JPH075679Y2 - 電磁シールド不燃性化粧板 - Google Patents

電磁シールド不燃性化粧板

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JPH075679Y2
JPH075679Y2 JP1987170132U JP17013287U JPH075679Y2 JP H075679 Y2 JPH075679 Y2 JP H075679Y2 JP 1987170132 U JP1987170132 U JP 1987170132U JP 17013287 U JP17013287 U JP 17013287U JP H075679 Y2 JPH075679 Y2 JP H075679Y2
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JP
Japan
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electromagnetic shield
board
foil
stainless steel
present
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JP1987170132U
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JPH0176098U (ja
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茂雄 柴田
誠 堀田
靖雄 志村
徹 福井
映朗 松尾
信也 立野
新生 鴨井
紀一郎 牟田
Original Assignee
三井東圧化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電磁シールド性に優れ、かつ従来から内装建
材として特に必要な防耐火性能、取扱作業性、強度、及
び耐吸湿たわみ性等の性能も兼備する硬質の電磁シール
ド不燃性化粧板に関する。
〔従来の技術〕
従来より、石膏ボード、石綿セメント板、けい酸カルシ
ウム板、パルプセメント板、パーライト板、スラグ石膏
板、岩綿板等の無機系硬質板は、防耐火性能が優れてい
るため、内装建材、特に間仕切り壁や天井材等として多
量に使用されている。
然しながら、最近、インテリジェントビルの室内では多
数のOA機器が使用されるに伴い、電磁波によるOA機器の
トラブルが発生し、従来の単なる無機系硬質板から成る
建材ではこれに対処し得なくなってきている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記の問題点を解決するためになされたもの
であり、その目的とするところは、内装建材としての従
来の機能だけでなく、OA機器に対する電磁波障害を防止
し得る電磁シールド不燃性化粧板を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的は、片端部若しくは両端部から所定の幅の領
域を残して化粧層で被覆した鉄箔又はステンレス箔を、
その化粧層で被覆した部分がその表面を覆い、然らざる
部分が裏面に折り曲げられ、その縁辺部を覆うように、
無機系硬質板に貼り付けたことを特徴とする電磁シール
ド不燃性化粧板によって達成される。
即ち、本考案にかゝる電磁シールド不燃性化粧板は、無
機系硬質板を芯材として、その表面を覆うように鉄箔又
はステンレス箔を接着剤により貼り付けてラミネート構
造としたものであり、上記鉄箔又はステンレス箔の表面
には化粧層を設け、但しその片端部若しくは両端部から
所定の幅の領域は化粧層を設けず、鉄箔又はステンレス
箔の地肌を露出させておくように構成したものである。
こゝで、硬質板としては、石膏ボード、石綿セメント
板、けい酸カルシウム板、パルプセメント板、パーライ
ト板、スラグ石膏板、岩綿板等の無機系硬質板を用い、
又、接着剤としては一般には酢酸ビニル系のものを使用
するが、鉄箔又はステンレス箔の腐蝕を充分防止し得る
ようにするためには、合成ゴム系、ABS系、ウレタン
系、エポキシ系、シリコン系等の接着剤が推奨される。
また、鉄箔又はステンレス箔については、その表面の両
端部又は片端部の数センチ部分を残して化粧処理を行な
ったものを使用する。この場合の鉄箔又はステンレス箔
の厚さは15〜50μm程度のものが好適である。又、鉄箔
又はステンレス箔の裏面には、接着加工時の作業性向上
のため、紙又は不燃紙をラミネートしたものを使用する
ことにより、化粧鉄箔又はステンレス箔と硬質板へラミ
ネートする際の作業性を向上させることができる。
上記の如くして製造された本考案にかゝる電磁シールド
不燃性化粧板は、これに電磁シールド性能を発揮させる
ためアースの取付部を設ける必要があるが、このアース
取付部として利用されるのが上記鉄箔又はステンレス箔
の表面の両端部又は片端部の数センチ幅の金属地肌部分
である。この化粧を施していない鉄箔又はステンレス箔
の地肌部分がアースの接点となり、この部分を建材取付
用の上下金属製ランナー又はスタッドに接触させること
によって、完全な電磁シールド効果が得られるようにな
っている。
また、本考案の電磁シールド不燃性化粧板を天井板とし
て使用する場合、特にその芯材となる硬質板が石膏ボー
ドの場合、前述の電磁シールド効果だけでなく、ラミネ
ート構造であるため強度の増加と耐吸湿たわみ性が向上
し、従来の石膏ボードだけの場合より取付け固定間隔を
広くとることができる。そのため、本考案にかゝる電磁
シールド不燃性化粧板を天井板として使用するときは、
取付けスパンを広く設定でき、作業効率や経済性が向上
するばかりでなく、外観的にもすっきりした天井が構築
できる。
〔作用〕
上記の如き構成の本考案であると、内装建材としての従
来の機能だけでなく、OA機器に対する電磁波障害を防止
し得る電磁シールド不燃性化粧板を提供し得るものであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面を参照しつゝ詳細に説
明する。
第1図は本考案にかゝる電磁シールド不燃性化粧板の一
実施例を示す断面図、第2図は本考案にかゝる電磁シー
ルド不燃性化粧板の電磁シールド層を形成する鉄箔又は
ステンレス箔の一実施例を示す側面図、第3図は本考案
にかゝる電磁シールド不燃性化粧板のもう一つの実施例
を示す断面図、第4図は本考案にかゝる電磁シールド不
燃性化粧板を壁材として使用する場合の取付け状態を示
す断面図である。
而して、第1図に示した電磁シールド不燃性化粧板は、
無機系硬質板1の外面を覆うように、接着剤2により鉄
箔又はステンレス箔3を貼り付けたものであり、鉄箔又
はステンレス箔3の外面には化粧層4が設けられてい
る。但し、鉄箔又はステンレス箔3の両端部の数センチ
幅の領域3a,3bには化粧層を設けず、鉄箔又はステンレ
ス箔の地肌が露出し、その露出部分が無機系硬質板1の
端部を覆い、その端部が電磁シールドのためのアース接
点を形成するようになっている。
第2図は、硬質板に貼り付ける前の鉄箔又はステンレス
箔の望ましい一実施例を示しており、図中、3は鉄箔又
はステンレス箔、4はその表面の両端部3a,3bの数セン
チ幅を残して被覆した化粧層、5は鉄箔又はステンレス
箔3の裏面に貼り付けられた裏面紙であり、あらかじめ
裏面紙5を設けることにより硬質板1に対する接着性を
向上させ得るものである。
第3図は、硬質板としての石膏ボード6の外面を覆うよ
うに、第2図に示した鉄箔又はステンレス箔を貼り付け
ることにより本考案にかゝる電磁シールド不燃性化粧板
を構成した例を示しており、この実施例の場合、石膏ボ
ード6の下面には下紙7が、上面には上紙8がそれぞれ
あらかじめ貼り付けられており、その上に第2図に示し
たような、あらかじめ化粧層4及び裏面紙5を設けた鉄
箔又はステンレス箔3を貼り付けたものである。この場
合においても、鉄箔又はステンレス箔3の両端部領域3
a,3bは鉄箔又はステンレス箔の地肌が露出し、その露出
部分が石膏ボード6の端部を覆い、その端部が電磁シー
ルドのためのアース接点を形成するようになっている。
而して、上記の如く構成される本考案にかゝる電磁シー
ルド不燃性化粧板を例えば壁材として使用する場合に
は、第4図に示す如く、床20及び天井30にそれぞれ金属
製ランナー11,11を取り付け、これにタッピンねじ12,12
を用いて本考案にかゝる電磁シールド不燃性化粧板10を
取り付ける。13,13は根太板である。このとき、電磁シ
ールド不燃性化粧板10の裏面の鉄箔又はステンレス箔の
露出部3a,3bは金属製ライナー11,11と接触しているの
で、金属製ランナー11,11をアースすることにより、鉄
箔又はステンレス箔全体がアースされ、これによって完
全な電磁シールドが形成される。
〔考案の効果〕
本考案は上記の如く構成されるから、本考案によるとき
は、内装建材としての従来の機能だけでなく、OA機器に
対する電磁波障害を防止し得る実用性の高い電磁シール
ド不燃性化粧板を提供し得るものである。
なお、本考案の構成は叙上の実施例に限定されるもので
なく、本考案はその目的の範囲内に於て上記の説明から
当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例を包摂す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる電磁シールド不燃性化粧板の一
実施例を示す断面図、第2図は本考案にかゝる電磁シー
ルド不燃性化粧板の電磁シールド層を形成する鉄箔又は
ステンレス箔の一実施例を示す側面図、第3図は本考案
にかゝる電磁シールド不燃性化粧板のもう一つの実施例
を示す断面図、第4図は本考案にかゝる電磁シールド不
燃性化粧板を壁材として使用する場合の取付け状態を示
す断面図である。 1……硬質板 2……接着剤 3……鉄箔又はステンレス箔 4……化粧層 5……裏面紙 6……石膏ボード 7……下紙 8……上紙 10……電磁シールド不燃性化粧板 11,11……金属性ランナー 12,12……タッピンねじ 13,13……根太板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松尾 映朗 千葉県松戸市常盤平4―2―5 パークハ イツ210 (72)考案者 立野 信也 神奈川県横浜市緑区美しが丘1―21―4― 201 (72)考案者 鴨井 新生 神奈川県横浜市旭区西川島町44―17 (72)考案者 牟田 紀一郎 東京都八王子市中山1112―58 (56)参考文献 特開 昭62−229998(JP,A) 実開 昭60−103895(JP,U) 特公 昭54−3704(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】片端部若しくは両端部から所定の幅の領域
    を残して化粧層で被覆した鉄箔又はステンレス箔を、そ
    の化粧層で被覆した部分がその表面を覆い、然らざる部
    分が裏面に折り曲げられ、その縁辺部を覆うように、無
    機系硬質板に貼り付けたことを特徴とする電磁シールド
    不燃性化粧板。
JP1987170132U 1987-11-09 1987-11-09 電磁シールド不燃性化粧板 Expired - Lifetime JPH075679Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987170132U JPH075679Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09 電磁シールド不燃性化粧板

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JP1987170132U JPH075679Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09 電磁シールド不燃性化粧板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0176098U JPH0176098U (ja) 1989-05-23
JPH075679Y2 true JPH075679Y2 (ja) 1995-02-08

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ID=31460805

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000036242A1 (fr) * 1998-12-11 2000-06-22 Ibiden Co., Ltd. Materiau de construction composite

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735437Y2 (ja) * 1989-11-06 1995-08-09 株式会社トキメック シールドルーム用パネル組立体およびシールドルーム

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WO2000036242A1 (fr) * 1998-12-11 2000-06-22 Ibiden Co., Ltd. Materiau de construction composite

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JPH0176098U (ja) 1989-05-23

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