JP2603412Y2 - 外廊下排水構造 - Google Patents

外廊下排水構造

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JP2603412Y2
JP2603412Y2 JP1993047546U JP4754693U JP2603412Y2 JP 2603412 Y2 JP2603412 Y2 JP 2603412Y2 JP 1993047546 U JP1993047546 U JP 1993047546U JP 4754693 U JP4754693 U JP 4754693U JP 2603412 Y2 JP2603412 Y2 JP 2603412Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本考案は、外廊下の床の水を排水
するための外廊下排水構造に関する。
【従来の技術】従来より、2階建ての共同住宅において
は、外廊下を建物から張り出すようにして構築していた
(例えば、特開平3−147944号公報参照)。図5
は、この従来の外廊下100を示す概略斜視図であり、
図5におけるA−A線の概略断面図を図6に示す。図5
において建物側に支持材102が取り付けられ、図6に
示すように、この支持材102と平行に前桁104が建
物前方の支柱110にて支持されている。そして、これ
ら支持材102と前桁104との間に床枠129が架設
され、この床枠120上にゴム床板122が載置され
て、建物の前方には手摺130が設けられることで外廊
下100が構築されている。また、ゴム床板122は外
廊下100の前方に向けて傾斜して水が流れるように形
成され、このゴム床板122の前端から水が流れ込むよ
うに雨樋140が設けられている。
【考案が解決しようとする課題】上記従来の外廊下10
0において、床枠120上に載置するゴム床板122
は、図5に示すように、複数を接合させて載置されるこ
とで外廊下100の床が形成されていた。このゴム床板
122の接合部の拡大縦断面を図7に示す。同図におい
て、ゴム床板122は、鉄板122aの全面がゴム12
2bにて覆われ、端部に相決りが形成されてなる。そし
て、床枠120上に防水用ブチルテープ150を貼り、
この防水用ブチルテープ150上にゴム床板122同士
を、前記相決りを重ねて接合して載置し、ビス160を
打ち込むことによってゴム床板122は取り付けられて
いる。しかし、ゴム床板122が反っている等の理由か
ら、接合部分に隙間ができたり、接着部分の接着剤が切
れる場合があり、ゴム床板122の接合部分から水が漏
れて階下に流れてしまうという問題があった。そこで、
ゴム床板122同士の接合部に接着剤を注入して、前記
隙間を埋めることも考えられるが、接着剤を使用したと
きには、この接着剤がはみ出したり、階下に垂れてしま
い、建物を汚してしまうことがある。しかも、ゴム接着
剤ではゴム床板122同士の密着性が良くなく、耐久性
にも劣るという問題があった。本考案は、前記従来の問
題点に鑑みてなされたもので、その目的は、外廊下にお
ける床板同士の接合部から水が階下に漏れないように排
水できる外廊下排水構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の考案は、支柱にて支持された前桁と
建物の壁に取り付けられた受け材との間に架設された構
造体としてのスタッド材と、前記スタッド材上で接合さ
れる複数の床板と、前記スタッド材の前端に設けられた
軒樋と、を含み、 前記スタッド材は、上面に凹条を有
し、前記スタッド材の前記凹条は前記軒樋の内側に開口
接続されて、前記床板の接合部から前記凹条に侵入する
水が、前記スタッド材の前記凹条を経て前記軒樋に排水
されることを特徴とする。また、請求項2記載の考案
は、支柱にて支持された前桁と建物の壁に取り付けられ
た受け材とで複数枚の連設された鋼材が支持され、該
上に複数の床板が接合載置され、該鋼材の前端に軒樋
が設けられて前記床板上の水を排水可能に形成され、
れぞれの前記鋼材の一部は、折り曲げられて前記前桁と
受け材との間で受け溝が形成され、前記受け溝は前記軒
樋の内側に開口接続され、前記複数の床板は、前記受け
溝の上で隣接する床板と接合され、前記床板の接合部か
ら侵入する水が、前記受け溝を経て前記軒樋に排水され
ることを特徴とする。また、請求項3記載の考案は、請
求項2記載の外廊下排水構造において、それぞれの前記
鋼材の端部には係合爪が形成されており、いずれか一つ
の前記鋼材の前記係合爪が、隣の前記鋼材の前記受け溝
の側端に引っ掛けられて、隣同士の前記鋼材が接合され
ていることを特徴とする。
【作用】請求項1記載の考案においては、スタッド材が
凹条を有するもので、この凹条が軒樋の内部に開口接続
されている。したがって、このスタッド材上で床板を接
合させて載置するだけで、床板同士の接合部から侵入し
た水は、凹条にて受け止められ、この凹条を流れて軒樋
に流れ込み排水される。請求項2記載の考案において
は、鋼材には受け溝が形成されており、この受け溝が軒
樋の内部に開口接続されている。したがって、この受け
溝上で床板を接合させて載置するだけで、床板同士の接
合部から侵入した水は、受け溝にて受け止められ、この
受け溝を流れて軒樋に流れ込み排水される。このよう
に、請求項1または請求項2記載の考案によれば、床板
同士の接続部の裏側に別部材としての樋を設ける必要が
なく、簡単な構成により床板同士の接続部から水が階下
に流れ落ちないようになっている。特に、請求項2記載
の考案によれば、一枚の鋼材を折り曲げて受け溝を形成
するので、この受け溝の形成が容易で行える。
【実施例】以下、本考案に係る外廊下排水構造の実施例
について、図面を参照して説明する。図1は、本実施例
の外廊下排水構造を示す斜視図である。同図において、
床枠10が、建物側の支持材102と、建物前方の支柱
110(図6参照)に支持された前桁104との間に架
設されている。なお、支持材102と前桁104は、図
6および図7に示す従来例と同じものが使用されてい
る。床枠10は、スタッド材12とランナー材14とを
有して矩形に形成されている。ランナー材14として、
断面コ字状の型鋼材が使用され、スタッド材12の両端
部および中央部にて、3つのスタッド材12を相互に結
合している。スタッド材12は、型鋼材からなる角パイ
プの上面に軸方向の切目を入れて凹条16を形成してい
る。なお、スタッド材12は、かかる形状のものに限定
されず、ランナー材14と同様に断面コ字状の型鋼材を
上方に開口するようにして配置させたものであっても良
い。あるいは、角柱形状の鋼材の上面に凹条を形成した
ものであっても良い。また、このスタッド材12は、そ
の前端が雨樋20に接続されており、スタッド材12の
凹条16が雨樋20の内側に連通するように、雨樋20
の側面に切り欠き22が形成されている。このように形
成することで、凹条16に溜まった水が雨樋20に流れ
込むようになっている。そして、スタッド材12および
ランナー材14の上面は、床板30を載置できるように
面一になっており、かつ、床板30を取り付けるため
に、ビス打ち込み用の穴40が複数箇所に穿設されてい
る。この床板30として、図7に示す従来例と同様に、
鉄板の周囲をゴムが覆うものが用いられ、前記凹条16
の上で隣接する床板30同士を接合させて床枠10上に
載置される。本実施例の床板30は、図7の従来例と同
様に、相決りを形成してブチルテープを介在させた構成
であっても良いが、床板30同士の接合部の防水を図ら
なくても良いため、接合端部には相決りが形成されず、
床板30と床枠10との間にブチルテープが介在しない
構成であっても良い。そして、この床板30は、図示し
ないビスにて床枠10と固定される。こうして構築され
た外廊下によれば、床板10同士の接合部から侵入した
雨水等は、床枠10の一部であるスタッド材12自体に
よって受け止められ、このスタッド材12の凹条16を
流れて雨樋20へと排水される。次に、図3は、本考案
の他の実施例を示す斜視図である。同図において、床枠
10に代わる床支持材60が示されている。床支持材6
0は、一枚の鋼材を折り曲げて断面コ字状の受け溝66
が形成され、また、一の端部には係合爪61が形成され
てなる。そして、この床支持材60は、図1に示す支持
材102と前桁104との間で、受け溝66を掛け渡す
ようにして設置され、受け溝66は前桁104の前端に
設けられた雨樋(図1参照)に連通している。また、床
支持材60は、複数連設して外廊下の構造体を形成する
ことになるが、床支持材60同士を接合するときに係合
爪61を用いる。この床支持材60同士を接合する状態
の平面図を図4に示す。同図に示すように、既設の床支
持材60aにおける受け溝66の側端に、係合爪61を
引っ掛けて次設の床支持材60bを載置する。こうして
床支持材60bを取り付けるすることで、床支持材60
同士の接合がしっかりと行えるようになる。そして、床
支持材60における受け溝6上に、接合部を載置して
床板30を連設すると、この接合部から浸入した水が受
け溝6にて受け止められ、受け止められた水は、雨樋
20に流れ込むようになる。なお、本考案は、上記実施
例に限定されるものではなく、考案の要旨の範囲内で種
々の変形が可能である。例えば、スタッド材12と雨樋
20との接続部の防水を図るために、図2に示すよう
に、スタッド材52の前端に突起部54を設けて、この
突起部54を雨樋20の切り欠き22に嵌入する構成と
しても良い。
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載の考
案においては、スタッド材自体が、床板同士の接続部か
ら侵入した水を受け止め軒樋に流すので、床板同士の接
合部から水が階下に漏れないように排水することができ
るという効果がある。しかも、スタッド材として、凹条
を有するものであれば良いため、製造コストが上昇する
こともない。そして、床板同士を接合して接着するとき
に、接合部のシールを省略できるという効果がある。請
求項2記載の考案においては、鋼材に形成された受け溝
が、床板同士の接続部から侵入した水を受け止め軒樋に
流すので、床板同士の接合部から水が階下に漏れないよ
うに排水することができるという効果がある。しかも、
この受け溝は、一枚の鋼材を折り曲げて形成するため、
床支持材の製造コストが上昇することもない。そして、
床板同士を接合して接着するときに、接合部のシールを
省略できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る外廊下排水構造の実施例を示す一
部切欠斜視図である。
【図2】本考案の実施例における床枠の変形例を示す斜
視図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】図3の実施例における床支持材を連設する状態
を示す正面図である。
【図5】従来の外廊下を示す概略斜視図である。
【図6】図5におけるA−A線の概略断面図である。
【図7】従来の外廊下におけるゴム床板の接合部の拡大
断面図である。
【符号の説明】
10 床枠 12 スタッド材 14 ランナー材 16 凹条 20 雨樋 30 床板 60 床支持材 66 受け溝

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱にて支持された前桁と建物の壁に取
    り付けられた受け材との間に架設された構造体としての
    スタッド材と、 前記スタッド材上で接合される複数の床板と、 前記スタッド材の前端に設けられた軒樋と、 を含み、 前記スタッド材は、上面に凹条を有し、 前記スタッド材の前記凹条は前記軒樋の内側に開口接続
    されて、 前記床板の接合部から前記凹条に侵入する水
    が、前記スタッド材の前記凹条を経て前記軒樋に排水さ
    れることを特徴とする外廊下排水構造。
  2. 【請求項2】 支柱にて支持された前桁と建物の壁に取
    り付けられた受け材とで複数枚の連設された鋼材が支持
    され、該鋼材上に複数の床板が接合載置され、該鋼材
    前端に軒樋が設けられて前記床板上の水を排水可能に形
    成され、それぞれの前記鋼材の一部は、折り曲げられて 前記前桁
    と受け材との間で受け溝が形成され、前記受け溝は前記
    軒樋の内側に開口接続され、 前記複数の床板は、前記受け溝の上で隣接する床板と接
    合され、 前記床板の接合部から侵入する水が、前記受け溝を経て
    前記軒樋に排水されることを特徴とする外廊下排水構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の外廊下排水構造におい
    て、 それぞれの前記鋼材の端部には係合爪が形成されてお
    り、いずれか一つの前記鋼材の前記係合爪が、隣の前記
    鋼材の前記受け溝の側端に引っ掛けられて、隣同士の前
    記鋼材が接合されている ことを特徴とする外廊下排水構
    造。
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