JPH0516335Y2 - - Google Patents

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JPH0516335Y2
JPH0516335Y2 JP18602787U JP18602787U JPH0516335Y2 JP H0516335 Y2 JPH0516335 Y2 JP H0516335Y2 JP 18602787 U JP18602787 U JP 18602787U JP 18602787 U JP18602787 U JP 18602787U JP H0516335 Y2 JPH0516335 Y2 JP H0516335Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は凹状の折板を多数並列状に連結して形
成した折板屋根を適宜間隔をもつて重ね合わせ、
その間隙間に断熱材を充填して形成した屋根に関
するものである。
(従来の技術) 一般に、精密機械工場、製紙工場、紡績工場及
び各種の研究所等は、優れた断熱、防露、遮音等
が要求されるため、第5図に示すような屋根が形
成されている。
これは、母屋M′に立設されたタイトフレーム
5′の谷部n′間にわたつて凹状の内側折板6′a,
6′a…が多数並列状に架設され、これら内側折
板6′a,6′a…の両側端をタイトフレーム5′
の山部m′で連結するとともに該連結部全長にわ
たつて長尺状のキヤツプ9′aが被冠された内側
屋根1′と、該内側屋根1′から適宜間隔をもつて
内側屋根1′と同様に形成された外側屋根板3′
と、これら内外屋根板1′,3′との間に充填され
た断熱材4′とにより構成されたものであり、該
内側屋根板1′と外側屋根板3′との連結には支持
具2′が使用されている。
この支持具2′は内側屋根板1′頂部のキヤツプ
9′を貫通して前記タイトフレーム5′に立設され
た連結ボルト2′aであり、該連結ボルト2′aの
上部に設けられた支持体2′bに外側屋根板3′が
支持されて内外屋根板を連結している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上記連結ボルトは内側屋根板頂部
のキヤツプに穿孔された貫通孔を貫通してタイト
フレームに取り付けられるため、該貫通孔から雨
水等が侵入するおそれがあり、完璧な防水処理を
施すことができないばかりか優れた断熱、防露及
び遮音効果をも発揮することができなかつた。
また、従来の折板屋根はキヤツプを被冠する際
に、その上面の貫通孔と連結ボルトとを逐次合致
させて被冠しなければならないため、その組立作
業に非常な手間と時間を要し、効率的な組立作業
をすることができなかつた。
本考案は以上の問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的は完璧な防水処理を施せるとともに
優れた断熱、防露および遮音効果を発揮でき、か
つ容易に組立形成可能な折板屋根を提供すること
である。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題を解決するための本考案の手段は折
板屋根を、母屋の上面に並列状に立設された波型
のタイトフレームの谷部間にわたつて凹状の内側
折板が多数並列状に架設され、これら隣接する内
側折板の両側端部がタイトフレームの山部で連結
されるとともに、該連結部全長に長尺状のキヤツ
プが被冠されて形成された波型の内側屋根板と、
該内側屋根板から適宜間隔をもつた上側に支持具
を介して凹状の外側折板が多数並列状に支持さ
れ、これら外側折板の両側端部が前記支持具の頂
部で連結されるとともに、該連結部の全長にわた
つて長尺状のキヤツプが被冠されて形成された波
型の外側屋根板と、これら内外屋根板の間に充填
された断熱材とにより構成される折板屋根におい
て、前記内側屋根板の山部の両側面に取付板が設
けられ、該両取付板にアーチ状の枠体が内側屋根
板頂部のキヤツプをまたいで取り付けられるとと
もに、該枠体の上面に断熱部材を介して前記外側
折板を支持した支持体が設けられたことを特徴と
する構成にすることである。
(作用) 而して上記構成によれば、折板屋根の内部と外
部との温度差が大きい場合、枠体と支持体との間
に介在させた断熱部材により、その高度差が外側
屋根板又は内側屋根板へ伝達されるのが防止され
る。
また、枠体が内側屋根板の山部上面にキヤツプ
をまたいで取り付けられることにより、該キヤツ
プが連結部へ密接に被冠される。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図中Aは本考案に係る折板屋根の縦断面図
を示しており、該折板屋根Aは内側屋根板1、支
持具2、外側屋根板3及び断熱材4により形成さ
れている。
内側屋根板1は軒桁間に架け渡された母屋Mの
全長に溶接又はネジ止めされたタイトフレーム5
の谷部間nにわたつて凹状の内側折板6,6…が
並列状に多数架け渡され、これら隣接する内側折
板6,6…の両端部同士がタイトフレームの山部
mで緊締金具8により連結されてタイトフレーム
5の形状に対応した波型に形成される。
該内側折板6,6…は断面略V字状であり、そ
の長辺側両頂部には馳締部7,7が形成されてい
る。
該馳締部7,7は長辺方向に沿つて外側に適宜
幅張り出した張出部7aと、該張出部7aの先端
に起立した起立部7bと、該起立部7bの上端か
ら略直角状に内側へ屈曲形成された折畳片7cと
により形成され、タイトフレーム山部mの上面に
ボルト止めされた緊締金具8を介して連結され
る。
緊締金具8は上面が開口した平面長方形の函体
であり、その底面中央部に開口された挿入孔8a
に、タイトフレーム頂部に立設された調整ボルト
16bが嵌入されてタイトフレーム山部mと直交
した状態で固定される。そして両長辺側に延設さ
れた折込片8bが、下側に重ね合わされた折畳片
7cとともに内側に屈曲されることにより、これ
ら両内側折板6,6…を一体的に連結する。ま
た、緊締金具8の内側には該緊締金具8が内側に
つぶれるのを防止する函状の補強金具8cが嵌合
されている。
このようにタイトフレーム山部mにおける内側
折板6,6…の馳締部7,7同志は夫々緊締金具
8により、またタイトフレーム山部間における馳
締部7,7は緊結金具(図示せず)により夫々連
結される。
そして、これら緊締金具8及び緊結金具(図示
せず)により連結された馳締部7,7の全長に渡
つて両側面下部に凹溝9aを有するキヤツプ9が
被冠されて内側屋根1が形成され、その上面に支
持具2が取り付けられている。
支持具2は、前記内側屋根1の上方部に取り付
けられて外側屋根板3を連結支持するものであ
り、取付板10と枠体11と支持体12とにより
形成されている。
取付板10は前記馳締部7の張出部7aから起
立部7bにかけて重ね合わされた略直角状の係合
片10aと該係合片10aの下端から下側に延設
された傾斜片10bとによりなり、該係合片10
aの上部には係合突部13が設けられるととも
に、前記傾斜片10bの中央部には枠体11が連
結された連結片14が垂直状に屈曲形成されてい
る。
前記係合突部13は丸鋼10cが溶接して設け
られ、キヤツプ9が被冠される際に、凹溝9aの
上部に係合されてその被冠が強固にされる。
また、該係合突部13は前記丸鋼10cに限ら
ず、要はキヤツプ9の凹溝9aと後述する締付片
16aの先端部が係合可能であれば、係合片10
aの上部に一体に形成することも任意である。ま
た、前記連結片14も垂直状に限らず内外どちら
かの方向に傾斜して形成することも任意である。
枠体11は門型状に形成され、両側面11a下
端部が前記取付板10の連結片14にボルト11
b止めされることによりキヤツプ9をまたいで取
り付けられ、その頂部には断熱部材15を介して
支持体12が立設されるとともに、該頂部下面両
側部に締付具16が回動自在に懸吊されている。
該締付具16は頂部下面両側部の支軸17に回
動自在に嵌合されたL字状の締付片16aと、そ
の先端が前記締付片16aの背面に当接されるよ
うに枠体両側面11aに螺合された調整ボルト1
6bとにより構成されている。
締付片16aは先端部がキヤツプ9の凹溝9a
に嵌合れ、前記調整ボルト16bの回転操作によ
る締付けにより、キヤツプ9を介して内側により
一層くい込んで係合突部13との係合をより強固
にして枠体11の支持力を大きくするとともに取
付板10を馳締部7へ固着するものである。
また、この際前記係合突部13は締付片16a
の締付力によりキヤツプ9が内側へつぶれるのを
防止する働きをする。
依つて該締付具16は枠体11に上方向への力
が加えられた場合でも、益々内側にくい込まれる
ため係合突部13との係合がより強固になつて支
持力をより強くすることができるとともに、取付
板10の固着もより一層確実なものとすることが
できる。
また、該枠体11は図示したものに限らず、ア
ーチ状であれば任意の形状に形成することが出来
る。
支持体12は外側屋根板3を支持固定するもの
であり、側面が開口した函体の上面両側に外側折
板6′の張出部7′aが載置される載置部12aが
形成される。
そして、支持体12の下面中央部に開口された
嵌合孔12bが、断熱部材15の上面中央部に突
設された嵌合突部15aに嵌合され、合成樹脂製
のワツシヤー15bを介して枠体11上面に立設
された固定ボルト16Cにより固着される。
該断熱部材15は硬質合成樹脂製で両端の嵌着
部15cが枠体11の短辺側端部に嵌着されて枠
体上面中央部の短辺方向にわたつて取り付けられ
る。
外側屋根板3は前述のごとく内側屋根板1の上
部に適宜間隔をもつて立設された支持具2間に外
側折板6′,6′…が多数並列状に架設されるとと
もに支持体12頂部に対向状に載置された馳締部
7′,7′が支持体12頂部に固定ボルト16C止
めされた緊締金具8′により一体的に連結され、
かつ馳締部7′,7′の全長にわたつて長尺状のキ
ヤツプ9′が被冠されて形成されている。上記外
側折板6′,6′…は前記内側折板6,6…と同様
の形状であり、かつ緊締金具8′により内側折板
6,6と同様の方法により一体的に連結される。
そして、該外側折板6′,6′…により形成された
外側屋根板3と、内側折板6,6…により形成さ
れた内側屋根板1との間隙部sには断熱材4が充
填されている。
該断熱材4は断熱、防露、遮音等を目的として
充填されるものであり、グラスウールが使用され
ている。
次に本考案の折板屋根Aの組み付け方法につい
て説明する。
まず始めに、タイトフレーム5間に多数の内側
折板6,6…を並列状に架設する。
そして、該タイトフレーム山部mに緊締金具8
を固定ボルト16Cにより固定するとともに、該
緊締金具8によりこれら内側折板6,6を馳締め
連結する。そして、枠体11の両側面11aから
外した取付板10を前記馳締部7における起立部
7bから傾斜面6aにかけて設置するとともに、
該連結部にキヤツプ9を被冠して前記取付板10
を仮止めする。
次に、取付板10の連結片14に枠体11の両
側面11aがボルト11bにより連結されること
により、枠体11がキヤツプ9をまたいだ状態で
内側屋根板1の上面に適宜厚さの断熱材4を敷き
つめるとともに、枠体11上面の支持体12に外
側折板6′,6′…を前記内側折板6,6…と同様
に並列状に多数架設して、支持体12の頂部の緊
締金具8により一体的に連結する。そして該連結
部にキヤツプ9′を被冠することにより外側屋根
板3を形成して折板屋根Aを形成する。
(考案の効果) 本考案は以上のような構成にしたことにより下
記の効果を有する。
外側屋根板を支持する枠体がアーチ状に形成
されたことにより、該枠体を内側屋根板の上面
に、キヤツプに貫通孔を穿孔することなくこれ
をまたいだ状態で取り付けることができるの
で、完璧な防水処理を施すことができる。
内側屋根板上面に取り付けられた枠体の頂部
に断熱部材を介して外側折板を支持した支持体
が設けられたことにより、内外の温度差が大き
い場合にその温度差が内側屋根板に伝達される
のを防止することができるので、高い防露効果
を発揮することができる。
アーチ状の枠体を内側屋根板の山部の両側面
に取り付けた取付板に連結することにより、支
持具を内側屋根板の上面に容易に取り付けるこ
とができるので、折板屋根の取付作業の効率を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の折板屋根の縦断面図、第2図
は内側屋根上面に支持具を取り付けた状態の縦断
面図、第3図は折板屋根の一部切欠分解斜視図、
第4図は支持具の分解斜視図、第5図は従来の折
板屋根の縦断面図である。 A……折板屋根、1……内側屋根板、2……支
持具、3……外側屋根板、4……断熱材、M……
母屋、5……タイトフレーム、6,6……内側折
板、9……キヤツプ、10……取付板、11……
枠体、12……支持体、15……断熱部材、m…
…タイトフレームの山部、n……タイトフレーム
の谷部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 母屋の上面に並列状に立設された波形のタイト
    フレームの谷部間にわたつて凹状の内側折板が多
    数並列状に架設され、これら隣接する内側折板の
    両側端部がタイトフレームの山部で連結されると
    ともに、該連結部全長に長尺状のキヤツプが被冠
    されて形成された波型の内側屋根板と、該内側屋
    根板から適宜間隔をもつた上側に支持具を介して
    凹状の外側折板が多数並列状に支持され、これら
    外側折板の両側端部が前記支持具の頂部で連結さ
    れるとともに、該連結部の全長にわたつて長尺状
    のキヤツプが被冠されて形成された波型の外側屋
    根板と、これら内外屋根板の間に充填された断熱
    材とにより構成される折板屋根において、前記内
    側屋根板の山部の両側面に取付板が設けられ、該
    両取付板にアーチ状の枠体が内側屋根板頂部のキ
    ヤツプをまたいで取付けられるとともに、該枠体
    の上面に断熱部材を介して前記外側折板を支持し
    た支持体が設けられたことを特徴とする折板屋
    根。
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