JPS641371Y2 - - Google Patents

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JPS641371Y2
JPS641371Y2 JP1981065572U JP6557281U JPS641371Y2 JP S641371 Y2 JPS641371 Y2 JP S641371Y2 JP 1981065572 U JP1981065572 U JP 1981065572U JP 6557281 U JP6557281 U JP 6557281U JP S641371 Y2 JPS641371 Y2 JP S641371Y2
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JP
Japan
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wall
mounting piece
ventilation
piece
hanging part
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JP1981065572U
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English (en)
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JPS57178606U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、屋根裏の換気に関するもので、特に
壁部と軒部間のコーナー部から屋根裏の換気を行
う軒元換気装置に関する。
[従来の技術] 従来、合掌梁を設けた建物に適した軒元換気装
置として、換気孔を有する直立板部の上端を外側
に斜め下方に屈曲させて上方連結片とし、直立板
部の下端に、内側略直角方向に向つて延びた断面
ハツト形の下方連結片とした換気プレートを、上
方連結片を軒部に固定しかつ下方連結片を梁上に
設けた土台に嵌着して、壁部と軒部間のコーナー
部を覆つて取付けると共に、この換気プレートの
内側を屋根裏に連通させたものが知られている
(実公昭52−54175公報参照)。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記軒元換気装置は、特に下方
連結片の固定のために、梁上に土台を取付けなけ
ればならないばかりか、この土台の外部への露出
による外観と雨仕舞の悪化防止のために、梁カバ
ーを梁上面より更に上方へ突出させ、この梁カバ
ー上端と土台間を遮断用部材で塞ぐ必要がある。
従つて、従来の軒元換気装置では、換気プレー
ト、土台、梁カバーという、通常の施工では使用
しない多くの部品を用意しなければならないばか
りか、各々を適宜の位置に取付けなければなら
ず、通常の施工では行わない多くの手間を要する
問題がある。
また、換気孔が直立板部に設けられていて、こ
の換気孔の内方に何ら遮るものがないので、雨水
が吹き込んだときに、これが直に屋根裏へ浸入し
てしまいやすい問題もある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本考案において講じ
られた手段を、本考案の一実施例に対応する第1
図で説明すると、本考案では、 壁部1に沿つて壁側取付片2の上端から外方に
延びる延出片3が設けられ、延出片3の先端外方
側に、上向きコ字形の垂下部4が、壁側取付片2
の下端を下面より下方に突出させて設けられてい
て、垂下部4に換気孔5が形成されており、垂下
部4外方側上端と連続して、軒部6に沿つた軒側
取付片7が設けられた換気カバー8が、 壁側取付片2と垂下部4背面間の隙間にまで入
りんだ外壁材9の内側に固定され、かつ、軒側取
付片7が軒下材10の内側に固定されて、壁部1
と軒部6間のコーナー部を覆つて取付けられてい
ると共に、 この換気カバー8の内側が屋根裏11に連通さ
れている軒元換気装置とするという手段を講じて
いるものである。
[作用] 本考案において、壁側取付片2の下端が垂下部
4の下面より下方に突出していることは、壁側取
付片2を釘打等で固定する際の作業をしやすくす
る働きをなす。
本考案における延出片3は、垂下部4背面と壁
側取付片2の間に、壁側取付片2上への外壁材9
の施工を可能にする隙間をもたせる働きをなす。
また、この壁側取付片2と垂下部4背面間の隙間
にまで入り込んだ外壁材9の内側に壁側取付片2
が固定されていることは、何ら特別な部品を使用
することなく壁側取付片2の固定を可能にすると
共に、壁側取付片2を覆う外壁材9の上端を垂下
部4の裏側に覆い隠す働きをなす。
垂下部4は、換気孔5から雨が吹き込んだとき
にこれを止めて、雨水が直に屋根裏11へ浸入す
るのを防止すると共に、上述のように、壁側取付
片2を覆う外壁材9の上端を覆い隠す働きをなす
ものである。
[実施例] 第1図に示されるように、壁部1と軒部6間の
コーナー部を覆つて換気カバー8が取付けられて
いる。
換気カバー8の一側は壁部1に沿つた壁側取付
片2となつており、この壁側取付片の上端は外方
に屈曲されて、外方に延びる延出片3となつてい
る。延出片3の先端外方側には、上向きコ字形の
垂下部4が設けられており、その下面に多数の換
気孔5が形成されている。また、垂下部4の外方
側上端は、外方に屈曲されて、垂下部4の外方側
上端と連続した軒側取付片7となつている。尚、
換気孔5は、垂下部4の前面や背面に設けること
もできる。
上記換気カバー8の壁側取付片2と軒側取付片
7は、各々壁部1のラス板12aと軒部6のラス
板12bに対して釘打ちや接着剤等によつて固定
されている。そして、この壁側取付片2と軒側取
付片7上から外壁材9と軒下材10が各々施工さ
れていて、壁側取付片2と軒側取付片7が覆い隠
されている。尚、本実施例における外壁材9と軒
下材10は共にモルタルであるが、一般の板材等
であつてもよい。
特に軒下材10としてモルタルを使用する場
合、図示されているように、垂下部4の外方側上
部に、外方に突出する突起13を形成しておくこ
とが好ましい。この突起13を設けておくと、軒
下材10であるモルタルの換気カバー8側端縁の
剥離を防止しやすくなる。
壁部1最上段のラス板12a上方には隙間14
aが設けられていると共に、軒部6のラス板12
b間にも隙間14bが設けられていて、これらの
隙間14a,14bを介して、換気カバー8の内
側が屋根裏11に連通されている。従つて、換気
孔5から隙間14a,14bを介して屋根裏11
の換気を図ることができる。
尚、換気カバー8は、通常鉄板や銅板等の金属
板を屈曲させて形成されるが、合成樹脂製として
もよい。
第2図は本考案の他の実施例を示すもので、軒
側取付片7が、垂下部4の外方側上端を内方へコ
字形に屈曲させることによつて形成されていると
共に、換気カバー8が、内方側と外方側に二分割
されていて、両者を係合一体化しものとなつてい
る。
換気カバー8をこのように構成すれば、外壁材
9と軒下材10間の弾性を持つた継手としての役
割を換気カバー8が果すことになり、特に外壁材
9の軒下材10をモルタルとした場合に、地震等
による亀裂の発生を防止し得る。また、内方側と
外方側とに分割されているため、複雑な断面形状
でも製造が容易となり、かつ比較的目に付きやす
く風雨の影響を受けやすい外方側を銅板製とし、
内方側を鉄板製とすることによつて、外観及び耐
久性に優れた安価な換気カバー8を得ることがで
きる。内方側と外方側の一体化は、図示されるよ
うな係合の他、接着等によつてもよく、更には両
者の分離位置は、換気カバー8の形状や取付状態
を考慮して適宜定めればよい。
第5図は、換気孔5を垂下部4下面に設ける場
合の他の実施例を示すもので、aは下面の中央付
近に凹部4aを形成してそこに換気孔5を設けた
もので、雨水が垂下部4内に浸入した場合の排水
をより確実なものとしたものである。bは換気孔
5の周囲を外方に付き出させて環状に堰部4bを
形成し、換気孔5からの浸水をより生じにくくし
たものである。cは下面の前面側に突出部4cを
形成してその背後に換気孔5を位置させることに
より換気孔5からの浸水を生じにくくしたもので
ある。また、換気孔5の形状は、円形、長円形、
角形、スリツト状等種々の形状を採用し得るもの
である。
[考案の効果] 本考案は、以上説明の通りのものであり、次の
効果を奏するものである。
(1) 換気カバー8の取付けに、何ら特別な部品を
必要とせず、当該部品の用意並びに取付けの手
間が不要であるばかりか、壁側取付片2への釘
打作業も容易であるので、施工性がすこぶる良
好である。
(2) 壁側取付片2が外壁材9で覆われ、かつこの
外壁材9の上端が垂下部4の裏側に覆い隠され
るので、壁側取付片2が露出することによる外
観の低下を防止できると共に、何ら特別な部品
を用いることなく外壁材9上端の雨仕舞を整え
ることができる。
(3) 換気孔5から雨水が吹き込んでも、垂下部4
を越えなければ屋根裏11へ浸入することがな
く、台風時の雨に対しても安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面斜視図、
第2図は他の実施例を示す断面斜視図、第3図a
〜cは各々垂下部下面に換気孔を設ける場合の他
の実施例を示す断面図である。 1……壁部、2……壁側取付片、3……延出
片、4……垂下部、5……換気孔、6……軒部、
7……軒側取付片、8……換気カバー、9……外
壁材、10……軒下材、11……屋根裏。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 壁部に沿つた壁側取付片の上端から外方に延び
    る延出片が設けられ、延出片の先端外方側に、上
    向きコ字形の垂下部が、壁側取付片の下端を下面
    より下方に突出させて設けられていて、垂下部に
    換気孔が形成されており、垂下部外方側上端と連
    続して、軒部に沿つた軒側取付片が設けられた換
    気カバーが、 壁側取付片が、延出片によつて形成された、壁
    側取付片と垂下部背面間の隙間にまで入り込んだ
    外壁材の内側に固定され、かつ、軒側取付片が軒
    下材の内側に固定されて、壁部と軒部間のコーナ
    ー部を覆つて取付けられていると共に、 この換気カバーの内側が屋根裏に連通されてい
    ることを特徴とする軒元換気装置。
JP1981065572U 1981-05-08 1981-05-08 Expired JPS641371Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981065572U JPS641371Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

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JP1981065572U JPS641371Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

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Publication Number Publication Date
JPS57178606U JPS57178606U (ja) 1982-11-12
JPS641371Y2 true JPS641371Y2 (ja) 1989-01-12

Family

ID=29861609

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JP1981065572U Expired JPS641371Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11939764B2 (en) 2019-10-02 2024-03-26 Nichiha Corporation Ventilation member and wall material construction structure

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JPS57178606U (ja) 1982-11-12

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