JPH0748851Y2 - タイルのモザイク貼り施工構造 - Google Patents

タイルのモザイク貼り施工構造

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JPH0748851Y2
JPH0748851Y2 JP12583990U JP12583990U JPH0748851Y2 JP H0748851 Y2 JPH0748851 Y2 JP H0748851Y2 JP 12583990 U JP12583990 U JP 12583990U JP 12583990 U JP12583990 U JP 12583990U JP H0748851 Y2 JPH0748851 Y2 JP H0748851Y2
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清 政池
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鳴海製陶株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,建築物の外壁,室内装飾壁等の壁面における
タイルのモザイク貼り施工構造に関する。
〔従来技術〕
ビルディングや家屋等の建築物の外壁,西洋風リビング
やレストラン等の室内壁には,タイルによる表面仕上げ
が多く用いられている。
そして,このタイルの施工は,タイルを1枚づつ,列設
させてい必要があるため,作業工数が覆い。また,近年
の人手不足の影響により,成可く簡単な施工法が要求さ
れている。
そこで,従来,第7図に示すごとく,タイル9の裏面側
に外方へ下降傾斜する掛止部91を設けておき,一方,壁
面の下地材8には上記掛止部91を掛止するための突出体
81を設け,両者を掛止する施工構造が提案されている
(例えば,実開平2−25631号公報)。また,上記タイ
ル9は,取付施工時に,その裏面側の下部面95を,下地
材9の表面82に接着剤により接着している。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,上記従来の施工構造においては,上記掛
止と接着剤とにより,タイル9を下地材8に取付けてい
るので,タイルと下地材との固定力が弱い。
そのため,地震,台風,長年の風雨等により掛止が外
れ,落下するおそれがある。
本考案はかかる従来の問題点に鑑み,大型タイル及び小
型タイルと下地材との固定力が強く,意匠性にも優れ
た,タイルのモザイク貼り施工構造を提供しようとする
ものである。
〔課題の解決手段〕
本考案は,小型タイルと大型タイルとを上下方向に壁面
の下地材に対して列設状に取り付けてタイル壁面を構成
するタイルの施工構造であって,上記小型タイルは,そ
の上下に上段部と下段部を有すると共に該上段部には下
地材に固定するための取付穴を有し,一方大型タイル
は,上記小型タイルの上段部を覆う下覆部と,上記小型
タイルの下段部を覆う上覆部とを有すると共に,裏面側
には外方へ下降傾斜する掛止部を有し,また,下地材は
上記大型タイルの掛止部が掛止される突出体を配設して
なる。そして,上記下地材に両タイルを取付施工した際
には,上記下地材に小型タイルが取付穴を介して取付具
により固定され,また大型タイルが下地材に掛止され,
また該大型タイルの下覆部と上覆部とが上記小型タイル
の上段部と下段部とを覆った状態に構成されることを特
徴としている。
本考案において最も注目すべきことは,上記小型タイル
は上記上段部と下段部とを有すると共に該上段部には取
付穴を有すること,また大型タイルは上記上段部,下段
部を覆う下覆部,上覆部を有し,また大型タイルはその
裏面側に下地材に掛止するための掛止部を有することに
ある。
上記小型タイルの上段部及び下段部は,それぞれ小型タ
イルの裏面側において上方及び下方に突出する段部であ
る。そして,この上段部,下段部の外方側に,大型タイ
ルの上下部に設けた下覆部,上覆部が位置して,該上段
部,下段部を覆う。
上記下覆部,上覆部は,例えば第1図,第6図に示すご
とく,大型タイルの表面側において下方又は上方へ突出
する段部により,構成することが好ましい。
また,小型タイルの上記取付穴には,ビス等の係止具を
挿入し,該小型タイルを下地材に固定する。
上記掛止部は,突起部の下面において,外方へ下降傾斜
する状態で設けてある。一方,下地材の上記突出体は,
上記掛止部を掛止めして,タイルを受け止める部分であ
る。それ故,該突出体は上記掛止部の下降傾斜面とほぼ
同じ傾斜面を有することが好ましい(第1図)。また,
これらの掛止部及び突出体は,2箇所以上において互いに
掛止するよう構成することが好ましい(第1図)。
更に,大型タイルには下地材の突出体に掛止させる掛止
部と,小型タイルの上端に掛止させる掛止部をそれぞれ
設けることが好ましい。これにより,大型タイルと小型
タイルの掛止がより一層強化される(第6図)。
また,大型タイルの突起部は,接着剤により下地材に接
合させる接合面を有することが好ましい。また,この下
地材としては,金属製或いは各種セメント製のものがあ
る。
〔作用及び効果〕
本考案においては,小型タイルは上記取付穴を介して,
ビス等の取付具により下地材に固定する。そして,該小
型タイルの上下に大型タイルが位置する。即ち小型タイ
ルと大型タイルとが交互に上下方向に位置して取付けら
れる(第5図参照)。そして,該大型タイルは,その掛
止部が下地材の突出体に掛止される。これにより,大型
タイルの下覆部と上覆部とは,小型タイルの上段部と下
段部とをその外側方向より覆うことになる。
このようにして,小型タイルと大型タイルとが上下方向
に,また小型タイル同志,大型タイル同志が左右方向に
配置されたモザイク貼りのタイル壁面が構成される。
このように本考案においては,小型タイルを上記取付穴
を介してビス等の取付具により下地材に固定している。
また,大型タイルはその掛止部を下地材の突出体に掛止
固定している。
そのため,下地材に対する小型タイル及び大型タイルの
固定が確実となり,その固定力が強化される。それ故,
地震,台風,長年の風雨に対しても取付耐久性が高く,
剥離落下のおそれがない。
また,上記のごとく小型タイルの上段部,下段部は大型
タイルの下覆部,上覆部により覆われるので,モザイク
貼り壁面の意匠性も向上する。
したがって,本考案によれば,大型タイル及び小型タイ
ルと下地材との固定力が強く,また意匠性に優れたタイ
ルのモザイク貼り施工構造を提供することができる。
〔実施例〕
第1実施例 本考案の実施例にかかるタイルの施工構造につき,第1
図〜第5図を用いて説明する。
即ち,第1図〜第3図及び第5図に示すごとく,本例の
モザイク貼り施工構造は,小型タイル2と大型タイル1
とを上下方向に,壁面の下地材3に対して列設状に取付
けてタイル壁面を構成したものである。そして,上記小
型タイル2は,第1図,第3図に示すごとく,上部に上
段部21,下部に下段部22を有すると共に,上段部21に
は,ビス挿入用の取付穴25を有する。
一方,大型タイル1は,第1図,第2図に示すごとく,
上記小型タイル2の上段部21を覆う下覆部16と,小型タ
イル2の下段部22を覆う上覆部15とを有する。また,大
型タイル1の裏面側には2つの突起部11,12を有する。
そして,該突起部11,12の下部には外方へ下降傾斜する
掛止部111,121を有する。
また,下地材3は,第1図,第4図に示すごとく,大型
タイル1の掛止部111,121が掛止される突出体31,32を有
する。該突出体31,32は,その上面に,外方へ向かって
上方傾斜する上面311,321を有する。
次に,下地材3にタイルを取付けるに当たっては,まず
下地材の突出体32よりも下部の下地材表面33に対し,小
型タイル2を位置させると共に取付穴25内にビス4を挿
入し,下地材3に該ビス4を螺着する。また,小型タイ
ル2の下段部22の裏面側を接着剤5により,下地材表面
33に接合する。
次に,大型タイル1は,その掛止部111,121を,下地材
の突出体31,32の上面311,321に掛止する。また,突起部
12の裏面側を突出体31,32の間の下地材表面34に,接着
剤5により固定する。
以上により,第1図,第5図に示すごとく,下地材3に
対し,小型タイル2,大型タイル1が上下方向に交互に取
付けられる。また,小型タイル2,大型タイル1はそれぞ
れ横方向にも取付けられる。
そして,上記のごとくモザイク貼りに取付けられた状態
においては,第1図に示すごとく,小型タイル2の上段
部21及びビス4は,大型タイル1の下覆部16によって覆
われている。また,小型タイル2の下段部22は大型タイ
ル1の上覆部15によって覆われている。
上記のごとく,本例のタイルのモザイク貼り施工構造に
おいては,小型タイル2を上記取付穴25を介してビスに
より下地材に強固確実に固定している。また,大型タイ
ル1は,その掛止部111,121を,下地材3の突出体31,32
に掛止固定している。そのため,大型タイル1,小型タイ
ル2の固定は確実で,また固定力も強化される。それ
故,地震,台風,長年の風雨に対しても,タイルが剥離
落下するおそれがない。
また,上記のごとく,小型タイル2の上段部21,ビス4,
下段部22は,大型タイルの下覆部16,上覆部15により覆
われるので,外側から見えず,外観意匠性も向上する。
更に,本例においては,小型タイル2の下段部22の裏面
側,大型タイル1の突起部12の裏面側をそれぞれ下地材
表面33,34に接着剤により固定しているので,タイルは
下地材に対して一層強固に固定されている。
第2実施例 本例は,第6図に示すごとく,第1実施例において,小
型タイル2の上部に,裏面側へ下降傾斜させた上端面23
1を設け,該上端面231に大型タイル1の突起部12の掛止
部121を掛止したものである。また,突起部12の下方と
下地材表面34,及び上端面231と掛止部121との間は接着
材5により接合してある。その他は,第1実施例と同様
である。
本例においても,第1実施例と同様の効果を得ることが
できる。また,本例においては,小型タイル2の上端面
231と大型タイル1の掛止部121とを掛止させているの
で,両者の固定がより一層強固である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は第1実施例を示し,第1図は大型タイ
ル,小型タイルと下地材との施工後の断面図,第2図は
大型タイルの裏面側の斜視図,第3図は小型タイルの裏
面側の斜視図,第4図は下地材の裏面側の斜視図,第5
図はタイル施工後の正面図,第6図は第2実施例におけ
るタイル施工後の断面図,第7図は従来例におけるタイ
ルと下地材の施工前の斜視図である。 1……大型タイル,11,12……突起部,111,121……掛止
部,15……上覆部,16……下覆部,2……小型タイル,21…
…上段部,22……下段部,25……取付穴,3……下地材,31,
32……突出体,4……ビス,5……接着剤,

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】小型タイルと大型タイルとを上下方向に壁
    面の下地材に対して列設状に取り付けてタイル壁面を構
    成するタイルの施工構造であって, 上記小型タイルは,その上下に上段部と下段部を有する
    と共に該上段部には下地材に固定するための取付穴を有
    し, 一方大型タイルは,上記小型タイルの上段部を覆う下覆
    部と,上記小型タイルの下段部を覆う上覆部とを有する
    と共に,裏面側には外方へ下降傾斜する掛止部を有し, また,下地材は上記大型タイルの掛止部が掛止される突
    出体を配設してなり, 上記下地材に両タイルを取付施工した際には,上記下地
    材に小型タイルが取付穴を介して取付具により固定さ
    れ,また大型タイルが下地材に掛止され,また該大型タ
    イルの下覆部と上覆部とが上記小型タイルの上段部と下
    段部とを覆った状態に構成されることを特徴とするタイ
    ルのモザイク貼り施工構造。
  2. 【請求項2】請求項1において,小型タイルはその裏面
    側に下降傾斜させた上端面を有し,該掛止部に大型タイ
    ルの掛止部が掛止されていることを特徴とするタイルの
    モザイク貼り施工構造。
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