JP2524274Y2 - セラミック建材 - Google Patents

セラミック建材

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JP2524274Y2
JP2524274Y2 JP1990054487U JP5448790U JP2524274Y2 JP 2524274 Y2 JP2524274 Y2 JP 2524274Y2 JP 1990054487 U JP1990054487 U JP 1990054487U JP 5448790 U JP5448790 U JP 5448790U JP 2524274 Y2 JP2524274 Y2 JP 2524274Y2
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JP
Japan
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building material
ceramic building
mounting
hollow portion
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JP1990054487U
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雅彦 阿部
英喜 滝口
Original Assignee
株式会社アイジー技術研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は焼成したセラミック系外壁材に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
一般に不燃建材は重く、その支持には例えば建材自体
に係止用条溝を設けこれと金具の組み合わせにより装着
する実開昭62-131532号公報、インサートナットとボル
トの構成の実開昭63-91640号公報、ダボ穴とダボピンと
取付具の実開昭63-89030号公報、接着剤の実公昭62-369
09号公報、金具のみ、あるいは金具と釘の組み合わせに
よる実公昭59-11521号公報、実公昭59-435号公報、実開
昭62-149536号公報等がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種建材のうち、特に800℃以上の
焼成によるセラミック建材は硬く、脆いため取付孔の形
成が困難であり、かつ釘の打設はハンマによって破壊さ
れる危険があり施工しにくい建材であった。さらに、こ
の種建材を装着する際、建材全体の支持は加工、化粧面
の関係で両端部で行うため広幅部材では落下の不安があ
った。勿論、化粧面からの脳天打ちはホーロー仕上げの
化粧面の外観をひどく低下する不利があった。また、こ
の種建材は硬いため長期振動に弱く、局部破壊を招く欠
点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はこのような欠点を除去するため、800℃以上
の温度で焼成されたセラミック建材よりなる本体に中空
部を形成し、この中空部と裏面間の底面部に貫通孔を設
け、この貫通孔に対応したピッチで穿設した貫通孔を有
する取付用板材とこの板材間に配した補強板とを締結具
を介して一体に形成し、建材の脆性、耐衝撃性、耐振
性、外観の意匠性、施工性、全体を支持することによる
落下防止を図った軽量なセラミック建材を提案するもの
である。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本考案に係るセラミック建材の
一実施例について詳細に説明する。すなわち、第1図
(a)、(b)は上記建材の一例を示す斜視図であり、
1はセラミック建材で本体2と取付用板材9と補強板10と
締結具14とを一体に形成したものである。さらに説明す
ると、本体2は第2図に示すように化粧面3と裏面4と
側壁5と内壁6(例えば格子壁)と中空部7と貫通孔8
とから構成したものである。また、本体2は第2図に示
すように、約800℃以上で焼成した中空体、例えばハニ
カム、格子、その他の丸、長円、三角形、4角形、楕
円、多角形の断面の中空部7を有する軽量体としたもの
であり、主成分としては粘土を瓦のように押出し、成
形、焼成したものである。なお、焼成温度により本体2
は土器、磁器、陶器のいずれかの性質を有するものであ
り、幅は50〜600mm位、長さは100〜9000mmまで、厚さは
10〜100mm位であり、側壁5は雄、雌構造、突き合わせ
構造等多々存在する。中空部7は締結具14がアンカーと
して機能する空間であり、貫通孔8は後記する躯体、胴
縁等のピッチと対応する位置とその中間位置に必要個だ
け穿設し、締結具14を介して本体2の裏面に本体2と取付
用板材9、補強板10とを一体に、かつ締結具14の頭部を
化粧面3に露出させずに固定するのに役立つものであ
る。取付用板材9は第3図に示すように本体2を躯体に装
着するための部材であり、取付部11と貫通孔12と所定ピ
ッチで設けた係止爪13とから形成し、その材料として
は、金属板(Al、Fe、ステンレス、ガルバリウム、チタ
ン)あるいはアルミの押出品等の1種からなる。なお、
取付用板材9の長さをl、上記係止爪13の幅をΔW1、高
さをΔh、長さをΔl1、ピッチをP1とし、第4図に示す
胴縁Aの係合孔の幅をΔW2、長さΔl2、ピッチをP2
P3、厚さをtとすると、ΔW1<ΔW2、Δh>t、Δl1
Δl2、P1=P2、l−P1=P3である。締結具14はリベッ
ト、アンカースクリュー、ねじ付リベット、バルブタイ
ト、その他の周知の締結具を用い、本体2の強化と取付
および外観の意匠性低下防止に役立つものである。
次に本考案に係るセラミック建材の装着について簡単
に説明する。いま第1図(a)、(b)に示すようなセ
ラミック建材1と第4図に示す胴縁Aを装着した下地を
用いて、第5図に示すような外壁を構成すると仮定す
る。そこで、セラミック建材1の係止爪13を胴縁Aの係
合孔に係合し、次に取付部11を胴縁Aに必要により設
けた取付孔11aを介してビスBで固定する。従って、外
壁を形成するには、このような工程を順次、くり返して
行えばよいものである。
以上説明したのは、本考案に係るセラミック建材の一
実施例にすぎず、本体2を第6図(a)〜(j)に示す
ような形状に形成することもできる。
〔考案の効果〕
上述したように本考案に係るセラミック建材によれ
ば、化粧面に固定具の頭部を露出せずに、確実に係止
するだけで下地に(胴縁等)に装着できる。本体の所
要部位を簡単に補強できるため万一の破壊に対しても落
下する危険がない。下地への装着が係止と固定の2機
能構造のため極めて容易である。防振性にすぐれる。
等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本考案に係るセラミック建材の
一実施例を示す斜視図、第2図は本考案に係る本体の例
を示す斜視図、第3図、第4図は取付用板材、胴縁の一
例を示す斜視図、第5図は装着状態を示す斜視図、第6
図(a)〜(j)は本体の一例を示す断面図である。1 ……セラミック建材、2……本体、9……取付用板材、1
0……補強板、14……締結具。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼成セラミック外壁材において、断面の一
    部に中空部を設け、かつ両端の側壁を雄雌嵌合構造に形
    成した本体と、該本体の中空部の裏面に胴縁ピッチと対
    応した間隔で、かつ一方の側壁より外方に突出して配設
    した補強兼係止爪付の取付用板材を締結具で本体と一体
    化し、補強板を取付用板材間の本体裏面に、締結具で一
    体に固定したことを特徴とするセラミック建材。
JP1990054487U 1990-05-23 1990-05-23 セラミック建材 Expired - Lifetime JP2524274Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0643739B2 (ja) * 1989-06-27 1994-06-08 三菱マテリアル株式会社 中空パネル建材の脱落防止構造

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