JPH0322504B2 - - Google Patents

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JPH0322504B2
JPH0322504B2 JP14610084A JP14610084A JPH0322504B2 JP H0322504 B2 JPH0322504 B2 JP H0322504B2 JP 14610084 A JP14610084 A JP 14610084A JP 14610084 A JP14610084 A JP 14610084A JP H0322504 B2 JPH0322504 B2 JP H0322504B2
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JP
Japan
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mounting member
face plate
groove
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protrusion
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JP14610084A
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JPS6128654A (ja
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Gantan Funaki
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GANTAN BYUUTEI KOGYO KK
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GANTAN BYUUTEI KOGYO KK
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、建物の屋根、外壁を形成し、または
屋根などのコンクリート壁の外側に断熱用として
設ける面構造体に関するものである。
〔背景技術およびその解決すべき課題〕
従来、建物の屋根、外壁を鉄筋コンクリートで
構成したものが一般に用いられているが、このよ
うなものでは十分な断熱性が得られないという問
題があり、断熱性を高めることが要望されてい
る。この要望に応えるために、出願人は先に特願
昭59−67529号(特開昭60−212553号)で、コン
クリート壁の外側に台部材を介して取付部材を固
定し、取付部材に断熱材などからなる内層材を支
持し、内層材の外側に設けた面板の対向側縁部を
連結部材で連結すると共に前記取付部材に支持固
定したものを提案している。
また、母屋のような支持部材の外側に内層材を
設け、前記支持部材または内層材の外側に垂木の
ような取付部材を固定し、取付部材の外側に屋根
板のような面板を葺き、面板の対向側縁部を連結
部材で連結すると共に取付部材に固定し、さらに
面板の内側に前記内層材とは別の下地材と呼ばれ
る内層材を空間部を形成する取付部材に支持した
屋根のような面構造体も知られている。
しかし、これらの面構造体で、内層材が複数層
になると、各層の内層材の大きさが相違して取り
扱いにくく、また内層材の内側または内層材間に
断熱用などの空間部を形成するための構造が複雑
になるという問題があつた。
〔発明の開示〕
本発明は、主として取付部材を改良することに
より、前述した問題を解決して、内層材が取り扱
いやすく、また空間部を形成するための構造が簡
単であり、さらに取付部材を排水用の樋としても
利用できるようにした建物の面構造体を提供する
ことを目的としている。
本発明は、前述した目的を達成するために、支
持部材と、取付部材の外側に直接または間接に支
持された取付部材と、取付部材の外側に対向側縁
部が支持された面板と、前記支持部材と面板との
間に配設された内層材とを備え、前記取付部材
を、外向きに開口する溝の底に開口側に突出する
凸部を形成し、溝の側壁中間部に溝の外方に突出
する突条部を設けた断面形状に構成し、取付部材
の凸部を前記支持部材に固定し、取付部材の突条
部に前記内層材を支持し、内層材とこれらの内側
に位置する部材との間に空間部を形成し、前記面
板の対向側縁部を、取付部材の溝が覆われるよう
に連結部材で連結すると共に取付部材の凸部に固
定したものである。
〔実施例〕
以下、本発明を断熱用の面構造体に適用した一
実施例につき図面を参照して説明する。
第1図、第2図において、1は支持部材である
建物の屋根のコンクリート壁であり、コンクリー
ト壁1上には取付部材2がゴム板などの高さ調整
板3を介して支持されている。
取付部材2は、第3図にも示すように、鋼板の
ような金属板の一体成形品からなり、溝2aの底
2b上の幅方向中央に溝2aの開口側に突出する
凸部2cが形成され、両側壁2dの開口端部に溝
2a内方に突出するフランジ2eが相対向して形
成され、さらに側壁2dの中間部には溝2a外方
に突出する突条部2fが2重に折り重ねて形成さ
れた断面形状の長尺材であり、溝2aの開口を外
向きにしてある。
4,5は内、外2層に重ね合わせて取付部材2
の突条部2fに支持される内層材であつて、内層
材4,5は木毛をセメントでつないだ木毛板など
の断熱性、遮音性および耐熱性の板で構成されて
いる。
6は面板受、7はカバー、8はカバー押えであ
り、これらを主要部として連結部材9が構成され
ている。
前記面板受6は、アルミニウムのような金属の
押出型材からなり、幅方向の中央部6aの両側に
外向きに開口する溝部6bが形成され、溝底が前
記中央部6aより内側に配置され、溝部6bの両
側に受部6cが中央部6aとほぼ平担に突設さ
れ、受部6cの幅方向中央端部には外側に突起6
dが突設され、突起6dの溝部6bと反対側には
浅い凹溝6eが形成され、受部6cの先端部が外
側に屈曲された断面形状に形成され、中央部6a
と溝部6bの中央側壁の間には溝部6b内に突出
する膨出部6fが設けられ、さらに溝部6bの凹
溝6e側壁には溝部6b内に突出する三角形状の
係止部6gが形成されている。
この面板受6は、中央部6aが前記取付部材2
の凸部2c外側に支持され、支持部材であるコン
クリート壁1に植設された締結具10のアンカー
ボルト10aに高さ調整板3、取付部材2の凸部
2cと共に前記中央部6aが嵌められ、これより
外側に突出したアンカーボルト10aの先端部に
ナツト10bが締め付けられて、面板受6、取付
部材2および高さ調整板3がコンクリート壁1に
共締め固定される。なお、面板受6は、取付部材
2の凸部2cに支持された中央部6a以外では取
付部材2との間に隙間が設けられて、その溝部8
b内に収容される。そして、外側から取付部材2
の突条部2f上に内層材4,5が支持される。
11は亜鉛メツキ鋼板、塗装鋼板などの金属板
からなる面板であつて、面板11は両側縁部から
内側に屈曲する屈曲部11aを介して水平に延び
る突出縁部11bが形成され、突出縁部11bの
先端部に外向きの浅い凹溝11cが設けられた断
面形状に構成された長尺材である。1対の面板1
1の対向側縁部が取付部材2のフランジ2eに支
持されて内層材4,5の外側を覆い、取付部材2
の溝2a内に突出する突出縁部11bが面板受6
の受部6c外側に支持され、突出縁部11bの凹
溝11cが受部6cの凹溝6eに嵌まつて面板1
1が面板受6に対して位置決めされ、凹溝11
c,6eの底にリベツトのような締結具12で締
め付けられて、面板11が面板受6に固定され
る。
前記カバー7は、面板11と同材質の金属板ま
たは合成樹脂板で構成され、両端部内側に幅方向
中央に向つて折り返した折り返し部7aが形成さ
れた長尺材である。
前記カバー押え8は、アルミニウムのような金
属の押出型材で構成され、内側に1対の脚部8a
が一体に突設され、脚部8aに三角形の凹状の係
止部8bが形成され、先端部8cが互いに接近す
るように屈曲した断面形状に形成されている。
前記カバー7の折り返し部7aにカバー7の内
側に配置したカバー押え8の両端部が嵌挿保持さ
れる。この状態で、外側からカバー押え8の脚部
8aを面板受8の溝部6bに圧挿することによ
り、面板受6の係止部6gに脚部8bが弾性係合
されて、カバー押え8が面板受6に固定される。
これと共に、面板受6の受部6cに支持された面
板11の突出縁部11b外側に、コーキング材、
パツキン材のようなシール材13を介し、カバー
7の折り返し部7aがカバー押え8で圧着されて
固定される。カバー7は、1対の面板11の屈曲
部11a間に配置されて、面板11の突出縁部1
1b、カバー押え8、面板受6および締結具1
0,12を覆う。そして、面板11の屈曲部11
aより中央側の部分とカバー7の外側面とが同一
平面上に配置される。なお、第1図、第2図中、
14は内層材4とコンクリート壁1との間に形成
された断熱用の空間部である。
以上のように構成された実施例のものでは、コ
ンクリート壁1上に高さ調整板3を介して支持さ
れた取付部材2は、外向きの溝2aの底2bに開
口側に突出する凸部2cを形成し、側壁2dの溝
2a外方に突条部2fを形成した金属板の一体成
形品からなり、前記突条部2fに内層材4,5を
重ね合せて支持させ、内層材4とコンクリート壁
1の間に断熱用の空間部14を形成したので、互
いに材質が異なる内層材4,5を2層にして用い
ても、これらが同形同大でよいことにより扱い易
く、また空間部14を形成するためにコンクリー
ト壁と取付部材の間に台部材を介在させ、取付部
材の内側のフランジに内層材を支持し、内層材と
コンクリート壁の間に空間部を形成したのでは、
空間部の高さとほぼ等しい高さの台部材が必要と
なるのに対し、本実施例の高さ調整板3は厚さ
(高さ)が薄いものでよく、平担度のよいコンク
リート壁では省略できるので、空間部14を簡単
に作業性よく形成するきとができる。
また、本実施例では、取付部材2の溝2aが覆
われるように面板11の対向縁部を連結部材9に
よつて取付部材2の凸部2cに固定したので、前
記連結部材9と面板11の間または連結部材9を
構成する部材の相互間から内側に雨水などの水が
侵入しても、この水を取付部材2の溝2aに受
け、取付部材2に樋を兼用させて容易に外部に排
水できるので、雨漏りなど、建物の取付部材2よ
り内側への侵入を防止できる。
さらに、本実施例では、取付部材2の凸部2c
と連結部材9を構成する面板受6の中央部6aと
を、幅方向の1箇所で締結具10によりコンクリ
ート壁1に固定したので、取付部材2、連結部材
9の固定作業が容易にできると共に、これらの固
定が少数の締結具10でできる。
そして、本実施例では、連結部材9は、面板受
6、カバー7およびカバー押え8を主要部材とす
る前述した構成にしてあるので、連結部材9を構
成する部材の相互間およびこれらと面板11の対
向側縁部からの雨水の侵入もほとんどなく、また
面板11の連結、固定作業も容易である上に、カ
バー7と面板11とが同一平面上に位置すること
で体裁もよい。
なお、本発明において、取付部材2は、第3図
と対応する部分に同符号をつけた第4図乃至第6
図に示すように、突条部2fを別部材で構成し、
これらをフランジ2eに締め付け、あるいは係合
させるなどにより、必要に応じ適宜内側などに屈
曲した突条部2fを形成することができる。そし
て、別部材は取付部材2の側壁2dにスポツト溶
接などで固定してもよい。
また、本発明において、取付部材、カバーは長
尺材であるが面板受、カバー押えは長尺材でも必
要な長さのものを取付部材の長手方向に所要間隔
で設けてもよく、連結部材の構成も、面板の対向
側縁部を連結して取付部材の凸部に固定し、取付
部材の溝を覆うものであれば、適宜変更できる。
以上の説明は本発明を遮熱用の面構造体に実施
した場合について述べたが、本発明は建物の屋根
または外壁にも適用できる。すなわち、屋根の場
合には、C形鋼からなる母屋のような支持部材に
直接垂木のような取付部材を直交させて支持固定
し、これらの取付部材間に配置して支持部材上に
木毛板その他の内層材を支持し、取付部材の突条
部に別の内層材を支持して、両内層材間に空間部
を形成すればよく、また支持部材上に内層材を介
して取付部材を支持固定し、取付部材の突条部に
別の内層材を支持させてもよい。さらに、建物の
外壁の場合には、支持部材を垂直に、取付部材を
水平に配置すること以外は、前述した屋根の場合
と同様にすればよい。
〔本発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、支持部
材の外側に直接または間接に支持固定された取付
部材を、外向きの溝の底から溝の開口側に向つて
凸部を突出させ、溝の側壁から溝の外方に突条部
を突設し、突条部に内層材を支持させたことによ
り、内層材を複数層にしても取扱い易く、内層材
の内側に容易に空間部を形成することができ、空
間部を設けるための構造が簡単であり、さらに取
付部材の外側に支持した面板の対向側縁部を、連
結部材によつて取付部材の溝が覆われるように連
結して取付部材の凸部に固定したので、雨水など
が面板と連結部材との間または連結部材を構成す
る部材の相互間から内側に侵入した場合でも、取
付部材の溝で受け、取付部材に樋を兼用させて外
部に排出できることにより、取付部材より内側に
水が侵入するのを確実に防止でき、雨漏りなどを
生じないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部の垂直断
面正面図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図
は取付部材の断面斜視図、第4図乃至第6図は互
いに異なる取付部材の変形例をそれぞれ示す断面
図である。 1……コンクリート壁(支持部材)、2……取
付部材、2a……溝、2b……底、2c……凸
部、2d……側壁、2e……フランジ、2f……
突条部、4,5……内層材、6……面板受、7…
…カバー、8……カバー押え、9……連結部材、
10……締結具、11……面板、14……空間
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持部材と、支持部材の外側に直接または間
    接に支持された取付部材と、取付部材の外側に対
    向側縁部が支持された面板と、前記支持部材と面
    板との間に配設された内層材とを備え、前記取付
    部材を、外向きに開口する溝の底に開口側に突出
    する凸部を形成し、溝の側壁中間部に溝の外方に
    突出する突条部を設けた断面形状に構成し、取付
    部材の凸部を前記支持部材に固定し、取付部材の
    突条部に前記内層材を支持し、内層材とこれらの
    内側に位置する部材との間に空間部を形成し、前
    記面板の対向側縁部を、取付部材の溝が覆われる
    ように連結部材で連結すると共に取付部材の凸部
    に固定したことを特徴とする建物の面構造体。 2 支持部材は、コンクリート壁である特許請求
    の範囲第1項に記載の建物の面構造体。 3 支持部材は、鋼材からなる母屋などである特
    許請求の範囲第1項に記載の建物の面構造体。 4 取付部材は、側壁の開口端部に溝内方に相対
    向してフランジが突設してある特許請求の範囲第
    1項、第2項または第3項に記載の建物の面構造
    体。 5 取付部材は、突条部を含めて金属板で一体に
    形成してある特許請求の範囲第1項、第2項、第
    3項または第4項に記載の建物の面構造体。
JP14610084A 1984-07-16 1984-07-16 建物の面構造体 Granted JPS6128654A (ja)

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JPS6128654A JPS6128654A (ja) 1986-02-08
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JP7337370B2 (ja) * 2019-06-19 2023-09-04 元旦ビューティ工業株式会社 縦葺き屋根構造の施工法

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