JP2907987B2 - 不燃板の連結構造 - Google Patents
不燃板の連結構造Info
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- JP2907987B2 JP2907987B2 JP26221390A JP26221390A JP2907987B2 JP 2907987 B2 JP2907987 B2 JP 2907987B2 JP 26221390 A JP26221390 A JP 26221390A JP 26221390 A JP26221390 A JP 26221390A JP 2907987 B2 JP2907987 B2 JP 2907987B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬質の不燃板を固定するのに有用な連結構造
に関するものである。
に関するものである。
この種不燃板を連結するには、雄型部を釘で直接に
固定するか、実公昭58-18515号公報のように特殊金具で
抑え込む法、不燃板の化粧面から釘等を脳天打ちする
法、実開平1-1339号公報のように連結部材とパッキン
グ材とコーキング材とから構成した連結構造、等があ
る。
固定するか、実公昭58-18515号公報のように特殊金具で
抑え込む法、不燃板の化粧面から釘等を脳天打ちする
法、実開平1-1339号公報のように連結部材とパッキン
グ材とコーキング材とから構成した連結構造、等があ
る。
しかしながら、この種連結構造には下記するような諸
点において欠点があった。すなわち、の場合の不燃板
は耐衝撃性に弱く、ハンマ等で打設する際に破壊するこ
とが多々あった。また、では以上に打設による破壊
が多く、しかも打設は慎重となるため非能率的となり、
その上打痕により美観を損ねる等の不利があった。さら
に、では連結部にパッキング材とコーキング材が必要
で、かつ化粧面にコーキング材が露出する欠点があっ
た。さらに、この種硬質の不燃板は、下地に不陸があっ
た場合不陸に対応することが不可能であり、施工するに
は不陸をなくしてから施工する必要があった。
点において欠点があった。すなわち、の場合の不燃板
は耐衝撃性に弱く、ハンマ等で打設する際に破壊するこ
とが多々あった。また、では以上に打設による破壊
が多く、しかも打設は慎重となるため非能率的となり、
その上打痕により美観を損ねる等の不利があった。さら
に、では連結部にパッキング材とコーキング材が必要
で、かつ化粧面にコーキング材が露出する欠点があっ
た。さらに、この種硬質の不燃板は、下地に不陸があっ
た場合不陸に対応することが不可能であり、施工するに
は不陸をなくしてから施工する必要があった。
本発明はこのような欠点を除去するため、不燃板の一
端部には内方裏面に突出した突出片、他端部には断面コ
字状に形成した係止溝を形成し、断面略Ｔ字状の抑え材
で突出片、係止溝を係止し、この抑え材の係合片を下地
に固定した固定部材の嵌合溝に係合一体化することによ
り、下地に不燃板を固定するようにすることにより、下
地の不陸に左右されることなく、その係合度合により確
実に施工することができる不燃板の連結構造を提案する
ものである。
端部には内方裏面に突出した突出片、他端部には断面コ
字状に形成した係止溝を形成し、断面略Ｔ字状の抑え材
で突出片、係止溝を係止し、この抑え材の係合片を下地
に固定した固定部材の嵌合溝に係合一体化することによ
り、下地に不燃板を固定するようにすることにより、下
地の不陸に左右されることなく、その係合度合により確
実に施工することができる不燃板の連結構造を提案する
ものである。
以下に、図面を用いて本発明に係る不燃板の連結構造
の一実施例について詳細に説明する。第１図は上記発明
の一実施例を示す説明図であり、1は不燃板、10は取付
具、αは下地、βは固定具である。さらに説明すると、
不燃板1は例えば第２図に示すように窯業系、セラミッ
ク系（焼成物も含む）の材質からなり、これを目的形状
に応じてプレス、押出等によって成形した密実体、中空
体の１種から形成したものである。すなわち、不燃板1
は化粧面２とその相対する長手方向の両傾斜側壁３に形
成した雄、雌型連結部4、7とからなり、雄型連結部4は
外方に傾斜した傾斜側壁３と、傾斜側壁３の下端を内方
裏面側に傾斜して突出した突出片５と、突出片５より形
成された固定溝６とからなり、雌型連結部7は内方に傾
斜した傾斜側壁３と、傾斜側壁３の下端を内方に断面略
コ字状に屈曲した係止溝８と、長手方向に沿って連続状
で形成した中空部９とからなるものである。取付具10は
第３図（ａ）、（ｂ）に示すような固定部材11、抑え材
17との２部材より構成し、固定部材11は水平面状の固定
片12と、固定片12の一端縁を上方に２本突設した垂直片
14と垂直片14により断面Ｕ字状に形成された嵌合溝15と
嵌合溝15の内側面に形成した波状の嵌合爪16とからなる
嵌合部13とからなり、抑え材17の短尺水平面状の係止片
18と、係止片18の一端縁を下方に傾斜して屈曲し、前記
不燃板1の突出片５に係合可能な形状に形成した係合溝1
9と、係止片18と係合溝19の途中を下方に垂下した係合
片21と係合片21に形成した波状の係合爪22とからなる係
合部20とからなるものである。この取付具10は第１図に
示すように、不燃板1に固定具βを打設しなくとも下地
αに不燃板1を固定できるようにすると共に、下地αに
不陸があった場合にでも、固定部材11の嵌合部13と抑え
材17の係合部20の係合度合により施工を可能とするもの
であり、係止片18は不燃板1の係止溝８に、係合溝19は
不燃板1の突出片５に挿入されて一体化し、下地αに施
工された固定部材11に係合片21を挿入係合して不燃板1
を下地αに固定するものである。なお、取付具10は金
属、あるいは合成樹脂よりなり、例えばアルミニウム、
プラスチックの押出品、あるいはり図示しないが鉄板の
ロール成形品のいずれかで形成する。下地αは木造、コ
ンクリート、鉄骨のいずれでもよく、必要に応じて胴縁
等を付加するものである。
の一実施例について詳細に説明する。第１図は上記発明
の一実施例を示す説明図であり、1は不燃板、10は取付
具、αは下地、βは固定具である。さらに説明すると、
不燃板1は例えば第２図に示すように窯業系、セラミッ
ク系（焼成物も含む）の材質からなり、これを目的形状
に応じてプレス、押出等によって成形した密実体、中空
体の１種から形成したものである。すなわち、不燃板1
は化粧面２とその相対する長手方向の両傾斜側壁３に形
成した雄、雌型連結部4、7とからなり、雄型連結部4は
外方に傾斜した傾斜側壁３と、傾斜側壁３の下端を内方
裏面側に傾斜して突出した突出片５と、突出片５より形
成された固定溝６とからなり、雌型連結部7は内方に傾
斜した傾斜側壁３と、傾斜側壁３の下端を内方に断面略
コ字状に屈曲した係止溝８と、長手方向に沿って連続状
で形成した中空部９とからなるものである。取付具10は
第３図（ａ）、（ｂ）に示すような固定部材11、抑え材
17との２部材より構成し、固定部材11は水平面状の固定
片12と、固定片12の一端縁を上方に２本突設した垂直片
14と垂直片14により断面Ｕ字状に形成された嵌合溝15と
嵌合溝15の内側面に形成した波状の嵌合爪16とからなる
嵌合部13とからなり、抑え材17の短尺水平面状の係止片
18と、係止片18の一端縁を下方に傾斜して屈曲し、前記
不燃板1の突出片５に係合可能な形状に形成した係合溝1
9と、係止片18と係合溝19の途中を下方に垂下した係合
片21と係合片21に形成した波状の係合爪22とからなる係
合部20とからなるものである。この取付具10は第１図に
示すように、不燃板1に固定具βを打設しなくとも下地
αに不燃板1を固定できるようにすると共に、下地αに
不陸があった場合にでも、固定部材11の嵌合部13と抑え
材17の係合部20の係合度合により施工を可能とするもの
であり、係止片18は不燃板1の係止溝８に、係合溝19は
不燃板1の突出片５に挿入されて一体化し、下地αに施
工された固定部材11に係合片21を挿入係合して不燃板1
を下地αに固定するものである。なお、取付具10は金
属、あるいは合成樹脂よりなり、例えばアルミニウム、
プラスチックの押出品、あるいはり図示しないが鉄板の
ロール成形品のいずれかで形成する。下地αは木造、コ
ンクリート、鉄骨のいずれでもよく、必要に応じて胴縁
等を付加するものである。
次に施工例について簡単に説明する。
いま、第２図に示すような不燃板1を第１図に示すよう
に下地α上に横張り状に施工し、これを取付具10で連結
して外壁を形成すると仮定する。そこで、下地αの土台
部に図示しないスタート材を固定し、このスタート材か
ら所定ピッチの位置に固定部材11をスクリューネジより
なる固定具βで固定する。次にスタート材に不燃板1の
雌型連結部7の係止溝８を係合し、雄型連結部4の突出片
５に複数個の抑え材17を引っ掛けるようにして固定し、
抑え材17の係合片21を固定部材11の嵌合溝15に挿入係合
して第１段目を施工する。第２段目以降は、第１段目の
スタート材の代わりに抑え材17の係止片18を用いて不燃
板1を順次桁まで施工するものである。なお、図示しな
いが防水性に問題が有る部分にはコーキング材等を植設
するものである。
に下地α上に横張り状に施工し、これを取付具10で連結
して外壁を形成すると仮定する。そこで、下地αの土台
部に図示しないスタート材を固定し、このスタート材か
ら所定ピッチの位置に固定部材11をスクリューネジより
なる固定具βで固定する。次にスタート材に不燃板1の
雌型連結部7の係止溝８を係合し、雄型連結部4の突出片
５に複数個の抑え材17を引っ掛けるようにして固定し、
抑え材17の係合片21を固定部材11の嵌合溝15に挿入係合
して第１段目を施工する。第２段目以降は、第１段目の
スタート材の代わりに抑え材17の係止片18を用いて不燃
板1を順次桁まで施工するものである。なお、図示しな
いが防水性に問題が有る部分にはコーキング材等を植設
するものである。
以上、説明したのは本発明に係る不燃板の連結構造の
一実施例にすぎず、第４図（ａ）〜（ｏ）に示すような
不燃板1を用いたり、第５図（ａ）〜（ｅ）、第６図
（ａ）〜（ｅ）に示すような固定部材11、抑え材17を用
いて本発明に係る不燃板の連結構造を形成することがで
きる。
一実施例にすぎず、第４図（ａ）〜（ｏ）に示すような
不燃板1を用いたり、第５図（ａ）〜（ｅ）、第６図
（ａ）〜（ｅ）に示すような固定部材11、抑え材17を用
いて本発明に係る不燃板の連結構造を形成することがで
きる。
上述したように本発明に係る不燃板の連結構造によれ
ば、耐衝撃性に欠ける不燃板を全く打設することなく
２部材の分割型取付具で挟持するため、施工時の打設に
よる不燃板の破壊がない。抑え材が短尺状であり、部
分的に係止されているため、抑え材が存在する部分で係
合度合（深さ）が調整できるため、下地の不陸に対応し
て施工できる。抑え材が部分的であるため、万一不燃
板が長手方向に幾分湾曲しても固定に支障がなく、勿論
不燃板を破壊することもない。等の特徴、効果がある。
ば、耐衝撃性に欠ける不燃板を全く打設することなく
２部材の分割型取付具で挟持するため、施工時の打設に
よる不燃板の破壊がない。抑え材が短尺状であり、部
分的に係止されているため、抑え材が存在する部分で係
合度合（深さ）が調整できるため、下地の不陸に対応し
て施工できる。抑え材が部分的であるため、万一不燃
板が長手方向に幾分湾曲しても固定に支障がなく、勿論
不燃板を破壊することもない。等の特徴、効果がある。
第１図は本発明に係る不燃板の連結構造の一実施例を示
す説明図、第２図は不燃板の一例を示す斜視図、第３図
（ａ）、（ｂ）は取付具の一例を示す斜視図、第４図
（ａ）〜（ｏ）、第５図（ａ）〜（ｅ）、および第６図
（ａ）〜（ｅ）はその他の実施例を示す説明図である。1 ……不燃板、4……雄型連結部、7……雌型連結部、10
……取付具、11……固定部材、17……抑え材、α……下
地。
す説明図、第２図は不燃板の一例を示す斜視図、第３図
（ａ）、（ｂ）は取付具の一例を示す斜視図、第４図
（ａ）〜（ｏ）、第５図（ａ）〜（ｅ）、および第６図
（ａ）〜（ｅ）はその他の実施例を示す説明図である。1 ……不燃板、4……雄型連結部、7……雌型連結部、10
……取付具、11……固定部材、17……抑え材、α……下
地。
Claims (1)
- 【請求項１】下地に対し雄雌型連結部を有する不燃板を
係合構造の取付具で固定した連結構造において、前記不
燃板には一側壁下端を内方に傾斜して突出した突出片を
形成し、他側壁下端には内方に断面コ字状に形成した係
止溝を形成し、また前記取付具は水平面状の固定片と、
該固定片の一部を上方に突出して内方に波状の嵌合爪を
有する嵌合溝を設けた長尺状の固定部材と、断面略Ｔ字
状の断面で、垂直部には波状の係合爪を形成した係合片
を形成し、水平面部の一方には係止片、他方には下方に
傾斜して断面略Ｕ字状に形成した係合溝を形成した抑え
材の２部材とから構成したことを特徴とする不燃板の連
結構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26221390A JP2907987B2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 不燃板の連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26221390A JP2907987B2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 不燃板の連結構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04140358A JPH04140358A (ja) | 1992-05-14 |
| JP2907987B2 true JP2907987B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=17372652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26221390A Expired - Fee Related JP2907987B2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 不燃板の連結構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2907987B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3302882B2 (ja) * | 1996-06-12 | 2002-07-15 | ニチハ株式会社 | 建物の外断熱施工方法と取付金具 |
-
1990
- 1990-09-29 JP JP26221390A patent/JP2907987B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04140358A (ja) | 1992-05-14 |
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Legal Events
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