JPH0113696Y2 - - Google Patents

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JPH0113696Y2
JPH0113696Y2 JP1984190260U JP19026084U JPH0113696Y2 JP H0113696 Y2 JPH0113696 Y2 JP H0113696Y2 JP 1984190260 U JP1984190260 U JP 1984190260U JP 19026084 U JP19026084 U JP 19026084U JP H0113696 Y2 JPH0113696 Y2 JP H0113696Y2
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mounting frame
draining
horizontal part
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建築物、建造物等において採用されて
いる天窓の構造に関し、より詳細には、構成物品
点数を少なく、水密性がよくしかも施工の簡単な
天窓の構造に関する。
〔従来の技術〕
美術館、博物館その他諸種陳列場等の建築物、
建造物では「はり間」が大きくて縦壁に設けた窓
では採光が不十分なとき天窓がよく採用されてい
る。そして、これらの天窓の構造としては天窓用
ガラスにサツシを付けて使用する構造、ガラス屋
根の形式の構造のものがあり、これらの天窓は建
築物の屋根下地に形成された空所の周囲上面で各
構成物を組み立て、熔接等により構成するように
した構造である。
ところで、近年、住宅等の建築物は組立家屋が
多くなり、これらの建築物でも天窓を採用するこ
とを検討され、使用されている。しかし、このよ
うな建築物においても通常の建築物と同様の工程
(各構成物を建築物、すなわち建築物上で溶接や
ボルト締め等の手段でもつて現場構築)により天
窓の施工を行つているので、各構成物間に隙間
が生じ、充分な水密性が保たれない。屋根下地
への取りつけ、すなわち施工時間が多くかかるば
かりか、組立家屋自体の施工期間が増加すること
になる。等の問題がある。
そこで、近年では、天窓においても、その施工
を簡単に行えると共に、水密性を向上させ得る構
成のものが提案されている。すなわち、「構造材
(垂木、鉄骨)の上部に、力骨材、取付金具等を
介して載置枠材(水切取付材)を配設し、その上
部に水切材(副被覆材)を配設すると共に、該水
切材の上部に天窓本体枠(被覆材)を配設し、該
載置枠材と水切材および天窓本体枠とを上記構造
材上でボルト締め組立すると共に、上記天窓本体
枠と載置枠体とが形成する天窓用ガラス取付部に
天窓用ガラスを配設できるようにした構成ものが
提案されている(特開昭57−61147号公報参照)。
そして、この構成によれば、予め、ボルト孔等
が形成されているので、プレハブ建築形式でもつ
て、その組立・配設ができるという利点を有して
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述した天窓の構造にあつても、載置
枠材(水切取付材)と水切材(副被覆材)および
天窓本体枠(被覆材)その他の構成物を建築物に
おける構造材(垂木、鉄骨)上でもつて、組み立
て施工する構成であるので、各構成物間に隙間が
生じる可能性が多くあるといえる。
また、載置枠材(水切取付材)と水切材(副被
覆材)等の各構成物の構造が複雑であるので輸
送・取り扱い等の面や施工性に問題がある。
また、結露受を取り付ける場合、載置枠材に取
り付けざるを得ない構成となるので、彩光範囲が
減少するおそれがある。
本考案は、以上のような点に対処して創案した
ものであつて、その目的とする処は、天窓構成物
の構成を単純化すると共に、水密性がよく、かつ
施工の簡単な天窓の構造、特に組立家屋等に採用
するのにより適している天窓の構造を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そして、上記目的を達成するための手段として
の本考案は、天窓の構造は、角筒状または円筒状
に立設形成された載置枠材と、中央に立ち上がり
部を有し、該立ち上がり部の上端部に内向きに曲
折延設される上端水平部と、その下端部に外向き
に曲折延設される下端水平部とを備えた水切材
と、中央に立ち上がり部を有し、該立ち上がり部
の上端部に内向きに曲折延設され、先端にジツパ
ーガスケツト等の天窓ガラス係止具を備えた上端
水平部と、その中間部に内向きに設けられる結露
受と、その下端部に外向きに曲折延設される下端
水平部とを備えた天窓本体枠とを有し、上記水切
材を、その上端平面部が上記載置枠材の上部平面
部を覆うように該載置枠材上に載置し、また上記
天窓本体枠を、その結露受が上記水切材の上端水
平部を覆うように該水切材上に載置すると共に、
上記載置枠材と水切材および天窓本体枠とをコー
チスクリユー等の固着具により固着一体化し、上
記天窓本体枠の下端水平部と上記水切材の立ち上
がり部および下端水平部とが形成する窪み部を屋
根材配設部とし、これをを空所の形成された屋根
下地の空所周囲上面に配設できるようにした構成
よりなる。
ここで、上記構成において、通常、水切材の立
ち上がり部および下端水平部とが形成する箇所に
屋根材配設用嵌合部を備えたコーキング部材を配
設した構成としている。
〔作用〕
そして、上記構成に基づく、本考案の天窓の構
造によれば、載置枠材と水切材および天窓本体枠
とを一体化してを得て、これを空所の形成された
屋根下地の上記空所周囲上面に配設することがで
きる。ここで、載置枠材と屋根下地とは、直接ま
たは間接的に釘あるいは鎹等で固定し、また、載
置枠材の内側周面と建築物(屋根下地)の空所内
周面に連続して内部仕上材を取りつけ、さらに、
上記水切材と天窓本体枠との間に屋根材を配設
し、両者間を例えばコーキング材により密封する
ようにして施工する。
そして、本考案の天窓の構造は、載置枠材、水
切材および天窓本体枠とが、予め、一体化されて
ジヨイント部がなく、かつ載置枠材の外周囲を水
切材で覆うと共に、配設する屋根材(瓦等)と載
置枠材とが直接接触するすることがなく、また水
切材と載置枠材とが十分に当接する構成とされて
いるので、その水密性が十分に保持されるように
作用する。また、載置枠材に結露受を一体形成し
て、該結露受でもつて、水切材を介しての載置枠
材と天窓本体枠との固着を行つているので、両者
の固着構造を簡単なものとできる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、本考案の実施例に
ついて説明する。
ここで、第1〜3図は、本考案の実施例を示
し、第1図は概略断面図、第2図は第1図を示す
天窓の構造を建築物に施工した状態を示す断面
図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4図は
本考案の他の実施例を示す断面図である。
本実施例の天窓の構造は、概略すると、天窓用
ガラス14の取りつけられる天窓本体枠13よな
る天窓10、載置枠材11および水切材12と
が、予め、一体化して形成された構成よりなつて
いる。
すなわち、その各構成物の一つである載置枠材
11は木枠を四角に枠組みして四角筒状として形
成され、その外側表面(垂直面および上部水平
面)16にカラートタンよりなる水切材12が被
覆配設され、その上部17に天窓用ガラス14を
取りつけた天窓本体枠13が配設されている。な
お、載置枠材を四角筒状としたものとしている
が、これに限られるものでなく、例えば円筒状の
構成等としてもよいことは明らかである。
また、載置枠材11は、通常、断面矩形状の本
枠により形成されているが他の形状・構成よりな
るものを用いてもよい。
さらに、天窓本体枠13は水切材12の外側表
面に配設できるように形成されている。そして、
その具体的構成は中央部分に形成された立ち上が
り部21と、その上端部分に内方に延び、その端
部22にガラス係止具23を備えた上端水平部2
4と、立ち上がり部21に上端水平部24と水平
に段違いがいの位置に結露受26および立ち上が
り部21の下端部分に外方に延びる下端水平部2
5と、立ち上がり部21に天窓内部により外部に
連通する水抜きパイプ27とからなつている。こ
こで、水抜きパイプ27とは結露受26に溜まつ
た水を天窓10外へ排出するためのものである。
なお、天窓本体枠13のガラス係止具23は天窓
用ガラス14が圧入されている。
また、水切材12は中央部分に形成された載置
枠材11の外側表面16に合致する立ち上がり部
18と、その上端部分に内方に延び載置枠材11
の外側表面16の上部水平面および天窓本体枠1
3の結露受26の下面とに挟持される上端水平部
19、および立ち上がり部18の下端部分に外方
にのびる下端水平部20とより構成されている。
そして、これらの各構成物は通常、コーチスク
リユー38により一体化されている。
つぎに、本実施例についての施工方法を第2,
3図に基づいて説明する。
まず、この天窓(天窓本体枠13)10と一体
化された載置枠材11の下部部分を空所28の形
成された屋根下地29の空所周囲に位置する垂木
31と野地板32とがつくる凹部39上に配設す
ると共に、水切材12の下端水平部20が野地板
32の上面に、かつ水抜きパイプ27が屋根の下
方側に位置するように配設する。つづいて、載置
枠材11の下部部分と垂木31とを直接または間
接的に釘または鎹等で固定すると共に、載置枠材
11の内側周面33と建築物の内側周面34との
間に連続的に内部仕上材35を取りつけ、また、
水切材12の下端水平部20と天窓本体枠13の
下端水平部25との間に屋根材36を配設し、両
者間を例えばコーキング材37により密封するよ
うにして施工する。ここで、上記それぞれの立ち
上がり部、水平部は、傾斜屋根に配設する時、結
果的には傾斜した状態となる。
そして、本実施例の場合は、結露受26および
水抜きパイプ27を天窓本体枠13に一体に設け
ているので、天窓の施工時おける取り扱いその他
をより簡単にできるという利点を有する。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるも
のでなく、本考案の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できるものを含む。因みに、第4図に示す
構成としてもよい。すなわち、上述した実施例に
おいて、水切材12の下端水平部20と天窓本体
枠13の下端水平部25との間に屋根材36を固
定できるようにしたコーキング材37を予め配設
した構成としてもよい。そして、この構成の場合
は屋根材36の取りつけが確実に行え易くなるの
で、建築物自体の施工期間をより短縮することが
可能となるという利点がある。
また、載置枠材として、軽量コ型鋼等よりなる
ものを用い、また水切材として、鉄板等に合成樹
脂をライニングしたものや合成樹脂シート等を用
いてもよく、さらに載置枠材を予め耐水性樹脂で
被覆した構成とし、た、必要に応じて、天窓本体
枠に水抜きパイプ等も一体として形成したものと
してもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかなように、本考案の天窓
の構造によれば、載置枠材、水切材および天窓本
体枠とが、予め、一体化されてジヨイント部がな
く、かつ載置枠材を水切材で覆うと共に、配設す
る屋根材(瓦等)と載置枠材とが直接接触するす
ることがなく、また水切材と載置枠材とが十分に
当接するようにしているので、その水密性が良い
という効果を有する。
また、本考案の天窓の構造によれば、構成物品
の構成を単純化し、かつ構成物を予め固着一体化
しているので、その施工を簡単に行えるという効
果を有する。
また、本考案の天窓の構造によれば、載置枠材
に結露受を一体形成して、該結露受でもつて、水
切材を介しての載置枠材と天窓本体枠との固着を
行つているので、両者の固着構造を簡単な構成に
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、本考案の実施例を示し、第1図
は概略断面図、第2図は第1図に示す天窓の構造
を建築物に施工した状態を示す断面図、第3図は
第2図のA−A線断面図、第4図は本考案の他の
実施例を示す断面図である。 10……天窓、11……載置枠材、12……水
切材、13……天窓本体枠、14……天窓用ガラ
ス、20……水切材の上端水平部、23……ジツ
パーガスケツト、25……天窓本体枠の上端水平
部、26……結露受、27……水抜きパイプ、3
6……屋根下地、37……コーキング材、38…
…コーチスクリユー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 角筒状または円筒状に立設形成された載置枠
    材と、中央に立ち上がり部を有し、該立ち上が
    り部の上端部に内向きに曲折延設される上端水
    平部と、その下端部に外向きに曲折延設される
    下端水平部とを備えた水切材と、中央に立ち上
    がり部を有し、該立ち上がり部の上端部に内向
    きに曲折延設され、先端にジツパーガスケツト
    等の天窓ガラス係止具を備えた上端水平部と、
    その中間部に内向きに設けられる結露受と、そ
    の下端部に外向きに曲折延設される下端水平部
    とを備えた天窓本体枠とを有し、上記水切材
    を、その上端平面部が上記載置枠材の上部平面
    部を覆うように該載置枠材上に載置し、また上
    記天窓本体枠を、その結露受が上記水切材の上
    端水平部を覆うように該水切材上に載置すると
    共に、上記載置枠材と水切材および天窓本体枠
    とをコーチスクリユー等の固着具により固着一
    体化し、上記天窓本体枠の下端水平部と上記水
    切材の立ち上がり部および下端水平部とが形成
    する窪み部を屋根材配設部とし、これを空所の
    形成された屋根下地の空所周囲上面に配設でき
    るようにしたことを特徴とする天窓の構造。 (2) 水切材の立ち上がり部および下端水平部とが
    形成する箇所に屋根材配設用嵌合部を備えたコ
    ーキング部材を配設している実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の天窓の構造。
JP1984190260U 1984-12-15 1984-12-15 Expired JPH0113696Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761147A (en) * 1980-09-30 1982-04-13 Sanko Kinzoku Kogyo Kk Lighting roof

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761147A (en) * 1980-09-30 1982-04-13 Sanko Kinzoku Kogyo Kk Lighting roof

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JPS61108425U (ja) 1986-07-09

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