JP2502858Y2 - 建物の水切り構造 - Google Patents
建物の水切り構造Info
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- JP2502858Y2 JP2502858Y2 JP12991089U JP12991089U JP2502858Y2 JP 2502858 Y2 JP2502858 Y2 JP 2502858Y2 JP 12991089 U JP12991089 U JP 12991089U JP 12991089 U JP12991089 U JP 12991089U JP 2502858 Y2 JP2502858 Y2 JP 2502858Y2
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- Japan
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- draining
- floor
- wall panel
- cover
- sheet
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、建物における水切り構造に関するもので
ある。
ある。
[従来の技術] 建物においてはあらゆる部位に水切り構造が設けられ
ている。実公昭59-36567号公報には従来の水切り構造の
一例が開示されており、そこには、ユニット住宅におけ
る一階部屋ユニットと二階部屋ユニットとの接続部の水
切り構造が例に挙げられている。この水切り構造では、
一階外壁パネル及び二階外壁パネルを取り付けるにあた
り、一階部屋ユニット構造体と一階外壁パネルの上部と
の間、及び、二階部屋ユニット構造体と二階外壁パネル
の下部との間に、それぞれ別々のシーリング材を介装さ
せている。又、二階外壁パネルの下部には水切り板が取
り付けられている。水切り板はその立ち上がり部を二階
外壁パネルと上記シーリング材との間に挟装させ、立ち
上がり部の下端に連なる傾斜部を二階部屋ユニット構造
体から離間させるように外方へ延ばしている。更に、水
切り板の傾斜部の先端には飾り板が取り付けられてい
る。飾り板は下方に延び、その下部は一階外壁パネルの
上縁表面を覆っている。
ている。実公昭59-36567号公報には従来の水切り構造の
一例が開示されており、そこには、ユニット住宅におけ
る一階部屋ユニットと二階部屋ユニットとの接続部の水
切り構造が例に挙げられている。この水切り構造では、
一階外壁パネル及び二階外壁パネルを取り付けるにあた
り、一階部屋ユニット構造体と一階外壁パネルの上部と
の間、及び、二階部屋ユニット構造体と二階外壁パネル
の下部との間に、それぞれ別々のシーリング材を介装さ
せている。又、二階外壁パネルの下部には水切り板が取
り付けられている。水切り板はその立ち上がり部を二階
外壁パネルと上記シーリング材との間に挟装させ、立ち
上がり部の下端に連なる傾斜部を二階部屋ユニット構造
体から離間させるように外方へ延ばしている。更に、水
切り板の傾斜部の先端には飾り板が取り付けられてい
る。飾り板は下方に延び、その下部は一階外壁パネルの
上縁表面を覆っている。
上記水切り板と飾り板によって、一階部屋ユニットと
二階部屋ユニットとの接続部に雨が直接触れないように
するとともに、二階外壁パネルの表面を伝わり落ちてく
る雨水等を一階外壁パネルの表面に流し落とすようにし
ている。又、隙間から水切り板等の内側に雨が侵入して
きた場合には、上記シーリング材が外壁パネルの内側に
雨が侵入するのを防いでいる。
二階部屋ユニットとの接続部に雨が直接触れないように
するとともに、二階外壁パネルの表面を伝わり落ちてく
る雨水等を一階外壁パネルの表面に流し落とすようにし
ている。又、隙間から水切り板等の内側に雨が侵入して
きた場合には、上記シーリング材が外壁パネルの内側に
雨が侵入するのを防いでいる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述従来の建物の水切り構造において
は、一階部屋ユニットと二階部屋ユニットにそれぞれ別
々のシーリング材を配しているので部品点数が多くな
り、両シーリング材を共に部材間に挟装させているの
で、施工に手間がかかるという欠点があった。
は、一階部屋ユニットと二階部屋ユニットにそれぞれ別
々のシーリング材を配しているので部品点数が多くな
り、両シーリング材を共に部材間に挟装させているの
で、施工に手間がかかるという欠点があった。
この考案は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、部品点数を減ら
し、施工のし易い建物の水切り構造を提供しようとする
ところにある。
ものであり、その目的とするところは、部品点数を減ら
し、施工のし易い建物の水切り構造を提供しようとする
ところにある。
[課題を解決するための手段] この考案は上記目的を達成するためになされたもの
で、その要旨は、第一の部材の起立側面に第二の部材が
添えられて固定され、第二の部材の下方に第三の部材が
配置された部位における建物の水切り構造において、下
記の(イ)水切り板と(ロ)水切りシートと(ハ)カバ
ーを具備することを特徴とする建物の水切り構造にあ
る。
で、その要旨は、第一の部材の起立側面に第二の部材が
添えられて固定され、第二の部材の下方に第三の部材が
配置された部位における建物の水切り構造において、下
記の(イ)水切り板と(ロ)水切りシートと(ハ)カバ
ーを具備することを特徴とする建物の水切り構造にあ
る。
(イ)上記第一の部材と第二の部材の間に挟装される立
ち上がり部と、この立ち上がり部の下部から下方に傾斜
して第一の部材から離間する方向へ延び上記第二の部材
と第三の部材の間に配置される張り出し部と、この張り
出し部の先端から下方へ延びる先端下延部と、張り出し
部の途中から下方へ延びる中間下延部とを有する水切り
板。
ち上がり部と、この立ち上がり部の下部から下方に傾斜
して第一の部材から離間する方向へ延び上記第二の部材
と第三の部材の間に配置される張り出し部と、この張り
出し部の先端から下方へ延びる先端下延部と、張り出し
部の途中から下方へ延びる中間下延部とを有する水切り
板。
(ロ)上部が上記水切り板の立ち上がり部と第一の部材
との間に挟装され、下部が上記立ち上がり部よりも下方
に延びて第三の部材に接合される、防水性を有する柔軟
な水切りシート。
との間に挟装され、下部が上記立ち上がり部よりも下方
に延びて第三の部材に接合される、防水性を有する柔軟
な水切りシート。
(ハ)上記水切り板の先端下延部に固定され、上端を上
記第二の部材に接触させ、上記水切り板と水切りシート
をほぼ覆い隠すカバー。
記第二の部材に接触させ、上記水切り板と水切りシート
をほぼ覆い隠すカバー。
[作用] 水切り板の立ち上がり部と水切りシートの上部を第一
の部材と第二の部材の間に挟装させて固定した後に、上
記立ち上がり部よりも下方に延びる水切りシートの下部
を第三の部材に接合することによって、第二の部材及び
第三の部材の内側に水が侵入するのを防止することがで
きる。このようにしたことによりシーリング材としての
水切りシートが一つで済み、部品点数を少なくすること
ができる。又、水切りシートの下部を第三の部材に被せ
接合するだけでよいので、その施工は極めて簡単であ
る。
の部材と第二の部材の間に挟装させて固定した後に、上
記立ち上がり部よりも下方に延びる水切りシートの下部
を第三の部材に接合することによって、第二の部材及び
第三の部材の内側に水が侵入するのを防止することがで
きる。このようにしたことによりシーリング材としての
水切りシートが一つで済み、部品点数を少なくすること
ができる。又、水切りシートの下部を第三の部材に被せ
接合するだけでよいので、その施工は極めて簡単であ
る。
又、カバーを取り付けるために、水切り板の先端下延
部にドリルで孔を開ける場合には、先端下延部の裏側に
設けた中間下延部が、水切りシートとドリルの先端との
接触を回避し、水切りシートを保護する。
部にドリルで孔を開ける場合には、先端下延部の裏側に
設けた中間下延部が、水切りシートとドリルの先端との
接触を回避し、水切りシートを保護する。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図及び第2図の図面
に基づいて説明する。尚、この実施例は、ユニット住宅
においてユニット間をつなぐ接続部に採用した水切り構
造である。
に基づいて説明する。尚、この実施例は、ユニット住宅
においてユニット間をつなぐ接続部に採用した水切り構
造である。
第2図はユニット住宅の平面配置図であり、この図に
おいて、符号10は二階部屋ユニット、符号20はバルコニ
ーユニットである。バルコニーユニット20は適宜の手段
(図示せず。)によって二階部屋ユニット10に固定され
ており、二階部屋ユニット10とバルコニーユニット20と
の接続部Aにこの考案の水切り構造が施されている。
おいて、符号10は二階部屋ユニット、符号20はバルコニ
ーユニットである。バルコニーユニット20は適宜の手段
(図示せず。)によって二階部屋ユニット10に固定され
ており、二階部屋ユニット10とバルコニーユニット20と
の接続部Aにこの考案の水切り構造が施されている。
第1図は上記接続部Aの縦断面図である。二階部屋ユ
ニット10の構造体(第一の部材)11において起立する側
面11aには二階外壁パネル(第二の部材)12が添えられ
ており、適宜の手段(図示せず。)によって固定されて
いる。この二階外壁パネル12の下方に水切り板1と水切
りシート2とカバー3が取り付けられている。
ニット10の構造体(第一の部材)11において起立する側
面11aには二階外壁パネル(第二の部材)12が添えられ
ており、適宜の手段(図示せず。)によって固定されて
いる。この二階外壁パネル12の下方に水切り板1と水切
りシート2とカバー3が取り付けられている。
上記水切り板1はアルミ製で、上記構造体11と二階外
壁パネル12の下桟12bとの間に挟装される立ち上がり部1
aと、二階外壁パネル12の下方に位置し、立ち上がり部1
aの下端から下方に傾斜して構造体11から離間する方向
へ延びる張り出し部1bと、張り出し部1bの先端から下方
に延びる先端下延部1cと、張り出し部1bの途中から下方
に延びる中間下延部1dとを有している。上記先端下延部
1cの表面は二階外壁パネル12におけるパネル本体12aの
表面と面一に位置している。
壁パネル12の下桟12bとの間に挟装される立ち上がり部1
aと、二階外壁パネル12の下方に位置し、立ち上がり部1
aの下端から下方に傾斜して構造体11から離間する方向
へ延びる張り出し部1bと、張り出し部1bの先端から下方
に延びる先端下延部1cと、張り出し部1bの途中から下方
に延びる中間下延部1dとを有している。上記先端下延部
1cの表面は二階外壁パネル12におけるパネル本体12aの
表面と面一に位置している。
水切りシート2は柔軟な塩化ビニールで形成されてお
り、極めて防水性に富んでいる。水切りシート2の上部
2aは予め水切り板1の立ち上がり部1aの裏面に適宜の接
着剤により接着されており、上記立ち上がり部1aと二階
部屋ユニット10の構造体11との間に挟装される。又、水
切りシート2の下部2bは上記立ち上がり部1aの下端より
下方に延びており、バルコニーユニット20におけるバル
コニー外壁パネル(第三の部材)21の上縁部表面に両面
粘着テープ等によって接合されている。尚、バルコニー
ユニット20は、床構造体22に上記バルコニー外壁パネル
21や床仕上げ材23や手摺(図示せず。)等が取り付けら
れて、二階部屋ユニット10とは別に予めユニット化され
たものである。
り、極めて防水性に富んでいる。水切りシート2の上部
2aは予め水切り板1の立ち上がり部1aの裏面に適宜の接
着剤により接着されており、上記立ち上がり部1aと二階
部屋ユニット10の構造体11との間に挟装される。又、水
切りシート2の下部2bは上記立ち上がり部1aの下端より
下方に延びており、バルコニーユニット20におけるバル
コニー外壁パネル(第三の部材)21の上縁部表面に両面
粘着テープ等によって接合されている。尚、バルコニー
ユニット20は、床構造体22に上記バルコニー外壁パネル
21や床仕上げ材23や手摺(図示せず。)等が取り付けら
れて、二階部屋ユニット10とは別に予めユニット化され
たものである。
又、上記水切り板1の先端下延部1cにはカバー3が取
り付けられている。カバー3は鋼板製でその表面には塩
化ビニール樹脂が被覆されている。カバー3は、構造体
11の側面11aに対して平行に配置される起立部3aと、こ
の起立部の上下端から構造体11に接近する側に互いに離
間する方向に屈曲する上方傾斜部3bと下方傾斜部3cとを
有している。起立部3aの裏面には、その長手方向(紙面
と直交する方向)に所定間隔おきに、合成ゴムの発泡体
からなるスペーサ4が多数接着されている。そして、カ
バー3は、このスペーサ4を水切り板1の立ち上がり部
1aに接触させた状態で、リベット5により固定されてい
る。この接着状態において、カバー3は水切り板1と水
切りシート2の露出部分のほぼ全体を覆い隠し、バルコ
ニー側からの見栄えをよくしている。又、上方傾斜部3b
の上端は二階外壁パネル12におけるパネル本体12aの下
端面に接触し、起立部3aは二階外壁パネル12の表面より
もバルコニー側に突出している。
り付けられている。カバー3は鋼板製でその表面には塩
化ビニール樹脂が被覆されている。カバー3は、構造体
11の側面11aに対して平行に配置される起立部3aと、こ
の起立部の上下端から構造体11に接近する側に互いに離
間する方向に屈曲する上方傾斜部3bと下方傾斜部3cとを
有している。起立部3aの裏面には、その長手方向(紙面
と直交する方向)に所定間隔おきに、合成ゴムの発泡体
からなるスペーサ4が多数接着されている。そして、カ
バー3は、このスペーサ4を水切り板1の立ち上がり部
1aに接触させた状態で、リベット5により固定されてい
る。この接着状態において、カバー3は水切り板1と水
切りシート2の露出部分のほぼ全体を覆い隠し、バルコ
ニー側からの見栄えをよくしている。又、上方傾斜部3b
の上端は二階外壁パネル12におけるパネル本体12aの下
端面に接触し、起立部3aは二階外壁パネル12の表面より
もバルコニー側に突出している。
上述構成の建物の水切り構造においては、構造体11と
二階外壁パネル12の間をシールするシーリング材、及
び、構造体11とバルコニー外壁パネル21の間をシールす
るシーリング材をただ一つの水切りシート2で賄ってい
るので、部品点数が少なくて済み、コスト低減を図るこ
とができる。
二階外壁パネル12の間をシールするシーリング材、及
び、構造体11とバルコニー外壁パネル21の間をシールす
るシーリング材をただ一つの水切りシート2で賄ってい
るので、部品点数が少なくて済み、コスト低減を図るこ
とができる。
又、カバー3は、雨水等が二階外壁パネル12とバルコ
ニー外壁パネル21との接続部に直接降りかかるのを防止
する。
ニー外壁パネル21との接続部に直接降りかかるのを防止
する。
一方、二階外壁パネル12の表面を伝わり落ちてくる水
は、二階外壁パネル12の下縁からカバー3の上方傾斜部
3bに落下した後、カバー3の起立部3a、下方傾斜部3cの
表面を流れてバルコニーユニット20の床仕上げ材23に落
下する。
は、二階外壁パネル12の下縁からカバー3の上方傾斜部
3bに落下した後、カバー3の起立部3a、下方傾斜部3cの
表面を流れてバルコニーユニット20の床仕上げ材23に落
下する。
更に、雨水等が風に舞い上げられて、カバー3と床仕
上げ材23との間の隙間等からカバー3の内側に侵入した
場合にも、水切りシート2が、二階外壁パネル12の内側
や構造体11とバルコニー外壁パネル21との隙間に雨水等
が侵入するのを阻止する。
上げ材23との間の隙間等からカバー3の内側に侵入した
場合にも、水切りシート2が、二階外壁パネル12の内側
や構造体11とバルコニー外壁パネル21との隙間に雨水等
が侵入するのを阻止する。
尚、上述水切り構造は、以下の如く施工される。
初めに、二階部屋ユニット10の構造体11に二階外壁パ
ネル12を固定する際に、水切り板1と水切りシート2を
取り付ける。尚、この時にはカバー3を装着せず、又、
バルコニーユニット20も二階部屋ユニット10に取り付け
られていない。
ネル12を固定する際に、水切り板1と水切りシート2を
取り付ける。尚、この時にはカバー3を装着せず、又、
バルコニーユニット20も二階部屋ユニット10に取り付け
られていない。
そして、上記水切りシート2の下部2bを上方に捲り上
げておいて、バルコニーユニット20を二階部屋ユニット
10に固定する。
げておいて、バルコニーユニット20を二階部屋ユニット
10に固定する。
次に、捲り上げておいた上記水切りシート2の下部2b
を下げて、バルコニーユニット20のバルコニー外壁パネ
ル21の内側表面(第1図において左側に位置する表面)
に被せるようにして接合する。このように水切りシート
2の下部2bを部材間に挟装させなくてもよいので、施工
が極めて簡単になる。
を下げて、バルコニーユニット20のバルコニー外壁パネ
ル21の内側表面(第1図において左側に位置する表面)
に被せるようにして接合する。このように水切りシート
2の下部2bを部材間に挟装させなくてもよいので、施工
が極めて簡単になる。
この後、ドリルを用いて水切り板1の先端下延部1cに
カバー3を取り付けるための孔を開け、カバー3を水切
り板1に固定する。この水切り板1においては、先端下
延部3cの裏側に中間下延部3dが設けられているので、穿
設時にドリルの先端が先端下延部3cを突き抜けた場合、
ドリルの先端は中間下延部3dにぶつかり、水切りシート
2を損傷させることがない。
カバー3を取り付けるための孔を開け、カバー3を水切
り板1に固定する。この水切り板1においては、先端下
延部3cの裏側に中間下延部3dが設けられているので、穿
設時にドリルの先端が先端下延部3cを突き抜けた場合、
ドリルの先端は中間下延部3dにぶつかり、水切りシート
2を損傷させることがない。
この考案は上述実施例に制約されず種々の態様が採用
可能である。
可能である。
例えば、この水切り構造の適用箇所は、部屋ユニット
とバルコニーユニットとの接続部に限るものではなく、
前述従来技術の説明にあるような、一階部屋ユニットと
二階部屋ユニットとの接続部に採用してもよい。その場
合、この考案の構成と前述従来技術の説明における各部
材との関係は、二階部屋ユニット構造体は第一の部材
に、二階外壁パネルは第二の部材に、一階外壁パネルは
第三の部材に対応する。更に、建物の他の場所における
水切り構造として採用することも可能である。
とバルコニーユニットとの接続部に限るものではなく、
前述従来技術の説明にあるような、一階部屋ユニットと
二階部屋ユニットとの接続部に採用してもよい。その場
合、この考案の構成と前述従来技術の説明における各部
材との関係は、二階部屋ユニット構造体は第一の部材
に、二階外壁パネルは第二の部材に、一階外壁パネルは
第三の部材に対応する。更に、建物の他の場所における
水切り構造として採用することも可能である。
又、水切り板、水切りシート、カバーの材質について
は適宜設計変更が可能である。
は適宜設計変更が可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案は、以下に記載される
優れた効果を奏する。
優れた効果を奏する。
即ち、シーリング材としての水切りシートが一つで済
むので、部品点数を少なくすることができる。
むので、部品点数を少なくすることができる。
又、水切りシートの下部は他の部材間に挟装させる必
要がなく、第三の部材に接合するだけでよいので、水切
りシートの施工が極めて簡単になる。
要がなく、第三の部材に接合するだけでよいので、水切
りシートの施工が極めて簡単になる。
更に、水切り板には先端下延部の裏側に中間下延部が
設けられているので、水切り板の先端下延部をドリルで
穿設する場合に、この中間下延部がドリルによる水切り
シートの損傷を防止する。
設けられているので、水切り板の先端下延部をドリルで
穿設する場合に、この中間下延部がドリルによる水切り
シートの損傷を防止する。
第1図、第2図の図面はこの考案の一実施例を示すもの
であり、第1図はユニット住宅のバルコニーユニット取
り付け部における水切り構造の縦断面図、第2図は建物
の平面配置図である。 1……水切り板、1a……立ち上がり部、1b……張り出し
部、1c……先端下延部、1d……中間下延部、2……水切
りシート、2a……上部、2b……下部、3……カバー、11
……二階部屋ユニットの構造体(第一の部材)、11a…
…起立側面、12……二階外壁パネル(第二の部材)、21
……バルコニー外壁パネル(第三の部材)。
であり、第1図はユニット住宅のバルコニーユニット取
り付け部における水切り構造の縦断面図、第2図は建物
の平面配置図である。 1……水切り板、1a……立ち上がり部、1b……張り出し
部、1c……先端下延部、1d……中間下延部、2……水切
りシート、2a……上部、2b……下部、3……カバー、11
……二階部屋ユニットの構造体(第一の部材)、11a…
…起立側面、12……二階外壁パネル(第二の部材)、21
……バルコニー外壁パネル(第三の部材)。
Claims (1)
- 【請求項1】第一の部材の起立側面に第二の部材が添え
られて固定され、第二の部材の下方に第三の部材が配置
された部位における建物の水切り構造において、下記の
(イ)水切り板と(ロ)水切りシートと(ハ)カバーを
具備することを特徴とする建物の水切り構造。 (イ)上記第一の部材と第二の部材の間に挟装される立
ち上がり部と、この立ち上がり部の下部から下方に傾斜
して第一の部材から離間する方向へ延び上記第二の部材
と第三の部材の間に配置される張り出し部と、この張り
出し部の先端から下方へ延びる先端下延部と、張り出し
部の途中から下方へ延びる中間下延部とを有する水切り
板。 (ロ)上部が上記水切り板の立ち上がり部と第一の部材
との間に挟装され、下部が上記立ち上がり部よりも下方
に延びて第三の部材に接合される、防水性を有する柔軟
な水切りシート。 (ハ)上記水切り板の先端下延部に固定され、上端を上
記第二の部材に接触させ、上記水切り板と水切りシート
をほぼ覆い隠すカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12991089U JP2502858Y2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 建物の水切り構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12991089U JP2502858Y2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 建物の水切り構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0368207U JPH0368207U (ja) | 1991-07-04 |
JP2502858Y2 true JP2502858Y2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=31677508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12991089U Expired - Lifetime JP2502858Y2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 建物の水切り構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502858Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-06 JP JP12991089U patent/JP2502858Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0368207U (ja) | 1991-07-04 |
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