JP3119756B2 - 床下換気構造 - Google Patents

床下換気構造

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JP3119756B2
JP3119756B2 JP05014522A JP1452293A JP3119756B2 JP 3119756 B2 JP3119756 B2 JP 3119756B2 JP 05014522 A JP05014522 A JP 05014522A JP 1452293 A JP1452293 A JP 1452293A JP 3119756 B2 JP3119756 B2 JP 3119756B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はユニット建物等に用いて
好適な床下換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニット建物にあっては、実開昭
61-20608号公報に記載の如くの床下換気構造が採用され
ている。この床下換気構造は、基礎と床パネルとの間に
スペーサを介することにより空気通路を形成し、この空
気通路によって床下の換気を行なうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、上述の空気通路を介して、空気とともに雨水も床
下に浸入してしまい、建物の耐久性を損なう。
【0004】本発明は、床下の換気と防水を同時に実現
し、建物の耐久性を向上することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、基礎と床パネルとの間に空気通路を形成する床下換
気構造において、基礎天面の床パネル載置部より内側
に、該床パネル載置部より立上がる立上部を設け、基礎
天面の床パネル載置部上に空気通路形成体を配置し、床
パネルの土台と外壁面材との間に防水シートを挟むとと
もに、この防水シートの下端部を該土台の下面に張り、
上記基礎の床パネル載置部の上に上記床パネルを載置
し、該床パネルの内面と基礎天面の立上部との間に間隙
を形成してなるようにしたものである。
【0006】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記空気通路形成体が、基礎
天面の床パネル載置部上の外側寄りにて基礎延在方向に
間隔をおいて断続配置される外側水密材と、基礎天面の
床パネル載置部上の内側寄りにて基礎延在方向に間隔を
おいて断続配置される内側水密材とから構成され、外側
水密材と内側水密材とは互いに千鳥状に配置されてなる
ようにしたものである。
【0007】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、下記〜
の作用がある。 基礎と床パネルとの間には、(a) 基礎天面の床パネル
載置部と床パネルの土台との間に挟まれる空気通路形成
体が形成する空気通路、(b) 基礎天面の立上部と床パネ
ルの内面との間の間隙が形成する空気通路が設けられ
る。従って、空気は、上記(a) 、(b) の空気通路を介し
て床下の内外に流れ、床下の換気を行なう。
【0008】上記(a) の空気通路は、空気通路形成体
が付与する流路抵抗の存在により、ほとんどの水の浸入
を阻止でき、空気のみを通す。
【0009】また、たとえ上記(a) の空気通路に水の浸
入を生じたとしても、この水は上記(b) の空気通路を形
成する立上部により阻止され、床下に浸入することがな
い。
【0010】防水シートは床パネルの土台が濡れるの
を防止する。
【0011】尚、床パネルを基礎の上に載置したとき、
床パネルにおける土台の下面に貼られている防水シート
は、基礎上の水密材と該土台との間に挟持されるものと
なり、剥れを生ずることがない。
【0012】また、防水シートが基礎の外面等に現われ
ることがない。従って、建物外面に現われた防水シート
を隠すための土台モールを用いる必要がない。よって、
土台モールの取着に起因する施工工数をなくし、外観デ
ザインも向上し得る。
【0013】上記〜により、床下の換気と防水を
同時に実現し、建物の耐久性を向上できる。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。 外側水密材と内側水密材は、基礎天面の床パネル載置
部上にて二重に、且つ千鳥状に配置され、床パネルの土
台により圧縮される。これにより、外側水密材と内側水
密材は、ほとんどの水の浸入を阻止し、且つ各水密材の
設置間隔にて前述(a) の空気通路を形成して換気可能と
する。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す模式図、図2
は図1の要部を示す斜視図、図3は建物ユニットを示す
模式図、図4は本発明の変形例を示す模式図である。
【0016】ユニット建物は、予め工場生産された図3
に示す如くの建物ユニット10を現地に輸送し、複数の
建物ユニット10を基礎11上にて水平、鉛直方向に接
合設置して組上げ構築される。
【0017】尚、建物ユニット10は、図3に示す如
く、床パネル12と、床パネル12の周縁部に立設され
る壁パネル13とから構成される(図1)。
【0018】そして、床パネル12は、側根太14等に
より組立てた床枠組の上面に床板15を固定し、側根太
14の下面に土台16を固定して構成され、この土台1
6をアンカーボルトにより基礎11に固定可能としてい
る。
【0019】また、壁パネル13は、縦枠17、横枠1
8等により組立てた壁枠組の外面に外壁面材19を固定
し、内面に内壁面材20を固定して構成される。壁パネ
ル13が床パネル12の周縁部に立設されたとき、外壁
面材19の下縁は床パネル12の外面をも覆うものとな
る。
【0020】然るに、本実施例は、基礎11と床パネル
12との間に、下記(A) 〜(E) の如くにより床下換気の
ための空気通路を形成する(図1、図2)。
【0021】(A) 基礎11の天面の床パネル載置部11
Aより内側に、床パネル載置部11Aより立上がる立上
部11Bを設ける。尚、基礎11の内側面〜立上部11
Bの上面には防湿シート21が貼られる。
【0022】防湿シート21は、ゴムフィルム、合成樹
脂フィルム、金属箔等によって形成される。
【0023】(B) 基礎11の天面の床パネル載置部11
A上に空気通路形成体22となる外側水密材22Aと内
側水密材22Bとを配置する。外側水密材22Aは、基
礎11の天面の床パネル載置部11A上の外側寄りにて
基礎延在方向に間隔23Aを置いて断続配置される。内
側水密材22Bは、基礎11の天面の床パネル載置部1
1A上の内側寄りにて基礎延在方向に間隔23Bを置い
て断続配置される。そして、外側水密材22Aと内側水
密材22Bとは、それらが形成する上記間隔23A、2
3Bを基礎延在方向にて互いにずらすように千鳥状に配
置される。空気通路形成体22は、外側水密材22Aと
内側水密材22Bの周辺に、基礎11の床パネル載置部
11A上にて内外に連なる空気通路31を形成する。
【0024】外側水密材22A、内側水密材22Bは、
ゴム等のパッキング材により形成される。
【0025】(C) 床パネル12の土台16と外壁面材1
9との間に工場生産段階で防水シート24を挟むととも
に、この防水シート24の下端部を工場生産段階で該土
台16の下面に貼る(図1)。
【0026】ここで、防水シート24は、土台16の下
面の全面に接着され、ゴムフィルム、合成樹脂フィル
ム、金属箔等によって形成される。
【0027】(D) 基礎11の上に建物ユニット10を据
付けるに際し、基礎11の床パネル載置部11Aの上に
床パネル12を載置し、床パネル12の土台16で上記
(B)の水密材22A、22Bを圧縮する(図1)。外側
水密材22Aは土台16の外縁側下面によって圧縮さ
れ、内側水密材22Bは土台16の内縁側下面によって
圧縮される。
【0028】(E) 上記(D) で基礎11の床パネル載置部
11Aの上に床パネル12を載置した状態において、床
パネル12における土台16の内側面と基礎11の立上
部11Bとの間には、空気通路32となる間隙が形成さ
れる。
【0029】以下、本実施例の作用について説明する。 基礎11と床パネル12との間には、(a) 基礎11天
面の床パネル載置部11Aと床パネル12の土台16と
の間に挟まれる空気通路形成体22が形成する空気通路
31、(b) 基礎11天面の立上部11Bと床パネル12
の内面との間の間隙が形成する空気通路32が設けられ
る。従って、空気は、上記(a) 、(b) の空気通路31、
32を介して床下の内外に流れ、床下の換気を行なう。
【0030】上記(a) の空気通路31は、空気通路形
成体22が付与する流路抵抗の存在により、ほとんどの
水の浸入を阻止でき、空気のみを通す。
【0031】また、たとえ上記(a) の空気通路31に水
の浸入を生じたとしても、この水は上記(b) の空気通路
32を形成する立上部11Bにより阻止され、床下に浸
入することがない。
【0032】防水シート24は床パネル12の土台1
6が濡れるのを防止する。尚、床パネル12を基礎11
の上に載置したとき、床パネル12における土台16の
下面に貼られている防水シート24は、基礎11上の水
密材22A、22Bと該土台16との間に挟持されるも
のとなり、剥れを生ずることがない。
【0033】また、防水シート24が基礎11の外面等
に現われることがない。従って、建物外面に現われた防
水シート24を隠すための土台モールを用いる必要がな
い。よって、土台モールの取着に起因する施工工数をな
くし、外観デザインも向上し得る。
【0034】上記〜により、床下の換気と防水を
同時に実現し、建物の耐久性を向上できる。
【0035】外側水密材22Aと内側水密材22B
は、基礎11天面の床パネル載置部11A上にて二重
に、且つ千鳥状に配置され、床パネル12の土台16に
より圧縮される。これにより、外側水密材22Aと内側
水密材22Bは、ほとんどの水の浸入を阻止し、且つ各
水密材22A、22Bの設置間隔23A、23Bにて前
述(a) の空気通路31を形成して換気可能とする。
【0036】図4(A)の変形例が図1の変形例と異な
る点は、基礎11の天面の床パネル載置部11Aより内
側に、床パネル載置部11Aより立上がる立上部41を
設けたことにある。ここで、立上部41は、金属板(ア
ルミニウム板、塩化ビニル被覆鋼板等)、合成樹脂板等
からなる立上板42の脚部42Aを止ねじ43により基
礎11に固定したものである。また、立上板42は、そ
の上縁部を下向きに曲げた水切部42Bとしている。
【0037】図4(B)の変形例が図1の実施例と異な
る点は、基礎11の床パネル載置部11A上に配置され
る空気通路形成体51として、金属板(アルミニウム
板、塩化ビニル被覆鋼板とを)、合成樹脂板等からなる
ハニカム構造体を用いたことにある。この空気通路形成
体51は、空気通路52を形成する。空気通路形成体5
1は、空気通路52に浸入しようとする水に流路抵抗を
付与することにより、ほとんどの水の浸入を阻止し、空
気のみを通す。
【0038】尚、本発明は、ユニット建物に限らず、広
く一般の建物にも適用できる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、床下の換
気と防水を同時に実現し、建物の耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す模式図である。
【図2】図2は図1の要部を示す斜視図である。
【図3】図3は建物ユニットを示す模式図である。
【図4】図4は本発明の変形例を示す模式図である。
【符号の説明】
11 基礎 11A 床パネル載置部 11B 立上部 12 床パネル 16 土台 19 外壁面材 22 空気通路形成体 22A 外側水密材 22B 内側水密材 23A、23B 間隔 24 防水シート 31、32 空気通路 41 立上部 51 空気通路形成体 52 空気通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/64 E04B 1/348 E04B 1/70

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎と床パネルとの間に空気通路を形成
    する床下換気構造において、 基礎天面の床パネル載置部より内側に、該床パネル載置
    部より立上がる立上部を設け、 基礎天面の床パネル載置部上に空気通路形成体を配置
    し、 床パネルの土台と外壁面材との間に防水シートを挟むと
    ともに、この防水シートの下端部を該土台の下面に貼
    り、 上記基礎の床パネル載置部の上に上記床パネルを載置
    し、該床パネルの内面と基礎天面の立上部との間に間隙
    を形成してなることを特徴とする床下換気構造。
  2. 【請求項2】 前記空気通路形成体が、基礎天面の床パ
    ネル載置部上の外側寄りにて基礎延在方向に間隔をおい
    て断続配置される外側水密材と、基礎天面の床パネル載
    置部上の内側寄りにて基礎延在方向に間隔をおいて断続
    配置される内側水密材とから構成され、 外側水密材と内側水密材とは互いに千鳥状に配置されて
    なる請求項1記載の床下換気構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200479458Y1 (ko) * 2012-06-01 2016-01-28 현대중공업 주식회사 특수선내 설치되는 전자장비 케이블 커넥터 결선용 지그장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200479458Y1 (ko) * 2012-06-01 2016-01-28 현대중공업 주식회사 특수선내 설치되는 전자장비 케이블 커넥터 결선용 지그장치

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