JP2526401Y2 - 屋根等の外囲体 - Google Patents

屋根等の外囲体

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JP2526401Y2
JP2526401Y2 JP1992056985U JP5698592U JP2526401Y2 JP 2526401 Y2 JP2526401 Y2 JP 2526401Y2 JP 1992056985 U JP1992056985 U JP 1992056985U JP 5698592 U JP5698592 U JP 5698592U JP 2526401 Y2 JP2526401 Y2 JP 2526401Y2
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田 秀 雄 藤
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株式会社藤田兼三工業
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の外囲板を連結し
て構成した屋根等の外囲体に関する。
【0002】
【従来技術】従来の屋根は、図2に示すように、鉄骨2
や木毛板2、バックアップ材12a,12b,12cな
どによって下地材が構成され、木毛板2上に複数のバッ
クアップ材12a,12b,12cが配設されている。
各バックアップ材12a,12b,12cの上には、外
囲板18,20,22が建造物の棟から軒に向けて段状
に配列配置されている。各外囲板18,20,22の接
続部には、吊子24の基部が釘などの止着具26によっ
て木毛板2上に固着されている。各外囲板18,20,
22の上縁には各外囲板18,20,22の平板部に対
して直角な立ち上り部18a,20aと、この立ち上り
部18a,20aに対して直角に内側に屈折された上位
水平部18b,20bと、上位水平部18b,20bと
連続して下向きに屈折された係合部18c,20cとが
形成されている。
【0003】各外囲板18,20,22の下縁には、各
外囲板18,20,22の平板部に対して下向き垂直方
向に屈折された垂下部20d,22dと、この垂下部2
0d,22dに対して直角方向に内側に向けて屈折され
た下位重合部20e,22eとが形成されている。各外
囲板18,20,22の上縁の立ち上り部18a,20
aは、吊子24の立ち上り部に平行に当接配置され、上
位水平部18b,20bは、吊子24の上位水平部に平
行に当接配置され、係合部18c,20cが吊子24の
係合部にU字状に折り曲げられた状態で、圧着結合され
ている。
【0004】各外囲板18,20,22の下縁の近傍の
平板部分は、吊子24の上位水平部を介して、下段の外
囲板の上位水平部18b,20b上に載置され、下位重
合部20e,22eが下段の外囲板の上面に圧接配置さ
れている。これにより各外囲板18,20,22の下縁
は、下段の外囲板の上縁に遊嵌している。各外囲板1
8,20,22の遊嵌部には、空気層24が形成され、
雨水の吹き込みを防止している。
【0005】また、特公昭61−38308号公報に
は、外囲板の端部に係合する吊子と、吊子が結合するバ
ックアップ材と、吊子とバックアップ材を結合する固部
材とを設け、外囲板を吊子に圧着固定する外囲体が開示
されている。
【0006】
【考案が解決しようとする問題点】図2に示す従来技術
は、下段の外囲板のみが吊子に固着され、上段の外囲板
と下段の外囲板の係合は遊嵌結合であるため、結合強度
が弱く、外囲板の下縁が風圧によって浮き上がってしま
う。そのため、雨水が外囲板の下側に侵入し、雨漏りの
原因となってしまうという問題点が存する。また、特公
昭61−38308号公報に示される従来技術は、上段
と下段の外囲板が両方とも吊子に固着されるため外囲板
の結合は強固であるが、外囲板の結合端に直接風雨が当
るため、その結合端から、毛細管現象によって、雨水が
侵入し、この雨水が外囲板の下側に達して、雨漏りの原
因となるという問題点が存した。本考案は上記問題点を
解決することを目的とするものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、下地材上に複数の外囲板を配列し、この
配列した上段と下段の外囲板を結合するようにした屋根
等の外囲体において、各外囲板(6)(7)(8)の一
方に各外囲板(6)(7)(8)の平板部に対して上向
き垂直方向に屈折された立ち上り部(a)と、該立ち上
り部(a)と連続しこれに対して直角方向に屈折された
上位水平部(6b)(7b)とを形成し、前記各外囲板
(6)(7)(8)の他方にU字状に屈曲した嵌合舌部
(7a’)(8a’)と、該U字状嵌合舌部(7a’)
(8a’)と連続し前記平板部に対して下向き垂直方向
に屈折された垂下部(7a”)(8a”)とを形成し、
前記下地材に吊子(9)(9’)を固定し、該吊子
(9)(9’)に前記下地材上に配列された下段の外囲
板の前記上位水平部(6b)(7b)をU字状の係合部
(9a)を介して係合し、上段の外囲板のU字状の嵌合
舌部(7a’)(8a’)を前記吊子(9)(9’)に
係合し、前記上段の外囲板の垂下部(7a”)(8
a”)と前記下段の外囲板の立ち上り部(a)との間に
空気層(11)を形成したものである。
【0008】
【実施例】以下に本考案の実施例を添付した図面を参照
して詳細に説明する。図1は鉄骨下地タイプの屋根等の
外囲体を示している。図中、2は屋根の下地材であり、
木毛板により構成されている。下地材2は、建造物の棟
より軒先から一直線状に傾斜して掛け渡されている。下
地材2及びその上に配置されたバックアップ材などの下
地材12a,12b,12cは、屋根の横方向に沿って
配置され、表面を覆う外囲板6,7,8の支持基盤とな
っている。又、下地材2の間には、各々下地材2を支え
る形で図示しない垂木材などの下地材が設けられてい
る。4は鉄骨下地である。
【0009】複数の外囲板6,7,8は各々同一形状に
構成され、各々、平板部6c,7c,8cの上縁側に、
平板部6c,7c,8cに対して上向き直角方向に屈折
された立ち上り部aが形成され、平板部6c,7c,8
cの下縁7a,8a側にU字状に屈折された嵌合舌部7
a’,8a’が形成されている。前記立ち上り部aの上
端には、これに対して直角方向に且つ平板部の方向に向
けて屈折する上位水平部6b,7bが形成され、この上
位水平部6b,7bに下向き斜めの方向に屈折する係合
部6b’,7b’が一体的に形成されている。
【0010】前記嵌合舌部7a’,8a’の一端には、
平板部6c,7c,8cに対して下向き垂直方向に垂下
部7a”,8a”が一体的に屈折形成され、該垂下部7
a”,8a”の下端には、平板部6c,7c,8cに向
けて折り曲げ部が形成されている。9,9’は複数の吊
子であり、各々のベース部が各下地材12a,12b,
12cの下縁部に釘等の止着具10により固定されてい
る。前記各吊子9,9’の、下地材12a,12b,1
2cの下縁から突出する部分にU字状に屈曲された係合
部9aが形成されている。
【0011】上記した構成において、各外囲板6,7,
8の平板部6c,7c,8cは、対応する下地材12
a,12b,12c上に載置される。該状態において、
各外囲板6,7,8の、立ち上り部aは、対応する下地
材12a,12b,12cの下縁垂直壁面に平行に当接
配置され、上位水平部6b,7bは、対応する下地材1
2a,12b,12cの延長平面上で、対応する吊子
9,9’のベース部の下面に水平に配置され、外囲板
6,7,8の係合部6b’,7b’は対応する吊子9,
9’のU字状係合部9aと係合する。
【0012】各外囲板6,7,8の下縁側は、その嵌合
舌部7a’,8a’が、対応する吊子9,9’の係合部
9aに、該係合部9aに係合する下段の外囲板6,7,
8の係合部6b’,7b’の上から嵌合し、上段の外囲
板6,7,8の嵌合舌部7a’,8a’と下段の外囲板
6,7の係合部6b’,7b’は、吊子9,9’の係合
部9aを介して強固に結合する。この結合状態におい
て、上段の外囲板8,7の垂下部8a”,7a”の下端
折り曲げ部は、対応する下段の外囲板7,6の平板部7
c,6cの上面に圧接し、この垂下部8a”7a”と、
下段の外囲板7,6の立ち上り部aとの間に空気層11
が形成される。
【0013】
【効果】本考案は上述の如く、上段の外囲板と下段の外
囲板の接合部は両方とも吊子にU字状係合部を介して係
合し、この接合部が吊子によって強固に結合されるの
で、風圧によって空気層を構成する垂下部が浮き上がる
ことがなく、空気層への雨水の浸入を防止することがで
きる。そのため、雨水が毛細管現象によって外囲板の接
合部に浸入することがなく、雨漏りを効果的に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案である外囲体の縦断面図である。
【図2】従来技術の縦断面図である。
【符号の説明】 a 立ち上り部 2 木毛板(下地材) 4 鉄骨(下地材) 6 外囲板 6b 上位水平部 6b’ 係合部 7 外囲板 7b 上位水平部 7a’ 嵌合舌部 7b’ 係合部 8 外囲板 8a’ 嵌合舌部 7a” 垂下部 8a” 垂下部 9 吊子 9a 係合部 10 止着具 11 空気層 12a バックアップ材(下地材) 12b バックアップ材(下地材) 12c バックアップ材(下地材) 18 外囲板 18a 立ち上り部 18b 上位水平部 18c 係合部 20 外囲板 20a 立ち上り部 20b 上位水平部 20c 係合部 20d 垂下部 20e 下位重合部 22 外囲板 22d 垂下部 22e 下位重合部 24 吊子 26 止着具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地材上に複数の外囲板を配列し、この配
    列した上段と下段の外囲板を結合するようにした屋根等
    の外囲体において、各外囲板(6)(7)(8)の一方
    に各外囲板(6)(7)(8)の平板部に対して上向き
    垂直方向に屈折された立ち上り部(a)と、該立ち上り
    部(a)と連続しこれに対して直角方向に屈折された上
    位水平部(6b)(7b)とを形成し、前記各外囲板
    (6)(7)(8)の他方にU字状に屈曲した嵌合舌部
    (7a’)(8a’)と、該U字状嵌合舌部(7a’)
    (8a’)と連続し前記平板部に対して下向き垂直方向
    に屈折された垂下部(7a”)(8a”)とを形成し、
    前記下地材に吊子(9)(9’)を固定し、該吊子
    (9)(9’)に前記下地材上に配列された下段の外囲
    板の前記上位水平部(6b)(7b)をU字状の係合部
    (9a)を介して係合し、上段の外囲板のU字状の嵌合
    舌部(7a’)(8a’)を前記吊子(9)(9’)に
    係合し、前記上段の外囲板の垂下部(7a”)(8
    a”)と前記下段の外囲板の立ち上り部(a)との間に
    空気層(11)を形成したことを特徴とする屋根等の外
    囲体。
JP1992056985U 1992-07-22 1992-07-22 屋根等の外囲体 Expired - Lifetime JP2526401Y2 (ja)

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JPH0624110U JPH0624110U (ja) 1994-03-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5546562Y2 (ja) * 1975-07-07 1980-10-31
JPS56145669A (en) * 1980-04-14 1981-11-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd Button-type alkaline battery
US4666662A (en) * 1984-07-10 1987-05-19 Westinghouse Electric Corp. Steam generator recirculating system for a pressurized water nuclear reactor

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