JPH0738521Y2 - 折板屋根 - Google Patents

折板屋根

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JPH0738521Y2
JPH0738521Y2 JP1989039248U JP3924889U JPH0738521Y2 JP H0738521 Y2 JPH0738521 Y2 JP H0738521Y2 JP 1989039248 U JP1989039248 U JP 1989039248U JP 3924889 U JP3924889 U JP 3924889U JP H0738521 Y2 JPH0738521 Y2 JP H0738521Y2
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JP
Japan
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plate
roof plate
roof
inner roof
heat insulating
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JP1989039248U
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JPH02130917U (ja
Inventor
良雄 古内
健次郎 山川
陽祐 木下
Original Assignee
三晃金属工業株式会社
宗央産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は折板屋根に関するものである。
〔従来の技術) 一般に、精密機械工場、製紙工場、紡績工場及び各種の
研究所等は、優れた断熱、防露及び遮音等が要求される
ため、第6図に示すような屋根が形成されている。
これは、母屋M′に立設されたタイトフレーム5′の谷
部m′間にわたって凹状の内側折板1a′、1a′…が並列
状に多数架設され、これら内側折板1a′、1a′…の内外
馳端縁1b′、1b′をタイトフレーム5′の山部n′で丸
馳するとともに、この丸馳部1c′に長尺状のキャップC
が被冠されて形成された内側屋根板1′と、該内側屋根
板1′に適宜間隔をもって取り付けられた外側屋根板
2′と、これら内側屋根板1′及び外側屋根板2′との
間に充填された断熱材4′とから構成されたものであ
り、該内側屋根板1′と外側屋根板2′とは連結金具
7′で連結されている。
この連結金具7′は、内側屋根板1′のキャップCを貫
通して前記タイトフレーム5′に立設された連結ボルト
Bであり、該連結ボルトBの上部に設けられた支持体
b′に外側屋根板2′が支持されて内側屋根板1′及び
外側屋根板2′を連結している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記折板屋根における外側屋根板は連結
金具のみで内側屋根板に連結されているため安定性が悪
かった。
また、前記折板屋根の連結金具は内側屋根板頂部のキャ
ップを貫通しているため、該貫通部から雨水等が侵入す
るおそれがあり、完璧な防水、優れた断熱、防露及び遮
音効果を発揮できないという問題があった。
また、外側屋根板を形成する場合は、断熱材に載せた外
側折板上に作業者が乗って作業をするため、断熱材が窪
んで作業者が不安定となって作業が容易に行なえないと
いう問題もあった。
本考案は以上の問題に鑑みてなされたものであり、その
目的は、外側屋根板の取り付け作業を安定して行なえる
と共に、完璧な防水、優れた断熱、防露及び遮音効果が
発揮でき、かつ内側屋根板又は外側屋根板に丸馳折版も
使用できる折板屋根を提供することである。
(課題を解決するための手段) 以上の問題を解決するための本考案の折板屋根は、母屋
の上面に適宜間隔をもって立設された波形のタイトフレ
ーム上に内側屋根板が形成され、該内側屋根板の各山部
頂面の馳締部に、下部固定金具に断熱板を介して上部固
定金具が取り付けられた連結金具が設けられ、これら連
結金具間に前記タイトフレームの形状に対応した支持フ
レームが掛け渡され、該支持フレーム上に載置された外
側折板が前記上部固定金具で接続されて外側屋根板が形
成され、これら内側屋根板と外側屋根板との間には断熱
材が充填されたことを特徴とする構成にすることであ
る。
(作用) 上記構成によると、内側屋根板における各山部頂面の馳
締部に固定された連結金具間に支持フレームを設けたこ
とにより、該支持フレームで外側折板が支持されて安定
するので、作業者が外側折板の上に乗っても作業が容易
に行える。
また、外側屋根板が支持フレームで支持されていること
により、外側屋根板が内側屋根板に安定した状態で取り
付けられる。
さらに、内側屋根板と外側屋根板とが、断熱板を介して
接合された下部固定金具と上部固定金具とからなる連結
金具で接合されたことにより、完璧な防水、優れた断
熱、防露及び遮音効果を発揮することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
折板屋根Aは、内側屋根板1と外側屋根板2とが適宜間
隔をもって連結金具7で連結され、その間に断熱材4が
充填されて形成されている。
内側屋根板1は、軒桁間に架け渡された母屋Mの全長に
溶接又はネジ止めされたタイトフレーム5の谷部m間に
わたって、断面略V字でかつ長尺状の内側折板1a、1a…
が並列状に多数架け渡され、これら隣接する内側折板1
a、1a…の外馳端縁1bと内馳端縁1b′とが、タイトフレ
ーム5の山部nに取り付けた馳締片6で丸馳締めされて
波形に形成されている。
そして、この内側屋根板1の各山部頂面の長辺方向に沿
って適宜間隔をもって連結金具7が取り付けられ、該連
結金具7間にわたって支持フレーム8が形成されてい
る。
この支持フレーム8は、前記内側屋根板1の各山部頂面
に設けた連結金具7の上部固定金具10間に略V字形のフ
レーム3が横架されて波形に形成されている。
前記連結金具7は、第4図と第5図に示すように、下部
固定金具9と上部固定金具10とから構成されている。
下部固定金具9は、適宜幅の鋼板が断面略逆凹状に屈曲
して形成され、その内面には内側屋根板1頂部の丸馳部
1cが嵌合された嵌合凹部9aが設けられる共に、該嵌合凹
部9aに対向した下部固定金具9の側面には、先端が上側
に傾斜した締結ボルト9bが前後動自在に螺着されてい
る。
そして、この締結ボルト9bの先端が嵌合凹部9aに嵌合さ
れた丸馳部1cの凹部1c′を押圧している。
上部固定金具10は上部が開口した箱状で、硬質合成樹脂
製の断熱板11を介して取り付けボルト10cで下部固定金
具9に固定され、開口部両側のガイド片10aには支持フ
レーム8の端部が係合片10bで係止されている。
また、上部固定金具10には開口部から突出した馳締片6b
が揺動自在に設けられ、該馳締片6bを挟んで隣接する外
側折板2a、2a…の外馳端縁2bと内馳端縁2b′とが丸馳締
めされて波形の外側屋根板2が形成され、これら内側屋
根板1及び外側屋根板2で形成された間隙部Sに断熱材
4が充填されている。
前記断熱材4はグラスウールが使用され、断熱、防露、
遮音等を目的としている。
また、以上のように馳締片6bが揺動自在であるため外側
屋根板2を形成する際に、外側折板2a、2a…の馳締めを
容易に行うことができる。
さらに、断熱板11により外側屋根板2の熱が内側屋根板
1に伝達されるのを防止することができる。
次に、本考案の折板屋根Aの組立方法について説明す
る。
まず、タイトフレーム5の山部nにおいて隣接する内側
折板1a、1a…の外馳端縁1bと内馳端縁1b′とを丸馳締め
して内側屋根板1を形成し、この内側屋根板1頂部の丸
馳部1cに連結金具7を取り付ける。
この取り付けは、締結ボルト9bを緩めた状態で内側屋根
板1の丸馳部1cを嵌合凹部9aに嵌合した後、前記丸馳部
1cを締結ボルト9bの先端部で押圧して行なう。
次に、内側屋根板1の上面全面に適宜厚さの断熱材4を
敷きつめるとともに、隣接する各上部固定金具10のガイ
ド片10aにわたってフレーム3を架設して、波形の支持
フレーム8を形成する。
そして、上部固定金具10の馳締片6bを、隣接する外側折
板2aの外馳端縁2bと内馳端縁2b′とで両側から挟んで丸
馳締めすることにより波形の外側屋根板2が形成され
る。
このように、外側屋根板2は支持フレーム8で支持され
ているため、非常に安定した状態で取り付けられる。
(考案の効果) 本考案は以上のような構成にしたことにより下記の効果
を有する。
タイトフレームの形状に対応した波形の支持フレー
ムを、内側屋根板の上面の連結金具間に設けたことによ
り、前記支持フレーム上に載せた外側折板上に作業者が
乗って外側折板同士を連結する場合でも、その連結作業
が容易に行える。
外側屋根板が支持フレームで支持されたことによ
り、外側屋根板が内側屋根板に安定した状態で取り付け
られる。
内側屋根板と外側屋根板とが、断熱板を介して接合
された下部固定金具と上部固定金具とからなる連結金具
で接合されたことにより、完璧な防水、優れた断熱、防
露及び防音効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の折板屋根の縦断面図、第2図は同分解
縦断面図、第3図は支持フレームの拡大斜視図、第4図
は連結金具の拡大正面図、第5図は同側面図、第6図は
従来の折板屋根の拡大縦断面図である。 A:折板屋根 M:母屋 1:内側屋根板 2:外側屋根板 3:フレーム 4:断熱材 5:タイトフレーム 7:連結金具 8:支持フレーム 9:下部固定金具 10:上部固定金具 11:断熱板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木下 陽祐 神奈川県大和市西鶴間6丁目8番11号 宗 央産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−13727(JP,U) 特公 昭57−4777(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】母屋の上面に適宜間隔をもって立設された
    波形のタイトフレーム上に内側屋根板が形成され、該内
    側屋根板の各山部頂面の馳締部に、下部固定金具に断熱
    板を介して上部固定金具が取り付けられた連結金具が設
    けられ、これら連結金具間に前記タイトフレームの形状
    に対応した支持フレームが掛け渡され、該支持フレーム
    上に載置された外側折板が前記上部固定金具で接続され
    て外側屋根板が形成され、これら内側屋根板と外側屋根
    板との間には断熱材が充填されていることを特徴とする
    折板屋根。
JP1989039248U 1989-04-04 1989-04-04 折板屋根 Expired - Lifetime JPH0738521Y2 (ja)

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JP1989039248U JPH0738521Y2 (ja) 1989-04-04 1989-04-04 折板屋根

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JP1989039248U JPH0738521Y2 (ja) 1989-04-04 1989-04-04 折板屋根

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Publication Number Publication Date
JPH02130917U JPH02130917U (ja) 1990-10-30
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ID=31547990

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS574777A (en) * 1980-06-11 1982-01-11 Hitachi Ltd Ink jet recorder
JPS6113727U (ja) * 1984-06-28 1986-01-27 一 壺内 屋根の中空二重折版構造

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JPH02130917U (ja) 1990-10-30

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