JP3302882B2 - 建物の外断熱施工方法と取付金具 - Google Patents

建物の外断熱施工方法と取付金具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、裏面に断熱材が接
着された外壁板を用いて施工する建物の外断熱施工方法
と、その外断熱施工方法に用いる取付金具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、2×4(ツーバイフォー)住
宅やRC構造のコンクリート壁の建物の外壁を断熱する
工法として、外断熱工法が採用されることが多い。この
外断熱工法は、2×4住宅の場合には、図6及び図7に
示すように、2×4木材11の外側に、耐力壁を構成す
る構造用合板12を釘で打ち付け、この構造用合板12
の表面に断熱材13を接着してその表面に防水シート1
4を貼着し、その上から縦胴縁15を取り付け、この縦
胴縁15に外壁板16を釘等で固定するようにしてい
る。2×4木材11の内側には、防湿シート17を張り
付け、その上から内装材18を取り付けるようにしてい
る。
【0003】また、RC構造のコンクリート壁の建物の
場合には、コンクリート壁にアンカーボルトを埋設する
と共に、該コンクリート壁の全面に防水シートを貼着し
て、その上から断熱材を接着した後、上記アンカーボル
トの先端部に金属下地材を取り付け、この金属下地材に
外壁板を取り付けるようにしている。
【0004】しかし、上述したいずれの外断熱工法も、
外壁板の裏面側に断熱材を配設するために施工工数が多
くなり、施工能率が悪いという欠点がある。
【0005】そこで、特開昭58−150638号公報
や特開平7−310377号公報に示すように、外壁板
の裏面に断熱材を接着して一体化した複合パネルを用い
て施工するようにしたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
58−150638号公報の外断熱工法は、複合パネル
をコンクリート壁の型枠として利用し、その内側にコン
クリートを流し込んでコンクリート壁を施工する方法で
ある。従って、この外断熱工法は、プレキャストコンク
リート壁構造の建物や木造住宅には適用できない。
【0007】また、特開平7−310377号公報に
は、外壁板の裏面に断熱材を接着した複合パネルが開示
されているだけであり、その取付方法については何等開
示されていない。
【0008】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、プレキャストコンク
リート壁構造の建物や木造住宅に対しても、外断熱構造
を能率良く施工できて、施工性を向上することができる
建物の外断熱施工方法と取付金具を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の建物の外断熱施工方法は、建物の外壁面の
施工に用いる各外壁板の両端縁部に雄実部と雌実部を形
成すると共に、各外壁板の裏面に外壁板よりも厚い断熱
材を接着して一体化した複合パネルを作り、一方の複合
パネルの雄実部と他方の複合パネルの雌実部を嵌合させ
ながら各複合パネルを取付金具によって下地材に取り付
ける外断熱施工方法であって、前記取付金具を、前記下
地材に固定するベース金具と、このベース金具に対して
前記複合パネルの厚み方向への突出量を調節してボルト
で固定する係合金具とから構成し、前記複合パネルの厚
みに応じて前記ベース金具に対する前記係合金具の突出
量を調節した状態で両者をボルトで固定し、前記ベース
金具を前記下地材に固定すると共に、前記係合金具を前
記雄実部と前記雌実部との嵌合部分に挟み込ませて前記
雄実部と前記雌実部を前記係合金具に係合保持させる
とで、前記各複合パネルを前記下地材に取り付けるよう
にしたものである(請求項1)。
【0010】この施工方法では、プレキャストコンクリ
ート壁構造の建物や木造住宅に対しても、取付金具によ
って外壁板と断熱材とを一体的に下地材に取り付けるこ
とができると共に、請求項2のように、取付金具のベー
ス金具を縦胴縁に固定することで、断熱材の裏面側に通
気層を形成することが可能となり、断熱効果向上と内部
結露防止効果も期待できる。
【0011】この場合、取付金具を、下地材に固定され
るベース金具と、このベース金具に対して前記複合パネ
ルの厚み方向への突出量を調節した状態で固定される係
合金具とに分割し、前記係合金具によって前記複合パネ
ルの雄実部と雌実部を係合保持するようにしたので、
合パネルの厚みが異なる場合でも、それに応じて係合金
具の突出量を調整することで、共通の取付金具を使用す
ることができる。
【0012】更に、請求項3のように、前記ベース金具
には、前記係合金具を前記複合パネルの厚み方向にスラ
イド可能に挟み込む一対の水平対向片を形成すると共
に、これら両水平対向片に固定用のボルトを挿通する挿
通孔を形成し、前記係合金具に、前記ボルトを挿通する
長孔を前記複合パネルの厚み方向に延びるように形成し
て、その長孔によって前記係合金具のスライド範囲を規
制し、前記両水平対向片と前記係合金具との少なくとも
一方には、両者が接触する部分に滑り止め用凹凸部を形
成し、前記両水平対向片の挿通孔と前記係合金具の長孔
に挿通した前記ボルトにナットを締め付けることで、前
記両水平対向片間に前記係合金具を挟み付けて固定する
ようにすると良い。
【0013】このように、ベース金具の両水平対向片間
に係合金具を挟み付けて固定することで、係合金具を安
定的に固定することが可能になると共に、その固定状態
が滑り止め用凹凸部によって更に確実なものとなる。ま
た、ベース金具に挿通した固定用のボルトを係合金具の
長孔に挿通することで、施工時にベース金具から係合金
具が脱落することを未然に防ぐことができると共に、係
合金具の突出量を調整する際に、係合金具の長孔がスラ
イドのガイドとなり、係合金具の横ずれを防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を2×4住宅に適用
した第1の実施形態を図1乃至図4に基づいて説明す
る。図4に示すように、2×4木材21の内側に、防湿
シート22が張り付けられ、その上から石膏ボード等の
内装材23が取り付けられている。2×4木材21の外
側には、耐力壁を構成する構造用合板24が釘打ちさ
れ、この構造用合板12の表面に防水シート25が張り
付けられ、その上から縦胴縁26(下地材)が図3に示
すように釘27で構造用合板24に打ち付けられてい
る。そして、この縦胴縁26に対して複合パネル28が
後述する取付金具29によって取り付けられている。
【0015】この複合パネル28は、窯業系の外壁板3
0の裏面に例えば発泡プラスチック製の断熱材31を接
着剤32により接着して一体化したものである。そし
て、各外壁板30の上端縁部と下端縁部には、凸状の雄
実部33と凹状の雌実部34が形成され、上下に隣接す
る2枚の外壁板30の雄実部33と雌実部34とが嵌合
されるようになっている。上記複合パネル28の断熱材
31の裏面と構造用合板12の表面の防水シート25と
の間には、縦胴縁26によって上下方向に貫通する通気
層が形成されている。
【0016】次に、図1及び図2に基づいて取付金具2
9の構成について説明する。取付金具29は、縦胴縁2
6に釘35又はビスで固定されるベース金具36と、こ
のベース金具36に対して複合パネル28の厚み方向へ
の突出量を調節した状態でボルト37で固定される係合
金具38とに分割されている。ベース金具36には、係
合金具38を複合パネル28の厚み方向にスライド可能
に挟み込む一対の水平対向片39が一体に形成され、こ
れら両水平対向片39にボルト37を挿通する挿通孔4
0が形成されている。また、ベース金具36の基端部に
は、両水平対向片39に対して直角に固定基板部46が
形成され、この固定基板部46に、釘35又はビスを挿
通するための小孔47が形成されている。
【0017】一方、係合金具38には、ボルト37を挿
通する長孔41が複合パネル28の厚み方向に延びるよ
うに形成され、その長孔41によって係合金具38のス
ライド範囲が規制されている。係合金具38には、ベー
ス金具36から突出する部分に断面Y字状の係合片42
が形成され、この係合片42が上下に隣接する2枚の複
合パネル28の雄実部33と雌実部34との嵌合部分に
挟み込まれ、該係合片42によって雄実部33と雌実部
34とが係合保持されている。
【0018】また、ベース金具36の両水平対向片39
と係合金具38との少なくとも一方(好ましくは両方)
には、両者が接触する部分に微小波形状の滑り止め用凹
凸部43が形成されている。そして、両水平対向片39
の挿通孔40と係合金具38の長孔41に挿通したボル
ト37にナット45を締め付けることで、両水平対向片
39間に係合金具38を挟み付けて固定すると共に、そ
の固定状態を滑り止め用凹凸部43の噛み合い又は圧接
によって確実なものとする。尚、両水平対向片39と係
合金具38の双方に滑り止め用凹凸部43を形成する場
合には、ナット45を緩めることで、両水平対向片39
と係合金具38との間に隙間があいて両者の滑り止め用
凹凸部43の噛み合いが解除され、係合金具38のスラ
イドが可能になるように構成すれば良い。
【0019】次に、複合パネル28の取付手順を説明す
る。予め、複合パネル28の厚みに応じて、ベース金具
36に対する係合金具38の突出量を調節し、ベース金
具36の両水平対向片39の挿通孔40と係合金具38
の長孔41に挿通したボルト37にナット45を強く締
め付けて、ベース金具36に係合金具38を固定する。
そして、この取付金具29を用いて、次のようにして複
合パネル28を下側から順番に積み上げるようにして縦
胴縁26に取り付ける。
【0020】予め、下辺側の雌実部34を取付金具29
で支持させた複合パネル28の上辺側の雄実部33に、
他の取付金具29の下向きの係合片42を係合させ、こ
の取付金具29の固定基板部46の小孔47に釘35や
ビス等を挿通して、該取付金具29を縦胴縁26に取り
付けた後、この取付金具29の上向き係合片42に次の
複合パネル28の下辺側の雌実部34を係合させて支持
させるという作業を繰り返すことで、各複合パネル28
を下側から順番に積み上げるようにして縦胴縁26に取
り付ける。この際、取付金具29は各実部33,34に
ついてそれぞれ複数箇所に用いられる。
【0021】上述した取付方法では、各複合パネル28
を、下側から上方へ順番に取り付けるようにしたが、各
複合パネルの外壁板の左右両端縁部に雄・雌実部を形成
し、各複合パネルの左右の実部を取付金具29を用いて
支持させることで、各取付金具29を左側又は右側から
横方向(水平方向)に順番に取り付けるようにしても良
いこは言うまでもない。
【0022】ところで、従来、既設ビルに外断熱施工を
行う場合、コンクリート壁体にアンカーボルトを埋設し
(1工程)、該コンクリート壁の全面に防水シートを貼
着して(2工程)、その上から断熱材を接着し(3工
程)、上記アンカーボルトの先端部に金属下地材を取り
付け(4工程)、この金属下地材に外壁板を取り付ける
(5工程)。従って、5工程の施工となる。また、2×
4住宅に外断熱施工を行う場合には、図6及び図7に示
すように、2×4木材11の外側に、耐力壁を構成する
構造用合板12を釘で打ち付け(1工程)、この構造用
合板12の表面に断熱材13を接着して(2工程)、そ
の表面に防水シート14を貼着し(3工程)、その上か
ら縦胴縁15を取り付け(4工程)、この縦胴縁15に
外壁板16を釘等で固定する(5工程)。従って、2×
4住宅でも5工程の施工となる。
【0023】これに対し、本実施形態の外断熱施工方法
によれば、外壁板30と断熱材31とを一体化した複合
パネル28を取付金具29を用いて縦胴縁26に取り付
けることで、外壁板30と断熱材31とを一体的に取り
付けることができ、従来のように施工現場で断熱材を接
着するという面倒な工程が不要となり、その分、施工工
数を従来よりも1工程少なくできる。これにより、外断
熱構造の施工性を向上でき、工期の短縮や施工コストの
削減も実現することができる。しかも、複合パネル28
の裏面側に介在される縦胴縁26によって断熱材31の
裏面側に通気層を形成することができて、この通気層に
よって断熱効果向上と内部結露防止効果も期待できる。
【0024】更に、上記実施形態では、取付金具29
を、ベース金具36と係合金具38とに分割し、複合パ
ネル28の厚みに応じてベース金具36に対する係合金
具38の突出量を調整することができるので、複合パネ
ル28の厚みが異なる場合でも、共通の取付金具29を
使用することができ、施工部品共通化の要求を満たすこ
とができる。
【0025】しかも、ベース金具36の両水平対向片3
9間に係合金具38を挟み付けて固定するようにしたの
で、ベース金具36によって係合金具38を安定的に支
持できて、上下方向の荷重に対する係合金具38の支持
強度を向上できる。更に、両水平対向片39と係合金具
38との挟着部分に滑り止め用凹凸部43を形成してい
るので、係合金具38の引張り方向の荷重に対する抜止
め強度も向上することができ、上述した両水平対向片3
9による支持強度向上の効果と相俟って、取付金具29
による複合パネル28の取付強度を向上できる。
【0026】また、係合金具38に形成した長孔41に
固定用のボルト37を挿通しているので、施工時にベー
ス金具36から係合金具38が脱落することを未然に防
ぐことができると共に、係合金具38の突出量を調整す
る際に、係合金具38の長孔41がスライドのガイドと
なり、係合金具38の横ずれを防止できて、係合金具3
8の突出量調整作業を容易にすることができる。
【0027】以上説明した第1の実施形態は、本発明を
2×4住宅に適用したものであるが、コンクリート壁の
建物に適用する場合には、図5に示す第2の実施形態の
ように構成すれば良い。
【0028】この第2の実施形態では、コンクリート壁
51の内面に下地材52を取り付け、この下地材52に
防湿シート53を張り付け、その上から石膏ボード等の
内装材54を取り付けている。コンクリート壁51の外
面には、防水シート55を張り付け、その上から鉄骨の
下地材56を取り付けている。そして、この下地材56
に対して複合パネル28を取付金具29によって取り付
けている。この場合も、複合パネル28と取付金具29
は、前記第1の実施形態と同じものを使用すれば良い。
そして、複合パネル28の裏面と防水シート55との間
に下地材56によって上下方向に貫通する通気層を形成
している。
【0029】この第2の実施形態においても、取付金具
29を用いて、前記第1の実施形態と同じ手順で複合パ
ネル28を下地材56に取り付ければ良い。これによっ
て、コンクリート壁の建物の外断熱壁構造も能率良く施
工することができる。
【0030】尚、前記実施形態では、係合金具38を断
面Y字状に形成したが、断面T字状に形成しても良い。
その他、本発明は、2×4住宅以外の木造住宅にも適用
可能である等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して
実施できる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の外断熱施工方法によれば、プレキャストコ
ンクリート壁構造の建物や木造住宅に対しても、外壁板
と断熱材とを一体化した複合パネルを取付金具を用いて
能率良く下地材に取り付けることができて、外断熱構造
の施工性を向上でき、工期の短縮や施工コストの削減も
実現することができる。
【0032】しかも、取付金具をベース金具と係合金具
とに分割し、複合パネルの厚みに応じてベース金具に対
する係合金具の突出量を調整することができるので、複
合パネルの厚みが異なる場合でも、共通の取付金具を使
用することができ、施工部品共通化の要求を満たすこと
ができる。また、請求項2では、ベース金具を縦胴縁に
固定するようにしたので、縦胴縁によって断熱材の裏面
側に通気層を形成することができ、この通気層によって
断熱効果向上と内部結露防止効果も期待できる。
【0033】更に、請求項3では、ベース金具の両水平
対向片間に係合金具を挟み付けて固定するようにしたの
で、ベース金具によって係合金具を強固に固定すること
ができる。しかも、両水平対向片と係合金具との挟着部
分に滑り止め用凹凸部を形成しているので、係合金具の
引張り方向の荷重に対する抜止め強度も向上することが
でき、総じて、取付金具による複合パネルの取付強度を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における取付金具によ
る複合パネルの取付構造を示す縦断側面図
【図2】(a)は取付金具の平面図、(b)は取付金具
の側面図
【図3】外断熱壁構造の主要部を示す縦断側面図
【図4】外断熱壁構造の概要を示す縦断側面図
【図5】本発明の第2の実施形態における外断熱壁構造
の概要を示す縦断側面図
【図6】従来の外断熱壁構造の概要を示す縦断側面図
【図7】従来の外断熱壁構造の破断斜視図
【符号の説明】
21…2×4木材、24…構造用合板、25…防水シー
ト、26…縦胴縁(下地材)、28…複合パネル、29
…取付金具、30…外壁板、31…断熱材、32…接着
剤、33…雄実部、34…雌実部、36…ベース金具、
37…ボルト、38…係合金具、39…水平対向片、4
0…挿通孔、41…長孔、42…係合片、43…滑り止
め用凹凸部、45…ナット、46…固定基板部、51…
コンクリート壁、55…防水シート、56…下地材。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/76 E04F 13/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁面の施工に用いる各外壁板の
    両端縁部に雄実部と雌実部を形成すると共に、各外壁板
    の裏面に外壁板よりも厚い断熱材を接着して一体化した
    複合パネルを作り、一方の複合パネルの雄実部と他方の
    複合パネルの雌実部を嵌合させながら各複合パネルを取
    付金具によって下地材に取り付ける建物の外断熱施工方
    法であって、前記取付金具は、前記下地材に固定するベース金具と、
    このベース金具に対して前記複合パネルの厚み方向への
    突出量を調節してボルトで固定する係合金具とから構成
    され、 前記複合パネルの厚みに応じて前記ベース金具に対する
    前記係合金具の突出量を調節した状態で両者をボルトで
    固定し、 前記ベース金具を前記下地材に固定すると共に、前記係
    合金具を前記雄実部と前記雌実部との嵌合部分に挟み込
    ませて前記雄実部と前記雌実部を前記係合金具に係合保
    持させる ことで、前記各複合パネルを前記下地材に取り
    付けることを特徴とする建物の外断熱施工方法。
  2. 【請求項2】 前記ベース金具を固定する前記下地材
    は、縦胴縁であり、この縦胴縁によって前記断熱材の裏
    面側に通気層を形成することを特徴とする請求項1に記
    載の建物の外断熱施工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の建物の外断熱施
    工方法に用いる取付金具において、 前記ベース金具には、前記係合金具を前記複合パネルの
    厚み方向にスライド可能に挟み込む一対の水平対向片を
    形成すると共に、これら両水平対向片に前記ボルトを挿
    通する挿通孔を形成し、 前記係合金具に、前記ボルトを挿通する長孔を前記複合
    パネルの厚み方向に延びるように形成して、その長孔に
    よって前記係合金具のスライド範囲を規制し、 前記両水平対向片と前記係合金具との少なくとも一方に
    は、両者が接触する部分に滑り止め用凹凸部を形成し、 前記両水平対向片の挿通孔と前記係合金具の長孔に挿通
    した前記ボルトにナットを締め付けることで、前記両水
    平対向片間に前記係合金具を挟み付けて固定することを
    特徴とする取付金具。
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