JPS6140826Y2 - - Google Patents

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JPS6140826Y2
JPS6140826Y2 JP569781U JP569781U JPS6140826Y2 JP S6140826 Y2 JPS6140826 Y2 JP S6140826Y2 JP 569781 U JP569781 U JP 569781U JP 569781 U JP569781 U JP 569781U JP S6140826 Y2 JPS6140826 Y2 JP S6140826Y2
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JP
Japan
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wall panel
outdoor
floor
vertical piece
exterior wall
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JP569781U
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JPS57117109U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は梁カバー取付構造に関するものであ
る。
従来の軸組パネル溝法による建築物において
は、第1図に示すように、柱間に橋架させたラチ
ス梁1の上面に土台金具2を介して2階外壁パネ
ル3を取付けるとともに、ラチス梁1の下面に形
成した溝4へ1階外壁パネル5の上部を嵌入し、
梁カバー6をラチス梁1の屋外側に配して両外壁
パネル3,5間へ取付けている。この場合、ラチ
ス梁1は、溝形上弦材1aと溝形下弦材1bをウ
エブ1cで連接するとともに、溝形下弦材1bの
下面に他の溝形鋼1dを背中合わせに溶接したも
ので、その溝形鋼1dの室内側フランジ1eと屋
外側フランジ1f間で外壁パネル嵌合用溝4を形
成している。また、梁カバー6は、帯状本体6a
の下端縁を裏面上方に折曲して、その先端部に第
2図に示すように帯状本体6aに平行な垂直片6
bを形成しており、また第1図に示すように、帯
状本体6aの上部にはL字状固定片6cを形成し
ている。この梁カバー6の取付けは、ラチス梁1
の溝4内に1階外壁パネル5の上部を嵌入したの
ち、梁カバー6の垂直片6bを屋外側フランジ1
fと1階外壁パネル5間に下方より挿入してL字
状固定片6cを釘7により2階外壁パネル3に固
定し、その後室内側から1階外壁パネル5の室内
面5bと溝形鋼1dの室内側フランジ1e間にく
さび8を圧入することにより、溝形鋼1dの屋外
側フランジ1fと1階外壁パネル5の屋外面5a
とで梁カバー6の垂直片6bを圧接挾持する。最
後に、外壁パネル3の室外面下部に水切板9を取
付けて施工を完了する。
ところが、梁カバー6の垂直片6bを屋外側フ
ランジ1fに引掛けているにすぎないため、梁カ
バー6の下部に向けて屋外10から雨風が吹き上
げた場合は、その雨水が垂直片6bと屋外面5a
の間を通つて建物内に侵入するという問題を有し
ていた。
したがつて、この考案の目的は、雨仕舞性能に
すぐれる梁カバー取付構造を提供することであ
る。
この考案の一実施例を第3図および第4図を用
いて説明する。すなわち、この梁カバー取付構造
は、第3図に示す水切板11を、第4図に示すよ
うに梁カバー6の垂直片6bに冠着する。この水
切板11は、帯状金属板の上端縁を逆U字状に折
返して逆U形折返部11aを形成するとともに、
その先端を直交折曲して鍔部11bを形成したも
ので、逆U形折返部11aを垂直片6bに冠着し
て、鍔部11bを屋外側フランジ1fと梁カバー
6の内面間に配し、残りの垂直部11cを1階外
壁パネル5の屋外面5aに沿わせて、垂直片6b
の下方位置において釘12により固定する。取付
手順は、梁カバー6の垂直片6bを屋外側フラン
ジ1fと1階外壁パネル5間に下方より挿入する
ときに、その垂直片6bに水切板11の逆U形折
返部11aを予め冠着した状態で挿入して、梁カ
バー6の上部を2階外壁パネル3(第1図参照)
に固定し、第1図示すくさび8を1階外壁パネル
5の室内面5bと室内側フランジ1e間に圧入し
て、屋外面5bと屋外側フランジ1fとで垂直片
6bおよび逆U形折返部11aを圧接挾持し、最
後に、水切板11の垂直部11cを釘12により
屋外面5aへ固定する。その他の構成および施工
手順は従来例と同一であるので、同一部分に同一
符号を付してその説明を省略する。
このように、梁カバー6の垂直片6bに水切板
11を冠着したため、下方からの吹き上げにより
垂直片6bと垂直部11c間を上昇する雨水は逆
U形折返部11aで建物内への侵入を阻止され
る。すなわち、逆U形折返部11aを設けたた
め、垂直片6bに沿う圧接面からなる雨水漏水経
路が長くなり、しかも雨水漏水経路が途中で逆向
きに折曲がる。そのため風の吹上げによる雨水侵
入に対して抵抗が大きくなる。したがつて、垂直
片6bと垂直部11c間からの建物内への雨水侵
入を防止できる。また、垂直部11cと屋外面5
a間を上昇する雨水も、垂直部11cの背丈が垂
直片6bの背丈に比べて高いためにほとんど建物
内へ侵入することがなく、したがつて、従来に比
べて雨仕舞性能を向上できる。また、垂直部11
cの背丈をさらに高く設定すれば、いつそう雨仕
舞性能の向上を図ることができる。しかも、水切
板11は梁カバー6の垂直片6bに冠着させて施
工できるため、従来に比べて施工が繁雑化するこ
ともない。
以上のように、この考案の梁カバー取付構造
は、梁カバーの下端縁を裏面上方へ折返してなる
垂直片に水切板の逆U字状折返部を冠着し、この
冠着部分を梁の屋外側フランジと1階外壁パネル
の屋外面との間に、1階外壁パネル屋内側におけ
るくさびの圧入により圧接挾持したものであるた
め、次のように雨仕舞性能に優れている。すなわ
ち、逆U形折返部が梁カバの垂直片に圧接状態に
被さつているため、このような逆U形折返部を被
せない場合に比べ、前記垂直片に沿う圧接面から
なる漏水経路が長くなり、かつ漏水経路が途中で
逆向きに折曲がる。そのため、風の吹上げによる
雨水侵入に対して抵抗が大きくなる。したがつ
て、梁カバーの垂直片と水切板の垂直部との間か
らの建物内への雨水侵入を防止できる。また、水
切板の垂直部は、梁カバーの垂直片に比べて高く
形成され、かつ1階外壁パネルに密接固定されて
いるため、水切板の垂直部と1階外壁パネル5の
室外面との接面においても、漏水経路が長くて雨
水侵入が阻止できる。これらにより雨仕舞性能に
優れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の断面図、第2図はその要部拡
大断面図、第3図はこの考案の一実施例に用いる
水切板の断面図、第4図はこの実施例の要部断面
図である。 1……ラチス梁、1e……室内側フランジ、1
f……屋外側フランジ、3……2階外壁パネル、
4……溝、5……1階外壁パネル、5a……屋外
面、5b……室内面、6……梁カバー、6a……
帯状本体、6b……垂直片、8……くさび、11
……水切板、11a……逆U形折返部、11c…
…垂直部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自己の下面両側縁から屋外側フランジと室内側
    フランジを突設して両フランジ間にパネル嵌合溝
    を形成した梁と、上部を前記パネル嵌合溝内に嵌
    入した1階外壁パネルと前記梁の上部に取付けた
    2階外壁パネルと、帯状本体の下端縁を裏面上方
    へ折返して垂直片を形成したものでその帯状本体
    を前記梁の屋外側に配置するとともに前記垂直片
    を前記1階外壁パネル屋外面と前記屋外側フラン
    ジ間に挿入配置して帯状本体の上端縁を前記2階
    外壁パネルへ固定した梁カバーと、帯状垂直板の
    上端縁を逆U字状に屋外側へ折返したものでその
    逆U形折返部を前記梁カバーの垂直片に冠着して
    残りの垂直部を前記垂直片の下方において1階外
    壁パネルの屋外面に密接固定した水切板と、前記
    1階外壁パネルの室内面と前記室内側フランジ間
    に圧入することにより前記1階外壁パネルの屋外
    面と前記屋外側フランジとで前記梁カバーの垂直
    片と前記水切板の逆U形折返部を圧接挾持させた
    くさびとを備えた梁カバー取付構造。
JP569781U 1981-01-14 1981-01-14 Expired JPS6140826Y2 (ja)

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JP569781U JPS6140826Y2 (ja) 1981-01-14 1981-01-14

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JP569781U JPS6140826Y2 (ja) 1981-01-14 1981-01-14

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Publication Number Publication Date
JPS57117109U JPS57117109U (ja) 1982-07-20
JPS6140826Y2 true JPS6140826Y2 (ja) 1986-11-20

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