JP2740312B2 - 屋根パネルの接続構造 - Google Patents

屋根パネルの接続構造

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JP2740312B2
JP2740312B2 JP32641089A JP32641089A JP2740312B2 JP 2740312 B2 JP2740312 B2 JP 2740312B2 JP 32641089 A JP32641089 A JP 32641089A JP 32641089 A JP32641089 A JP 32641089A JP 2740312 B2 JP2740312 B2 JP 2740312B2
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健也 近藤
利昭 住友
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、瓦板を張って形成される屋根パネルの接続
構造に関するものである。
【従来の技術】
屋根の施工は、母屋の上にたる木を取り付けると共に
たる木の上に野地板を張って屋根下地を施工した後に、
野地板の上に瓦板を並べて葺くという作業でおこなわれ
ているが、屋根下地の施工や多数枚の瓦板を葺くという
作業は非常に繁雑である。そこで、基板の上に複数枚の
瓦板を張って形成した屋根パネルを用い、この屋根パネ
ルを母屋等の上に並べて取り付けることによって、屋根
下地の施工や瓦板を葺くという作業をおこなう必要な
く、屋根の施工を容易におこなうことができるようにし
た工夫が本出願人等によって提供されている。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように屋根パネルを用いて屋根を施工す
る場合、軒棟方向に隣合う屋根パネルの接続端部間から
の雨水の浸入が問題になるものであった。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、軒棟
方向に隣合う屋根パネルの接続端部間の防水性に優れた
屋根パネルの接続構造を提供することを目的とするもの
である。
【課題を解決するための手段】
本発明に係る屋根パネルの接続構造は、基板1の上面
に複数枚の瓦板3を張って軒側屋根パネル4aと棟側屋根
パネル4bとを形成し、軒側屋根パネル4aの棟側端部に設
けられた瓦板3aの棟側端部より棟側において基板1の上
に防水パッキン5を設け、棟側屋根パネル4bの軒側端部
に押圧片6を軒側へ突出して設けると共に棟側屋根パネ
ル4bの軒側端部に設けられた瓦板3bの軒側端部を押圧片
6よりさらに軒側に重合片7として突出させ、軒側屋根
パネル4aと棟側屋根パネル4bとを軒棟方向に接して配設
し、軒側屋根パネル4aの上記棟側端部の瓦板3aの端面と
棟側屋根パネル4bの上記押圧片6の端面との間に防水パ
ッキン5を圧縮させると共に、圧縮によって盛り上がる
防水パッキン5の上面に棟側屋根パネル4bの上記重合片
7を重ね合わせて成ることを特徴とするものである。
【作 用】
本発明にあっては、軒側屋根パネル4aの棟側端部の瓦
板3aの端面と棟側屋根パネル4bの押圧片6の端面との間
に防水パッキン5を圧縮させると共に、圧縮によって盛
り上がる防水パッキン5の上面に棟側屋根パネル4bの瓦
板3bの重合片7を重ね合わせるようにしているために、
瓦板3bの重合片7は圧縮によって盛り上がる防水パッキ
ン5の上面に良好に密着して防水性を高めることがで
き、軒棟方向で隣合う屋根パネル4a,4b間から家屋内に
雨水が浸入することを確実に防ぐことができる。
【実施例】
以下本発明を実施例によって詳述する。 屋根パネル4a,4bは基板1の上に瓦板3,3…を軒棟方向
で複数枚張ることによって第5図及び第6図に示すよう
に形成されるものであり、基板1は枠体8の上側に面板
9を取り付けることによって形成してある。基板1の上
面の一方の側端部には軒棟方向の全長に亘って防水シー
ト2が貼り付けてある。防水シート2はその上面の両側
部に中央側へ傾斜して突出するように防水用ひれ10を全
長に亘って設けて形成してある。また瓦板3,3…は第5
図(b)や第6図(b)に示すように一部を上下に重ね
て基板1の棟側端部から軒側端部に亘って取り付けられ
るものであり、各瓦板3の一方の側端部は防水シート2
の幅方向の略半分の部分の上に重ね、各瓦板3の他方の
側端部は基板1の側端から外方へ突出部12として突出さ
せてある。防水シート2の略半分にはこのように瓦板3
の側端部が重ねられているが、防水シート2の他の略半
分は露出部2aとして露出されている。 屋根パネル4a,4bとしては、屋根の軒側半分の箇所に
取り付けられる第5図のような軒側屋根パネル4aと、屋
根の棟側半分の箇所に取り付けられる第6図のような棟
側屋根パネル4bとが用いられるものである。軒側屋根パ
ネル4aにおいては、その軒側端部に軒先水切材11が、そ
の棟側端部において基板1の上面に全長に亘って防水パ
ッキン5がそれぞれ取り付けてある。防水パッキン5は
発泡軟質樹脂やEPDMゴムやシーラーなどで形成されるも
のであり、第2図(a)及び第4図に示すように、棟側
の端部の横桟18の上に取り付けられる瓦板3aより棟側に
おいて基板1の上に配設され、瓦板3aと横桟18の棟側の
端面に粘着剤19などで接着して固着するようにしてあっ
て、基板1の上面に対しては接着されずフリーな状態に
してある。この防水パッキン5の高さは瓦板3aの上面と
ほぼ面一になるように設定してあるが、その背部は基板
1の棟側の端面から若干突出するようにしてある。一
方、棟側屋根パネル4bにおいては、軒側前端に取り付け
られる瓦板3bの先部が基板1の軒側端部から重合片7と
して突出させてある。またこの瓦板3bの下側において設
けられる瓦板3cの先端部とこの瓦板3cが載置されている
瓦座20の先端部とは、第4図に示すように基板1の軒側
端部から押圧片6として軒側へ突出させてある。 上記のように形成される屋根パネル4a,4bを用いて屋
根を施工するにあたっては、母屋などの屋根構造材の上
に複数枚の屋根パネル4a,4bを敷き並べて載置し、ボル
トナット止めなどで固定することによっておこなうこと
ができる。屋根パネル4a,4bには予め瓦板3が設けてあ
るために、屋根パネル4a,4bを取り付けることによって
同時に瓦葺きもおこなうことができることになり、多数
枚の瓦を屋根上で葺く面倒な作業が不要になるものであ
る。第9図に示すように軒側屋根パネル4aは屋根の軒側
半分の箇所に妻方向(軒と平行)に並べて取り付けら
れ、また棟側屋根パネル4bは屋根の棟側半分の箇所に妻
方向(棟と平行)に並べて取り付けられるものである。
ここで、第8図に示すように、妻方向に並べられる軒側
屋根パネル4aや棟側屋根パネル4bはの基板1の側端同士
を突き合わせて配置されるものであり、また軒側屋根パ
ネル4aと軒側屋根パネル4bとは軒側屋根パネル4aの基板
1の棟側端部と棟側屋根パネル4bの基板1の軒側端面と
を突き合わせて配置されるものである(第8図は瓦板3
を省略した状態での屋根パネル4a,4bの配置状態を図示
している)。 そして、妻方向に並べられる屋根パネル4a,4bの左右
に隣合うものの接続は第7図に示すように、一方の屋根
パネル4a,4bの防水シート2の露出部2aの上に他方の屋
根パネル4a,4bの瓦板3の突出部12を重ねることによっ
ておこなわれるものである。妻方向に隣合う屋根パネル
4a,4bの瓦板3の側端間には縦の目地が形成されること
になるが、瓦板3の側端間には防水シート2が存在する
ために、瓦板3の側端間から浸入した雨水は防水シート
2上を流れて軒先から排水され、屋根パネル4a,4bの側
端間から屋内に雨水が流入することを防ぐことができ
る。 また、軒棟方向に隣合う軒側屋根パネル4aと棟側屋根
パネル4bとの接続は、第1図に示すように、棟側屋根パ
ネル4bの軒側端部から突出する瓦板3bの重合片7を軒側
屋根パネル4aの棟側端部の瓦板3aの上に重ねることによ
っておこなわれるものであり、この重合片7に軒側屋根
パネル4aに設けた防水パッキン5の上面を当接させるこ
とによって、軒側屋根パネル4aと棟側屋根パネル4bとの
間の防水性を確保するようにしてある。このように軒側
屋根パネル4aと棟側屋根パネル4bとを接続するにあたっ
て両者の基板1を突き合わせると、第2図(b)に示す
ように棟側屋根パネル4bから突出する押圧片6で防水パ
ッキン5が押圧され、軒側屋根パネル4aの瓦板3aの棟側
端面と押圧片6との間に防水パッキン5が圧縮されてそ
の上面が盛り上がることになり、この盛り上がり部5aに
よって瓦板3bの重合片7の下面に防水パッキン5を確実
に密着させることができ、軒側屋根パネル4aと棟側屋根
パネル4bとの間の防水性を高めて、この部分での雨水の
浸入防止の効果が向上するようにしてある。尚、軒側屋
根パネル4aの棟側端部に取り付けた瓦板3aには第5図
(a)のようにその防水シート2に重ねた端部を斜めに
切欠して切欠部15を形成してあり、また棟側屋根パネル
4bの軒側端部から突出させた防水シート2の先端部の重
合部16にも斜めに切欠して切欠部17を形成してあり、軒
側屋根パネル4aと棟側屋根パネル4bとを接続するにあた
って軒側屋根パネル4aの防水シート2の上に棟側屋根パ
ネル4bの重合部16を重ねる際に、切欠部15,17同士がは
まり合って、瓦板3aの上に防水シート2の重合部16が重
ねられないようにしてある。
【発明の効果】
上述のように本発明にあっては、軒側屋根パネルの棟
側端部に設けられた瓦板の棟側端面より棟側において基
板の上に防水パッキンを設け、棟側屋根パネルの軒側端
部に押圧片を軒側へ突出して設けると共に棟側屋根パネ
ルの軒側端部に設けられた瓦板の軒側端部を押圧片より
さらに軒側に重合片として突出させ、軒側屋根パネルの
上記棟側端部の瓦板の端面と棟側屋根パネルの上記押圧
片の端面との間に防水パッキンを圧縮させると共に、圧
縮によって盛り上がる防水パッキンの上面に棟側屋根パ
ネルの上記重合片を重ね合わせるようにしたので、棟側
屋根パネルに設けた瓦板の重合片は圧縮によって盛り上
がる防水パッキンの上面に良好に密着してこの部分での
防水性を高めることができ、軒棟方向で隣合う屋根パネ
ル間から家屋内に雨水が浸入することを確実に防ぐこと
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の一部の断面図、第2図
(a)(b)は同上の一部の断面図、第3図は同上の断
面図、第4図は同上の一部の分解断面図、第5図(a)
(b)(c)は同上に用いる軒側屋根パネルの平面図と
側面図と正面断面図、第6図(a)(b)(c)は同上
に用いる棟側屋根パネルの平面図と側面図と正面断面
図、第7図は同上の妻方向での接続状態を示す正面断面
図、第8図(a)(b)(c)は瓦板を省略した状態の
屋根パネルの配置を示す平面図と側面断面図と正面断面
図、第9図(a)(b)は屋根の施工状態の概略縮小斜
視図である。 1は基板、3,3a,3b,3cは瓦板、4aは軒側屋根パネル、4b
は棟側屋根パネルである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の上面に複数枚の瓦板を張って軒側屋
    根パネルと棟側屋根パネルとを形成し、軒側屋根パネル
    の棟側端部に設けられた瓦板の棟側端面より棟側におい
    て基板の上に防水パッキンを設け、棟側屋根パネルの軒
    側端部に押圧片を軒側へ突出して設けると共に棟側屋根
    パネルの軒側端部に設けられた瓦板の軒側端部を押圧片
    よりさらに軒側に重合片として突出させ、軒側屋根パネ
    ルと棟側屋根パネルとを軒棟方向に接して配設し、軒側
    屋根パネルの上記棟側端部の瓦板の端面と棟側屋根パネ
    ルの上記押圧片の端面との間に防水パッキンを圧縮させ
    ると共に、圧縮によって盛り上がる防水パッキンの上面
    に棟側屋根パネルの上記重合片を重ね合わせて成ること
    を特徴とする屋根パネルの接続構造。
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