JP2508019Y2 - セラミック建材 - Google Patents
セラミック建材Info
- Publication number
- JP2508019Y2 JP2508019Y2 JP1990054926U JP5492690U JP2508019Y2 JP 2508019 Y2 JP2508019 Y2 JP 2508019Y2 JP 1990054926 U JP1990054926 U JP 1990054926U JP 5492690 U JP5492690 U JP 5492690U JP 2508019 Y2 JP2508019 Y2 JP 2508019Y2
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- JP
- Japan
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- main body
- ceramic building
- building material
- mounting
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は焼成されたセラミック系外壁材に関するもの
である。
である。
〔従来の技術〕 一般に不燃建材は重く、その支持には例えば建材自体
に係止用条溝を設けこれと金具の組み合わせにより装着
する実開昭62-131532号公報、インサートナットとボル
トの構成の実開昭63-91640号公報、ダボ穴とダボピンと
取付具の実開昭63-89030号公報、接着剤の実公昭62-369
09号公報、金具のみ、あるいは金具と釘の組み合わせに
よる実公昭59-11521号公報、実公昭59-435号公報、実開
昭62-149536号公報等がある。
に係止用条溝を設けこれと金具の組み合わせにより装着
する実開昭62-131532号公報、インサートナットとボル
トの構成の実開昭63-91640号公報、ダボ穴とダボピンと
取付具の実開昭63-89030号公報、接着剤の実公昭62-369
09号公報、金具のみ、あるいは金具と釘の組み合わせに
よる実公昭59-11521号公報、実公昭59-435号公報、実開
昭62-149536号公報等がある。
しかしながら、この種建材のうち、特に800℃以上の
焼成によるセラミック建材は硬く、脆いため取付孔の形
成が困難であり、かつ釘の打設もハンマによる破壊の危
険が大きく施工しにくい建材であった。さらに、この種
建材を装着する際、建材全体の支持は加工、化粧面の関
係で両端部で行うため広幅部材では落下の不安があっ
た。勿論、化粧面からの脳天打ちはホーロー仕上げの化
粧面の外観をひどく低下する不利があった。
焼成によるセラミック建材は硬く、脆いため取付孔の形
成が困難であり、かつ釘の打設もハンマによる破壊の危
険が大きく施工しにくい建材であった。さらに、この種
建材を装着する際、建材全体の支持は加工、化粧面の関
係で両端部で行うため広幅部材では落下の不安があっ
た。勿論、化粧面からの脳天打ちはホーロー仕上げの化
粧面の外観をひどく低下する不利があった。
本考案はこのような欠点を除去するため、800℃以上
の温度で焼成されたセラミック建材に中空部を形成した
本体と本体を補強すると共に係合により装着する取付体
とを一体に形成し、セラミック建材の取付を容易にし、
外観の意匠性と施工性と落下防止を図った軽量なセラミ
ック建材を提供するものである。
の温度で焼成されたセラミック建材に中空部を形成した
本体と本体を補強すると共に係合により装着する取付体
とを一体に形成し、セラミック建材の取付を容易にし、
外観の意匠性と施工性と落下防止を図った軽量なセラミ
ック建材を提供するものである。
以下に、図面を用いて本考案に係るセラミック建材の
一実施例について詳細に説明する。すなわち、第１図
（ａ）、（ｂ）は上記建材の一例を示す斜視図であり、
1はセラミック建材で本体2と締結具９と取付体10とを一
体に形成したものである。さらに説明すると、本体2は
例えば第２図に示すように化粧面３と裏面４と側壁５と
内壁６（例えば格子壁）と中空部７と貫通孔８とから形
成したものである。また、本体2は約800℃以上で焼成し
た中空体、例えばハニカム、格子、その他の丸、長円、
三角形、４角形、楕円形、多角形等の断面に形成した中
空部７を有する軽量体としたものである。本体2の主成
分は粘土を押出し、乾燥、焼成したものである。なお、
焼成温度により本体2は土器、磁器、陶器のいずれかの
性質を有するものであり、幅は50〜600mm位、長さは100
〜9000mm位まで、厚さは10〜100mm位であり、側壁５は
雄、雌構造、突き合わせ構造等多々存在する。中空部７
は締結具９からアンカーとして機能する隙間があればよ
く、貫通孔８は締結具９を嵌挿するように多数個、穿設
したものである。締結具９はねじ付リベット、アンカー
スクリュー、バルブタイト、リベット等で本体2と取付
体10とを一体に固定するものである。取付体10は例えば
第３図（ａ）、（ｂ）に示すように金属板、例えばAl、
Fe、ステンレス、カルバリウム、チタン、あるいはアル
ミ押出品等の１種以上を用い、本体2を躯体（胴縁も含
む）に装着するのに有用なものである。さらに説明する
と、取付体10は本体2の裏面４と当接する受面11とその
両端に設けた目地保持部12とその下端を内方へ屈曲し、
さらに外方へ屈曲した係合溝13とその下縁14を外側方へ
延長した取付部15とから形成したものである。特に、受
面11には貫通孔11aを本体2の中空部７にマッチさせて必
要個所だけ穿設しておき、これに締結具９を介して本体
2と取付体10とを一体に固定するものである。なお、受
面11の幅をＷ1、本体2の裏面の幅をＷ2とするとＷ1≒Ｗ
2であり、取付体10の長さは短尺（50〜300mm）または長
尺体である。
一実施例について詳細に説明する。すなわち、第１図
（ａ）、（ｂ）は上記建材の一例を示す斜視図であり、
1はセラミック建材で本体2と締結具９と取付体10とを一
体に形成したものである。さらに説明すると、本体2は
例えば第２図に示すように化粧面３と裏面４と側壁５と
内壁６（例えば格子壁）と中空部７と貫通孔８とから形
成したものである。また、本体2は約800℃以上で焼成し
た中空体、例えばハニカム、格子、その他の丸、長円、
三角形、４角形、楕円形、多角形等の断面に形成した中
空部７を有する軽量体としたものである。本体2の主成
分は粘土を押出し、乾燥、焼成したものである。なお、
焼成温度により本体2は土器、磁器、陶器のいずれかの
性質を有するものであり、幅は50〜600mm位、長さは100
〜9000mm位まで、厚さは10〜100mm位であり、側壁５は
雄、雌構造、突き合わせ構造等多々存在する。中空部７
は締結具９からアンカーとして機能する隙間があればよ
く、貫通孔８は締結具９を嵌挿するように多数個、穿設
したものである。締結具９はねじ付リベット、アンカー
スクリュー、バルブタイト、リベット等で本体2と取付
体10とを一体に固定するものである。取付体10は例えば
第３図（ａ）、（ｂ）に示すように金属板、例えばAl、
Fe、ステンレス、カルバリウム、チタン、あるいはアル
ミ押出品等の１種以上を用い、本体2を躯体（胴縁も含
む）に装着するのに有用なものである。さらに説明する
と、取付体10は本体2の裏面４と当接する受面11とその
両端に設けた目地保持部12とその下端を内方へ屈曲し、
さらに外方へ屈曲した係合溝13とその下縁14を外側方へ
延長した取付部15とから形成したものである。特に、受
面11には貫通孔11aを本体2の中空部７にマッチさせて必
要個所だけ穿設しておき、これに締結具９を介して本体
2と取付体10とを一体に固定するものである。なお、受
面11の幅をＷ1、本体2の裏面の幅をＷ2とするとＷ1≒Ｗ
2であり、取付体10の長さは短尺（50〜300mm）または長
尺体である。
次に本考案に係るセラミック建材の装着について簡単
に説明する。いま第１図（ａ）、（ｂ）に示すようなセ
ラミック建材1を用いて、第４図（ａ）、（ｂ）に示す
ような外壁を構成すると仮定する。また、躯体としては
胴縁Ａ（軽山形鋼）が450mmピッチで、かつ不陸が調整
されて垂直に固定されている。そこで、第１段目に第４
図（ｂ）に示すような土台水切りＢを固定し、次にセラ
ミック建材1の取付部15を土台水切りＢに嵌合し、他端
の取付部15を釘Ｃで胴縁Ａに固定する。このような工程
を順次くり返すことにより外壁が形成される。また、16
はバックアップ材、17はコーキング材である。
に説明する。いま第１図（ａ）、（ｂ）に示すようなセ
ラミック建材1を用いて、第４図（ａ）、（ｂ）に示す
ような外壁を構成すると仮定する。また、躯体としては
胴縁Ａ（軽山形鋼）が450mmピッチで、かつ不陸が調整
されて垂直に固定されている。そこで、第１段目に第４
図（ｂ）に示すような土台水切りＢを固定し、次にセラ
ミック建材1の取付部15を土台水切りＢに嵌合し、他端
の取付部15を釘Ｃで胴縁Ａに固定する。このような工程
を順次くり返すことにより外壁が形成される。また、16
はバックアップ材、17はコーキング材である。
以上説明したのは、本考案に係るセラミック建材の一
実施例にすぎず、セラミック建材1を第５図に示す形状
に形成したり、本体2を第６図（ａ）〜（ｒ）に示すよ
うに形成することもできる。特に、第５図、第６図
（ｋ）〜（ｒ）に示すようなセラミック建材1、本体2を
用いた場合には本体2の端部（側壁５）が目地下地とな
るため、取付体10が短尺でも防水性のすぐれたものとな
る。
実施例にすぎず、セラミック建材1を第５図に示す形状
に形成したり、本体2を第６図（ａ）〜（ｒ）に示すよ
うに形成することもできる。特に、第５図、第６図
（ｋ）〜（ｒ）に示すようなセラミック建材1、本体2を
用いた場合には本体2の端部（側壁５）が目地下地とな
るため、取付体10が短尺でも防水性のすぐれたものとな
る。
上述したように本考案に係るセラミック建材によれ
ば、化粧面に固定具の頭部を露出せずに確実に下地に
装着できる。セラミック建材の裏面の所要部位を所定
のピッチで簡単に補強できるため落下や破壊する危険が
ない。下地への装着が極めて容易で、乾式建材方式で
施工できる。コストは最少限にできる。雄、雌嵌合
のため熟練を要さない。目地保持部を形成したために
施工時のバックアップ材、コーキング材の埋設が簡単か
つ確実である。等の特徴、効果がある。
ば、化粧面に固定具の頭部を露出せずに確実に下地に
装着できる。セラミック建材の裏面の所要部位を所定
のピッチで簡単に補強できるため落下や破壊する危険が
ない。下地への装着が極めて容易で、乾式建材方式で
施工できる。コストは最少限にできる。雄、雌嵌合
のため熟練を要さない。目地保持部を形成したために
施工時のバックアップ材、コーキング材の埋設が簡単か
つ確実である。等の特徴、効果がある。
第１図（ａ）、（ｂ）は本考案に係るセラミック建材の
一実施例を示す斜視図、第２図は本体の一例を示す斜視
図、第３図（ａ）、（ｂ）は取付体の一例を示す斜視
図、第４図（ａ）、（ｂ）は外壁の一例を示す説明図、
第５図はセラミック建材のその他の実施例を示す斜視
図、第６図（ａ）〜（ｒ）は本体のその他の実施例を示
す断面図である。1 ……セラミック建材、2……本体、９……締結具、10…
…取付体、Ａ……胴縁。
一実施例を示す斜視図、第２図は本体の一例を示す斜視
図、第３図（ａ）、（ｂ）は取付体の一例を示す斜視
図、第４図（ａ）、（ｂ）は外壁の一例を示す説明図、
第５図はセラミック建材のその他の実施例を示す斜視
図、第６図（ａ）〜（ｒ）は本体のその他の実施例を示
す断面図である。1 ……セラミック建材、2……本体、９……締結具、10…
…取付体、Ａ……胴縁。
Claims (1)
- 【請求項１】焼成したセラミック建材において、少なく
とも断面の一部に中空部を有する本体と、前記本体の裏
面に当接する水平面状の受面と、該受面の両端を上記本
体の厚さよりも低い高さで上方に突出した目地保持部
と、該目地保持部の下端を内方へ屈曲し、再び外方へ屈
曲した係合溝と、該係合溝の下縁を外側方へ延長した取
付部とから形成した取付体とからなり、前記本体の裏面
を取付体の受面に当接し、本体の中空部を介して一体に
固定したことを特徴とするセラミック建材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990054926U JP2508019Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | セラミック建材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990054926U JP2508019Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | セラミック建材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0413733U JPH0413733U (ja) | 1992-02-04 |
| JP2508019Y2 true JP2508019Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31577424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990054926U Expired - Fee Related JP2508019Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | セラミック建材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2508019Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5982468U (ja) * | 1982-11-26 | 1984-06-04 | 吉野 政二郎 | 靴磨台 |
| JP4519359B2 (ja) * | 2000-05-01 | 2010-08-04 | ミサワホーム株式会社 | 化粧部材および化粧部材の取付構造 |
| JP2005299380A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-10-27 | Toho Sheet & Frame Co Ltd | 金属下地材と、その金属下地材を用いて施工する施工方法 |
| JP2015135009A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 重樹 宮村 | 陶板の取付構造、陶板、及び陶板の取付方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5712686Y2 (ja) * | 1977-01-28 | 1982-03-13 | ||
| JPH047305Y2 (ja) * | 1985-03-05 | 1992-02-26 |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP1990054926U patent/JP2508019Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0413733U (ja) | 1992-02-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |