JPH0972069A - 琺瑯パネル壁面材とその取付施工方法 - Google Patents

琺瑯パネル壁面材とその取付施工方法

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JPH0972069A
JPH0972069A JP22882295A JP22882295A JPH0972069A JP H0972069 A JPH0972069 A JP H0972069A JP 22882295 A JP22882295 A JP 22882295A JP 22882295 A JP22882295 A JP 22882295A JP H0972069 A JPH0972069 A JP H0972069A
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JP
Japan
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enamel panel
enamel
panel
wall
building
Prior art date
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Pending
Application number
JP22882295A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobutaka Yugawa
信孝 湯川
Junichi Kasai
淳一 笠井
Hiroshi Sumi
浩 角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takara Standard Co Ltd
Original Assignee
Takara Standard Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建物の内外装材として用いられる琺瑯パネル壁
面材が、湿気や水の浸入の影響により、その表面が反っ
たりうねったりすることを防止し、使用条件にかかわら
ず、長年にわたってその外観を良好に保つ。 【解決手段】四周端縁を裏面側に折曲した琺瑯パネル2
の裏面に裏打ち材3を一体的に接合すると共に、この裏
打ち材3を含む琺瑯パネル2の裏面全面にわたって防水
剤4を塗布した。このことにより、裏打ち材3が湿気を
含んで膨潤したり、琺瑯パネル2から剥離したりするこ
とを防止し、琺瑯パネル2が反りやうねりを生じないよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の内外装材
として用いられる琺瑯パネル壁面材と、その取付施工方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の琺瑯パネル壁面材としては、図5
に示すようにトレイ状に形成された金属板12aの表面
に琺瑯層12bを焼成してなる琺瑯パネル12の裏面
(図中右側)に珪酸カルシウム板、石膏板、ALC板な
どの裏打ち材13を一体的に接合したものがあった。
【0003】この裏打ち材13は、琺瑯パネル12の反
りやうねりを防止するためのものであり、その接合は、
琺瑯パネル12と裏打ち材13を重ね合わせてプレスに
より加圧しながら接着剤を固化させることにより行って
いた。
【0004】このような琺瑯パネル壁面材は、直接施工
を行う建物の壁面下地に取り付けるか、あるいは壁面寸
法に応じて適宜箇所で切断して壁面下地に取り付け、そ
の後、隣り合った琺瑯パネルとの間隙にシーリング材を
充填して目地を形成することとしていた。そして、この
ように琺瑯パネルを切断する場合は、図6に示すように
琺瑯パネル12の切断端面に亜鉛系防錆材16を塗布し
た上でこの防錆材16をシリコンシーリング材17で覆
い、さらにこのシリコンシーリング材17を樹脂製のモ
ール18で覆い切断面の養生を行うこととしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の琺瑯パ
ネル壁面材と、この琺瑯パネル壁面材を用いた従来の取
付施工方法では、シーリング材の目地切れによる水の浸
入や結露等により裏打ち材が湿気を含み、膨潤したり、
剥離したりし、このことにより、琺瑯パネルに反りやう
ねりが生じ、その外観を損なうという問題点があった。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、このような原因により反りやうねりの生じない琺瑯
パネル壁面材を提供することを目的とする。
【0007】また請求項2記載の発明は、裏打ち材に防
水剤が塗布されてなる琺瑯パネル壁面材を切断して使用
する際に同様の原因により、琺瑯パネルに反りやうねり
が生じない取付施工方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、四周端
縁を裏面側に折曲した琺瑯パネルの裏面に裏打ち材を一
体的に接合し、この裏打ち材に防水剤を含浸、あるいは
その非接合面に防水剤を塗布することにより、建物の壁
面下地に隣接して取り付けられ、この隣接間隙にシーリ
ング材を充填することにより建物の壁面を構成する琺瑯
パネル壁面材を形成した。
【0009】また請求項2記載の発明は、四周端縁を裏
面側に折曲した琺瑯パネルの裏面に裏打ち材を一体的に
接合し、この裏打ち材の非接合面に防水剤を塗布してな
る琺瑯パネル壁面材を切断して建物の壁面下地に取り付
ける際に、この琺瑯パネル壁面材の切断端面に防水剤を
塗布すると共に、琺瑯パネル側方に塗布した防水剤上に
防錆剤をさらに塗布し、この防錆剤をシーリング材で被
覆すると共に、このシーリング材を琺瑯パネル壁面材の
切断端縁に取り付けたモール状の端面保護治具で覆うこ
とを特徴とする琺瑯パネル壁面材の取付施工方法であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による琺瑯パネル
壁面材1の実施形態を示す断面図である。この琺瑯パネ
ル壁面材1は、四周端縁を裏面側(図1において上側)
に屈曲してトレイ状に形成した金属板2aの表面側(図
1において下側並びに前後左右の外側面)に琺瑯層2b
を焼成してなる琺瑯パネル2の裏面に珪酸カルシウム
板、石膏板、ALC板などの裏打ち材3を接着剤を介在
させてプレス加圧して貼り付け、一体的に接合した上
で、この裏打ち材3の接合面以外の箇所と裏打ち材3周
囲の琺瑯パネル2の裏面側に合成ゴム系や合成樹脂系な
どの防水剤4を塗布したものである。
【0011】この琺瑯パネル壁面材1は、図2に示すよ
うに建物の壁面下地10に取付金具(図示せず)などを
用いて互いに隣接して取り付けられ、その隣接間隙にシ
ーリング材5を充填することにより、この箇所を目地と
して建物の壁面を形成するものである。
【0012】このようにして建物の壁面下地10に取り
付けられた本発明の琺瑯パネル壁面材1は、その裏面側
が全て防水剤4で覆われているので、目地切れにより、
琺瑯パネル壁面材1の裏面側(琺瑯パネル壁面材1と建
物壁面下地10との間)に水が浸入したり、あるいは琺
瑯パネル壁面材1の裏面側に結露が生じたとしても裏打
ち材3が湿気を含んで膨潤したり、琺瑯パネル2から剥
離したりすることがない。よって、このことに起因する
琺瑯パネル2の反りやうねりの発生が防止される。
【0013】なお上記においては、表面に琺瑯層2bを
焼成した琺瑯パネル2の裏面側の裏打ち材3を含む全面
にわたって防水剤4を塗布した例を示したが、この琺瑯
パネル2は、裏面側にも琺瑯層を焼成したものであって
も良く、その場合は、裏打ち材3の周囲の琺瑯パネル2
の裏面側には、防水剤4を塗布しなくても良い。
【0014】また上記においては、裏打ち材3に防水剤
4を塗布することにより、この裏打ち材3に外部から水
や湿気が浸入しないようにした例を示したが、この裏打
ち材3は、それ自体が防水性を備えるように防水剤を含
浸させることとしても良い。
【0015】図2は、図1に示した琺瑯壁面パネル1を
建物の壁面下地10に取り付けた状態を示す要部断面図
である。図示したようにこの琺瑯壁面パネル1は、取り
付ける建物壁面の寸法に応じて適宜箇所で切断され、そ
の寸法調節を行うようにしている。そして、この琺瑯パ
ネル壁面材1は、図示しない取付金具などを用いて建物
の壁面下地10に取り付けられ、同様にして壁面下地1
0に取り付けられた隣接した琺瑯パネル壁面材1との間
にシーリング材5を充填し、目地を形成している。
【0016】この時、本発明の取付施工方法では、図4
の要部拡大図に示すように切断された琺瑯パネル壁面材
1の切断端面にまず防水剤4aを塗布し、その上で琺瑯
パネル2の切断面に対応する箇所に防錆剤6を塗布して
いる。そしてさらにこの防錆剤6をシーリング材7で被
覆してこのシーリング材7を琺瑯パネル壁面材1の切断
端縁に取り付けられるモール状の端面保護治具8で覆っ
ている。このようにして本発明の取付施工方法では、琺
瑯パネル壁面材1の切断端面の保護養生を行った上で、
建物の壁面下地10の所定位置に取り付けることとして
いる。
【0017】従って、例え隣り合った琺瑯パネル壁面材
1との間のシーリング材5がひび割れして目地切れが生
じ、ここから水が浸入したとしても裏打ち材3が湿気を
含んで膨潤したり、琺瑯パネル2から剥離したりするこ
とがない。また琺瑯が焼成された金属板2aが錆びる虞
れもない。よって、このことに起因する琺瑯パネル2の
反りやうねりの発生が防止されると共に、切断端面近傍
の琺瑯層2bが、ベースとなる金属板2aから浮いたり
剥がれたりするという虞れもない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、建物の内外装材となる琺瑯パネル壁
面材が、結露や水の浸入により反りやうねりを生じない
ので、長年にわたってその外観を良好に保てるという効
果を有する。
【0019】また請求項2記載の発明は、施工現場にお
ける寸法誤差を調節するために琺瑯パネル壁面材を切断
して使用した場合においても、結露や水の浸入に起因す
る琺瑯パネルの反りやうねりが防止できると共に、切断
端面近傍の琺瑯層が浮いたり剥離することも防止され、
施工現場における対応性に優れると共に、耐久性にも優
れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる琺瑯パネル壁面材の断面図であ
る。
【図2】図1に示す琺瑯パネル壁面材の壁面下地への取
付状態を示す要部断面図である。
【図3】本発明の取付施工方法により壁面下地に琺瑯パ
ネル壁面材が取り付けられた状態を示す要部断面図であ
る。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】従来の琺瑯パネル壁面材を示す断面図である。
【図6】従来方法による琺瑯パネル壁面材の切断施工時
の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 琺瑯パネル壁面材 2 琺瑯パネル 2a 金属板 2b 琺瑯層 3 裏打ち材 4,4a 防水剤 5,7 シーリング材 8 端面保護治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 1/682 E04B 1/68 L

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四周端縁を裏面側に折曲した琺瑯パネル
    の裏面に裏打ち材が一体的に接合されると共に、この裏
    打ち材に防水剤を含浸、あるいは裏打ち材の非接合面に
    防水剤を塗布してなるものであり、建物の壁面下地に互
    いに隣接して取り付け、この隣接間隙にシーリング材を
    充填することにより、建物の壁面を形成するようになし
    たことを特徴とする琺瑯パネル壁面材。
  2. 【請求項2】 四周端縁を裏面側に折曲した琺瑯パネル
    の裏面に裏打ち材が一体的に接合されると共に、この裏
    打ち材の非接合面に防水剤を塗布してなる琺瑯パネル壁
    面材を切断し、建物の壁面下地に取り付けるにあたり、 琺瑯パネル壁面材の切断端面に防水剤を塗布すると共
    に、琺瑯パネル側方に塗布した防水剤上に防錆剤をさら
    に塗布し、この防錆剤をシーリング材で被覆すると共
    に、このシーリング材を琺瑯パネル壁面材の切断端縁に
    取り付けるモール状の端面保護治具で覆うことを特徴と
    する琺瑯パネル壁面材の取付施工方法。
JP22882295A 1995-09-06 1995-09-06 琺瑯パネル壁面材とその取付施工方法 Pending JPH0972069A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10031512B4 (de) * 1999-08-26 2004-09-09 Hewlett-Packard Co. (N.D.Ges.D.Staates Delaware), Palo Alto Bilderzeugungsvorrichtung und Verfahren für eine automatisierte doppelseitige Bilderzeugung
CN106368345A (zh) * 2016-10-26 2017-02-01 湖南亿迈节能科技有限公司 装配式非承重墙体及其构建方法

Cited By (3)

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CN106368345B (zh) * 2016-10-26 2018-09-18 湖南亿迈节能科技有限公司 装配式非承重墙体及其构建方法

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