成は前述した補強板材
及び不燃性の断熱材16と同様に構成され同様な効果を得
ることが出来るものである。
【0060】図5(a)〜(h)は金属板3と別体で構
成された各種の補強板材6及び不燃性の断熱材16の配置
構成を示すものである。補強板材6も金属板3と同様に
アルミ亜鉛合金メッキ鋼板や着色合金めっき鋼板等によ
り構成されている。
【0061】図5(a)に示す補強板材6は、非火炎側
Aの金属板3に沿って略重なるようにコア材2の小口面
2aに向かって該コア材2の内部に埋設された埋設辺6
aと、該埋設辺6aに接続され、コア材2の小口面2a
に沿って火炎側B方向に直角に折曲され、該コア材2の
中心lを超えて延長されて該コア材2の小口面2aに貼
着された端辺6bから構成され、該端辺6bと火炎側B
の金属板3との間に不燃性の断熱材16を介在させたもの
である。
【0062】また、図5(b)に示す補強板材6は、前
記図5(a)の端辺6bに接続され、更にコア材2の幅
方向内部側に直角に折曲されて該コア材2の内部に埋設
された埋設辺6cを有して構成され、該埋設辺6cと火
炎側Bの金属板3との間に該埋設辺6cの幅方向の寸法
に対応する幅寸法と埋設辺6cと火炎側Bの金属板3と
の離間寸法に対応する厚さを有する不燃性の断熱材16を
介在させたものである。
【0063】また、図5(c)に示す補強板材6は、前
記図5(b)の埋設辺6cに接続され、更に非火炎側A
に直角に折曲されて非火炎側Aの金属板3の方向に延長
されて同じく該コア材2の内部に埋設された埋設辺6d
とを有して構成され、図5(b)と同様に埋設辺6cと
火炎側Bの金属板3との間に不燃性の断熱材16を介在さ
せたものである。
【0064】また、図5(d)に示す補強板材6は、前
記図5(b)の埋設辺6cに接続され、更に非火炎側A
に直角に折曲されて非火炎側Aの埋設辺6aに接続され
て、同じく該コア材2の内部に埋設された埋設辺6eと
を有して構成されたものであり、本実施形態では、埋設
辺6a、端辺6b、埋設辺6c,6eが一体的な箱型柱
形状で構成され、図5(b)と同様に埋設辺6cと火炎
側Bの金属板3との間に不燃性の断熱材16を介在させた
ものである。
【0065】また、図5(e)に示す補強板材6は、非
火炎側Aの金属板3に沿って略重なるようにコア材2の
小口面2aからコア材2の幅方向内側に延長され、同じ
く該コア材2の内部に埋設された埋設辺6aと、該埋設
辺6aに接続され、コア材2の非火炎側Aから火炎側B
に向かって直角に折曲され、該コア材2の中心lを超え
て延長されて該コア材2の内部に埋設された埋設辺6f
とを有して構成され、該埋設辺6fと火炎側Bの金属板
3との間に埋設辺6aの幅方向の寸法よりも大きい幅寸
法と埋設辺6fの火炎側Bの端部と火炎側Bの金属板3
との離間寸法に対応する厚さを有する不燃性の断熱材16
を介在させたものである。
【0066】また、図5(f)に示す補強板材6は、前
記図5(e)の埋設辺6fに接続され、更にコア材2の
小口面2a方向に直角に折曲され、該コア材2の内部に
埋設された埋設辺6gとを有して構成され、該埋設辺6
gと火炎側Bの金属板3との間に該埋設辺6gのサンド
イッチパネル1の幅方向の寸法に対応する幅寸法と埋設
辺6gと火炎側Bの金属板3との離間寸法に対応する厚
さを有する不燃性の断熱材16を介在させたものである。
【0067】また、図5(g)に示す補強板材6は、非
火炎側Aの金属板3とコア材2の小口面2aに略接する
と共にコア材2の非火炎側Aから火炎側Bに向かって該
コア材2の中心lを超えて延長された部分を有し、該コ
ア材2の内部に埋設された円筒形状で構成され、該補強
板材6と火炎側Bの金属板3との間に該補強板材6に接
すると共に該補強板材6の直径に対応する幅寸法と補強
板材6と火炎側Bの金属板3との離間寸法に対応する厚
さを有する不燃性の断熱材16を介在させたものである。
【0068】また、図5(h)に示す補強板材6は、前
記図5(d)の補強板材6をコア材2の小口面2a近傍
のコア材2内部に埋設し、図5(b)と同様に埋設辺6
cと火炎側Bの金属板3との間に不燃性の断熱材16を介
在させたものである。この場合、端辺6bが埋設辺とな
り、埋設辺6b,6eの一部と埋設辺6cがコア材2の
非火炎側Aから火炎側Bに向かって該コア材2の中心l
を超えて延長された部分となっている。
【0069】図6(a)は図2に示したサンドイッチパ
ネル1の幅方向略中央部に前記図5(h)に示す補強板
材6及び不燃性の断熱材16をコア材2内部に埋設したも
のである。
【0070】また、図6(b)は図6(a)に示したサ
ンドイッチパネル1の火炎側Bの金属板3の一部を非火
炎側A方向でコア材2の中心l近傍に配置してコア材2
の内部に埋設したものである。
【0071】上記各構成であっても前述と同様な効果を
得ることが出来るものである。
【0072】次に本発明に係る耐力パネルの接合構造に
ついて図7及び図8を用いて説明する。図7(a)〜
(c)及び図8(a)〜(c)において、隣接する耐力
パネルとなるサンドイッチパネル1の非火炎側Aの両金
属板3間或いは両補強板材(端辺3a、埋設辺3b,3
c或いは補強板材6)間に高温耐性で気密性を維持する
シーリング材7を介在させると共に、非火炎側A及び火
炎側Bの両金属板3の境界部両面に接続部材4を当接さ
せた後、該接続部材4のサンドイッチパネル1の厚さ方
向(図7、図8の上下方向)にタッピングビス5を打ち
つけて、金属板3と接続部材4とコア材2とを一体的に
固定する。
【0073】本実施形態のシーリング材7は水ガラス系
の高温で発泡する素材や炭酸カルシウム等が多量に含ま
れている素材等で構成したものであるが、高温でシーリ
ング機能が失われないものであれば他の種々の素材で構
成することが可能である。
【0074】図7(a)に示すシーリング材7は隣接す
るサンドイッチパネル1の非火炎側Aの両金属板3の角
部に面取り部11を形成して該面取り部11により形成され
た溝部12に両サンドイッチパネル1相互間に亘って固着
されている。
【0075】また、図7(b)に示すシーリング材7は
隣接するサンドイッチパネル1の非火炎側Aの近傍でコ
ア材2の小口面2aに貼着された両金属板3の端辺3a
の目地部13に形成した溝部14に両サンドイッチパネル1
相互間に亘って固着されている。
【0076】また、図7(c)に示すシーリング材7は
隣接するサンドイッチパネル1の非火炎側Aからコア材
2の略中心lに亘る部位でコア材2の小口面2aに貼着
された両金属板3の端辺3aの間の目地部13に両サンド
イッチパネル1相互間に亘って固着されている。
【0077】また、図8(a)に示すシーリング材7は
隣接するサンドイッチパネル1の非火炎側Aの両補強板
材6の角部に形成された溝部15に両サンドイッチパネル
1相互間に亘って固着されている。
【0078】また、図8(b)に示すシーリング材7は
隣接するサンドイッチパネル1の非火炎側Aの近傍でコ
ア材2の小口面2aに貼着された両補強板材6の端辺の
目地部13に形成した溝部14に両サンドイッチパネル1相
互間に亘って固着されている。
【0079】また、図8(c)に示すシーリング材7は
隣接するサンドイッチパネル1の非火炎側Aからコア材
2の略中心lに亘る部位でコア材2の小口面2aに貼着
された両補強板材6の端辺の間の目地部13に両サンドイ
ッチパネル1相互間に亘って固着されている。
【0080】上記構成によれば、少なくとも火災時に要
求される耐火時間内はサンドイッチパネル1に加わる建
物の鉛直荷重を支持出来る複数の耐力パネルとなるサン
ドイッチパネル1を接続部材4により連結することが出
来、非火炎側Aの金属板3間或いは補強板材6間に介在
させた各種の高温耐性のシーリング材7によりシールす
ることで高温の燃焼ガスやコア材の分解ガスが非火炎側
Aに侵入することを防止することが出来る。
【0081】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、補強板材が非火炎側からパネル厚さの途中ま
で火炎側に延長した断面形状を有するようにコア材に埋
設或いは貼着されたことで、火災時に火災側の金属板が
高温になって軟化若しくは座屈しても、該火災側の金属
板に代わって補強板材が建物の鉛直荷重を支持して建物
の倒壊を防止することが出来る。
【0082】また、補強板材と火炎側の金属板との間に
不燃性の断熱材を介在させたことで火災時に火災側の金
属板が高温になっても不燃性の断熱材の断熱作用により
補強板材や非火炎側の金属板の温度上昇を抑えて該補強
板材や非火炎側の金属板の保全を確保することが出来
る。
【0083】従って、金属板の表面に別途防火材等を被
覆することなく防火性能を有する耐力パネルとして構成
することが出来、これを利用して柱や梁等を省略した壁
式構造とすることが出来るため、安価で且つ簡単に住宅
等の建築を行うことが出来る。
【0084】また、補強板材を非火炎側における金属板
の端部から折り曲げて構成した場合には非火炎側の金属
板と補強板材とが1部品で構成出来るので部品点数が削
減出来ると共に耐力的に強固な構成に出来る。
【0085】また、補強板材がコア材の中心を超えて延
長された場合には、火災側の金属板の代わりに該補強板
材により建物の鉛直荷重を確実に支持することが出来
る。
【0086】また、本発明に係る耐力パネルの接合構造
によれば、少なくとも火災時に要求される耐火時間内は
パネルに加わる鉛直荷重を支持出来る複数の耐力パネル
を接続部材で連結することが出来、非火炎側の金属板間
に介在させた高温耐性のシーリング材によりシールする
ことで高温の燃焼ガスやコア材の分解ガスが非火炎側に
侵入することを防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る耐力パネルの構成を示す
正面図、(b)は本発明に係る耐力パネルの構成を示す
側面図である。
【図2】本発明に係る耐力パネルの構成を示す横断面説
明図である。
【図3】隣接する耐力パネルの接合構造を示す横断面説
明図である。
【図4】(a)〜(j)は金属板の端部から折り曲げら
れた他の各種の補強板材及び不燃性の断熱材の配置構成
を示す横断面説明図である。
【図5】(a)〜(h)は金属板と別体で構成された各
種の補強板材及び不燃性の断熱材の配置構成を示す横断
面説明図である。
【図6】(a),(b)は本発明に係る他の耐力パネル
の構成を示す横断面説明図である。
【図7】(a)〜(c)は隣接する耐力パネルの他の接
合構造を示す横断面説明図である。
【図8】(a)〜(c)は隣接する耐力パネルの他の接
合構造を示す横断面説明図である。
【符号の説明】
1…サンドイッチパネル 2…コア材 2a…小口面 3…金属板 3a…端辺 3b,3c…埋設辺 3d…端辺 3e〜3k…埋設辺 4…接続部材 5…タッピングビス 6…補強板材 6a…埋設辺 6b…端辺 6c〜6g…埋設辺 7…シーリング材 11…面取り部 12…溝部 13…目地部 14,15…溝部 16…不燃性の断熱材 A…非火炎側 B…火炎側 l…中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 淳博 兵庫県芦屋市若葉町2番1−2143 (72)発明者 後藤 昌司 兵庫県西宮市上鳴尾町2−2 (72)発明者 松本 守弘 大阪府大阪市東淀川区菅原6丁目19番7号 (72)発明者 柴田 晃一 兵庫県尼崎市東園田町9丁目4番1号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡体からなるコア材の両面に金属板を
    設けた耐力パネルにおいて、 少なくとも火災時に要求される耐火時間内はパネルに加
    わる鉛直荷重を支持出来るように非火炎側からパネル厚
    さの途中まで火炎側に延長した断面形状を有する補強板
    材が前記コア材に埋設或いは貼着され、該補強板材と火
    炎側の金属板との間に不燃性の断熱材を介在させたこと
    を特徴とする耐力パネル。
  2. 【請求項2】 前記補強板材が非火炎側における前記金
    属板の端部から折り曲げられて形成されたことを特徴と
    する請求項1に記載の耐力パネル。
  3. 【請求項3】 前記補強板材が前記コア材の中心を超え
    て延長されたことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の耐力パネル。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の複
    数の耐力パネルを相互に接合する構造であって、隣接す
    る前記耐力パネルの両金属板間を接続部材で連結すると
    共に非火炎側の両金属板間或いは前記両補強板材間に高
    温耐性のシーリング材を介在させたことを特徴とする耐
    力パネルの接合構造。
JP12582398A 1998-05-08 1998-05-08 耐力パネル及び耐力パネルの接合構造 Withdrawn JPH11324170A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265691A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Takenaka Komuten Co Ltd 床版及び建築物
EP3564456A1 (en) * 2018-05-01 2019-11-06 Framework Design and Construction Limited Method of constructing a building, and a building with a framework

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265691A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Takenaka Komuten Co Ltd 床版及び建築物
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