JP4296573B2 - 外壁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、外壁構造およびその施工方法に関する。さらに詳しくは、軒樋の組付性が改善されてなる戸建住宅や集合住宅における外壁構造およびその施工方法に関する。
従来より、戸建住宅や集合住宅(以下、単に住宅という)においては、屋根に溜まった雨水を排水するために外壁に雨樋が設けられている。
この雨樋の外壁への取付は、一般的には外壁に沿って組まれた足場からなされている。
図6に、雨樋が設けられた従来の外壁構造の一例を示す。この外壁構造100は、全体は図示しない陸屋根101の軒先に軒樋102が設けられた外壁構造とされ、作業員103が、外壁104に沿って組まれた足場105から釘、ビス等を用いてブラケット106を屋根101の端面に取り付け、ブラケット106に軒樋102および縦樋107を取り付け、外壁104の天端104aと屋根101との隙間を覆う化粧破風108等の取り付けを行うものとされる。
しかしながら、このような従来の外壁構造には、以下に示すような問題点がある。
問題1:足場を使って高所作業を行う必要があり、危険性が高い。
問題2:外壁工事のために足場が必要ない場合にも、軒樋102や化粧破風108を取り付けるために足場を組む必要があり、手間が掛かり、コスト上昇を招く。敷衍すれば、現状、コーキングを施すことなく取り付け可能な外壁パネルが実用化されており、これを用いる場合は、外壁工事のために特に足場は必要とされない。ところが、前記従来の外壁構造では、軒樋を取り付けるためだけに足場を組む必要が生じ、コーキング無用の外壁パネルを用いる利点が損なわれてしまう。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、軒樋の組付性が良好でコスト削減を図ることが可能な外壁構造およびその施工方法を提供することを目的としている。
本発明の外壁構造は、外壁パネルを有する外壁構造であって、
前記外壁パネルの上端をカバーする上端部カバー部材と、前記上端部カバー部材と面対するよう延伸された屋根部材を有する陸屋根とを備え、
前記上端部カバー部材には予め軒樋が配設され、
前記上端部カバー部材と前記屋根部材との隙間が、軒先水切りにより隠され、
前記外壁パネル天端が、屋根下地上面とほぼ面一となるようにされてなる
ことを特徴とする。
また、本発明の外壁構造においては、上端部カバー部材の端部が、外壁パネルと係合させられてなるのが好ましい。その場合、上端部カバー部材の端部に係合部を形成し、外壁パネルの側面に係合部材を設け、前記係合部を前記係合部材に係合させてもよく、あるいは上端部カバー部材の端部に係合部を形成し、外壁パネルの側面に係合凹部を設け、前記係合部を前記係合凹部に係合させてもよい。
本発明によれば、上端部カバー部材により外壁パネルの上端部を覆うだけで軒樋の施工が完了するので、施工の迅速化を図りながらその安全性も確保されるという優れた効果が得られる。これにより、工期の著しい短縮およびコストの著しい低減が図られるといった効果も得られる。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
図1に、本発明の一実施形態に係る外壁構造の概略構成を一部断面図により示す。
外壁構造1は、軒樋2の取付作業を、足場を用いることなく、建物側、例えば陸屋根からなる屋根3の上から施工可能に構成された外壁構造とされる。
外壁構造1は、外壁パネル4に、その天端4aに被せるよう装着される断面コの字形の取付金具(上端部カバー部材)5と、取付金具5に固定され、外壁パネル4の天端4aに沿って軒樋2を支持するための複数個のブラケット6と、外壁パネル4の天端4aと屋根3との継目に風雨が浸入するのを防ぐように水切をする軒先水切7と、軒樋2と取付金具5との間に介装され、軒先水切7の下側から前記継目に風雨が浸入するのを防止する外壁水切(水切部材)8とを主要構成要素として備えてなるものとされる。
また、外壁構造1は、取付金具5の装着される外壁パネル4の天端4aの位置が、建物側からの取付作業が容易なように、屋根下地10の上面10aとほぼ同一の高さとなるよう設定されてなるものとされる。より正確には、外壁パネル4の天端4aの位置が、屋根下地10の上面10aより若干低くなるようにされている。
ここで、屋根3は、主にコンクリートから形成される屋根下地10の上に断熱材11を配し、図には明瞭に示されていないがさらにその上に防水シートを配してなるものとされる。また、断熱材11は、外壁パネル4の天端4a(取付金具5の上面)と面対し、かつその周囲端面が外壁パネル4の外側面とほぼ面一となるように、屋根下地10よりも外側まで単独で延出されてなるものとされる。
外壁パネル4は、GRC(Glass fiber Reinforced Cement:ガラス繊維補強セメント)からなる外壁パネル本体21の表面にタイル22を敷き詰めてなるものとされる。
取付金具5は、ステンレス鋼板からなり、外壁パネル4の天端4aにビス23により固定される。
ブラケット6は、外壁パネル4の長手方向に所定の間隔を空けて、アーム部6aを外壁パネル4の外側に突出させるように、基部6bが取付金具5に固定されてなるものとされる。
軒先水切材7は、屋根3の周縁部上面に当接させて取り付けられる水平面部7aと、水平面部7aと直角をなすように形成され、屋根3と外壁パネル4の天端4a、ここでは取付金具5の上面との隙間を隠す鉛直面部7bと、鉛直面部7bの下端から外側に下向きの緩やかな勾配をなすよう形成された斜面部7cとを有してなるステンレス鋼板から構成されている。
外壁水切8は、取付金具5とブラケット6との間に配設される第1鉛直面部8aと、第1鉛直面部8aの下端から下向きの急な勾配をなすよう形成された斜面部8bと、斜面部8bの下端から下方に延びるように形成された第2鉛直面部8cとを有してなるステンレス鋼板から構成されている。
屋根下地10は、梁31の上に、内壁材32を吊設するファスナー33と重ならないように設置される例えばプレキャストコンクリート板からなる陸屋根基材34と、陸屋根基材34の周囲端面と面一となるように第1コンクリート止め板35により周囲端面が規定されて打設される第1段コンクリート打設部36と、第1段コンクリート打設部36の外周に、その周囲端面が第2コンクリート止め板37により規定されて打設される第2段コンクリート打設部38とから構成される。
ここで、第2コンクリート止め板37は、梁31の上面とファスナー34との間に介装される第1水平面部37aと、第1水平面部37aと直角をなし、外壁4の内側面と若干の隙間を空けて対向するように配設される第1鉛直面部37bと、この第1鉛直面部37bと直角をなし、かつ外壁4の天端4aと面対する断熱材11の下面を覆うように配設される第2水平部37cと、この第2水平面部37cと直角をなし、かつ断熱材11の周囲端面を覆うように配設される第2鉛直面部37dとを有してなるステンレス鋼板から構成されている。また、第2コンクリート止め板37は、施工時の寸法調整が可能なように、第1鉛直面部37bにて2分割されている。
以下、このような構成を有する外壁構造1の施工方法を説明する。
手順1:梁31の上に陸屋根基材34を設置する。
手順2:陸屋根基材34の上に第1段コンクリート打設部36を打設する。
手順3:図2に示すように、作業員41が、第1段コンクリート打設部36に設けられる仮設手摺42と安全帯43により繋がれ安全が確保された状態で、外壁水切8、ブラケット6、軒樋2および縦樋9が予め組み付けられた取付金具5を外壁パネル4の天端4aに装着する。
手順4:第2段コンクリート打設部38を、前記ファスナー33を覆い隠すように打設する。これにより屋根下地10が形成される。
手順5:屋根下地10の上に、断熱材11を設置する。
手順6:軒先水切7をビス24により第2コンクリート止め板37の第2水平部37cに固定する。
このように、本発明の外壁構造1によれば、外壁パネル4の天端4aの位置が、屋根下地10の上面とほぼ同じ高さとなるように設定されるので、外壁パネル4の天端4aを覆うように装着される取付金具5の取付作業を建物側から容易に実施することができる。したがって、特に外壁工事のために足場を組む必要がない場合に、軒樋2の取付作業を実施するためにのみ足場を設ける必要がなくなる。これにより、工数が大幅に削減され、軒樋取付作業に要する時間とコストを大幅に低減することが可能となる。
なお、前記実施形態では、主に軒先2の組付性の向上のために、外壁水切8の上部(第2鉛直面部)8aを平板状としたが、これに限らず、図3に示すように、水切性を向上させるために上端に折返し8dを設けるようにすることも可能である。ただし、この場合は、前記組付性は若干低下する。
また、前記実施形態では、取付金具5を外壁4にビス止めするものとしたが、図4(a)に示すように、取付金具5のコの字の開口端を内側に折り曲げて係合部5aを設けるとともに、外壁パネル4の外側面および内側面に前記係合部5aと係合する受金物(係合部材)51、52を設け、これにより嵌め込み式に取付金具5を外壁パネル4の天端4aに装着するようにしてもよい。
また、図4(b)に示すように、取付金具5のコの字の開口端を内側に折り曲げて係合部5aを設けるとともに、外壁パネル4の上端部外側面および内側面の適宜位置に窪み4b、4cを設け、前記係合部5aを窪み(係合凹部)4b、4cに係合させて、取付金具5を外壁パネル4の天端4aに装着するようにしてもよい。
あるいは、図5に示すように、取付金具5にワイヤ繋設用の金具61,62を取り付け、これにワイヤ63を繋ぎ、クレーン64により支持しながら取り付けるようにしてもよい。これにより、作業員が人力で取付金具5を支持する必要がなく、さらに安全性が向上する。
本発明は、軒樋を有する外壁に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る外壁構造の要部断面図である。 同外壁構造の施工方法の一例を示す説明図である。 前記実施形態の変形例の要部断面図である。 前記実施形態の他の変形例の模式図である。 前記外壁構造の施工方法の他の例を示す説明図である。 従来の外壁構造の施工方法の説明図である。
符号の説明
1 外壁構造
2 軒樋
3 屋根
4 外壁パネル
5 取付金具、上端部カバー部材
6 ブラケット
7 軒先水切
8 外壁水切、水切部材
10 屋根下地
11 断熱材(屋根面材)

Claims (3)

  1. 外壁パネルを有する外壁構造であって、
    前記外壁パネルの上端をカバーする上端部カバー部材と、前記上端部カバー部材と面対するよう延伸された屋根部材を有する陸屋根とを備え、
    前記上端部カバー部材には予め軒樋が配設され、
    前記上端部カバー部材と前記屋根部材との隙間が、軒先水切りにより隠され、
    前記外壁パネル天端が、屋根下地上面とほぼ面一となるようにされてなる
    ことを特徴とする外壁構造。
  2. 上端部カバー部材の端部に係合部を形成し、外壁パネルの側面に係合部材を設け、前記係合部を前記係合部材に係合させることを特徴とする請求項記載の外壁構造。
  3. 上端部カバー部材の端部に係合部を形成し、外壁パネルの側面に係合凹部を設け、前記係合部を前記係合凹部に係合させることを特徴とする請求項記載の外壁構造。
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