JPH0416812Y2 - - Google Patents

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JPH0416812Y2
JPH0416812Y2 JP1986177652U JP17765286U JPH0416812Y2 JP H0416812 Y2 JPH0416812 Y2 JP H0416812Y2 JP 1986177652 U JP1986177652 U JP 1986177652U JP 17765286 U JP17765286 U JP 17765286U JP H0416812 Y2 JPH0416812 Y2 JP H0416812Y2
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JP
Japan
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ventilation
ventilation hole
louver
hole
foundation
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JP1986177652U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は建造物の基礎に設けられた換気孔の構
造に関する。
(従来の技術) 従来の基礎用換気孔の構造は、第4図に示すよ
うに、建造物のコンクリート基礎aの適所に換気
孔bが設けられ、この換気孔bに換気ガラリcが
取付けられるとともに、この換気ガラリcの上縁
片dおよび下縁片eにモルタルg等の固定部材を
外方から塗布することによつて固定されたもので
ある。換気孔bはコンクリート基礎aの外側から
内側にかけて漸次幅狭になされることによつて勾
配が形成されており、脱枠時における枠体の取り
外し作業が容易に行えるとともに、この勾配によ
つて換気孔bから床下内に浸入しようとする雨水
等が屋外側に流れ出るように図られていた。さら
に、換気ガラリcは、例えば第5図に示すように
羽板c1…を基板に対して直角方向に捩じり曲げる
ことによる通風口f…を形成したものがあり、与
えられた面積内で通風有効面積が最大限になるよ
うになされている。図中の符号dは上縁片、eは
下縁片である。
また、従来コンクリート基礎に形成した換気孔
の構造として、特公昭59−52260号公報に記載の
発明(以下、第1従来例という)と、実開昭57−
129853号公報に記載の考案(以下、第2従来例と
いう)が知られていた。
ところが、これらの従来例はいずれも換気ガラ
リの内側に入つた水が外に流下しない構造であつ
た。つまり、コンクリート基礎に形成した換気孔
の下面と換気ガラリの通風口とに段差が生じ、し
かも換気ガラリの通風口の方が換気孔の下面より
も高い位置にある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、第4図の従来の基礎用換気孔の
構造では、換気孔bへの換気ガラリcの取付時に
おいて、換気ガラリcの取付け、特に位置決めに
手間がかかるとともに、換気孔bに換気ガラリc
が傾いて取付けられたりするという不具合があつ
た。また、換気ガラリcよりも内側に浸入した雨
水h等がこの換気ガラリcの下縁片eによつてせ
き止められるため、この下縁片eの内側に雨水h
等がたまり、換気ガラリcの腐食の一因となつて
いた。
また、第1従来例および第2従来例は、換気ガ
ラリよりも内側に入つた水が外に流下しないた
め、換気ガラリが腐食したり、蚊等の害虫が発生
し易くなる問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案の基礎用換気孔の構造は、コンクリート
基礎に該基礎の外側から内側にかけて漸次幅狭に
形成された換気孔が設けられ、この換気孔に換気
ガラリが取付けられるとともに、この換気ガラリ
の周縁片が外側から固定されてなる基礎用換気孔
の構造であつて、前記換気孔の少なくとも下面に
換気ガラリの下縁片の内側面と当接する段部が形
成され、換気ガラリが換気孔に取付けられると、
換気ガラリの通風口と換気ガラリよりも内側の換
気孔の下面とが略同じ高さとなされ、換気ガラリ
よりも外側の換気孔の下面が前記通風口より低く
なるように形成されたものである。
(作用) 基礎に形成された換気孔への換気ガラリの取付
時において、換気ガラリは、その下縁片を換気孔
の段部に当接させることにより容易に位置決めさ
れるとともに、換気ガラリの上縁片および下縁片
を固定部材によつて換気孔の所定位置に固定す
る。
また、換気ガラリの通風口と換気孔の下面との
レベルは略等しくなされており、換気ガラリの内
側に浸入した雨水等は下面を伝い、換気ガラリの
下縁片にせき止められることなく換気ガラリの通
風孔を通つて屋外に流れ出る。
換気ガラリよりも外側の換気孔の下面は換気ガ
ラリの通風口より低くなるように形成されている
から、雨水が外から流入することを阻止してい
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は本考案の基礎用換気孔の構造を示して
いる。
この基礎用換気孔の構造は、コンクリート基礎
1の適所に矩形状の換気孔2が設けられ、この換
気孔2に換気ガラリ6が取付けられるとともに、
換気ガラリ6の上縁片6aおよび下縁片6bが外
側からモルタル7等の固定部材によつて固定され
たものである。
換気孔2は、コンクリート基礎1の外側から内
側にかけて漸次幅狭になされることによつて勾配
が形成されており、脱枠時における換気孔型枠1
0(第2図参照)の取り外し作業を容易に行うと
ともに、下面の勾配によつて換気孔2から床下内
に浸入しようとする雨水等が屋外側に流れ出るよ
うに図られている。また、換気孔2の下面3の略
中央部には、段部5が形成されており、この段部
5が、換気ガラリ6の取付時において、換気ガラ
リ6の下縁片6bの内側面と当接するようになさ
れている。
換気ガラリ6は、通風性がよく、かつ床下への
ネズミ等の侵入を防止するようになされたもの
で、前記従来例で述べたような従来公知なものが
使用されている。ここで、換気ガラリ6の下縁片
6bの高さと換気孔2の段部5の高さとは略等し
くなるように設定されており、換気ガラリ6を換
気孔2に取付けた状態において、換気ガラリ6の
通風口が換気孔2の下面3と略同レベルになるよ
うになされている。
そして、換気孔2への換気ガラリ6の取付け
は、換気ガラリ6の下縁片6bに、換気孔2の段
部5を当接させることにより換気ガラリ6を換気
孔2内に位置決めした後、換気ガラリ6の上縁片
6aおよび下縁片6bを仕上げモルタル7にて外
方から塗布することによつて行われる。
また、仕上げモルタル7は、換気孔2の下面3
の勾配に沿つて略均一な幅で段部5の高さよりも
高くならないように塗布されるとともに、基礎1
の外側面を被覆するように塗布されている。な
お、本例では、基礎の外側面を被覆した仕上げモ
ルタル7の一部によつて換気ガラリ6の上縁片6
aおよび下縁片6bを固定しているが、単に換気
ガラリ6の上縁片6aおよび下縁片6b部分のみ
をモルタルによつて固定してもよく、また固定部
材としてはモルタルに限定されるものでない。
以上のように構成されたことによつて、換気ガ
ラリ6の内側に侵入した雨水等は勾配のついた換
気孔2の下面を伝い、換気ガラリ6の通風口を通
つて屋外に流れ出るようになされている。
次に、第2図および第3図は、上記したような
換気孔を有するコンクリート基礎を形成するため
の型枠を示している。
第2図は、換気孔2を形成するための換気孔型
枠10を示し、この枠本体11は上板12、下板
13、側板14,14、から構成されており、前
記したような換気孔2を形成するように勾配が設
けられるとともに、下板13の外側面には段部5
を形成するための膨出部15が形成されている。
また、上板12の外側面には脚片16,16が固
着されており、この脚片16,16の上部は後述
する基礎枠20の上部に引掛け可能な鉤状に形成
されている。図中の符号17は補強リブである。
第3図は、以上のように形成された換気孔型枠
10が基礎枠20に配設された状態を示し、換気
孔型枠10は、その脚片16,16を基礎枠20
の上部に引掛けることにより基礎枠20内に安定
的に配置される。そして、この基礎枠20内にコ
ンクリートを充填し、コンクリートが固まつた
後、基礎枠20および換気孔型枠10を取り外す
ことにより換気孔2を有する基礎1を形成するこ
とができる。
なお、段部5は、換気孔2の下面のみに限ら
ず、例えば換気孔2の上面にも形成することで、
換気ガラリ6の取付け時における位置決めがさら
に容易に行うことができる。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、換気孔へ
の換気ガラリの取付時において、換気ガラリの下
縁片を換気孔の段部に当接させることによつて換
気ガラリの位置決めが容易に行われ、取付作業を
容易に行うことができる。また、従来のように、
換気ガラリの下縁片の内側に雨水等がたまること
なく、これに起因する換気ガラリの腐食を防止す
ることができる。
換気ガラリの通風口と換気孔の下面とのレベル
は略等しくなされており、換気ガラリの内側に浸
入した雨水等は下面を伝い、換気ガラリの下縁片
にせき止められることなく換気ガラリの通風孔を
通つて屋外に流れ出る。
換気ガラリよりも外側の換気孔の下面は、換気
ガラリの通風口より低くなるように形成されてい
るから、雨水が外から流入することを阻止してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る基礎用換気孔の構造を示
す断面図、第2図は基礎に換気孔を形成するため
の換気孔型枠を示す斜視図、第3図は基礎を形成
するための基礎枠および換気孔型枠を示す断面
図、第4図は従来の基礎用換気孔の構造を示す断
面図、第5図は公知である換気ガラリの一例を示
す正面図である。 1……基礎、2……換気孔、3……換気孔の下
面、5……段部、6……換気ガラリ、6a……上
縁片、6b……下縁片、7……モルタル(固定部
材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンクリート基礎に該基礎の外側から内側にか
    けて漸次幅狭に形成された換気孔が設けられ、こ
    の換気孔に換気ガラリが取付けられるとともに、
    この換気ガラリの周縁片が外側から固定されてな
    る基礎用換気孔の構造であつて、 前記換気孔の少なくとも下面に換気ガラリの下
    縁片の内側面と当接する段部が形成され、換気ガ
    ラリが換気孔に取付けられると、換気ガラリの通
    風口と換気ガラリよりも内側の換気孔の下面とが
    略同じ高さとなされ、換気ガラリよりも外側の換
    気孔の下面が前記通風口より低くなるように形成
    されたことを特徴とする基礎用換気孔の構造。
JP1986177652U 1986-11-19 1986-11-19 Expired JPH0416812Y2 (ja)

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JP1986177652U JPH0416812Y2 (ja) 1986-11-19 1986-11-19

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JP1986177652U JPH0416812Y2 (ja) 1986-11-19 1986-11-19

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JPS6383535U JPS6383535U (ja) 1988-06-01
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952260A (ja) * 1982-09-20 1984-03-26 Ricoh Co Ltd 複写機の給紙装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57129853U (ja) * 1981-02-06 1982-08-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5952260A (ja) * 1982-09-20 1984-03-26 Ricoh Co Ltd 複写機の給紙装置

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JPS6383535U (ja) 1988-06-01

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