JP2582314Y2 - 施工金具を有する建材用化粧板 - Google Patents
施工金具を有する建材用化粧板Info
- Publication number
- JP2582314Y2 JP2582314Y2 JP1992024592U JP2459292U JP2582314Y2 JP 2582314 Y2 JP2582314 Y2 JP 2582314Y2 JP 1992024592 U JP1992024592 U JP 1992024592U JP 2459292 U JP2459292 U JP 2459292U JP 2582314 Y2 JP2582314 Y2 JP 2582314Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- construction
- decorative
- decorative board
- metal fitting
- wall
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、施工金具を有する建材
用化粧板に関し、特に建材用化粧板を壁等の曲面部分に
取り付けるのに適した施工金具を有する建材用化粧板に
関する。
用化粧板に関し、特に建材用化粧板を壁等の曲面部分に
取り付けるのに適した施工金具を有する建材用化粧板に
関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、建築物の壁は、化粧板と言われる
装飾用部材により覆われているが、このような化粧板
は、裏面に金具（Ｚクリップともいう）が取付けられて
おり、これが壁面に設けられたＬ型レールに係合するこ
とにより壁に取付けられている。
装飾用部材により覆われているが、このような化粧板
は、裏面に金具（Ｚクリップともいう）が取付けられて
おり、これが壁面に設けられたＬ型レールに係合するこ
とにより壁に取付けられている。
【０００３】図８には、従来の金具４を有する化粧板２
が平坦な外壁に設けられている図面の断面図が示されて
いる。化粧板２には、この化粧板２の裏面に設けられて
いる金具４がボルト７で固定されており、この金具４
は、外壁１に設けられているＬ型レール３と係合するこ
とにより取り付けられている。
が平坦な外壁に設けられている図面の断面図が示されて
いる。化粧板２には、この化粧板２の裏面に設けられて
いる金具４がボルト７で固定されており、この金具４
は、外壁１に設けられているＬ型レール３と係合するこ
とにより取り付けられている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は、建築物の特色を出すために、曲面の多い建物が多く
なっている反面、従来の化粧板２は、このような曲面を
有する壁の内側に取り付けるようには工夫されておら
ず、したがって従来の化粧板２に取り付けられている金
具（Ｚクリップ）４は、化粧板２に直接取り付けられて
いるため、曲面を有する壁の内側に、この化粧板２を取
り付けようとすると化粧板２の角の部分が壁の面に接触
し、取付けが不可能となるばかりか無理して取り付けよ
うとすると角の部分が破壊されるという問題が発生し
た。
は、建築物の特色を出すために、曲面の多い建物が多く
なっている反面、従来の化粧板２は、このような曲面を
有する壁の内側に取り付けるようには工夫されておら
ず、したがって従来の化粧板２に取り付けられている金
具（Ｚクリップ）４は、化粧板２に直接取り付けられて
いるため、曲面を有する壁の内側に、この化粧板２を取
り付けようとすると化粧板２の角の部分が壁の面に接触
し、取付けが不可能となるばかりか無理して取り付けよ
うとすると角の部分が破壊されるという問題が発生し
た。
【０００５】そこで、本考案者等は、前記曲面を有する
壁の内側にも容易に取り付けられるべく、種々検討した
結果、金具４と化粧板２との間に所定の厚さを有する施
工金具を設けることにより前記問題点を解決することが
できることを見出し、ここに本考案を成すに到った。
壁の内側にも容易に取り付けられるべく、種々検討した
結果、金具４と化粧板２との間に所定の厚さを有する施
工金具を設けることにより前記問題点を解決することが
できることを見出し、ここに本考案を成すに到った。
【０００６】したがって、本考案の目的は、曲面を有す
る壁の内面に取付け可能とすると共に再設計することな
く従来の化粧板用金具を利用することができ、経済的で
もある建材用化粧板を提供することにある。
る壁の内面に取付け可能とすると共に再設計することな
く従来の化粧板用金具を利用することができ、経済的で
もある建材用化粧板を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案の前記目的は、裏
面に金具が設けられている建材用化粧板において、該金
具と化粧板との間に施工金具を有することを特徴とする
建材用化粧板によって達成される。
面に金具が設けられている建材用化粧板において、該金
具と化粧板との間に施工金具を有することを特徴とする
建材用化粧板によって達成される。
【０００８】以下、本考案を更に詳しく説明すると、前
記の施工金具としては、種々の形状のものがあり、平板
と断面コの字形の板との組合せでできているもの、また
平板と接続部を有する断面コの字形の板との組合せでで
きているもの、更に断面ロの字形の環状体でできている
もの等がある。
記の施工金具としては、種々の形状のものがあり、平板
と断面コの字形の板との組合せでできているもの、また
平板と接続部を有する断面コの字形の板との組合せでで
きているもの、更に断面ロの字形の環状体でできている
もの等がある。
【０００９】本考案で用いられる建材用化粧板は、住
宅、ビル等の外壁の曲面に使用されるもので、この建材
用化粧板としては、セラミックス、セメント系のものが
上げられる。また本考案で用いられる建材用化粧板に設
けられている施工金具は、壁のＲ曲面に応じてその高さ
および幅を変えることができる。
宅、ビル等の外壁の曲面に使用されるもので、この建材
用化粧板としては、セラミックス、セメント系のものが
上げられる。また本考案で用いられる建材用化粧板に設
けられている施工金具は、壁のＲ曲面に応じてその高さ
および幅を変えることができる。
【００１０】
【作用】本考案では、金具を有する建材用化粧板におい
て、該金具と化粧板との間に施工金具を設けたものを壁
の曲面の内側に取り付けることにより、施工金具が所定
の厚さを有するので化粧板の角の部分が壁の曲面に接触
することがなく、したがって化粧板を容易に壁の曲面に
取り付けることができる。
て、該金具と化粧板との間に施工金具を設けたものを壁
の曲面の内側に取り付けることにより、施工金具が所定
の厚さを有するので化粧板の角の部分が壁の曲面に接触
することがなく、したがって化粧板を容易に壁の曲面に
取り付けることができる。
【００１１】
【実施例】以下、本考案について、実施例を示して更に
詳しく説明するが、本考案は、これに限定されるもので
はない。
詳しく説明するが、本考案は、これに限定されるもので
はない。
【００１２】〔実施例〕図１はセラミック建材からなる
建材用化粧板２を曲面を有する壁１の内面に取り付けた
状態を上から見た概略図を示しており、曲面を有する壁
１に化粧板２１、２２、２３、２４及び２５がそれぞれ
Ｚクリップ４とＬ型レール３とが施工金具５を介して係
合しており、そのためこれらの化粧板２２、２３、２４
の両側は、壁面に接触することなく設けられ、また化粧
板２１、２２、２３、２４及び２５の間にはバックアッ
プ材６が設けられている。
建材用化粧板２を曲面を有する壁１の内面に取り付けた
状態を上から見た概略図を示しており、曲面を有する壁
１に化粧板２１、２２、２３、２４及び２５がそれぞれ
Ｚクリップ４とＬ型レール３とが施工金具５を介して係
合しており、そのためこれらの化粧板２２、２３、２４
の両側は、壁面に接触することなく設けられ、また化粧
板２１、２２、２３、２４及び２５の間にはバックアッ
プ材６が設けられている。
【００１３】ここに用いられた施工金具５は、図２に示
される構造を有するもので、図２において、平板５１上
に断面コの字形の平板５２が組み合わされている。この
断面コの字形の部材５２は、平板５１上に、重ね合わせ
たものであるが、溶接されていてもよい。
される構造を有するもので、図２において、平板５１上
に断面コの字形の平板５２が組み合わされている。この
断面コの字形の部材５２は、平板５１上に、重ね合わせ
たものであるが、溶接されていてもよい。
【００１４】図３には、この施工金具５の別の実施態様
が示され、平板５１上に接続部５３を有する断面コの字
形の平板５２をボルト５４で接続している。図４には、
この施工金具５の更に別の実施態様が示され、断面ロの
字形の環状部材５５からなっている。この他、施工金具
５は、厚さが規定できるいかなる形状でもよく、また材
質も問わない。好ましくは製鉄製がよい。
が示され、平板５１上に接続部５３を有する断面コの字
形の平板５２をボルト５４で接続している。図４には、
この施工金具５の更に別の実施態様が示され、断面ロの
字形の環状部材５５からなっている。この他、施工金具
５は、厚さが規定できるいかなる形状でもよく、また材
質も問わない。好ましくは製鉄製がよい。
【００１５】図５は、本考案に用いられるＺクリップ４
を示す斜視図であり、化粧板２にボルト７で止めるネジ
穴４１が設けられている。図６は、Ｌ型レール３につい
て、２種類のものが示されており、図６のａには、３１
で示される形のものと図６のｂには、３２で示されるも
のがある。図７は、図１で示される円形内の内壁１と 化
粧板２との接続構造の一部を拡大した詳細図が示されて
おり、外壁１に設けられたＬ型レール３を介して化粧板
２が設置されている。
を示す斜視図であり、化粧板２にボルト７で止めるネジ
穴４１が設けられている。図６は、Ｌ型レール３につい
て、２種類のものが示されており、図６のａには、３１
で示される形のものと図６のｂには、３２で示されるも
のがある。図７は、図１で示される円形内の内壁１と 化
粧板２との接続構造の一部を拡大した詳細図が示されて
おり、外壁１に設けられたＬ型レール３を介して化粧板
２が設置されている。
【００１６】この化粧板２は、Ｚクリップ４が施工金具
５（施工金具は断面コの字型の部材５２と平板５１とか
らなる。）を介してボルト７で固定され、更に化粧板２
の裏面にはアメラクリップ７１が設けられている。
５（施工金具は断面コの字型の部材５２と平板５１とか
らなる。）を介してボルト７で固定され、更に化粧板２
の裏面にはアメラクリップ７１が設けられている。
【００１７】
【考案の効果】本考案は、金具と化粧板との間に、更に
施工金具を設けたので、曲面を有する壁に化粧板を取り
付けるとき、角の部分が当たって取付けが不可能になる
ことがなく、また角の部分の破壊を防止するために再設
計することなく従来の金具付き化粧板を利用することが
でき、経済的でもある。
施工金具を設けたので、曲面を有する壁に化粧板を取り
付けるとき、角の部分が当たって取付けが不可能になる
ことがなく、また角の部分の破壊を防止するために再設
計することなく従来の金具付き化粧板を利用することが
でき、経済的でもある。
【図１】本考案の化粧板を曲面を有する壁面の内側に取
り付けた概略断面図である。
り付けた概略断面図である。
【図２】 本考案に用いられる施工金具の構造を示す斜視
図である。
図である。
【図３】 本考案に用いられる施工金具の別の構造を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図４】 本考案に用いられる施工金具の更に別の構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図５】 本考案に用いられるＺクリップの構造を示す斜
視図である。
視図である。
【図６】 本考案に用いられるＬ型レールａ，ｂの構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図７】 図１の円形内を拡大した本考案の施工金具を有
する化粧板を外壁の内側に取り付けた建築物を示す断面
図である。
する化粧板を外壁の内側に取り付けた建築物を示す断面
図である。
【図８】 従来の金具を有する化粧板を外壁に取り付けた
断面図である。
断面図である。
１ 外壁 ２、２１、２２、２３、２４、２５ 化粧板（建材用） ３、３１、３２ Ｌ型レール ４ 金具（Ｚクリップ） ４１ ボルト穴 ５ 施工金具 ５１ 平板 ５２ コの字形平板 ５３ 接続部 ５４ ボルト ５５ 環状施工金具 ６ バックアップ材 ７ ボルト ７１ アメラクリップ
Claims (3)
- 【請求項１】裏面に金具が設けられている建材用化粧板
において、該金具と化粧板との間に、平板部材と断面コ
の字形の板部材を環状になるように組み合わせた施工金
具を有することを特徴とする曲面壁の内側に取り付ける
建材用化粧板。 - 【請求項２】請求項１記載の施工金具の断面コの字形の
板部材が接続部を有することを特徴とする曲面壁の内側
に取り付ける建材用化粧板。 - 【請求項３】請求項１記載の施工金具にかえて断面ロの
字形の環状体からなる施工金具を用いたことを特徴とす
る曲面壁の内側に取り付ける建材用化粧板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992024592U JP2582314Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 施工金具を有する建材用化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992024592U JP2582314Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 施工金具を有する建材用化粧板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0578775U JPH0578775U (ja) | 1993-10-26 |
| JP2582314Y2 true JP2582314Y2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=12142430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992024592U Expired - Lifetime JP2582314Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 施工金具を有する建材用化粧板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2582314Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3490035B2 (ja) * | 1999-12-07 | 2004-01-26 | 三協工業株式会社 | サイディングパネルの取付装置 |
| JP6824634B2 (ja) * | 2016-05-18 | 2021-02-03 | 三協立山株式会社 | 太陽電池付きルーバー装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0680264B2 (ja) * | 1986-07-29 | 1994-10-12 | 昭和電工建材株式会社 | よろい張り留付け工法 |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP1992024592U patent/JP2582314Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0578775U (ja) | 1993-10-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980623 |