JPS5927458Y2 - 手摺りの立設装置 - Google Patents
手摺りの立設装置Info
- Publication number
- JPS5927458Y2 JPS5927458Y2 JP3527381U JP3527381U JPS5927458Y2 JP S5927458 Y2 JPS5927458 Y2 JP S5927458Y2 JP 3527381 U JP3527381 U JP 3527381U JP 3527381 U JP3527381 U JP 3527381U JP S5927458 Y2 JPS5927458 Y2 JP S5927458Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handrail
- hardware
- weir wall
- fixed
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Fencing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
ベランダ、ビルおよび多層階住宅の屋上では第8図に示
すように屋上壁Aの周縁部に水返し用の堰壁部Bを立設
するが、該堰壁部Bが外部露出しているとヒビ割れ等を
生じるに伴って屋上壁Aに雨水がしみこむために、一般
には堰壁部Bにアルミニウム製等の笠木Cを被冠してお
り、従って手摺りDはこの堰壁部Bよりも内側に立設す
るのを普通とする。
すように屋上壁Aの周縁部に水返し用の堰壁部Bを立設
するが、該堰壁部Bが外部露出しているとヒビ割れ等を
生じるに伴って屋上壁Aに雨水がしみこむために、一般
には堰壁部Bにアルミニウム製等の笠木Cを被冠してお
り、従って手摺りDはこの堰壁部Bよりも内側に立設す
るのを普通とする。
かかる構造では手摺りDの外周部にかなりのデッドスペ
ースが生じ、屋上スペースがそれだけ挾くなる。
ースが生じ、屋上スペースがそれだけ挾くなる。
又、手摺りDは一般に第9図の如く屋上壁Aの上に鉄子
摺りDの支柱Eを立て、この支柱EをコンクリートFに
て根回きして立設するが、屋上壁Aの表面には既でに下
地モルタルG、防水処理Hおよび仕上げモルタルIが施
こされていて上記根回き用コンクリ−)Fとの結着力が
悪いために該コンクリ−)Fの屋上壁Aに対する固着性
に劣り、手摺りDの支持が強度的に不安定となる難点が
あった。
摺りDの支柱Eを立て、この支柱EをコンクリートFに
て根回きして立設するが、屋上壁Aの表面には既でに下
地モルタルG、防水処理Hおよび仕上げモルタルIが施
こされていて上記根回き用コンクリ−)Fとの結着力が
悪いために該コンクリ−)Fの屋上壁Aに対する固着性
に劣り、手摺りDの支持が強度的に不安定となる難点が
あった。
本考案はかかる点に鑑み、手摺りを笠木との一体構造に
よって堰壁部上に設置するようにしたものであり、これ
によって手摺りの設置と堰壁部に対する笠木の取付けと
を一挙に行なえるようにすると共に、手摺りの支持強度
を堅牢化し且つ屋上スペースの増大を図るものである。
よって堰壁部上に設置するようにしたものであり、これ
によって手摺りの設置と堰壁部に対する笠木の取付けと
を一挙に行なえるようにすると共に、手摺りの支持強度
を堅牢化し且つ屋上スペースの増大を図るものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明すると、本
考案では第2図のように下向きコ字状を呈し、両側壁部
1a、1aの下端に外方突出するフランジ部1b、lb
が形成されると共に、該フランジ部1b、lbに長孔2
,2が穿設された取付用金物1と、第3図のように横壁
部3aが後記する笠木の横壁部と同一傾斜角度を有する
斜壁部とされ、両側壁部3b、3bの下端に内方突出す
るフランジ部3 c 、3 cが形成されると共に、該
フランジ部3 c 、3 cにボルト挿通孔(図示せず
)と該ボルト挿通孔に重合する状態でフランジ部3 C
,3Cに溶接止めされたナツト4,4とが設けられた鞍
形接続用命v03が用いられる。
考案では第2図のように下向きコ字状を呈し、両側壁部
1a、1aの下端に外方突出するフランジ部1b、lb
が形成されると共に、該フランジ部1b、lbに長孔2
,2が穿設された取付用金物1と、第3図のように横壁
部3aが後記する笠木の横壁部と同一傾斜角度を有する
斜壁部とされ、両側壁部3b、3bの下端に内方突出す
るフランジ部3 c 、3 cが形成されると共に、該
フランジ部3 c 、3 cにボルト挿通孔(図示せず
)と該ボルト挿通孔に重合する状態でフランジ部3 C
,3Cに溶接止めされたナツト4,4とが設けられた鞍
形接続用命v03が用いられる。
そして、第4図のように取付用金物1はその横壁部1C
の下面にアンカ−5が溶接止めされ、堰壁部6の構築に
際して該堰壁部6内にアンカー5を埋入させて該取付用
金物1が堰壁部6に被冠状態に固着される。
の下面にアンカ−5が溶接止めされ、堰壁部6の構築に
際して該堰壁部6内にアンカー5を埋入させて該取付用
金物1が堰壁部6に被冠状態に固着される。
一方、手摺り7は上梓受板8の下面に支柱9の上端を当
てつけ、この上梓受板8を通して支柱9のビスポケット
にビス10を螺着且つ緊締したのち上梓受板8に上枠1
1を係嵌して組立てられ、この組立て時に略下向きコ字
状断面を呈する笠木12が支柱9下端に当てつけられる
と共に、この笠木12の横壁部12 a下面に前述の接
続用金物3が当てつけられ、この接続用金物3および笠
木12を通して支柱9のビスポケットにビス13を螺着
且つ緊締することで手摺り7に笠木12および接続用金
物3が一体装備される。
てつけ、この上梓受板8を通して支柱9のビスポケット
にビス10を螺着且つ緊締したのち上梓受板8に上枠1
1を係嵌して組立てられ、この組立て時に略下向きコ字
状断面を呈する笠木12が支柱9下端に当てつけられる
と共に、この笠木12の横壁部12 a下面に前述の接
続用金物3が当てつけられ、この接続用金物3および笠
木12を通して支柱9のビスポケットにビス13を螺着
且つ緊締することで手摺り7に笠木12および接続用金
物3が一体装備される。
尚、上記ビス止め10.13の他に第4図のように上梓
受板8と接続用金物3とに支柱9内を通る連結ボルト1
4を配設してナツト止め15すれば、この連結ボルト1
4によって手摺り7の組立強度、笠木12および接続用
金物3の手摺り7への取付強度が向上する。
受板8と接続用金物3とに支柱9内を通る連結ボルト1
4を配設してナツト止め15すれば、この連結ボルト1
4によって手摺り7の組立強度、笠木12および接続用
金物3の手摺り7への取付強度が向上する。
かくして組立てられた手摺り7、笠木12および接続用
金物3の一体物は第5図に示すように接続用金物3が取
付用金物1に跨嵌する状態で堰壁部6上に取付けられ、
面金物1,3のフランジ部1b、3Cを上下に重合させ
た状態から下方より取付用金物1の長孔2を通し接続用
金物3のナツト4にボルト16を捻しこんで緊締し、こ
の緊締力で手摺り7を堰壁部6上に立設固定する。
金物3の一体物は第5図に示すように接続用金物3が取
付用金物1に跨嵌する状態で堰壁部6上に取付けられ、
面金物1,3のフランジ部1b、3Cを上下に重合させ
た状態から下方より取付用金物1の長孔2を通し接続用
金物3のナツト4にボルト16を捻しこんで緊締し、こ
の緊締力で手摺り7を堰壁部6上に立設固定する。
又、この状態では笠木12が面金物1,3を内部に包覆
するかたちとなり、次に堰壁部6の両側にモルタル17
.17を塗ると共に、該モルタル17と笠木側壁部12
aとの間にコーキング材18を充填して防止処理を行な
う。
するかたちとなり、次に堰壁部6の両側にモルタル17
.17を塗ると共に、該モルタル17と笠木側壁部12
aとの間にコーキング材18を充填して防止処理を行な
う。
これによって堰壁部6の頂部に笠木12が被冠され、該
笠木12の上に手摺り7が立設された外観が得られる。
笠木12の上に手摺り7が立設された外観が得られる。
又、上記では取付用金物1をアンカー5との溶接によっ
て堰壁部6に固着したが、第6図のようにホールインア
ンカー、ドラーイピットの如き基礎植込杆19を取付用
金物1の横壁部1Cを貫通して堰壁部6に打込んで固着
するようにしても良く、堰壁部6が軽量発泡コンクリー
トから製作されている場合には第7図のように取付用金
物1の側壁部1a、1aおよび堰壁部6を貫通するポル
) 20とナツト21とにより固着しても良く、此等の
固着方法では堰壁部6の構築後に取付用金物1を該堰壁
部6に固着できる。
て堰壁部6に固着したが、第6図のようにホールインア
ンカー、ドラーイピットの如き基礎植込杆19を取付用
金物1の横壁部1Cを貫通して堰壁部6に打込んで固着
するようにしても良く、堰壁部6が軽量発泡コンクリー
トから製作されている場合には第7図のように取付用金
物1の側壁部1a、1aおよび堰壁部6を貫通するポル
) 20とナツト21とにより固着しても良く、此等の
固着方法では堰壁部6の構築後に取付用金物1を該堰壁
部6に固着できる。
以上詳述したように本考案は、手摺りに笠木と接続用金
物とを固着して、堰壁部頂部に被冠且つ固着した取付用
金物に対し上記接続用金物を跨嵌すると共に、面金物の
フランジ部同士をボルト結合して堰壁部上に手摺りを立
設するものであるから、堰壁部に対する笠木の取付けと
手摺りの立設とが同時に行なえ、笠木の取付けと手摺り
の立設との2重作業を要しないから、作業手数を大幅に
削減し、これに要する費用を少なくできる。
物とを固着して、堰壁部頂部に被冠且つ固着した取付用
金物に対し上記接続用金物を跨嵌すると共に、面金物の
フランジ部同士をボルト結合して堰壁部上に手摺りを立
設するものであるから、堰壁部に対する笠木の取付けと
手摺りの立設とが同時に行なえ、笠木の取付けと手摺り
の立設との2重作業を要しないから、作業手数を大幅に
削減し、これに要する費用を少なくできる。
笠木は手摺りに一体に取付けられるものであるから、こ
の一体物を工場生産しておくことにより、輸送および堰
壁部に対する取付は作業を簡便化し得ると共に、堰壁部
に笠木を固着するだけで手摺りの立設も行なえ、従来の
ようなコンクリートによる根回き工事を要しないから、
一層作業上およびコスト上のメリットが生じ、同時に手
摺りの支持強度が増大し、安全な手摺りが得られる。
の一体物を工場生産しておくことにより、輸送および堰
壁部に対する取付は作業を簡便化し得ると共に、堰壁部
に笠木を固着するだけで手摺りの立設も行なえ、従来の
ようなコンクリートによる根回き工事を要しないから、
一層作業上およびコスト上のメリットが生じ、同時に手
摺りの支持強度が増大し、安全な手摺りが得られる。
手摺りを堰壁部上に立設するから、従来に比べてベラン
ダ、屋上スペースを広く取ることができ、有効なスペー
ス利用を可能にできる。
ダ、屋上スペースを広く取ることができ、有効なスペー
ス利用を可能にできる。
第1図は本考案における手摺りの立設状態を示す外観図
、第2図は本考案に用いる取付用金物の外観図、第3図
は接続用金物の外観図、第4図は手摺りの立設方法を示
す動作説明図、第5図は立設状態における縦断側面図、
第6図および第7図は本考案の応用例を示す要部の縦断
側面図、第8図は従来の手摺り立設状態を示す概略図、
第9図は従来の手摺りの支持構造を示す図である。 1・・・・・・取付用金物、1b・・・・・・フランジ
部、3・・・・・・接続用金物、3C・・・・・・フラ
ンジ部、4,16・・・・・・ボルト締結部、5・・・
・・・アンカー、6・・・・・・堰壁部、7・・・・・
・手摺り、8・・・・・・上枠受板、9・・・・・・支
柱、12・・・・・・笠木、14・・・・・・連結ボル
ト、19・・・・・・基礎植込杆、20.21・・・・
・・ボルト・ナツト。
、第2図は本考案に用いる取付用金物の外観図、第3図
は接続用金物の外観図、第4図は手摺りの立設方法を示
す動作説明図、第5図は立設状態における縦断側面図、
第6図および第7図は本考案の応用例を示す要部の縦断
側面図、第8図は従来の手摺り立設状態を示す概略図、
第9図は従来の手摺りの支持構造を示す図である。 1・・・・・・取付用金物、1b・・・・・・フランジ
部、3・・・・・・接続用金物、3C・・・・・・フラ
ンジ部、4,16・・・・・・ボルト締結部、5・・・
・・・アンカー、6・・・・・・堰壁部、7・・・・・
・手摺り、8・・・・・・上枠受板、9・・・・・・支
柱、12・・・・・・笠木、14・・・・・・連結ボル
ト、19・・・・・・基礎植込杆、20.21・・・・
・・ボルト・ナツト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1、手摺りの支柱下端間に笠木が固着されると共に、こ
の笠木の内部下面に鞍形接続用金物が一体固着され、屋
上壁等の堰壁部頂部に被冠して固着された取付用金物に
上記接続用金物を跨嵌し且つ両金物のフランジ部同士を
ボルト結合して上部堰壁部上に手摺りを立設してなる手
摺りの立設装置。 2、手摺りはその支柱内に連結ボルトを挿通させ、この
連結ボルトにて上梓受板を支柱上端に、笠木および接続
用金物を支柱下端にそれぞれ引付は固着してなる実用新
案登録請求の範囲第1項に記載の手摺りの立設装置。 3、取付用金物は該金物に溶接されたアンカーを堰壁部
内に増大して固着されている実用新案登録請求の範囲第
1項に記載の手摺りの立設装置。 4、取付用金物は該金物を貫通して堰壁部に打込んだ基
礎植込杆にて固着されている実用新案登録請求の範囲第
1項記載の手摺りの立設装置。 5、取付用金物は該金物および堰壁部を横方向に貫通す
るボルト・ナツトにより固着されてなる実用新案登録請
求の範囲第1項記載の手摺りの立設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3527381U JPS5927458Y2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 | 手摺りの立設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3527381U JPS5927458Y2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 | 手摺りの立設装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57146648U JPS57146648U (ja) | 1982-09-14 |
JPS5927458Y2 true JPS5927458Y2 (ja) | 1984-08-09 |
Family
ID=29832544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3527381U Expired JPS5927458Y2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 | 手摺りの立設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927458Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59177627U (ja) * | 1983-05-16 | 1984-11-28 | 株式会社 サンレ−ル | 手摺りの立設装置 |
JPS619438U (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-20 | 株式会社 サンレ−ル | 手摺りの取付装置 |
-
1981
- 1981-03-12 JP JP3527381U patent/JPS5927458Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57146648U (ja) | 1982-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6217551Y2 (ja) | ||
JPS5927458Y2 (ja) | 手摺りの立設装置 | |
JPH0335781Y2 (ja) | ||
JPS5927459Y2 (ja) | 手摺りの立設装置 | |
JPS6217552Y2 (ja) | ||
JPH0338348Y2 (ja) | ||
JPS5927461Y2 (ja) | 手摺りの立設装置 | |
JPH0335788Y2 (ja) | ||
JPS5927472Y2 (ja) | 手摺りの取付装置 | |
JPH0335783Y2 (ja) | ||
JPH0335778Y2 (ja) | ||
JPH0335787Y2 (ja) | ||
JPH036736Y2 (ja) | ||
JPS6315476Y2 (ja) | ||
JPH055982B2 (ja) | ||
JPH0335789Y2 (ja) | ||
JPS5927465Y2 (ja) | 手摺りの立設装置 | |
JPS5927466Y2 (ja) | 手摺りの立設装置 | |
JPS5927471Y2 (ja) | 手摺りの取付装置 | |
JPH0335786Y2 (ja) | ||
JPH0335779Y2 (ja) | ||
JPH0335785Y2 (ja) | ||
JPH0335782Y2 (ja) | ||
JPS5927470Y2 (ja) | 手摺りの取付装置 | |
JPH036737Y2 (ja) |