JPS5927465Y2 - 手摺りの立設装置 - Google Patents

手摺りの立設装置

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JPS5927465Y2
JPS5927465Y2 JP8653381U JP8653381U JPS5927465Y2 JP S5927465 Y2 JPS5927465 Y2 JP S5927465Y2 JP 8653381 U JP8653381 U JP 8653381U JP 8653381 U JP8653381 U JP 8653381U JP S5927465 Y2 JPS5927465 Y2 JP S5927465Y2
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JP
Japan
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handrail
cap
weir wall
hardware
mounting hardware
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Application number
JP8653381U
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English (en)
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JPS57198229U (ja
Inventor
宣雄 広瀬
Original Assignee
西濃アルナ販売株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 ベランダ、ビルおよび多層階住宅の屋上では第10図に
示すように屋上壁Aの周縁部に水返し用の堰壁部Bを立
設するが、該堰壁部Bが外部露出しているヒビ割れ等を
生じるに伴って屋上壁Aに雨水がしみこむために、一般
には堰壁部Bにアルミニウム製等の笠木Cを被冠してお
り、従って手摺りDはこの堰壁部Bよりも内側に立設す
るのを普通とする。
かかる構造では手摺りDの外周部にかなりのデッドスペ
ースが生じ、屋上スペースがそれだけ狭くなる。
又、招摺りDは一般に第11図の如く屋上壁Aの上に該
手摺r) Dの支柱Eを立て、この支柱Eをコンクリ−
)Fにて根回きして立設するが、屋上壁Aの表面には既
に下地モルタルG、防水処理Hおよび仕上げモルタル■
が施こされていて上記根回き用コンクリートFとの結着
力が悪いために該コンクリ−)Fの屋上壁Aに対する固
着性に劣り、手摺りDの支持が強度的に不安定となる難
点があった。
本考案はかかる点に鑑み、手摺りを笠木との一体構造に
よって堰壁部上に設置するようにしたものであり、更に
は該堰壁部上に立設した手摺りの支持強度を向上せしめ
て、該手摺りに作用した荷重による手摺り支持構造部の
損傷および破壊を阻止するものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明すると、笠
木1はアルミニウム製であって、第2図のように斜壁部
である横壁部1aと、対向側壁部1b、lbからなる略
下向きコ字形状を呈し、側壁部1b、lbの裾部内面に
略T字状リブlc、lcが突設されて、該リブの下側に
カバ一体4の溝状係止部2が形成され、この係止部2の
人口に抜止め用爪部3,3が設けられている。
カバ一体4は第3図の如くアルミニウムから戒る板状体
5であって、一端に上記抜止め用爪部3,3に相互係合
する爪部6,6が形成されると共に、他端にゴム嵌合溝
7が設けられている。
接続用金物8は第4図のように横壁部8aと対向側壁部
8b、8bからなる鉄等の鞍形金属金物であって上記笠
木1の内部に挿嵌可能な形状とされ、側壁部8b、8b
の下端に下向き勾配を有して内方突出するフランジ部8
C98Cが設けられると共に、該フランジ部8C98C
にねじ穴9,9が穴明けされている。
更に該接続用金物8の内部には、横壁部8aの下面に接
し、且つ両端が側壁部8b、8bに沿って下方に突出1
0a。
10 aする形状とされた受圧用リブ10が溶接固着さ
れる。
取付用金物11は第5図のように横壁部11 aと対向
側壁部11 b、11 Cからなる略下向きコ字形状を
呈する鉄等の金属金物であって、側壁部11 b、11
Cの下端に上向き勾配を有して外方突出するフランジ
部11d、lldに長孔12,12が穿設されると共に
、上記側壁部11 b、11 Cに縦長孔13.13が
対向穿設されている。
更に一方の側壁部11 Cはフランジ部11 dを挾む
両側部を他方側壁部11 bよりも更に下垂延長して、
この延長部11 e、11 eにアンカー金具取付孔1
4.14が開設されている。
しかして手摺りの立故にあたっては堰壁部15の頂部に
前記取付用金物11を長尺側壁部11 Cが堰壁部15
の屋内側面に添接する状態に冠着し、且つ堰壁部15を
貫通して取付用金物11の両側壁部長孔13.13間に
アンカー用ボルト16を挿通させてナツト止め17を施
こすことにより固着される。
更に該取付用金物11では側壁部11 Cの延長部11
eにおいて、アンカー金具取付孔14を通してホールイ
ンアンカー18を堰壁部15に打込んで該延長部11
eを堰壁部15に止着させる。
一方、手摺り19は上梓受板20の下面に支柱21の上
端を当てつけ、この上梓受板20を通して支柱21のビ
スポケットにビス22を螺着且つ緊締したのち上枠受板
20に上枠23を係嵌して組立てられる。
又、前記笠木1の内部に前記接続用金物8を嵌合したの
ち、この笠木1を支柱21の下端に当てつけ、接続用金
物8および笠木1を通して支柱21のビスポケットにビ
ス24を螺着且つ緊締することで手摺す19に笠木1お
よび接続用金物8が一体装備される。
かくして組立てられた手摺り19、笠木1および接続用
金物8の一体物は第7図に示すように接続用金物8が取
付用金物11に跨嵌し且つ受圧用リブ10が該金物11
に接当嵌合する状態で堰壁部15上に取付けられ、両者
物8,11のフランジ部8d、lldを上下に重合させ
た状態から下方より取付用金物11の長孔12を通し接
続用金物8のねし穴9にビス25を捻しこんで緊締し、
この緊締力で手摺り19を堰壁部15上に立設固定する
この状態では笠木1が両者*8,11を内部に包覆する
かたちとなり、これによって堰壁部15の頂部に笠木1
が被冠され、該笠木1の上に手摺す19が立設された外
観が得られる。
次に笠木1の係止部2にカバ一体4を爪部3と6との保
合によって係止させ且つゴム嵌合溝7に防水ゴム26を
嵌着して該防水ゴムの先端を堰壁部15に密着させて、
笠木1の側壁部1bの裾部と堰壁部15との間に生じる
間隙を閉塞し、且つ上記両者物8,11のビス25によ
る保合部を隠蔽する。
上記構成において接続用金物8のフランジ部8Cに下向
き勾配を有せしめ、取付用金物11のフランジ部11
dに上向き勾配を有せしめているのは、かかる勾配を付
与することによって此等フランジ部8C,lldの重合
状態から両者をビス結合する時に、ビス25を斜め外方
から捻じ込むことができ、従ってビス止め作業が簡単で
迅速化するがらである。
このフランジ部8c、lldの傾斜角度は10’乃至1
5°が最適である。
尚接続用金物8と取付用金物11とは上記ビス結合の他
、溶接によって固着しても良い。
第6図に示す27は取付用金物11と堰壁部14との寸
法差によって生じる間隙を埋める調整パツキンである。
前記実施例では取付用金物11の側壁延長部11eを堰
壁部15に止着するにあたってホールインアンカー18
を用いたが、第8図のように堰壁部15に凹陥部28を
設け、この凹陥部28に頭部29を係嵌したアンカー用
ボルト30を堰壁部15を貫通し且つ側壁延長部11
eのアンカー金具取付用孔14に挿通したのちこれにナ
ツト止め31を施こすようにしても良い。
32は凹陥部28に充填したセメント等充填材である。
更に前記実施例では取付用金物11においてフランジ部
11d、lidが側壁部11 b、11 Cの下縁を折
曲して形成されているが、略り字状フランジ部材33を
第9図の如く別部材から製作し、これを各側壁部11
b、11 Cに溶接止めしても良い。
以上詳述したように本考案は、手摺りに略下向きコ字状
の笠木と、その内部に重合される鞍形接続用金物とを固
着すると共に、この鞍形接続用金物を略下向きコ字状取
付用金物に跨嵌して固着し、堰壁部頂部に冠着した取付
用金物をアンカー金具によって堰壁部に固着して該堰壁
部上に手摺りを立設するものであるから、堰壁部に対す
る笠木の取付けと手摺りの立設とが同時に行なえ、笠木
の取付けと手摺りの立設との2重作業を要しないから、
作業手数を大幅に削減し、これに要する費用を少なくで
きる。
笠木および接続用金物は手摺りに一体的に取付けられる
ものであるから、此等をユニットとして予め工場生産し
ておくことにより、輸送および堰壁部に対する取付は作
業を簡便化し得ると共に、堰壁部に固着の取付用金物に
対して接続用金物を固着するだけで手摺りの立設も行な
え、従来のようなコンクリートによる根回き工事を要し
ないから、一層作業上およびコスト上のメリットが生じ
、同時に手摺りの支持強度が増大し、安全な手摺りが得
られる。
手摺りを堰壁部上に立設するから、従来に比べてベラン
ダ、屋上スペースを広く取ることができ、有効なスペー
ス利用を可能にできる。
又、堰壁部上に手摺りを立設する本考案構造では、手摺
りに作用する荷重は該手摺りに人がもたれかかることに
よって生じる第7図の矢印A方向の力であり、このよう
な荷重が作用する時には支柱と、該支柱を受ける笠木と
の間に大きなこじり力が負荷され、ために笠木および接
続用金物が支柱根元部分において凹入方向の撓み変形を
生じるに至り、故に手摺りの立設姿勢も傾斜変形し、此
等変形が過度に進むと、最早手摺りの用をなさなくなり
甚々危険である。
しかし乍ら接続用金物の下面には受圧用リブが下垂形成
され、該受圧用リブが接続用金物と取付用金物との間に
補強骨材の如く介在されているから、手摺り支柱根元に
おいて笠木および接続用金具に作用するこじり力に受圧
用リブが強力に対抗して笠木および接続用金物を正常姿
勢に突張り支持する。
しかして笠木および接続用金物の上記荷重に基づく変形
、更には手摺りの傾斜変形がないから、堅牢で安全な手
摺りが得られる。
又、手摺りに作用する荷重は同時に笠木、接続用金物お
よび取付用金物を堰壁部から剥ぎ取ろうとする力として
働くが、取付用金物の一方の側片は更に延長して側片延
長部を形成し、この側片延長部を堰壁部側面に別のアン
カー金具を用いて固着しているから、上記剥ぎ取り力は
堰壁部と取付用金物側片との比較的長大な接当面によっ
て分散吸収されると共に、アンカー金具を介して堰壁部
に負荷されるので上記剥ぎ取りは生ぜず、従って手摺り
支持構造の破壊はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における手摺りの立設状態を示す外観図
、第2図は本考案に用いる笠木の形状を示す図、第3図
はカバ一体の形状を示す図、第4図は接続用金物の外観
図、第5図は取付用金物の外観図、第6図は手摺りの立
設方法を示す動作説明図、第7図は立設状態における縦
断側面図、第8図および第9図は本考案の変形構造例を
示す要部図、第10図は従来手摺り立設状態を示す概路
面、第11図は従来の手摺りの支持構造を示す図である
。 1・・・・・・笠木、8・・・・・・接続用金物、10
・・・・・・受圧用リブ、11・・・・・・取付用金物
、11 e・・・・・・側片延長部、15・・・・・・
堰壁部、16.17.18,30.31・・・・・・ア
ンカー金具、19・・・・・・手摺す、21・・・・・
・支柱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 手摺りを屋上壁等の堰壁部に立設するにあたって、手摺
    りの支柱根元に略下向きコ字状の笠木と、該笠木内部に
    重合されると共に裏面に受圧用リブを一体形成した鞍形
    接続用金物とを一体的に固着し、この鞍形接続用金物を
    略下向きコ字状の取付用金物に跨嵌させて両者を固着す
    ると共に、該取付用金物を上記堰壁部に冠着して該取付
    用金物をアンカー金具によって該堰壁部に固着し、且つ
    取付用金物の一方の側片を更に延長して形成した側片延
    長部を別のアンカー金具によって同ヒく堰壁部側面に固
    着してなる手摺りの立設装置。
JP8653381U 1981-06-11 1981-06-11 手摺りの立設装置 Expired JPS5927465Y2 (ja)

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JP8653381U JPS5927465Y2 (ja) 1981-06-11 1981-06-11 手摺りの立設装置

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JP8653381U JPS5927465Y2 (ja) 1981-06-11 1981-06-11 手摺りの立設装置

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JPS57198229U JPS57198229U (ja) 1982-12-16
JPS5927465Y2 true JPS5927465Y2 (ja) 1984-08-09

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ID=29881750

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6126834U (ja) * 1984-07-23 1986-02-18 株式会社 サンレ−ル 手摺りの取付装置
JP2593396B2 (ja) * 1993-02-22 1997-03-26 理研軽金属工業株式会社 手摺笠木
JP6854145B2 (ja) * 2017-02-17 2021-04-07 株式会社アキト 二重手摺り構造

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JPS57198229U (ja) 1982-12-16

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